geralt / Pixabay

全投稿記事 米国株 金融・保険

【AIG】アメリカンインターナショナルの株価と決算、配当

更新日:

アメリカンインターナショナル(American International Group Inc. )は世界規模の保険会社です。

130を超える国・地域で事業を行い、約8800万人の顧客を抱えています(従業員は約6万4千人)。

社史は100年以上にのぼり、法人や個人、金融機関等を対象に損害保険、生命保険、退職関連サービスを手がけています。

しかし、2007年にサブプライム危機が起きた時、AIGもサブプライム関連の金融商品を抱えていたので、多額の損失を抱えました。

その時の損失額は2008年通期で992億9000万ドル!(米企業史上最大の赤字額)

市場では、リーマン・ブラザーズにつぐ破綻が予測され、株価が猛烈に急落したわけです。

最終的には何とか米政府がAIG株の8割を持つ権利を握り、経営再建が行われることとなりました。

その後、生保をやめ、中核事業の損害保険事業に資源を集中させる方針が取られています。

日本でもAIG損保として知られており、その宣伝動画を見ると、わりと印象的なフレーズが目につきます。

工場で中小企業の社長と社員が爆発事故に遭った例をあげ「従業員には保険がありましたが、社長には労災補償がありませんでした」等とのべ、保険加入を勧めています(従業員のPCやスマホでの情報流出、社員の不正行為、運転事故、火災保険、地震保険など、さまざまなリスクを並べ、保険を勧誘している)。

その意味では、意外と身近な米企業でもあります。

今回は、この銘柄の株価チャートと最近の指標を見ていきましょう。

【AIG】アメリカンインターナショナルの指標

スポンサーリンク

まず、9/7時点の主要指標を見てみます(出所はグーグルファイナンスなど)。

  • 1/2株価 : 60
  • 9/7株価 : 53.67
  • 年初来の株価上昇率 : -10.55%
  • 52週高値 : 65.55
  • 52週安値 : 49.57
  • EPS(1株利益) : 0.17
  • PER(株価収益率) : 312.4
  • 配当利回り : 2.38%
  • 時価総額(億$) : 477
  • 株式数(億) : 8.9

【AIG】アメリカンインターナショナルの株価推移

次に、株価の推移を見てみます。

青線が株価推移。赤線が100日間の移動平均線です。

サブプライムショックでナイアガラの滝のように株価が下がっています。

さらに、直近5年を見てみます。

一定の範囲で上下しています。

さらに、年ごとに株価の伸び率を見てみましょう。

★表1:2008年初から18年9月7日までの株価推移(※18年終値は9/7のデータ)

AIG 初値 最安 最高 終値 上昇率
08~現在 981.6 5.9 993.9 53.7 -94.5%
2018 60.0 51.9 64.8 53.7 -10.6%
2017 66.0 58.1 67.2 59.6 -9.7%
2016 60.7 48.8 66.7 65.3 7.6%
2015 56.5 48.9 64.5 62.0 9.7%
2014 50.8 46.9 56.5 56.0 10.3%
2013 36.3 34.8 52.3 51.1 40.6%
2012 23.8 23.5 37.2 35.3 48.3%
2011 48.9 20.1 51.3 23.2 -52.6%
2010 25.6 18.6 49.7 48.3 88.6%
2009 26.3 5.9 42.1 25.1 -4.5%
2008 981.6 22.6 993.9 26.3 -97.3%

08年初から同年末までで株価は37分の1(-97.3%)になりました。

その後、株価はやや回復しましたが、18年9月7日でも18分の1の値です。

さらに、これを「09年初から持ち続けていた場合・・・、10年初から・・・」というふうに数値化すると、表2の通りになります。

★表2:各年初から18年9月7日までの株価伸び率

18~ 17~ 16~ 15~ 14~
-10.6% -18.7% -11.6% -5.0% 5.6%
13~ 12~ 11~ 10~ 09~
47.9% 125.5% 9.8% 109.6% 104.1%

09年初から株を持ち続けた場合は2倍(104%増)にまで株価が上がっています。

【AIG】アメリカンインターナショナルの決算と配当

最後に決算の数字を見てみます。

(売上高と純利益の単位は百万ドル。EPS=希薄化後EPS。情報源はモーニングスターHPやAIG決算など)

四半期決算と配当:2017~2018年

総収入 純利益 EPS 配当
2017/6 12526 1130 948 0.32
2017/9 11789 -1739 909 0.32
2017/12 12629 -6660 908 0.32
2018/3 11736 938 925 0.32
2018/6 11657 937 917 0.32

通年決算と配当:2009~2017年

総収入 純利益 EPS 配当
2009/11 75352 -10949 -90.48 -
2010/11 77526 7786 11.6 -
2011/11 65057 20622 11.01 -
2012/11 71110 3438 2.04 -
2013/12 68900 9085 6.13 0.2
2014/12 64407 7529 5.2 0.5
2015/12 58385 2196 1.65 0.81
2016/12 52357 -849 -0.78 1.28
2017/12 49570 -6084 -6.54 1.28

売上高も純利益も減っているので、なかなか厳しい状況です。

今後、AIGに株価反転の見込みはあるのでしょうか。

最後に、自己資本とキャッシュフローを見てみます。

財務情報:2013~2017年

総資産 総負債 自己資本 自己資本率
2013/12 541329 440248 100470 18.6%
2014/12 515581 408309 106898 20.7%
2015/12 496943 406733 89658 18.0%
2016/12 498264 421406 76300 15.3%
2017/12 498301 432593 65171 13.1%

キャッシュフロー:2013~2017年

営業CF 投資CF 財務CF 現金同等物
2013/12 5865 7099 -11758 2265
2014/12 5007 14284 -19788 1670
2015/12 2877 8462 -11429 1629
2016/12 2383 4744 -6833 1975
2017/12 -8585 14671 -5697 2229

【スポンサードリンク】

-全投稿記事, 米国株, 金融・保険

Copyright© トランプ政権と米国株投資 , 2018 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.