【CELG】セルジーンの株価と決算

2019年10月9日

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セルジーン(Celgene Corp)はがん治療薬等の製造・販売に携わるグローバルなバイオ医薬品会社です。

主に、がんと免疫・炎症関連疾患に対して治療法の発見・開発・商品化に力を注いでいます。

1986年に化学大手セラニーズから分社化され、子会社と共に、がんや炎症性疾患の治療法の発見、開発と商業化に従事しています(血液癌、膠芽細胞腫、卵巣癌、膵臓癌、前立腺癌などの治療薬を開発)。

数多くの医薬品を販売していますが、そのうち、「レブラミド®」(免疫調節薬の一種)が売上の6割を占めています。

2001年にアブラクシス・バイオサイエンス(癌治療薬メーカー)12年にアビラセラピューティクス(血液癌治療薬メーカー)を買収。15年にはレセプトス社を買収しました。

18年1月22日に、セルジーンはジュノ・セラピューティクスを90億ドルで買収することで合意。これは過去、最大規模の買収です。

ジュノを買収することで、キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)療法の研究開発へのアクセスが可能になります(この療法は免疫細胞を取り出して操作し、それを体内に戻してがん細胞の駆逐を目指す)。

この記事では、CELGの情報を整理してみます。

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主な指標を概観

まず、主要指標のデータを見てみます(指標と株価はgooglefinance関数から取得。配当利回り〔税込み〕のみブルームバーグ)

1/2株価 63.2
10/7株価 99.7
株価上昇率 57.8%
52週高値 100.4
52週安値 58.6
EPS 5.46
PER 18.3
配当利回り 0.00%
時価総額(億$) 707
株式数(億) 7.1

株価推移(チャートと伸び率)

次に、株価の推移を見てみます(青線が株価推移。赤線が200日間の移動平均線)。

株価の推移を1年ごとに見てみましょう

★1:各年の株価伸び率(※19年終値は10/7)
CELG 初値 終値 上昇率
2019 63.2 99.7 58%
2018 105.3 64.1 -39%
2017 116.5 104.4 -10%
2016 116.8 115.8 -1%
2015 112.9 119.8 6%
2014 84.5 111.9 32%
2013 40.2 84.5 110%
2012 34.3 39.2 15%
2011 29.9 33.8 13%
2010 28.3 29.6 5%
2009 27.5 27.8 1%
2008 23 27.6 20%
★2:各年初から19/10/7までの伸び率
19年~ 18年~ 17年~ 16年~
58% -5% -14% -15%
15年~ 14年~ 13年~ 12年~
-12% 18% 148% 191%
11年~ 10年~ 09年~ 08年~
234% 252% 263% 333%

四半期決算(2019予想など)

次に、ロイターのサイトに掲載された四半期決算の予想と実値を見てみます(2019/5/5。売上の単位は百万ドル。EPS=希薄化後EPS)

EPS(予想と結果)

EPS予想 平均 上限 下限 期間
2020 12.57 14 11.37 1年
2019 10.72 11.2 10.52 1年
9-19 2.74 2.86 2.64 3カ月
6-19 2.62 2.8 2.49 3カ月
EPS 予想 結果
3-19 2.43 2.55 0.12 4.8
12-18 2.32 2.39 0.07 3.1
9-18 2.22 2.29 0.07 3.0
6-18 2.11 2.16 0.05 2.5
3-18 1.96 2.05 0.09 4.7
12-17 1.97 2.00 0.03 1.6
9-17 1.88 1.91 0.03 1.9

売上高(予想と結果)

売上予想 平均 上限 下限 期間
2020 19260 20286 18092 1年
2019 17129 17482 16873 1年
9-19 4358 4486 4270 3カ月
6-19 4239 4373 4139 3カ月
売上 予想 結果
3-19 4009 4025 16 0.4
12-18 3988 4037 49 1.2
9-18 3852 3892 40 1.0
6-18 3702 3814 112 3.0
3-18 3464 3538 74 2.1
12-17 3471 3483 12 0.3
9-17 3416 3287 -129 -3.8

決算予想と結果では米国会計基準(GAAP)とは違う「非GAAP基準」の数値(各社が経営実態を踏まえて調整した数値)が多用されています。そのため、本節の売上とEPSは次節のGAAP基準の値と同じになるとは限りません。

通年決算(GAAP基準)

最後に、通年決算の数字を見てみます(以下、売上、利益、資産、負債、資本、キャッシュフローなどの単位は百万ドル。EPS=希薄化後EPS)。

損益計算(売上、純利益等

CELG 売上高 営業CF OCFマージン 純利益
08/12 2255 182 8% -1534
09/12 2690 910 34% 777
10/12 3626 1182 33% 881
11/12 4842 1776 37% 1318
12/12 5507 2019 37% 1456
13/12 6494 2226 34% 1450
14/12 7670 2806 37% 2000
15/12 9256 2785 30% 1602
16/12 11229 4165 37% 1999
17/12 13003 5246 40% 2940
18/12 15281 5171 34% 4046

*同マージン=営業キャッシュフローマージン。15%もあれば優良。通常、売上高>営業CF>純利益となる。営業CF<純利益となる企業は粉飾決算の可能性あり。

EPSや売上高成長率など

CELG SG(%) EPS DSO
08/12 60% -1.73 38.8
09/12 19% 0.83 50.9
10/12 35% 0.94 57.6
11/12 34% 1.43 62.3
12/12 14% 1.65 63.2
13/12 18% 1.68 56.8
14/12 18% 2.39 53.0
15/12 21% 1.94 51.0
16/12 21% 2.49 49.4
17/12 16% 3.64 49.7
18/12 18% 5.51 47.6
       

※SG(セールスグロース):売上高成長率(前年度比)

※DSO(デイズ・セールス・アウトスタンディング):売掛金回収に必要な日数。売掛金÷1日平均売上高で計算。期末に無理して売込みをかけてEPSをよい数値にした企業の場合は、売掛金が増え、DSOの数値が大きくなる。上記DSOの出所はモーニングスター社。

バランスシート

CELG 総資産 総負債 株主資本 自己資本率
08/12 4445 954 3491 79%
09/12 5389 995 4395 82%
10/12 10177 4182 5995 59%
11/12 10006 4493 5513 55%
12/12 11734 6040 5695 49%
13/12 13378 7788 5590 42%
14/12 17340 10815 6525 38%
15/12 26964 21045 5919 22%
16/12 28086 21486 6600 23%
17/12 30141 23220 6921 23%
18/12 35480 29319 6161 17%
         

ROAとROEなど

CELG ROA ROE 流動比率
08/12 -35% -44% 539%
09/12 14% 18% 777%
10/12 9% 15% 406%
11/12 13% 24% 283%
12/12 12% 26% 327%
13/12 11% 26% 388%
14/12 12% 31% 460%
15/12 6% 27% 477%
16/12 7% 30% 367%
17/12 10% 42% 499%
18/12 11% 66% 223%
       

★ROA=当期純利益÷総資産 ※総資産を用いて企業があげた利益の割合

★ROE=当期純利益÷自己資本 ※投下資本に対して企業があげた利益の割合

★流動比率=流動資産÷流動負債 ※短期的な支払い能力を見る指標

キャッシュフロー

CELG 営業CF 投資CF 財務CF
08/12 182 -522 282
09/12 910 -856 -62
10/12 1182 -2107 1177
11/12 1776 378 -1622
12/12 2019 -1554 -249
13/12 2226 -529 -554
14/12 2806 -1438 -417
15/12 2785 -6259 4283
16/12 4165 -1002 -1834
17/12 5246 -2891 -1584
18/12 5171 -6418 -1540