【第二回米朝会談】トランプ記者会見を和訳

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2019年2月28日に、ベトナム・ハノイで開催された第二回目の米朝首脳会談では、合意文書に署名がなされませんでした。

当初、良好な雰囲気で始まったものの、28日に予定していた昼食会合と両首脳署名式が午後0時半ごろに中止となり、両首脳は宿泊先に戻ったのです。

結局、両首脳は非核化をめぐって溝が埋まらず、合意文書の署名を見送りました。

トランプ氏によれば、核爆弾の原料をつくる寧辺(ヨンビョン)核施設廃棄だけで経済制裁の全面解除を求められたとし、交渉を打ち切ったようです。

本記事では、その会談後のトランプ氏の記者会見の中身を紹介してみます。

翻訳元の英文はVOXニュース(2019/2/28)を参照しています。

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第二回米朝首脳会談後の記者会見(2019/2/28)

大統領:金委員長と有意義な時間を過ごしたばかりだ。だが、私も、ポンぺオ国務長官は、何でもいいから署名する、というのは望ましくないと感じた。 彼はなかなかの人物だと思う。我々の関係は非常に強固なものだ。現時点ではいくつかの選択肢があるが、現時点ではどの選択肢も行わないことを決定した。しかし、そうだったとしても、とても生産的な2日間だった。時には寄り道もある。今回は、そうしたケースだ。

ポンペオ国務長官:我々はチームで北朝鮮側とともに数週間働いていたので、6月に両首脳がシンガポールでの合意に向かって大きな一歩を踏み出すことができた。我々は大きな進歩を遂げた。実際に我々は2人のリーダーが会った時にさらに進歩を遂げた。残念なことに、我々はアメリカにとって最終的に理にかなうすべての方法を得なかった。金委員長は我々に多くを望んだが、我々にも彼により多くの要望があった。彼はそれを行う準備ができていなかったが、私は楽観的だ。我々のチームが今後、数日、数週間のうちに集まり、よい結果を出すことを願っている。非常に複雑な問題だ。我々が、初めからこれは時間がかかると言ってきたように。我々のチームはお互いをもっとよく知るようになった。我々はその限界と課題をよく理解している。数日か数週間後には、もっと議論を進展させ、我々は最終的に世界が望むものを達成できると思う。もう少し進展があればよかったが、今回の会談に向けての進捗と、この2日間で2人のリーダーが成し遂げたことは、我々にとってとてもよい材料だ。本当に良い結果を得るために。トランプ大統領と金委員長はともに進展に手ごたえを感じているが、現時点で、もっと大きなディールを結ぶほど、議論は一致しなかった。我々は今後、数週間以内に、そうなることを願っている。

争点は「制裁解除」

Q:会談は想定以上に難しかったのか。そうなったのは、北朝鮮が制裁解除に固執したためか。

大統領:制裁が固執点だった。

Q:第三回会談はありますか?

大統領:基本的に、彼らは制裁の全面解除を望んだが、そこには応じられなかった。北朝鮮は我々が求めた広範な非核化には前向きではあったが、それだけで全制裁を解除できない。我々は作業を続け、様子を見る。制裁解除の提案には応じられなかった。

Q:現在の制裁はすべて残っているのか?

大統領:それらは所定の通りだ。私は何週間もの間、皆さんが言っていたことも知っている。我々は何もあきらめていない。率直に言って、我々は金委員長らと良い友達になると思うし、彼らには大きな可能性がある。私はみなに彼らには途方もない可能性があると言っている。だから、我々は、様子を見ることにする。彼らは制裁解除を望んだが、我々が望む領域において(非核化を)行おうとしなかった。彼らは非核化の領域を示したが、それは我々が望むものとは違った。

Q:我々が知っているように、制裁措置の解除や非核化とは何かという点で、非常に複雑な一連の問題が起こっている。そこに食い違いはあったのか?彼が幾つかの核を保ちたいと考えており、あなたが、それを認めることはありえるのか?

大統領:その点についてはコメントを控えたい。彼には構想があるが、それは我々のものとは違う。ただ、一年前よりも合意には近づいた。最終的には、そこに行き着くだろう。今回の訪問では会談を打ち切り、様子を見ることにしたのだ。

Q:北朝鮮が制裁の全面解除を求め、米国はさらなる非核化を望んでいる。どうすればそのギャップを埋めることができるのか。

大統領:ギャップはあるが、時間が経てば、ある時点で橋渡しされるだろう。我々は制裁を続ける必要がある。彼はそれを非難したいのだが、彼は、我々が望む領域よりも重要性の低い領域で非核化を実行したいだけだ。我々は北朝鮮をとてもよく知っている。1インチの単位であらゆるところを知っている。我々は得るべきものを得なければならない。

Q:歴史を振り返れば、レーガン大統領が相手を批判して席を立ったことが、合衆国のために結局、プラスになったことがある。今回は、主にあなたの決断でしたか? そして、金委員長に、どんなメッセージを送りたいと思いますか。

大統領:私は、「それが私の決断だった」とは言いたくない。私は関係を保ちたいし、それを維持していく。これから何が起こるか見てみよう。ご存知のとおり、我々は人質を取り戻した。もう核・ミサイルの実験もない。金委員長は、昨夜、私に、ロケットや核の実験をしないことを約束した。私は彼を信頼している。国務長官もまた、北朝鮮の代表と非常に良い関係を築いてきた。安倍首相にも話していないし、韓国のムン大統領とも話をしていないが、交渉は進行中だ。だが、今日合意に署名するのは適切ではないと感じた。

(ロシア疑惑についての質疑は略)

交渉打ち切りの際の雰囲気は

Q:トランプ大統領、あなたが交渉テーブルから立ち去った時の雰囲気はどうでしたか?

大統領:とても良かった。とてもフレンドリーだった。席を立ったといっても、それは、立ち上がり、席を蹴って出たわけではない。とても友好的で、握手している。我々の間には、思いやりがあり、私はそれが続くことを願っている。しかし、我々は非常に特別なことをする立場にある。これは何十年も続いている。これは私ではなく、過去の大統領の時代に解決されるべきだった、そして、あなたが知っているように、人々はそれについて話したが、何もしなかった。ただ、我々は席を立つ時には、非常に友好的に別れた。

国務長官:同意する。私は交渉相手とも話した。我々はもっと多くのことを望むが、今は、これをどのように続けるかに集中している。我々は2年前、1か月前、36時間前よりも確かに前進している。誰もがもっとうまくいくことを期待していたが、今回の別れは、信じられないほど困難な問題に取り組むことに同意しながらのものだ。

Q:大統領も金委員長も非常に異なる政治的なシステムから出てきているが。

大統領:非常に異なるシステムだ。だが、我々はお互いが好きだ。我々は良い関係を築いている。

Q:大統領、会談は時期尚早だったと思いますか? 昨日のホワイトハウスのスケジュールでは合意することになっていましたが。今後、数か月についてはどうですか?

大統領:今日合意に署名したら、あなたがたは「何というひどい取引なのか」と言っただろう。私は、100%今日何かに署名できた。署名準備が整った文書はあったが、それは適切ではなかった。速くやるよりは、正しくやるほうが、ずっとよいのだ。

「非核化」の定義はさまざま

Q:非核化について金委員長と話し合ったさまざまな方法を詳しく説明してもらえますか。

大統領:非核化は非常に重要な言葉であり、非常によく使われる言葉になった。そして、それが何を意味するのかは不明確だが、私にとっては「核兵器を取り除かなければならない」という意味なのは明らかだ。(非核化がなされれば)彼は地球上で最も成功する国となる機会を得ることもできる。北朝鮮はロシアと中国に接し、韓国があり、世界で最も美しい海岸線を持っている。北朝鮮は大きな可能性を秘めている。彼は北朝鮮を経済的に成功させたいと考えている。彼らにも大きな経済力を持つ可能性があるのだ。

Q:シンガポールで会談したころ、北朝鮮は生産するミサイルの数を増やし続け、より多くの核物質を生産し続けているのを見た。それは兵器庫が大きくなるのを示している。その動向については、どう思うか。

大統領:衛星での写真を見て、そうだという人も、否定する人もいる。私は今日、それを取り除けたかもしれない。(合意しても)十分なものが得られなかったとあなたがたは言ったであろう。あなたが制裁について考えるなら、我々がこれに関して多くの国々とのパートナーであることを忘れないでほしい。我々は、国連やロシア、中国などの多くの国々と大きなパートナーシップを結んでいる。そして、もちろん、韓国と日本は非常に重要だ。我々が築いた信頼を侵害するようなことをしたくはない。我々は非常に強いパートナーシップを結んでいる。

Q:では、もう少し詳しく教えてください。あなたは実際に核施設解体を取り上げたのか?

大統領:そうだ。

Q:そして、彼は最終的にそれらすべてを取り除こうと思っていましたか?

A:まさにその通りだ。だが、彼は最初にすべての制裁を解除したいのだ。彼は制裁解除を望んでいるし、あなたが知っているように、その後に多くのことが残っている。我々のチームでも検討したが、寧辺の施設は大きいとしても、それだけで制裁解除には足りないと思う。

Q:彼がやろうとしていた以上のことを、あなたはやりたかった。

大統領:あなたは言及していないが、我々はもっと多くの情報をつかんでいる。

Q:ウラン濃縮計画を含めて?

大統領:その通りだ。我々は多くの点を指摘した。彼らは我々が知っていたことに驚いたと思う。 1つが解決したからと言って、他の制裁のてこを手放すわけにはいかない。北朝鮮を成長させたいので、私は制裁を外したいと思っている。北朝鮮には大きな可能性があるが、我々は交渉を打ち切らなければならなかった。

国務長官:それに関連した時期と手段の問題もある。それは、我々が最後の一線をうまく乗り越えられていないということだ。確かに核施設は重要だが、ミサイルと核弾頭、武器のシステムはまだ残っている。我々が得ることができなかった多くの他の要素があるのだ。

Q:核施設のリストか?

国務長官:そして、完全な核の申告。我々が今日到達することができなかったそすべてのものだ。

Q:制裁の全解除の意思について明確にしたい。北朝鮮にまだCVID(完全かつ検証可能で不可逆的な非核化)を求めているのか。

大統領:それはいい質問だ。だが、交渉の中身に関わるので、私は、それを言いたくない。いえるのは、北朝鮮には、多くのものを放棄してほしいということだ。そうすれば、我々は彼らを経済的に援助していくつもりだ。我々と他の多くの国々が助けになるだろう。彼らは手助けする用意ができている。日本、南朝鮮、中国だ。中国に関しては、我々は何か特別なことをする上で非常に順調だ。私には準備ができている。私は取り引きから歩くことを恐れていない。

北朝鮮の核・ミサイル実験再開はありえるのか?

Q:北朝鮮の核・ミサイル実験再開についての懸念はあるか?

大統領:彼は実験はしないと言った。彼は、ロケットやミサイル、核と関係のあることについては何もしないと言った。私が言えるのは、彼がそう言ったということだけだ。

中国や韓国、日本との兼ね合いは?

Q:平壌とワシントンの間でこれまでに起こった関与を促進する上での中国の役割をどのように説明しますか。

大統領:中国は大きな助けになる。北朝鮮に入ってくる商品の93%は中国を通ってくるので、彼らは大きな力を持っている。一方、北朝鮮は自分たちのことを自分で決める。彼らは誰からも注文を受けていない。彼は非常に強い人です、そして、彼らはかなり驚くべきことをする。しかし、93%の物資はまだ中国から来ている。中国は影響力を持ち、中国は大きな助けになり、ロシアも大きな助けになった。ご存じのとおり、国境のなかで、特に重要なのは約28マイルだ。

Q:会談で中国の話題が出ましたか? もしそうなら、あなたは今日我々と何を共有することができますか?

大統領:我々は今日中国についてたくさん話した、そして彼は中国と仲良くしている。

(※米経済の好況についての話が続く。これは略。米製造業の話題に移る)

先月、貿易赤字が減少し、みながその理由を把握しようとしているのを見た。それ(関税)は貿易赤字を減らした。それで、我々は何が起こるのかを見ることになる。何年もの間、中国との間で年間3000~5000億ドルを失っている。これもまた、他の多くの大統領が私の前にしなければならなかったことだ。そして、誰もしなかった。だから我々はやっている。

Q:文大統領へのメッセージは何ですか?

大統領:私は文大統領がとても好きだ。我々は素晴らしい関係を持っている。信じられないかもしれないが、私はほとんどすべてのリーダーと素晴らしい関係を持っている。多くの人がそれを理解するのは難しいと思うが、そうなのだ。だが、我が国を利用する人もいる。そして、彼らが知っているとき、私はそれを知っている。彼らは私がそれを知っていることに気づくと身構える。私はすぐに文大統領に電話をする。私は日本の安倍首相に電話をかける。

Q:北朝鮮との関係を仲介するために、次のステップであなたが中国に何を期待しているのかをお聞きしたい。

大統領:中国はとても親切だった。 習主席は偉大な指導者、非常に尊敬されている指導者だ。私は彼が我々を大いに助けてくれたと言う。彼は国境問題でも非常に親切で、北朝鮮全般に非常に親切だった。

Q:あなたは任期中に金委員長と次の首脳会談を約束しましたか。

大統領:私は約束していない。

米韓軍事演習はどうなる

Q:韓国との軍事演習を再開しますか?

大統領:軍事演習をするたびに1億ドルの費用がかかるので、私はかなり前にそれを止めた。我々はグアムからこれらの巨大爆撃機を飛ばした。その時、ある将軍は「我々はグアムからそれらを飛ばします。すぐ近くです」といった。すぐ近くというのは7時間かかるところで、彼らは爆弾を落として、そして戻る。我々はそれらに何億ドルも費やしている。私はそれを見るのが嫌だった。率直に言って、不公平だと思った。私は韓国がそれを手助けするべきであるという意見だ。ご存知のとおり、我々は韓国を守っている。彼らは我々を助けてくれるはずだとう。これらの演習は非常に高価だ。訓練は興味深い。戦争ゲームだ。それは素晴らしい。私はそれが必要ではないと言っているのではない。しかし、それは非常に非常に高価であり、我々もそれについて考える必要がある。演習に何億ドルも費やしても、我々は払い戻されず、我々は多くの国々に多額のお金を費やしている。誰も以前に彼らに求めなかったが、私は軍事費拠出を求め、今はたくさんのお金を得ている。過去2年間で、我々はNATOだけで資金を1000億ドル以上集めた。さらに多くのものが入ってきた。我々は多くの国々でそれを行っている。

「制裁強化」は言いたくない

Q:北朝鮮で死んだオットー・ワームビアについては話題に取り上げましたか?

大統領:本当に恐ろしいことが彼に起こったが、私は、本当にトップリーダーがそれについて知っていたとは思わない。私は囚人を取り戻し、人質を取り戻した。他の人たちは非常に健康的に戻ってきましたが、オットーはひどい状態で戻ってきた。そして私はそれについて話しました、しかし私は彼がそれが起こるのを許したであろうと信じていない。それが起こるのを許すことは彼にとって利益にはならない。かの国の刑務所は手荒い。そして悪いことが起こった。 私は彼がそれについて知っていたとは信じていない。

Q:キム・ジョンウンはそれをあなたに伝えました –

大統領:彼はそれについてひどいと感じた。彼はその事件を非常によく知っていたが、知ったのは後からだ。

Q:北朝鮮の核査察の問題について話し合いましたか?

A:我々はそれを非常に簡単に行えるはずだ。我々はそう設定しているので、非常に簡単に行えるだろう。北朝鮮の査察が行われるだろう。我々は非常に良いスケジュール設定をしている。我々は、核施設の場所を知っている。こうした情報は知られていないが、査察はうまくいくだろう。

(※イスラエルについての質疑は略)

Q:米朝関係は米越関係のようにうまくいくのか。

大統領:そうなると思う。我々はとてもいい関係だ。

(※日本との貿易についての話題は略)

Q:あなたとキム・ジョンウンの言葉はとてもポジティブだった。だが、突然に会談が打ち切られた。

大統領:言葉はそうだ。だが、私は言葉に頼らない。我々はとてもフレンドリーになった。繰り返すが、これもまた私よりずっと前に他の大統領によって扱われるべきことだった。私はオバマ政権だけを非難するものではない。起こるべからざることを過去の政権は許した。しかし、私は多くの政権を非難している。だが、最初はひどかったのだが、今はとても良くなっている。

Q:北朝鮮の指導者がいつテーブルに来て、必要とされる行動を取る意思があるのかがわからないとあなたは言った。そうであれば、米国は制裁を強化し、北朝鮮に前進するよう圧力をかけるのか

大統領:私はそれについてコメントしたくない。いえるのは、我々は非常に強い制裁をしていることだけだ。制裁強化については話したくない。北朝鮮にも生きるべき人々がたくさんいる。それは、私にとっても重要だ。私のスタンスは、金委員長を知ることで、大きく変わった。北朝鮮にも彼らの考え方がある。私は、韓国のため、日本のため、率直に言えば、中国のためになればいいと思う。習主席とも話した。中国はすぐ隣の国が核を持つことを好まないだろう。彼もこの問題解決を望むはずだ。

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以上が第二回会談後の会見の主な内容です。

いちおう、比較のために第一回の会談後の会見のほうも並べておきます。

第一回米朝首脳会談後の記者会見(2018/6/12)

この時、合意に至った共同声明の中心は以下の四点です。

  • 米国と北朝鮮は両国民の平和と繁栄への切望に応え、新たな米朝関係を確立することを約束する
  • 米国と北朝鮮は朝鮮半島にて持続的かつ安定した平和体制を築くために共働する
  • 「板門店宣言」(2018.4.27)を再確認し、北朝鮮は朝鮮半島における完全非核化に向けて努力することを約束する
  • 米国と北朝鮮は(朝鮮戦争の米国人)捕虜や行方不明になった兵士の遺体の収容を約束する。そこには身元特定が済んだ遺体の即時帰国も含まれる

各紙報道では共同声明やトランプと金正恩が会談した際の発言の紹介に力点が置かれているので、当ブログでは、その後にトランプが外国人記者会見で語った内容を中心に紹介してみます。

日本の主要紙を見る限り、記者会見の全訳はなく、かなり絞られた抄訳が掲載されていましたが、声明や会談では言いにくいトランプの本音らしきものが見えるので、この会見、今後の朝鮮情勢を考えるうえで、非常に大事な内容だと言えそうです。

そこで、ホワイトハウスHPの記事「トランプ大統領による外国人記者会見」(2018年6月12日)の主要部分を翻訳してみました。

シンガポールにあるカペラポールで午後4時15分に行われた会見の冒頭発言は全訳、個々の質疑応答に関しては抄訳を試みています。

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歴史的な首脳会談

この24時間、素晴らしい時を過ごした。その準備には3ヶ月という膨大な時間を要している。北朝鮮は素晴らしい場所だ。この国は信じられないほどの可能性を秘めている。北朝鮮と韓国、北朝鮮と中国との間にも大きな可能性がある。金正恩(キム・ジョンウン)委員長はそれを理解し、正しい行為を望んでいる。

朝鮮民主主義人民共和国の金正日委員長との歴史的な首脳会談に続き、今日、世界の人々に語ることができるのは光栄だ。我々はとても集中した時間を一緒に過ごした。みなさんの多くも署名した文書を手にしているはずだが、それは非常に包括的な内容であり、これから起こることを示唆している。

私は米国民の使者として、希望と将来の展望、平和のメッセージを伝えるためにみなさんの前に立っている。

シンガポールの信じられないほどのもてなしと私の友人であるリー首相に感謝したい。シンガポールは深遠な恵みと美しさを持つ国だ。我々は、全ての労苦や時間をいとわず、この訪問をとても重要で楽しいものにしてくれた

シンガポールの全市民に幸あれと願う。

また、韓国の大統領に感謝したい。彼は懸命に働いている。実際、我々の会談が終わった直後に私は彼に話した。

私の友人である日本の安倍総理大臣は、米国を出たばかりであり、日本と世界がよくなることを願っている。彼はいい人だ。

そして、中国の習主席は非常に特別な人物だ。本当に(北朝鮮との)国境を閉鎖してくれた。ここ2、3か月の間は緩んだかもしれないが、それでも結構だ。彼は素晴らしい人物であり、私の友人だ。中国の偉大な指導者でもある。この歴史的な日の実現を手助けしてくれた彼らの努力に感謝したい。

そして、何よりも、北朝鮮の人々のために明るい未来への大胆な第一歩を踏み出した金委員長に感謝したい。我々の前例なき会合(米大統領と北朝鮮の指導者との初会合)は、本当の変革が可能であることを示すものだ。

金委員長との会合は、率直であり、直接的かつ生産的だった。我々は限られた時間の中でお互いをよく知ることができた。我々は新しい歴史を始める準備ができている。国家間で(歴史の)新たな章を書く準備が整った。

朝鮮戦争は終戦に向かう?

約70年前、血まみれのひどい紛争が朝鮮半島を襲った。数え切れない人々が紛争で死んだ。そこには、何万人もの勇敢な米国民が含まれている。

しかし、停戦協定が合意された間、戦争は、今日まで決して終わらなかった。しかし今、我々は、その終わりを望むことができる。それは実現する。もうすぐ終わるのだ。

必ずしも、未来は過去に定義されるものではない。昨日の紛争が明日の戦争を意味する必要はない。すでに、歴史は何度も証明している。敵対した者同士が本当の友人になれることを。我々は、戦闘の恐怖を平和の祝福に置き換え、先祖の犠牲を尊ぶことができる。それが今、我々がやっていることだ。そして、それは我々が過去にやったことでもある。

北朝鮮が核兵器を放棄し、世界と関わり、ビジネスを行う時に、実現できるものには限りがない。金委員長は、北朝鮮の人々ために安全と繁栄、栄光ある新時代をもたらした指導者として記憶される機会を目前にしている。

朝鮮半島の非核化に向けた共同声明に署名

金委員長と私は「朝鮮半島の非核化に向けた共同声明」を再確認し、署名したばかりだ。そして、できる限り早く合意を実行するために交渉することにも同意した。彼はそれを望んでいる。

金委員長は、北朝鮮がすでに大型のミサイルエンジン試験場を壊していると私に伝えてきた。それは署名文書には書かれていないことだ。合意に達した後、我々は同意した。これは大きなことだ。 ミサイル試験場はすぐに破壊されるだろう。

今日は困難なプロセスの始まりだ。我々の目は広く開いている。平和は、常に努力する価値があるものだ。これは何年も前になされるべきだった。これはずっと前に解決されるべきものだったが、その日が今となったのだ。

金委員長は、北朝鮮の人々のために、途方もない未来をつかむことができる。戦争は誰でも起こせる。しかし、最も勇敢な人だけが平和をつくることができるのだ。

今の状況は永遠に続かない。南北朝鮮の人々は、才能が豊かであり、勤勉だ。彼らは本当に能力のある人々だ。彼らは同じ伝統、言語、習慣、文化、運命を共有している。彼らの驚くべき運命を実現するために、また、彼らの国家を再統一するために、核兵器の脅威は取り除かれるだろう。

その間、制裁は有効なままだ。我々は、全ての朝鮮人が調和の中で生き、家族が再会し、希望が甦り、平和の光が戦争の暗闇を追い払うことを夢見ている。この明るい未来は――それはすでに起きていることだ――すぐそこにある。それは我々の手の届くところにある。人々はこれが決して起こり得ないと考えたが、それは今、起こっている。とても素晴らしい一日だ。これは世界史の中でとても偉大な瞬間だ。

金委員長は北朝鮮に戻っている。私は事実を知っている。彼は到着したら、すぐに人々を幸せで安全にするプロセスを始めるつもりだ。

今日はみなさんと席を共にできて光栄だ。メディア――それは私を非常に不快な気分にさせる (笑)。しかし、私は、この会見がみなさんとみなさんの家族を含む全ての人々にとって非常に重要であることを理解している。だから、この機会に感謝したい。

北朝鮮の非核化のために何をするのか?

Q:大統領、第一に、今日会った金正日(キム・ジョンウン)は、家族を殺し、自国民を飢えさせた。さらに、オットー・ワームビア(北朝鮮の拘束された米国の学生)を殺した。なぜ、あなたは楽しげに、彼(金正雲)を「非常に才能ある」と呼ぶのか?

大統領:彼は非常に才能がある。彼は26歳の時、国内で起きた状況を引き継ぎ、国を率いた。その年齢でそれが可能なのはまれであり、1万人のうち1人もいないだろう。

オットー・ワームビアは非常に特別な人物だ。彼の両親は私の良い友達だ。オットーがいなければ、今回の出来事は起こっていない。それは残酷な出来事だったが、(これを契機に)多くの人々が北朝鮮で起きていることに関心を持ち始めた。

オットーの死は無駄ではなかった。私は彼の両親にこのことを語っている。彼は特別な若者であり、彼の父は特別な親だと言わなければならない。オットーは無駄に死んでいない。

Q:あなたは、金正雲に何を保証したかを具体的に説明できるのか。そこに軍事力の削減が含まれるのか?

大統領:いや、我々は何も削減しない。私は正直でなければならない。 私は、みなさんが知っているように大統領選で「我々の兵士を(本国に)帰らせたい」と述べた。我々は今、韓国に3万2千人の米兵を抱えている。私は彼らを帰宅させたいと思っている。しかし、それは今回の措置には含まれていない。どこかでそうなることを望んでいるが、それは今ではない。

ただ、今回の交渉で「戦争ゲーム」(※米韓軍事演習のこと)をやめれば、多額の費用が節約できる。

Q:この共同声明は、検証可能かつ不可逆的な非核化について言及していない。

大統領:そうだ。

Q:これは米国側の譲歩だったのか?

大統領:いや、違う。ここを見てほしい。「新しい米朝関係の確立に関連する問題」 。我々は「朝鮮半島の完全な非核化に対する揺るぎない責務」について議論している。これは我々が署名したばかりの文書だ。

Q:金委員長と話し合って、米国や国際機関との間で非核化のプロセスを確認したのか?大統領にそのタイムスケジュールはあるのか?

大統領:そうだ。検証した。我々は今後も検証する。

Q:あなたはそれを我々に保証できるのか?

大統領:そうだ、保証できる。確認される。

Q:これはどのように達成されるのか?

大統領:それは多くの人々が関与することで達成される。我々が一定の信頼関係を築けたのが一つの成果だ。 ポンペオ国務長官は本当にすばらしい仕事をしている。 国務省のスタッフもだ。我々がそうする中で、多くの人々が関与し、多くの問題で彼らと一緒に仕事をする。そうする中で北朝鮮の完全な非核化が検証される。

Q:それらの人々というのは米国と国際機関の人々か。

大統領:そうだ、両方の組み合わせだ。

Q:なぜ、北朝鮮がごまかさずに核を放棄すると言えるのか?彼はあなたに何を言ったのか?

クリントン政権は何十億ドルもかけたが、(非核化は)何も起こらなかった。それは恐ろしいことだった。金委員長は「ここまで事態が進展したことはなかった」と述べた。彼らは今ほど、物事をなしとげる米国の力を確信したことはなかった。金委員長は私よりもずっと非核化を望んでいるのかもしれない。北朝鮮の明るい未来を見据えているからだ。私は今日、非常に包括的な文書に署名した。私は彼がその文書に忠実に従うと信じている。実際、彼が本国に着陸した時、すぐにそのプロセスを開始するだろう。

Q:あなたは彼を信頼するのか?

大統領:そうだ。(非核化は)私がやる。私は彼のことを知っている。本当にうまくいく。私は、新しいチームの設立が非常に重要だ。我々は素晴らしいチームを持っている。

北朝鮮の人権問題を提起(拉致問題含む)

Q:核兵器や生物兵器などの放棄だけでなく、彼らには人権侵害に関する恐ろしい記録がある。それは十分に議論されたのか? 今後、この問題に取り組むのか?

大統領:議論した。将来、人権についてもっと議論する予定だ。電話と手紙とツィッター、できることは何でもある。彼ら(米兵の遺族)は息子の遺骨を取り戻すことを望んでいる。彼らは、北朝鮮で起こった、本当に残酷な戦争に巻き込まれた人々の遺骨を望んでいる。私は今日、それを手に入れた。それは最後の1分だった。遺骨が戻ってくるだろう。彼らはすぐにそのプロセスを開始するつもりだ。

(会談に至るまで)多くの人々は、「息子の遺骨や父親の遺骨を得るために北朝鮮と協力できる方法はあるのか?」と私に質問した。

彼(金正恩)はとても素早く同意した。彼はそれを理解している。だから、何千と何千もの遺骨は戻ってくるだろう。

Q:戦時捕虜(POW-MIA))の問題は何千人もの米国民にとって非常に重要な問題だ。大統領は、金正雲が北朝鮮の人権問題について何をすると思うか?

大統領:そうだ。それは議論された。非核化と比べれば短時間だが議論できた。しかし、私は彼と取引したい。 あなたは非常に驚くだろう。彼はとても賢く、非常に良い交渉者だ。

Q:平和条約の問題に触れたのか? 平壌に赴くのか?

大統領:ある時期になれば、恐らく(赴く)。非常に物事が前向きになる日に。適切な時に金委員長をホワイトハウスに招待する予定だ。とても重要な出来事になるだろう。私は「適切な時に」と言い、彼はそれを受け入れた。何とか議論を進展させたい。

Q:日本との約束は果たされたか?拉致問題を提起したか?

大統領:提起した。

Q:(迫害された)キリスト教徒の運命は?

大統領:我々は非常に強くその問題を持ち出した。フランクリン・グラハム(米国の著名牧師)は(この問題解決を)長く待ち望んでいた。これに関しても、(よい意味での)出来事が起こるだろう。

Q:あなたは日本のテレビとのインタビューをいつ行うのか? 日本には5万の米軍がいる。

大統領: 日本には5万人の偉大な米軍がいる。拉致問題は安倍総理の最重要事項なので、私はこれを会談で持ち出した。これから取り組んでいくつもりだ。文書には載せていないが、うまくいくはずだ。

Q:人権の問題に戻りたい。あなたは国家連合の中でこの問題について強く提起した。あなたは、北朝鮮は、地球上の他の政権よりも、より残酷に人民を圧迫していると言った。金正雲と一緒に座ったが、あなたはまだ自分の述べたことを信じているのか? 彼はその状況を変える必要があるのか?

大統領:そうだ。私はその状況について疑問はない。そして、今日我々はその問題も議論した。かなりの長さでそれを話した。我々は最終的に何かに合意するが、これは主要なトピックの1つである核以外の話題として議論された。

Q:あなたが話した輝かしい新時代をもたらすには、それを変える必要があると思うか?彼らにはそうする気があるのか?

大統領:私は変わると思う。そうするだろう。

対北制裁解除はありえる

Q:非核化のためにどのような工程表を想定しているのか? その間に、いかなる制裁緩和を考えているのか?

大統領:完全な非核化をやめさせるのに時間が要る。科学的には、一定の時間を待つ必要があり、多くのことが起こる。しかし、それにもかかわらず、一度プロセスを開始すれば、核兵器を使用できなくなる。(実質的に)終わったようなものだ。それは良いニュースだ。それはすぐに始まる。我々は機械的、物理的にできる限り迅速に実施する。

Q:制裁は?

大統領:核兵器がもはや懸念要因ではないと確信したとき、制裁は解除される。制裁は大きな役割を果たしたが、そうなれば解除される。すぐにそうなると思う。制裁は今でも残っているが、ある時点でそれを解除することを楽しみにしている。

Q:あなたは金正日と文書に署名した。これまで多くの合意したことを北朝鮮は実施しなかったともポンペオ国務長官から聞いた。今回は何が違うのか。

大統領:政権が違う。大統領が違う。国務長官が違う。他の政権では、非核化は優先事項ではなかった。率直に言って、彼らがそれをやり遂げることができたとは思わない。

これは10年前か5年前だったらもっと楽だった。私はオバマ大統領だけを責めていない。

25年間、こうなるはずだった。私は非常に厳しい状況だった。私はこれだけでなく、イランとの合意の問題を抱えている。

(※イラン核合意の議論は省略)

Q:あなたは外交関係の確立、大使の交換について話さなかった。それが起こるまでにどれくらいかかるのか?

大統領:うまくいけば、すぐにそうなる。しかし、まずは物事を動かす必要がある。

Q:韓国との軍事演習をやめるのか?

大統領:我々は長い間、韓国と協力して演習を行ってきた。我々はそれらを「戦争ゲーム」と呼ぶ。それは驚くほど高価だ。我々が費やす金額は信じられないほどだ。韓国も貢献しているが。それは確かに彼らと話をしなければならないテーマだ。それは軍事費と貿易とも関係がある。我々は、実際には、貿易協定に関して韓国と新たな取引をしており、これらについても話をしなければならない。我々は公正に問題を正すことについて、多くの国々と話をせねばならない。

しかし、「戦争ゲーム」は非常に高価だ。我々はその費用の大部分を支払う。グアムから爆撃機が飛ぶ。演習が始まった時、私は言った。

「爆撃機はどこから来たのか?」

「グアム。近くに」

「ああ、素晴らしい、近くにいるのか。どれぐらいかかる?」

「6時間30分」

これらの大規模な巨大飛行機が爆弾を練習して落としてからグアムに戻るまでには長い時間がかかる。私は飛行機についてよく知っている。それは非常に高価だ。

Q:北朝鮮はあなたに何で報いるのか?

我々は何も譲歩していない。我々は何も諦めていない。

完全な非核化に対する責務を確認した。彼らは3人の米国の人質の解放を確保した。彼らは二ヶ月前に既に我々に彼らを与えてくれた。これらの人々は現在、家庭や家族とともに幸せに暮らしている。米兵の遺骨を回復する。全てのミサイルと核実験の停止を確保する。 7ヶ月、ミサイル発射と核実験は起きていない。

ミサイルエンジン試験場を破壊するという約束を確保した。我々が契約書に署名した後、私はそれを得た。私は言った、 “私に恩恵を与えなさい。

我々は制裁を適用し続けている。私は300の制裁を準備したが、会談の席で、それを本気でやりたくないと言っていた。私

Q:あなたは金正雲に完全、検証可能、不可逆的な非核化を要求したのか。

大統領:そうだ。私は率直に述べた

Q:あなたはなぜその詳細に踏み込まなかったのか?

大統領:(文言を声名に盛り込めなかったのは)時間がなかったからだ。私はここに1日しかいない。我々は集中した時間を過ごし、現在はそのプロセスが進行している。驚いたことに、彼らはミサイル実験場を爆破した。

軍事行動はありえるのか

Q:約束を守らない場合、軍事行動があるのか?

大統領:私は脅したくないので、話したくない。北朝鮮もそれ(軍事行動がもたらす被害)を理解しているはずだ。

ソウルには2800万人もいる。ニューヨークには800万人もいる。それは大きな都市だ。国境の非武装中立地帯(DMZ)の近くにあるソウルに2800万人もいるのだ。もしここで(戦争が)起こったら、何十万人も死ぬと聞いたことがある。2000万人、3000万人が被害を受ける可能性もある。これは、潜在的に、30万人、40万人、50万人を失う可能性があるので、私がこれ(今回の会談)を行うのは本当に光栄だ。世界最大の都市の一つであるソウル市は、国境のすぐ隣にあるからだ。

Q:あなたはかつて「炎と怒り」について話した。それはもはや過去の話なのか?

大統領:当時、我々は「炎と怒り」を必要としていた。米国は、そのような能力(核戦力のこと)を許せなかったからだ。そして、日本もそれを許すつもりがなかった。日本はすぐ隣にある。

同盟国や中国と協力して非核化の実現を目指す

Q:もう一つ。大統領、この前に示したビデオについて教えてください。いつあなたは金委員長にそれを見せたか?

大統領:それは十分に面白かった。 1つは英語で、もう1つは韓国語だ。我々はそれを作り、彼に、会談中にそれを示した。彼はそれを気に入っていたと思う(※会談の席でトランプはiPad等で何か動画を見せた模様)。

(※G7での貿易を巡るやりとりについての質問は省略)

Q:次のステップとして、進行中の対話があるのか?

大統領:来週、ポンペオ長官が訪朝する。来週、ジョン・ボルトンと我々のチーム全員が詳細を見て、これをやり遂げる。我々はそれを完了したい。我々はまた、韓国や日本と多くの仕事をしている。日韓ほどではないが、中国とも仕事をしている。

Q:あなたはシンガポールにまた来るのか?

大統領:私は喜んで再訪する。あなたの首相は魅力的だった。我々は昨日彼と一緒にいた。彼は素晴らしい仕事をしている。とても歓迎してくれた。

Q:今朝の金委員長との最初のやりとりは、どうだったのか?

大統領:最初から打ち解けることができた。我々は何ヶ月もこれについて議論してきた。彼らは五輪参加を望み、金委員長が「オリンピックに参加しよう」と言ったら、チケットは野火のように売り切れ、大成功した。彼は素晴らしいことをした。その時以来、北朝鮮に行った韓国の代表団がホワイトハウスに来た。彼らは「北朝鮮は喜んで嘘をつく」という事実を含め、たくさんのことを教えてくれた。そのオリンピックの終わりから非核化を議論している。

Q:今日署名した文書では、北朝鮮は非核化に同意した。共同声明に行動を担保する内容がない。(非核化を)確実にするにはどうすればよいのか?

大統領:(現状では)何も保証できない。私が言えるのは、彼らが取引を望んでいるということだけだ。私は全人生をディールに捧げてきた。多くの政治家はそうしないが、私は取引する。私は北朝鮮も取引を強く望んでいると感じている。取引するのは世界にとってよいことだ。核保有国が隣にあることを中国が喜んでいるとは想像できないので、これは中国にとっても素晴らしいことだ。取引では誰も結果を確証できない。だが、交渉が続いているので、結果は間もなく確実になるだろう。

Q:金委員長と人権問題を幅広く提起したと言われているが、あなたは北朝鮮の政権を正当化することによって、人権侵害を批判してきた人々を裏切ったのではないのか?

いや、そうは思わない。私は物事が変わると考えている。私は彼らを助けたと思います。私が言うことは何もない。ただ、できることをやるのみだ。我々は核開発を止めなければならない。それは非常に重要なことだ。

Q:人権状況の大幅な改善なしに制裁解除を検討するのか?

大統領:いや、大幅な改善が必要だ。

Q 北朝鮮への制裁が維持されている間、非核化にかかる費用はどうするのか?

大統領:韓国と日本が彼らを大きく助けると思う。日韓には彼らを助ける用意がある。彼らは助けなければならないことを知っている。我々が彼らを助ける必要はない。米国は多くの異なる場所で大きな費用を払っている。しかし、隣にある韓国と日本が、彼らを助けようとしている。彼らは非常に寛大で、素晴らしい仕事をしている。彼らが助けてくれるだろう。

Q:朝鮮半島を非核化するのには時間がかかると言っていた。それは、何を意味しているのか?

大統領:科学的に工学的にできるだけ早く行う。15年のプロセスならば、 私はホラーストーリーを読んだことになる。しかし、非核化の工程が20%も進めば、不可逆的な非核化を約束するポイントとなろう。不可逆的な非核化となるポイントを定めるのは難しい

Q:それはどれくらいかかるのか?

大統領:我々には分からないが、かなり早く進むだろう。

Q:あなたは、中国が以前と同じように(中朝間の)国境を確保していないと言っていた。金・習会談の折には、あなたは疑念を表明した。ロシア外相は平壌に在住し、これらの交渉が進められている間、いかなる制裁も行うべきではないと述べた。韓国は現在、何らかの形の貿易の回復を話している。すべてが制裁の形骸化に向かっているように見えるが、どのように制裁を維持するのか?

大統領:我々には多くの力が、大きな力がある。私は中国との間に経緯があると信じている。我々は貿易に関して非常に厳しい交渉をしている。それは中国にある程度の影響を与えるだろう。しかし、私は自分がなすべきことをしなければならない。2ヶ月の間、(中朝間の)国境は以前よりも開いている。我々は、中国との貿易に莫大な赤字を抱えており、それについて何か措置を講じなければならない。

Q:核兵器がどれだけあるのか? 金委員長は非核化のタイムテーブルを持っているのか。

大統領:彼はそれをとてもよく理解している。彼は彼のために働いている人よりもそれをよく理解している。それは簡単だ。私は良い行動があると信じている。その例として、ミサイル実験場があげられる。その放棄は非常に迅速に行われると信じている。

だが、今後、5年前、15年前、20年前に成功を収めていないと心配する必要はない

Q 金委員長との第2回首脳会談があるとしたら、平壌とワシントンのどちらかなのか?

大統領:我々はそれを設定していない。おそらく別の会談が必要になるだろう。

以前には、ここまで来れるとは思わなかった。我々は関係を築き、3〜4ヶ月でここに到達できた。しかし、それは本当に非常に迅速に起こった。その多くは、我々が会う前に控えていた準備のためだった。非常に多くのことが起きた。例えば、遺骨を取り戻すことは今日の我々の議題になかったことの一つだった。多くの人々がこれに関して、私に話してきたので、私は会談の最後にこの議題を持ち出した。彼(金正恩)の答えは優れたものだった。「次回はそれについて話そう」とは言わず、「それは理にかなっている。我々は返還する」と答えた。

Q:金正日は、国民のために明るい未来を望んでいると言っているが、国民は圧迫のもとに暮らしている。彼はより経済的な自由を開放するのだろうか?

大統領:それは良い質問だ。今日は彼らにビデオを見せた。それは本当にうまくいった。私は彼に「あなたはこれを望んでいないかもしれない」と述べた(※見せた動画は経済的自由の解放を示唆する内容だったと思われる)

それは彼らの責任だ。しかし、北朝鮮にも何が起こる可能性がある。例えば、彼らは素晴らしいビーチを持っている。だから、私は「それは素晴らしいコンドミニアムに向いているから、不動産業の観点から考えるべきだ」とは説明した。「世界の最高のホテルをそこに置くことができる」「あなたは韓国と中国の真ん中に土地を所有しているのだから」と言ったのだ。

Q:あなたは今、金正雲を対等に見ているのか

大統領:私はそうは見ていないが、世界をより安全な場所にするために必要なことは何でもする。私が金委員長と一緒に座っていると言えば、3000万人の命を救うことができる。

Q:今日の成果について、ワシントンDCに戻ったときに中国大統領に電話するのか?

大統領:中国は偉大な指導者を持つ偉大な国だ。(習主席は)私の友人だ。我々がこのような進歩を遂げたことを彼はうれしく思っていると聞いた。私はすぐに彼に電話している。

Q:今回の件であなたは文大統領と議論する予定はあるのか?

大統領:会見について彼に伝えたい。非常に成功した。そして、彼は最終的な交渉に非常に関わっている。彼は非常に上品な紳士であり、私の友人なので、会談を楽しみにしている。その時、彼はとても幸せになるだろう。 私はすでに起きたことの詳細を文書で伝えた。私はすぐに彼と話をする。

Q:平和条約に調印するにあたっては、金委員長との協議を予定しているのか? 韓国と中国も関わるのか?

大統領:私は彼らに関与させたいと思う。「法的に必要とするのか」という疑問があるが、私は気にしない。中国が関与し、韓国が関与するのも当然のことだと思う。

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