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【VCRとXRY】一般消費財サービスセクターETFを比較する

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一般消費財・サービスセクターのETFの値動きを見てみます。

今回、比較するのは、以下の二つです。

  • 【VCR】バンガード®・米国一般消費財・サービス・セクターETF
  • 【XLY】一般消費財セレクト・センターSPDRファンド

米国の経済統計などを参照しながら、この二つのETFを比較してみます。

米国の消費の現状

まず、米国の個人消費を見ると、好況とは言われながらも、意外と横ばいのままです。

(以下の図表の出典はWSJ「2018 Economic Calendar」)

ただ、可処分所得は16年頃よりも増えています。

統計は意外とパッとしないのですが、米国の消費者マインドを図る「コンファレンスボード消費者信頼感指数」(民間調査機関のコンファレンスボードが行った消費者5000人へのアンケート調査)は右肩上がりの数字が出続けています。

ミシガン大学が500世帯へのアンケートで調べる消費者信頼感指数(University of Michigan Consumer Sentiment)も高めに推移していました。

一般消費財ETFとは

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米国の経済統計を踏まえ、改めて一般消費財サービスセクターのETFを見ていきます。

【VCR】バンガード®・米国一般消費財・サービス・セクターETF

まずは【VCR】。『米国会社四季報』(秋冬版)によれば、その概要は以下の通りです。

  • 米国の一般消費財・サービスセクターの銘柄で構成されるMSCI USインベスタブル指数 一般消費財・サービス25/50と連動したパッシブ運用を行う。
  • このセクターは自動車、アパレル、レジャー用品、ホテル、レストラン、消費者向け小売業など、景気循環に敏感な製造業とサービス業の企業で構成されている。
  • 上記セクターの大型株、中型株、小型株に対して、370以上の銘柄に分散投資

【株価チャート】

【XLY】一般消費財セレクト・センターSPDRファンド

そして、【XLY】(一般消費財セレクト・センターSPDRファンド)の要旨は以下の通り

  • S&P500のうち、一般消費財セクター銘柄の指数(S&P一般消費財セレクト・セクター指数)に連動
  • 自動車(部品含む)、家庭用耐久財、レジャー用品、繊維・アパレル・贅沢品、ホテル・レストラン・レジャー、メディア、小売、消費財各種サービス等に投資
  • 大型株を中心に80以上の銘柄に分散投資

【株価チャート】

VCRとXLYをチャートで比較

XLYのほうが全般的に高い伸び率をキープしています。

なお、この二種の株価52週レンジは以下の通り。

VCRとXLYのトータルリターン

さらに、それぞれのETFを指標で比較してみましょう。

(以下、%は省略。利回りは税込み、TR=トータルリターン。R=リターン、データはブルームバーグHP〔2018/7/29閲覧〕)

VCR XLY
直近配当額 0.5514 0.2936
配当利回り率 1.28% 1.05%
経費率 0.10% 0.13%
3カ月TR 6.63% 7.51%
年初来R 11.29% 13.75%
1年TR 20.34% 22.75%
3年TR 12.92% 14.22%
5年TR 13.99% 15.01%

TRはXLYのほうがやや高めです。

しかし、経費率と配当はVCRのほうが高めになっています。

VCRとXLYの業種比率と構成銘柄

この二つのETFの業種比率と構成銘柄を比較してみます。

業種比率

VCRとXLYの業種比率は全体的には似ていますが、微妙に力点に違いがあります。

XLYのほうがネット・通信販売やメディアに力を入れており、VCRは普通販売の企業がやや多めになっています。

【VCRの業種比率】(2018/3/31)

  1. インターネット販売・通信販売 : 24.6%
  2. 映画・娯楽 : 9.4%
  3. レストラン : 8.9%
  4. ケーブル・衛星テレビ : 8.1%
  5. 住宅関連用品小売り : 8.1%
  6. ホテル・リゾート・クルーズ船 : 4.2%
  7. 衣料小売り : 3.8%
  8. 自動車製造 : 3.7%
  9. 履物 : 2.9%
  10. アパレル・アクセサリー・贅沢品 : 2.8%

【XLYの業種比率】(2018/7/26)

  1. インターネット販売・通信販売 33.1%
  2. 専門小売り 18.06%
  3. メディア 17.41%
  4. ホテル・レストラン・レジャー 12.69%
  5. 繊維・アパレル・贅沢品 6.27%
  6. 複合小売り 3.93%
  7. 自動車 3.04%
  8. 家庭用耐久財 2.69%
  9. 自動車部品 1.27%
  10. 販売 0.82%
  11. レジャー用品 0.55%
  12. 各種消費者サービス 0.17%

構成銘柄

まず、この二つのETFを構成する銘柄の規模別の比率を見てみます。

VCR XLI
巨大企業 45.1 60.34
大企業 26.7 26.26
中企業 21.72 13.4
小企業 5.86 0
零細企業 0.62 0

ETFの主要銘柄の規模構成比率は以下の通りです(データはモーニングスターHP〔2018/7/29閲覧〕)。

 

VCR XLY
Amazon.com Inc 21.14 24.05
The Home Depot Inc 6.89 7.47
McDonald's Corp 3.76 4.06
Nike Inc B 3.13 3.24
Booking Holdings Inc 2.96 3.3
Lowe's Companies Inc 2.4 2.65
Netflix Inc 2.13 5.07
Starbucks Corp 2.08 2.37
Walt Disney Co 1.91 5.5
Comcast Corp Class A 1.85 5.3
TJX Companies Inc 1.82 1.99
General Motors Co 1.5 1.57
Tesla Inc 1.31
Ford Motor Co 1.24 1.28
Target Corp 1.19 1.41
Marriott International Inc Class A 1.16 1.26
Ross Stores Inc 0.98 1.07
Las Vegas Sands Corp 0.91
VF Corp 0.83 0.99
Dollar General Corp 0.81 0.82
Yum Brands Inc 0.79 0.84
Carnival Corp 0.74 0.78
Aptiv PLC 0.74 0.82
O'Reilly Automotive Inc 0.69 0.8
Hilton Worldwide Holdings Inc 0.68 0.71
Charter Communications Inc A 1.74
Twenty-First Century Fox Inc Class A 1.57

上位25位の累計を見ると、VCRは63.64%、XLIは80.66%。

XLIのほうが大型株が多めの構成になっています。

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