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債券ETF(総合)

この記事では、米国の債券ETFを比較してみます。

AGGとBND、MBBの情報を整理してみましょう。

(※短期・中期・長期の米国債を扱う債券ETFに関しては「期間別比較」の記事を参照)

債券ETFを比較:AGG/BND/MBB

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この3つのETFは、多様な債券をとりまとめたETFですが、銘柄の構成比率に違いがあります。

まずはその概要を見たいのですが、あらかじめ以下の債券の略語の解説を付記しておきます、

  • ABS(Asset Backed Security):資産担保証券。各種の資産の信用力やキャッシュフローを裏付けに発行される有価証券の総称
  • MBS(Mortgage-backed securities):住宅ローンを担保として発行される有価証券の総称
  • CMBS(Commercial Mortgage Backed Securities):商業用不動産ローンを担保として発行される有価証券の総称
  • モーゲージ証券:住宅ローン(=モーゲージ)を担保に発行された債券

【AGG】iシェアーズコア米国総合債券市場ETF

  • 米国の投資適格債券市場の全体に連動するように、国債、政府関連債、社債、MBS、ABS、CMBSなどに分散投資する米国籍ETF。
  • 国債とモーゲージ証券が多い。米国への投資比率は9割程度。
  • バークレイズ米国総合債券指数に連動する。
  • 実効デュレーションは5.9年。毎月、分配金あり。

株価の伸び率を各年で比較してみます。

AGG 初値 最安 最高 終値 上昇率
08~現在 101.4 88.4 113.3 104.3 2.9%
2018 109.3 104.3 109.3 104.3 -4.5%
2017 107.7 107.1 110.6 109.3 1.5%
2016 108.1 107.2 113.3 108.1 0.0%
2015 110.2 107.7 112.4 108.0 -2.0%
2014 106.5 106.4 110.8 110.1 3.4%
2013 110.8 104.9 111.6 106.4 -3.9%
2012 110.2 108.9 112.7 111.1 0.8%
2011 105.4 103.9 110.8 110.3 4.6%
2010 103.3 103.1 108.9 105.8 2.4%
2009 103.8 99.8 105.8 103.2 -0.6%
2008 101.4 88.4 104.2 104.2 2.8%

【BND】バンガード・米国トータル債券市場ETF

  • 米国の投資適格債券に分散投資する米国籍ETF。
  • バークレイズ・キャピタル総合債券指数に連動.
  • その比率は、国債と政府機関債が4割程度。社債やMBSが25%前後、モーゲージ債が2割程度。
  • 実効デュレーションは6.1年。毎月、分配金あり。

株価の伸び率を各年で比較してみます。

BND 初値 最安 最高 終値 上昇率
08~現在 78.3 70.0 85.4 77.8 -0.7%
2018 81.5 77.8 81.4 77.8 -4.6%
2017 80.6 80.0 82.7 81.6 1.2%
2016 80.8 80.1 84.9 80.8 0.0%
2015 82.4 80.6 84.4 80.8 -2.0%
2014 80.1 80.0 83.1 82.4 2.8%
2013 83.8 79.2 84.2 80.1 -4.5%
2012 83.4 82.6 85.4 84.0 0.8%
2011 80.0 79.0 84.3 83.5 4.4%
2010 78.6 78.5 83.0 80.3 2.1%
2009 78.4 75.9 80.3 78.6 0.2%
2008 78.3 70.0 79.0 79.0 0.9%

【MBB】iシェアーズ米国MBS ETF

  • 米政府機関が発行・保証するモーゲージ・パススルー証券(投資適格)などに分散投資
  • バークレイズ米国MBS指数に連動する
  • 実効デュレーションは4.9年。毎月、分配金あり。

株価の伸び率を各年で比較してみます。

MBB 初値 最安 最高 終値 上昇率
08~現在 101.7 99.1 110.5 102.1 0.4%
2018 106.5 102.1 106.6 102.1 -4.1%
2017 106.0 105.1 107.7 106.6 0.6%
2016 107.9 105.6 110.2 106.3 -1.4%
2015 109.3 107.6 110.5 107.7 -1.5%
2014 104.8 104.6 109.9 109.3 4.3%
2013 108.1 102.8 108.3 104.6 -3.3%
2012 107.8 107.5 109.4 108.0 0.2%
2011 105.4 103.7 108.9 108.1 2.5%
2010 106.0 104.6 110.1 105.6 -0.4%
2009 104.9 103.7 108.4 106.0 1.0%
2008 101.7 99.1 105.2 104.9 3.2%

債券ETFを徹底分析

前記の3つのETFの伸び率を比較してみます。

各年初から18年10月5日までの株価伸び率は以下の通りでした。

株価伸び率を比較

VCR XLY IYC
18~ -4.5% -4.6% -4.1%
17~ -3.1% -3.5% -3.7%
16~ -3.5% -3.8% -5.4%
15~ -5.3% -5.6% -6.6%
14~ -2.0% -2.9% -2.6%
13~ -5.8% -7.2% -5.6%
12~ -5.3% -6.8% -5.3%
11~ -1.0% -2.8% -3.1%
10~ 1.0% -1.1% -3.7%
09~ 0.5% -0.8% -2.7%
08~ 2.9% -0.7% 0.4%

債券ETFは株からなるETFとは違い、値動きが抑えられています。

株価の推移を踏まえた上で、ETFの指標を見てみましょう。

配当利回り、経費率等

(以下、直近配当額のみ単位がドル。あとは%。配当利回り=税込み配当利回り、TR=トータルリターン。データはブルームバーグHP〔2018/9/16閲覧〕)

AGG BND MBB
直近配当額 0.232 0.187 0.229
直近配当利回り 2.64% 2.82% 2.66%
経費率 0.05% 0.05% 0.09%

さらに、モーニングスターHPから取得した情報(2018/7/30)で、年間配当や構成銘柄の比率なども見てみましょう。

分配金(2014~2017)

年間で累計した上記ETFの分配金(ドル)の推移を見てみます。

AGG BND MBB
年初来 1.4389 1.0669 1.4839
2017 2.5373 2.0381 2.3726
2016 2.5858 1.9951 2.507
2015 2.4865 2.0008 2.3087
2014 2.5461 2.0731 1.881

AGGが高めに推移しています。

投資先となる債権の比率

次に金融商品別の投資比率を見てみます。

AGG BND MBB
国債など 44.02 46.45 -
(米国債) (39.89) (41.92) -
(その他国債等) (3.14) (4.52) -
社債 25.11 26.78 -
MBSなど 25.04 24.25 91.06
現金類 5.02 1.82% 8.94

AGGとBNDの資産構成はわりと似ています。

構成銘柄の比率(債権格付け別)

構成銘柄の比率を格付け別に見てみます。

AGG BND MBB
AAA 72.79 70.08 100
AA 2.74 3.52 0
A 11.18 11.92 0
BBB 13.29 14.48 0
BB 0 0 0
B 0 0 0

MBBは格付けAAA以外には投資していません。

AGGもBNDもAAAが7割なので、安全パイ狙いになっています。

構成銘柄の比率(債権の年数別)

構成銘柄の比率を債権の年数別に見てみます。

AGG BND MBB
1~3 20.25 22.86 0.01
3~5 17.07 16.32 0.07
5~7 8.51 10.81 0.15
7~10 10.37 10.69 1.8
10~15 4.46 3.51 10.35
15~20 2.62 3.96 3.05
20~30 33.91 29.46 83.97
30~ 1.35 2.36 0.59

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