バグダッド

12019 / Pixabay

米国の中東政策

中東関係のニュースは、地名と場所がなかなか覚えにくくて困ります。

高校時代に世界史を習った時、カタカナの名前がなかなか覚えられずに苦労した方もいらっしゃると思いますが、中東のニュースには、結構、これがつきまとうのです。

バグダッド、ラマディ、モスル、ラッカ・・・いろいろな街の名前が出てきますが、筆者も「どこ」と聞かれると、地図がないと答えられないレベルです。

そこで、今回はまず、中東地図をおさえ、その後にトランプ政権と中東の友好国との関係を整理してみます。

「そもそもモスル、ラッカってどこ?」という人のために

国境線は崩壊中ですが、一応、バグダッド、ラマディ、モスルはイラクの中にあり、ラッカはシリアの中にあります。

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(出所はウィキメディアコモンズ パブリックドメイン画像 日本語は筆者挿入)

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地図で見ると、モスルはイラク北部の要所で、ラッカはそこから西に進んだシリア領にあります。ISの最大の根拠地はラッカですが、「イスラム国」ができた時、まずはモスルを制圧し、次にラマディまで落としてきたので、イラクは「次はバグダッドか!」と大騒ぎになったわけです。

「イスラム国」の侵攻過程とイラク、欧米陣営の反撃

一応、「イスラム国」ができた経緯をおさらいすると、ISはまずはシリアで勢力を拡大し、13年末にはイラク西部で活動を展開します。そして、14年1月にはイラクのラマディやファルージャを制圧し、3月にはサマラを制しました。そして、世界に衝撃が走ったのは、2014年6月のイラク第二の都市モスルの占領です。

イラクはモスルに3万人もの軍を展開していたのですが、IS側はわずか1000名余り。装備もイラク側は戦車や野砲、装甲車などで完全武装なので、普通は負けるはずがない戦いでした。

しかし、イラク軍の士気は低く、同じ宗派(スンニ派)同士で戦うことを嫌がった兵士などが逃亡してしまい、戦闘意欲旺盛なISが勝利を収めます。わずか1000名余りの兵で勝ったので、これは彼らの大きな「功績」となり、反イラク勢力、反欧米勢力への大きなPRポイントになりました。一度、勝った功績があるからこそ、海外から参戦する義勇軍?(筆者は半ば傭兵ではと思うのですが)が集まってくるわけです。

モスルにはイラク中央銀行の支店があり、さらには大量の武器があったので、この戦利品はイスラム国を強化する上で、大きな役割を果たしました。異教徒のヤジディ教徒を弾圧し、奴隷にする等の悪名高い行為が世界に知れ渡るのも、この頃です。

イスラム国の人質殺害などが起きて、アメリカは14年8月にやっと重い腰を上げて空爆を開始。その後、イラク軍とクルド人武装勢力を援護しながら、15年の終わり頃から、その反転攻勢が実を結び始めました。2015年12月にはラマディを奪還し、2016年10月にはモスル奪還戦を開始し、11月にはラッカ奪還戦の火ぶたが切られたのです。

スンニ派?シーア派? 何それ?

中東のニュースでは、日本人になじみのない単語が連発されるので、わけがわからんと思う人も少なくないでしょう。

そもそも、スンニ派とかシーア派とか言われても、その違いをきちんと説明できる人は、日本人ではあまり多くありません。

そこで、中東ニュースを読むために必要な単語をざっと説明してみます。

イラクとイランの違いを理解する上では、まず、アラビア人とペルシア人の違いを理解する必要があります。

ペルシア人はイランにたくさん住んでおり、この人たちはペルシア語を話します。どんな民族かと言えば、世界史に出てくるアケメネス朝ペルシャとかササン朝ペルシャなどの大帝国を築いた民族です。映画『300』(スリーハンドレッド)に出てくるペルシア帝国をつくった民族なのです。

『300』や『アレクサンダー』等の映画ではペルシャ人が色黒に描かれていますが、ペルシャ人はヨーロッパ人と同じアーリア民族なので、そんなに色黒ではありません。肌の白い赤ん坊が生れたりする民族です(日焼け、混血はありますが)。

一方、アラブ人はアラビア半島や西アジア、北アフリカのあたりに住み、アラビア語を話します。イランの東側にあるイラク、クウェート、シリア、ヨルダン、レバノンはアラブ系の国々です。アラビア半島や北アフリカの国々の多くもアラビア人の国です。

(※なお、トルコ、アフガニスタンはイスラム教国家だが、アラブ人ではない)

というわけで、まずはイランとイラクは民族が違います。

そして、同じイスラム教徒でも、ペルシア人の多くはシーア派を信じ、アラブ人の多くはスンニー派を信じています。この両派は後継者問題が原因で分かれました。

イスラム教を立てたのはサウジアラビアで隊商をしていたムハンマドですが、ムハンマドは15歳年上の裕福な未亡人ハディージャと結婚し、二男四女を抱えた働き盛りの中堅男性でした(二人の男子は成人前に死ぬ)。

ムハンマドは戦争に勝ってイスラム教国家をつくるのですが、その死後、ムハンマドの従弟アリーを四代目のカリフ(承継者/代理者)にするかどうかを巡って、二派に分裂してしまったのです。
632年にムハンマドが死ぬと、義理の父であるアブー・バクルが初代カリフ(教えの後継者のこと)となりました。初代でアラビア半島の統一を達成。

634年に二代目となったウマルが、東ローマ帝国の軍勢を破り、シリアやイラク、エジプトなどへ遠征軍を派遣。三代目のウスマーン(在位644-656)がイランのあたりまで支配。このウスマーンが暗殺され、四代目にムハンマドの従弟アリー(600-661)をつけるかどうかでもめるのです。

アリーはムハンマドと同じ家系(ハーシム家)でしたが、三代目のウスマーンはもともと、メッカでムハンマドと対立していた家系(ウマイヤ家)でした。初代と二代目はムハンマドの叔父。三代目のウスマーンはウマイヤ家からイスラム教徒に入ってメッカ統治を支えた人ですから、素性が違うわけです。

ウスマーン暗殺後、ウマイヤ家のムアーウィヤ(シリア総督603-680)はハーシム家にカリフの座を渡すものかと憤り、アリーが後継者となることを認めなかったのです。結局、ムアーウィヤがアリーに勝ち、こちらがウマイヤ朝を築きます。この流れを引いているのがスンニー派。「ムハンマドの従弟アリーこそが正当な後継者だ」と考える人々は、「シーア派」です。

もともと、イラクはスンニ派人口が多いのですが、フセイン政権崩壊後はシーア派が増えています。シーア派はイランに根付き、今の「イラン・イスラム共和国」をつくっているわけです。

ISとの戦いに熱心なシーア派とクルド人 イラク正規軍は意外と脆弱

このIS(「イスラム国」)はスンニ派の過激な集団なので、この勢力との戦いに熱心なのは、シーア派のイラク人や、クルド人などです。

クルド人はトルコ、イラク、イラン、シリアの国境地帯を越えて居住している中東の先住民族であり、約3000万人もの人口があるのに、いまだ国がありません。どうしてこのISとの戦いに熱心なのかというと、恐らくは、ISを掃討後、欧米の後押しを得て自分たちの国を築きたいのだろうと思います。

シーア派とクルド人には、それぞれ戦う理由が明確です。シーア派にとっては異教徒との戦いですし、クルド人にとっては民族の地位を上げるための戦いです。

ところが、イラク軍には同じスンニ派どうしで戦いたくない、という兵士が多かったので、戦意が上がらず、やたらと戦線崩壊をきたしていたわけです。

2015年6月の段階でも、ロイター通信記事で、ISがイラク軍を破り、装甲車(ハンビー)2300台、米軍の主力戦車M1A1を40台、M198榴弾砲を約50基、機関銃74000丁を奪取した事例等が報道されていました

コラム:イスラム国を強大化させる米武器供与の「誤算」2015年6月4日)

イラク軍はモスルに兵力3万人を集結させていたが、イスラム国の戦闘員約1000人を前に退散した。数週間前にはラマディでも同じことが起きた。イスラム国の戦闘員はわずか400人だったにもかかわらず、1万人のイラク軍兵士は雨に濡れる段ボール箱のごとく簡単につぶれてしまった。

M1A1戦車はイラク戦争の時に砂漠や街路を走っていた米軍戦車です。イラク軍は近代兵器を残して逃亡し、こんなに危ない武器をプレゼントしてしまいました。

その後、モスル奪回戦ではISが地下にこもって持久戦を展開。

2017年1月にトランプ大統領は就任演説でIS打倒を訴え、外交政策でIS打倒を最優先事項に位置付けました。

  • 「ISIS(イスラム国)や他のイスラムテロ集団を打倒することは我々の最優先事項である。それらの集団を倒し、滅ぼすために、我々は必要とあらば攻撃的な連合作戦をも行う」
  • 「トランプ政権は国際的な協調国とともにテロ集団の資金源を断ち、諜報の共有を拡大し、過激派集団の宣伝と人材確保を妨害するためのサイバー空間での活動を行う」

その半年後、7月にはモスルが陥落し、10月20日にシリアにあるラッカが陥落します。

国際社会の関心は、IS打倒後の体制構築に関心が移りつつあります。

もともとイスラム国の領域は統治不全地域なので、戦後に宗派・民族の違いを理由とした紛争が勃発する危険性が高いからです。

地上部隊を担うイラク軍、クルド人部隊、イラン民兵が地域の統治を担うにしても、もとよりこの三勢力は犬猿の仲です。IS打倒後を睨んだ場合、その中心にいるアメリカがどのような中東政策を持っているのかを考えなければなりません。

トランプ政権はエジプトやサウジアラビア、トルコ等の親米国とどのような話し合いをしたのでしょうか。

エジプト:シシ・トランプ会談で反テロの連携を確認

4月3日にエジプトのシシ大統領が訪米し、トランプ大統領と首脳会談を行いました(日本時間では4日)。

エジプトでは2011年に「アラブの春」が波及し、独裁化したムバラク大統領を民主化運動で追放したのですが、その後のモルシ大統領の政権運営はうまくいきませんでした。

モルシ氏に抜擢されたシシ氏(軍最高評議会議長)がクーデターで2013年に政権を打倒。その後、2014年には選挙を実施し、大統領として国民に追認される形を整えたものの、オバマ政権はシシ政権を支持せず、エジプトへの兵器売却を停止しています。

しかし、結局は中東の主要国の一つであるエジプトの安定が必要だと認めざるをえず、オバマ政権は2015年の3月末にシシ政権と和解し、軍事面での支援を再開しました(これは理想主義に対する現実主義の勝利だとも言われた)。

エジプト経済は成長しているものの、指標を見る限り、かなり難しい状況です(外務省HP参照)。

  • GDP:3307億ドル(2014/15年度)
  • 実質GDP成長率:4.2%(2015年)
  • 物価上昇率:10.2%(2015/16年度)
  • 失業率:12.8%(2015年11月)

若年労働者の失業率は4割前後。インフレが高じて経済不振を招き、シシ政権は過去にIMFへの資金救援要請を行っています。社会不安が高まり、もう一度、政権が転覆した場合、エジプトの不安定化に伴ってイスラム過激派が台頭するなど、中東情勢が悪化するのは確実です。

そのため、オバマ政権も15年にエジプト支援を再開せざるをえませんでした。

トランプ大統領はシシ政権をイスラム過激派と戦う勢力と見ているので、非常に好意的です。

同氏は「民主主義かどうか」ではなく、「米国の国益に沿うか」が基準にして中東を見ているからです。

(※エジプトの政治に影響力を持つムスリム同胞団はイスラム過激派とみなされることもあるが、この同胞団は穏健派から過激派までが所属しているので、一概にそうとも言い切れない)

トランプ・シシ会談の内容の要旨は以下の通りでした。

【トランプ大統領】

  • シシ大統領とは初めて会った時から非常に親近感を感じている。
  • 我々両者には共通点がある。
  • 私はみんなに知らせたい。様々に疑われようとも、我々はシシ大統領を支持している。
  • 彼は困難な状況で素晴らしい仕事を成し遂げた。
  • 我々はエジプトとエジプト国民を支援している。
  • 米国と私が強く支持していることを信じてほしい。
  • 我々はすぐに話し合いに入る。我々は軍の水準を最高度に強化するだろう。恐らく、いまだかつてないほどに。戦闘機、艦艇、空母の要望も含めてだ。
  • この機会に、我々の軍のレベルを今までにないほどに、最高度に再活性化したい。
  • 私はあなたがたに言いたい。シシ大統領は私にとって偉大な友であり、エジプトは米国の同盟国だと。

【シシ大統領】

  • 私が就任して以来、最初の訪米になる。
  • そして、事実上、この8年間でエジプト大統領が初めて行った訪米でもある。
  • 我々は昨年の秋に会い、私はあなたのユニークな個性と強い反テロリズムの姿勢に感銘し、敬意を感じた。あなたは無実の国民を脅かし、国家と共同体を荒廃させる悪しきイデオロギーに対抗している。
  • 私は常にあなたがたを支持している。反テロリズムの戦略をより効果的にするために。
  • 第二に、私はあなたがたを強く熱心に支持している。今世紀の問題(※反テロリズム?)の解決策を発見するために
  • 私は、あなたがたがこの問題を解決できると確信している。

トランプ氏はシシ氏を非常に高く評価し、軍事援助等にも乗り気だということがよくわかります。

今後、 エジプトが米国の同盟国として再浮上していくことになりそうです。

※シシ大統領の経歴など

・1954年にカイロに生まれる。1977年にエジプト陸軍士官学校卒。陸軍に入る。英国や米国に留学。機会化師団長。国防省の高官(国防省事務総局首席補佐官)を歴任。サウジアラビア大使館付陸軍武官も経験している。

・2011年にエジプト軍軍事情報庁長官に就任。同年にアラブの春が起き、ムバラクが追放され、モルシ政権成立。その後、軍最高評議会に抜擢されたシシがモルシ大統領の対立が深刻化。

・2013年にシシがクーデターでモルシ政権を倒す。欧米諸国からは軍政回帰が警戒された。今でもリベラル系の米メディアからはシシは叩かれ続けている。ただ、リアリズムで見ると、エジプトの安定は中東の均衡を保つために不可欠という意見も根強い。 

トランプのサウジ訪問をどう評価する?

トランプ大統領は春の初外遊先にサウジアラビアを選びました。

これは、イスラエルやサウジ等の同盟国に冷淡で、イラン核合意に力を注いだオバマ外交からの大幅転換を意味しています。これは伝統的な同盟国である、イスラエルとサウジアラビアを重視するという意思表示です。

一方、サルマン国王は、イスラム諸国から50人以上のリーダーを集めてトランプ氏と会談し、サウジアラビアこそがイスラムの盟主であることを印象づけました。

そして、ムハンマド皇太子は国防相を兼ねているので、米軍の再招致を狙っているともいわれています(2003年に米軍はサウジの軍事基地から撤退している)

結局、5月20日のトランプ氏の訪問では、米国から1100億ドル(約12兆円)の巨額の兵器売却が決まりました。そこにはイランの攻撃に備えたミサイル防衛システム、艦艇等が含まれており、今後10年間では3500億ドル(今の為替で約39兆円相当)もの巨額の取引を約束しています。

ただ、10年後の保障などできないので、トランプ政権は在任中に前倒しで大規模な武器売却を行うはずです。

2017年に、トランプ大統領は5月20日~21日にサウジアラビアを訪問しました。

これは、イスラエルに冷淡で、イラン核合意に力を注いだオバマ外交からの大転換を意味しています。

伝統的な同盟国である、イスラエルとサウジアラビアを重視するわけです。

一方、サルマン国王は、イスラム諸国から50人以上のリーダーを集めてトランプ氏と会談するのは、サウジアラビアがイスラムの盟主であり、IS対抗の主軸であること訴えようとしています。

さらには米軍の再招致を狙っています。

2003年に米軍はサウジの軍事基地から撤退したのですが、今後、米軍が返ってくれば、イランやイランの支援を受けたイエメンの武装組織「フーシ派」への強力な威嚇となるからです。

結局、5月20日のトランプ氏の訪問では、米国から1100億ドル(約12兆円)もの巨額の兵器売却がなされることが決まりました。日本の防衛予算の2倍以上なので、相当な規模の取引です。

イランの攻撃に備えたミサイル防衛システム、艦艇等が含まれており、今後10年間では何と3500億ドル(今の為替で約39兆円相当)もの巨額の取引を約束しました。10年という単位だと、米国で政権交代した時に続かない可能性があるため、前倒しで巨額の売却が行われることになったのでしょう。

サウジアラビア国民の反応は、日本からは分かり難いのですが、毎日新聞社(2017/5/21)は「トランプ氏訪問、歓迎と不信感 入国禁止令が影」と題した記事を公開し、同国民のトランプ氏に対する感情を報じています。

  • 「トランプ氏のサウジ訪問は非常に歓迎すべきことだ」
  • (シリアへの)「あの一撃で、中東情勢を重くみるトランプ政権のやる気が分かった」と興奮気味だ。
  • (入国禁止令に関して)「トランプ氏はイスラムを憎んでいるのだ」
  • 「トランプ氏はこれまでうそばかりついている。彼の言っていることが信用できるわけがない」
  • 「米国の大統領が新しくなったのだから、紛争が終わる希望だけは持っていたい」
  • 「オバマ氏よりトランプ氏がいいかどうかわからない。ただ、イエメンのように紛争や食糧難に陥っている国に関心を持つ人であってほしい」

サウジにとって、トランプはオバマよりも望ましい大統領になるはずです。

ムハンマド皇太子は、資源依存国家からの脱却を目指しつつ、米国との関係をてこに、新体制を築く試みを2018年以降に進めていくことになりそうです。

(トランプは米国にとってプラスかどうかが価値基準なので、ムハンマドが独裁的であることは必ずしも関係醸成の障害にはならない)

トルコ:二回のエルドアン・トランプ会談

中東のイスラム勢のうち、親米国としてはトルコも重要です。

5月16日にトルコのエルドアン大統領が訪米し、第一回目の首脳会談を行いました。

そこでは冷戦期以来の米国とトルコの絆が確認され、反テロでの共闘がうたわれました(出所: Remarks by President Trump and President Erdogan of Turkey in Joint Statement 2017/5/16)。

第一回目の米土首脳会談

【トランプ氏の発言】

  • 米国とトルコの民は何十年間も友人であり、同盟国だった。
  • 冷戦の間、トルコは共産主義に対抗する柱であり、ソ連拡大に対抗する砦だった。
  • 戦争におけるトルコ軍の勇気は真に伝説的なものだった。
  • トルコ軍は朝鮮戦争で米兵と並んで勇敢に戦った。我々は、彼らの働きを忘れていない。
  • ダグラス・マッカーサー最高司令官は、世界の偉大な兵士であるトルコ軍の模範的な勇気を称賛した。
  • 今日、我々はテロとのおえ3d闘いで新たな敵に直面し、再び脅威に対峙している。
  • トルコ人は最近、恐ろしいテロ攻撃に直面している。
  • 我らは被害者に思いやりを示し、我らはトルコの国家に支援を提供する。
  • 我々はISISやPKKのようなテロ集団との戦いでトルコを支援する。彼らのせいで、平和な四半期を過ごすことさえできないからだ。
  • シリアでの恐ろしい殺害の終焉を求めるトルコのリーダーシップに感謝する。
  • エルドアン大統領と私はまた、貿易と商業を活性化させる必要性について話し合っている。

【エルドアン氏の発言】

  • トルコと米国の関係は、共通の民主的価値観と共通の利益の上に立てられている。
  • 現在混乱している地域での二国間の緊密な協力は、世界の他の国にとって非常に重要である。
  • 主に、我々は国連、NATO、およびG20の下で連携している。
  • 我々の二国間の議論でも、代表団の間での議論でも、我々は未来にさらなる利益を得ようと考えている。
  • 私たちは、経済、貿易、相互投資、エネルギー、防衛産業の分野での関係を拡大することに同意している。
  • 主にISや他のテロ組織との戦いの分野における緊密な連帯と協力を築くのは非常に重要なことだ。
  • 私たちはあらゆる形態のテロと戦うことにコミットしている。

第二回目のエルドアン・トランプ会談

そして、9月21日の二回目の会談でも両国の両国な関係がPRされています(時事通信「良好な関係アピール=米トルコ首脳が会談」2017/9/22)。

  • 両首脳が5月に会談した際、ワシントンでエルドアン訪問に抗議するデモ隊が警護官らに襲われ、負傷者が出、トルコ治安当局者を含む19人が8月に起訴されていた。
  • ぎくしゃくした関係の最中、会談冒頭でトランプ氏はエルドアン氏を「友人」と呼び、良好な関係をアピー。
  • 両首脳は米トルコの戦略的パートナー関係とテロ組織打倒に向けた協力を確認。
  • イラク北部のクルド人自治区で25日予定の独立の是非を問う住民投票への反対を申し合わせた。

ホワイトハウスHPでは、その会談前になされた二人の発言が紹介されています(Remarks by President Trump and President Erdoğan of Turkey Before Bilateral Meeting | whitehouse.gov)。

トランプ大統領の発言

  • 彼は米国と共に活動しています。
  • 我々は国としての大きな友人関係を持っています。
  • 私たちはかつてなく近くにいる。
  • その多くは、私たちの個人的関係によっている。

エルドアン大統領の発言

  • 親愛なるドナルド。我々は代表団として皆様とお会いしている。
  • 私たちは米国とトルコの現在の関係を評価する二国間会合を行う。
  • 最近の地域開発についても議論する機会がある。

・・・

しかし、トルコーアメリカ間には別の懸案事項もあります。

トランプ政権がトルコへの武器販売草案を取り下げたことに対して、エルドアン大統領は、アメリカ政府がシリアへのクルド人武装組織YPGに武器支援を行っていることを憤り、「我々はお金を払っても武器を購入できないのに、あなた方はなぜ無償でこれらのテロ組織に武器を供与しているのか」とも述べていました。

エルドアン大統領、アメリカの武器販売草案の撤回に反発 | TRT 日本語

アメリカに訪問する諸国は諸々の問題を抱えながらも大統領に握手しているわけです。

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