【BSX】ボストンサイエンティフィックの株価と決算

2019年11月12日

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ボストンサイエンティフィックは医療器具の大手メーカーです。

内視鏡検査装置や心臓カテーテル、冠動脈疾患向け装置、ペースメーカーなどを開発、製造、販売。

身体の負担を減らし、効果的な治療を行う医療機器に強みを持ち、米国を中心に(売上の約6割)、各国で活動を展開しています。

その製品群の分類は以下の通りです。

  • インターベンショナルカーディオロジー:狭心症や心筋梗塞などの心血管疾患の診断・治療用
  • ペリフェラル インターベンション:心臓・頭蓋内以外の末梢血管(下肢末梢動脈・頸動脈・腎動脈など)疾患治療用
  • カーディアック・リズム・マネジメント:心不全治療、不整脈治療に用いる植込み型医療機器
  • エレクトロフィジオロジー:不整脈の診断・治療用
  • ウロロジー&ウーマンズヘルス:尿路結石・前立腺肥大症・腹圧性尿失禁・骨盤臓器脱などの治療用
  • ニューロモジュレーション:成長分野の慢性疼痛疾患の治療において、脊髄電気刺激療法(SCS療法)に使用される

17年5月に心臓疾患向け装置を扱うSymetisを買収。

近年は、パーキンソン病の治療システムにも手を広げています。

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主な指標を概観

まず、主要指標のデータを見てみます(指標と株価はgooglefinance関数から取得。配当利回り〔税込〕のみブルームバーグ)

1/2株価 34.7
11/8株価 40.5
株価上昇率 16.74%
52週高値 43.8
52週安値 31.6
EPS 0.77
PER 52.3
配当利回り
時価総額(億$) 565
株式数(億) 13.9

株価推移(チャートと伸び率)

次に、株価の推移を見てみます(青線が株価推移。赤線が200日間の移動平均線)。

株価の推移を1年ごとに見てみましょう

★1:各年の株価伸び率(※19年終値は11/8)
BSX 初値 終値 上昇率
2019 34.7 40.5 17%
2018 24.9 35.3 42%
2017 21.7 24.8 14%
2016 18.2 21.6 19%
2015 13.3 18.4 39%
2014 12 13.3 10%
2013 5.9 12 104%
2012 5.4 5.7 6%
2011 7.6 5.3 -30%
2010 8.9 7.6 -15%
2009 7.7 9 17%
2008 11.7 7.7 -34%
★2:各年初から19/11/8までの伸び率
19年~ 18年~ 17年~ 16年~
17% 63% 87% 123%
15年~ 14年~ 13年~ 12年~
205% 238% 587% 650%
11年~ 10年~ 09年~ 08年~
433% 355% 426% 246%

四半期決算(2019予想など)

さらに、ロイターが調べた四半期決算のEPSと売上の予想を整理してみます。

(※下記図表では、Y=年度決算、Q=四半期決算、日/月=データの日時、その右欄にあるのは1カ月前、2か月前の予想値を記載)。

EPS:予想と結果

予想 11/8 1月前 2月前
Y:2020 1.79 1.79 1.79
Y:2019 1.57 1.56 1.56
Q:20/3 0.42 0.41 0.41
Q:19/12 0.44 0.44 0.44
EPS 予想 結果 %
19/9 0.38 0.39 0.01 2.6
19/6 0.38 0.39 0.01 2.6
19/3 0.36 0.35 -0.01 -2.8
18/12 0.37 0.39 0.02 5.4
18/9 0.34 0.35 0.01 2.9
18/6 0.34 0.41 0.07 20.6
18/3 0.32 0.33 0.01 4.6

売上高:予想と結果

予想 11/8 1月前 2月前
Y:2020 12060 11880 11670
Y:2019 10760 10680 10632
Q:20/3 2850
Q:19/12 2930 2910 2860
売上 予想 結果
19/9 2650 2707 57 2.2
19/6 2642 2631 -11 -0.4
19/3 2535 2493 -42 -1.7
18/12 2559 2561 3 0.1
18/9 2404 2393 -11 -0.5
18/6 2465 2490 25 1.0
18/3 2341 2379 38 1.6

決算予想と結果では米国会計基準(GAAP)とは違う「非GAAP基準」の数値(各社が経営実態を踏まえて調整した数値)が多用されています。そのため、本節の売上とEPSは次節のGAAP基準の値と同じになるとは限りません。

通年決算(GAAP基準)

最後に、通年決算の数字を見てみます(以下、売上、利益、資産、負債、資本、キャッシュフローなどの単位は百万ドル。EPS=希薄化後EPS)。

損益計算(売上、純利益等)

BSX 売上高 営業CF OCFマージン 純利益
08/12 8050 1216 15% -2036
09/12 8188 835 10% -1025
10/12 7806 325 4% -1065
11/12 7622 1008 13% 441
12/12 7249 1280 18% -4068
13/12 7143 1110 16% -121
14/12 7380 1269 17% -119
15/12 7477 691 9% -239
16/12 8386 1182 14% 347
17/12 9048 1426 16% 104
18/12 9823 310 3% 1671

*同マージン=営業キャッシュフローマージン。15%もあれば優良。通常、売上高>営業CF>純利益となる。営業CF<純利益となる企業は粉飾決算の可能性あり。

EPSや売上高成長率など

BSX SG(%) EPS DSO
08/12 -4% -1.36 0.0
09/12 2% -0.68 61.9
10/12 -5% -0.7 63.0
11/12 -2% 0.29 61.4
12/12 -5% -2.89 62.0
13/12 -1% -0.09 64.5
14/12 3% -0.09 61.6
15/12 1% -0.18 60.0
16/12 12% 0.25 59.8
17/12 8% 0.08 60.9
18/12 9% 1.19 58.6
       

※SG(セールスグロース):売上高成長率(前年度比)

※DSO(デイズ・セールス・アウトスタンディング):売掛金回収に必要な日数。売掛金÷1日平均売上高で計算。期末に無理して売込みをかけてEPSをよい数値にした企業の場合は、売掛金が増え、DSOの数値が大きくなる。上記DSOの出所はモーニングスター社。

バランスシート

BSX 総資産 総負債 株主資本 自己資本率
08/12 27139 13965 13174 49%
09/12 25177 12876 12301 49%
10/12 22128 10832 11296 51%
11/12 21290 9937 11353 53%
12/12 17154 10284 6870 40%
13/12 16571 10032 6539 39%
14/12 17024 10567 6457 38%
15/12 18133 11813 6320 35%
16/12 18096 11363 6733 37%
17/12 19042 12030 7012 37%
18/12 20999 12273 8726 42%
         

ROAとROEなど

BSX ROA ROE 流動比率
08/12 -8% -15% 169%
09/12 -4% -8% 152%
10/12 -5% -9% 139%
11/12 2% 4% 172%
12/12 -24% -59% 171%
13/12 -1% -2% 165%
14/12 -1% -2% 127%
15/12 -1% -4% 143%
16/12 2% 5% 90%
17/12 1% 1% 68%
18/12 8% 19% 76%
       

★ROA=当期純利益÷総資産 ※総資産を用いて企業があげた利益の割合

★ROE=当期純利益÷自己資本 ※投下資本に対して企業があげた利益の割合

★流動比率=流動資産÷流動負債 ※短期的な支払い能力を見る指標

キャッシュフロー

BSX 営業CF 投資CF 財務CF
08/12 1216 324 -1350
09/12 835 -793 -820
10/12 325 -468 -508
11/12 1008 776 -1728
12/12 1280 -579 -764
13/12 1110 -475 -624
14/12 1269 -745 -150
15/12 691 -2186 1276
16/12 1182 -887 -206
17/12 1426 -1010 110
18/12 310 -1921 1432