【BNTX】バイオンテックの株価と決算

2020年8月1日

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バイオンテックはドイツに拠点を置くバイオテクノロジー企業です(本社はマインツにある)。

がん治療薬や感染症に対するワクチンの開発を手がけています。

具体的には進行性黒色腫や転移性黒色腫、固形腫瘍、前立腺がん、乳がん、すい臓がんなどの治療薬開発、またはコロナウィルスに対するワクチン開発が主な仕事です。

まだ商品化された医薬品を開発していないものの、スイスのロシュや仏サノフィ、LLY(イーライリリー)、PFE(ファイザー)等の大手企業と提携し、医薬品開発に貢献してきました。

コロナウィルスに対するワクチン開発ではMRNA(モデルナ)社と同じく、メッセンジャーRNA(mRNA)を用います。

(mRNAというのは、タンパク質を合成するための情報を持つRNA(リボ核酸)分子。遺伝子内の情報をタンパク質を発現させる細胞装置に運ぶ)

従来、インフルエンザ等へのワクチンをつくっても、翌年に再来した時にはウィルスが変種し、ワクチンが効かないことが多かったのですが、mRNAを用いたワクチンであれば、その時に有効なワクチンを短期間でつくり直せると言われています。この時に、遺伝工学を用いてmRNAを調整すれば、変種したウィルスにも有効なワクチンを作り変えられるからです。

(mRNAで作られたワクチンは有害性が低いのですが、人体に入った時に効果が消えやすいといった特徴が指摘されています。一長一短があるわけです)

mRNAの応用についての期待が高く、バイオンテックは、2020年にトランプ政権のオペレーションワープスピード計画(ワクチン開発の短縮をはかる「爆速」計画)に採用されました。

技術レベルではライバル企業のMRNAに劣らないので、どちらが成功するかが注目されています。

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主な指標を概観

まず、主要指標のデータを見てみます(指標と株価はgooglefinance関数から取得)。

1/2株価 35.8
7/31株価 82.1
株価上昇率 129.68%
52週高値 105
52週安値 12.5
β値 #N/A
EPS -1.01
PER #N/A
配当利回り
時価総額(億$) 196
株式数(億) 2.4

株価推移(チャートと伸び率)

次に、株価の推移を見てみます(青線が株価推移。赤線が200日間の移動平均線)。

株価の推移を1年ごとに見てみましょう。

★1:各年の株価伸び率(※20年終値は7/31株価)
BNTX 初値 終値 上昇率
2020 35.8 82.1 130%
2019 16.5 33.88 105%
★2:各年初から20/7/31までの伸び率
20年~ 19年~ 18年~ 17年~
130% 398%

四半期決算(2020予想など)

さらに、四半期決算のEPSと売上の予想を整理してみます。

(※下記図表では、Y=年度決算、Q=四半期決算、日/月=データの日時、その右欄にあるのは1カ月前、2か月前の予想値を記載。データの主な出所は英語版のヤフーファイナンス。ただ、2019年6月までのデータ出所はロイター)。

EPS:予想と結果

予想 7/28 1月前 2月前
Y:2021 1.67 -0.76 -0.81
Y:2020 -0.72 -0.95 -1.01
Q:20/9 -0.3 -0.26 -0.28
Q:20/6 -0.28 -0.22 -0.24
EPS 予想 結果 %
20/3 -0.23 -0.24 -0.01 -4.3
19/12 -0.19 -0.29 -0.1 -52.6
19/9 -0.18 -0.14 0.04 22.2
00/1 0 0 0 0.0
00/1 0 0 0 0.0
 

売上高:予想と結果

予想 7/28 1月前 2月前
Y:2021 838 238
Y:2020 236 147
Q:20/9 42 41
Q:20/6 48 28
売上 予想 結果
20/3 28 31 3 10.7
19/12 33 31 -2 -6.1
19/9 29 32 3 10.3
00/1 0 0 0 0.0
00/1 0 0 0 0.0

決算予想と結果では米国会計基準(GAAP)とは違う「非GAAP基準」の数値(各社が経営実態を踏まえて調整した数値)が多用されています。そのため、本節の売上とEPSは次節のGAAP基準の値と同じになるとは限りません。

通年決算(GAAP基準)

最後に、通年決算の数字を見てみます(以下、売上、利益、資産、負債、資本、キャッシュフローなどの単位は百万ドル。EPS=希薄化後EPS)。

損益計算(売上、純利益等)

EBS 売上高 営業CF 同マージン 純利益
08/12 179 7 4% 21
09/12 235 30 13% 31
10/12 286 98 34% 52
11/12 273 12 4% 23
12/12 282 40 14% 24
13/12 313 97 31% 31
14/12 404 112 28% 37
15/12 489 43 9% 63
16/12 489 55 11% 52
17/12 561 208 37% 83
18/12 782 42 5% 63
19/12 1106 188 17% 55

*同マージン=営業キャッシュフローマージン。15%もあれば優良。通常、売上高>営業CF>純利益となる。営業CF<純利益となる企業は粉飾決算の可能性あり。

EPSや売上高成長率など

EBS SG(%) EPS DSO
08/12 -2% 0.68  
09/12 31% 0.99  
10/12 22% 1.59 60.1
11/12 -5% 0.64 75.8
12/12 3% 0.65 97.3
13/12 11% 0.85 71.1
14/12 29% 0.88 34.8
15/12 21% 1.41 49.6
16/12 0% 1.13 71.9
17/12 15% 1.71 68.1
18/12 39% 1.22 82.3
19/12 41% 1.04 76.1

※SG(セールスグロース):売上高成長率(前年度比)

※DSO(デイズ・セールス・アウトスタンディング):売掛金回収に必要な日数。売掛金÷1日平均売上高で計算。期末に無理して売込みをかけてEPSをよい数値にした企業の場合は、売掛金が増え、DSOの数値が大きくなる。上記DSOの出所はモーニングスター社。

バランスシート

EBS 総資産 総負債 株主資本 自己資本率
08/12 291 91 199 68%
09/12 345 101 244 71%
10/12 500 127 374 75%
11/12 547 130 417 76%
12/12 564 122 442 78%
13/12 627 137 489 78%
14/12 939 385 553 59%
15/12 1037 377 660 64%
16/12 970 374 596 61%
17/12 1070 158 912 85%
18/12 2229 1219 1011 45%
19/12 2327 1239 1089 47%

ROAとROEなど

EBS ROA ROE 流動比率
08/12 7% 11% 283%
09/12 9% 13% 354%
10/12 10% 14% 322%
11/12 4% 6% 358%
12/12 4% 5% 425%
13/12 5% 6% 482%
14/12 4% 7% 465%
15/12 6% 10% 541%
16/12 5% 9% 482%
17/12 8% 9% 485%
18/12 3% 6% 310%
19/12 2% 5% 317%

★ROA=当期純利益÷総資産 ※総資産を用いて企業があげた利益の割合

★ROE=当期純利益÷自己資本 ※投下資本に対して企業があげた利益の割合

★流動比率=流動資産÷流動負債 ※短期的な支払い能力を見る指標

キャッシュフロー

EBS 営業CF 投資CF 財務CF
08/12 7 -31 9
09/12 30 -33 15
10/12 98 -23 -8
11/12 12 -54 17
12/12 40 -40 -2
13/12 97 -68 9
14/12 112 -210 199
15/12 43 -45 35
16/12 55 -76 -20
17/12 208 -250 -51
18/12 42 -897 789
19/12 188 -97 -36