DLO:ディーローカルの株価と決算

決済(ペイメント),米新興株特選,金融,フィンテック

ディーローカルは、新興国での複雑なオンライン決済をシンプル化するためのプラットフォームをクラウドで提供しています。

国境を越えた取引や地域間取引に対応するプラットフォーム(One dLocal)を通じて、顧客は安全で効率よく支払いを受け(ペイイン)、支払い(ペイアウト)をオンライン上で行うことができます。

新興国の多くは、国際的に利用できるクレジットカードでの支払額が、電子商取引の総支払額の中で占める割合が低く(例:インドでも3割程度)、国内限定のクレカや現金、他の代替手段で支払われています。

そのため、支払い手段の複雑さが、電子商取引の国際化が拡大するうえでの障害になります。

(*例えば、VISAやMASTER CARDで決済できるかと思ったら地域のクレカに入らないと決済できない、というのなら、面倒くさがって、たいていの消費者は買うのをやめてしまう)

その壁を突破し、電子商取引の国際化を拡大する決済ソリューションを提供しているわけです。

DLOはMELI(メルカドリブレ)に勤務していたメンバーが2016年に設立した企業で、ウルグアイのユニコーン企業となりました。

2021年6月にナスダックにIPOされて以来、新たなフィンテック企業として注目を集めています。

過去~現在株価

※左目盛り:青線は株価推移(最大20分ディレイ)赤線は200日移動平均線
※右目盛り:緑線は10年国債利回り
※主要指標の単位 時価総額:億ドル、株式数:億、1日の平均取引量:100万ドル

四半期決算の概要

(※下記図表では、Y=年度決算、Q=四半期決算、日/月=データの日時、その右欄に1カ月前、2か月前の予想値を記載。予想値の主な出所は英語版のヤフーファイナンス)。

★EPS:予想と結果

予想 5/1 1月前 2月前
Y:2023 0.65 0.66 0.67
Y:2022 0.42 0.42 0.41
Q:22/6 0.1 0.09 0.1
Q:22/3 0.08 0.08 0.08
EPS 予想 結果 %
22/3 0.08 0.08 0.00 0.0
21/12 0.07 0.08 0.01 14.3
21/9 0.07 0.06 -0.01 -14.3
21/6 0.05 0.06 0.01 20.0

★売上:予想と結果

予想 5/1 1月前 2月前
Y:2023 624 621
Y:2022 409 408 405
Q:22/6 96 95
Q:22/3 81 80 79
売上 予想 結果
22/3 82 87 5 6.1
21/12 74 76 2 2.7
21/9 65 69 4 6.2
21/6 41 59 18 43.9



通年決算(GAAP基準)

最後に、通年決算の数字を見てみます(以下、売上、利益、資産、負債、資本、キャッシュフローなどの単位は百万ドル。EPS=希薄化後EPS)。

損益計算(売上、純利益等)

DLO 売上高 営業CF 同マージン 純利益
19/12 55 31 56% 16
20/12 104 88 85% 28

同マージン=営業キャッシュフローマージン。15%もあれば優良。通常、売上高>営業CF>純利益となる。営業CF<純利益となる企業は粉飾決算の可能性あり。

EPSや営業利益率など

DLO SG(%) EPS DSO
19/12 28.3 171.2
20/12 89% 49.7 255.1

※SG(セールスグロース):売上高成長率(前年度比)
※DSO(デイズ・セールス・アウトスタンディング):売掛金回収に必要な日数。売掛金÷1日平均売上高で計算。期末に無理して売込みをかけてEPSをよい数値にした企業の場合は、売掛金が増え、DSOの数値が大きくなる。

バランスシート

DLO 総資産 総負債 株主資本 自己資本率
19/12 80 55 25 31%
20/12 200 155 45 23%

ROAとROEなど

DLO ROA ROE 流動比率
19/12 20% 64% 141%
20/12 14% 62% 126%

★ROA=当期純利益÷総資産 ※総資産を用いて企業があげた利益の割合
★ROE=当期純利益÷自己資本 ※投下資本に対して企業があげた利益の割合
★流動比率=流動資産÷流動負債 ※短期的な支払い能力を見る指標

キャッシュフロー

DLO 営業CF 投資CF 財務CF
19/12 31 0 -19
20/12 88 4 -15