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世界の大富豪ランキング(2018)をフォーブスが公表 ベストテンのビリオネアは誰?

更新日:

フォーブス誌が2018年版の世界の億万長者のリストを3月6日に発表しました。

(2017年は3月20日発表、同年10月20日に「米国トップ400」の億万長者ランキングが公開された)

「世界で一番、お金を持っているのは誰か?」

「ベストテンに誰がランクインしたのか?」

この気になる問題について、フォーブスは答えを出したわけです。

今回は、そのデータをもとに、世界の億万長者の番付を整理しました。

フォーブス(17年7月号:P42)を見ると、ビリオネアの出自比率は中流階級が一番多いので、本記事では「まだまだチャンスは残っている」という前提で富豪ランキングを見ていきます。

  • 貧困:23%
  • 労働者階級:17%
  • 中流階級:30%
  • 上流中流階級:21%
  • 富裕層:9%

(参考:初めて100万ドルを稼いだ年齢)

  • 20歳以下:2.1%
  • 生まれつき億万長者:8.5%
  • 41~50歳:8.5%
  • 31~40歳:21.3%
  • 21~30歳:59.6%
  • 50歳以上:0%

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注目の富豪 ナンバー1~3

1位:ジェフ・ベゾス

(27 October 2010/Source:Flickr、Author:Steve Jurvetson)

世界一のお金持ちはアマゾンCEOのジェフ・ベゾスでした(以下、敬称略)

その保有資産は1120億ドル。

3月6日のドル円の終値(1ドル=106円)で換算すると、11兆8720億円。

メキシコの名目GDPは1000億ドルぐらいなので、ベゾスの資産規模はそれを超えています。

※関連記事:【amazon】アマゾンの株価と決算

2位:ビル・ゲイツ

Bill_Gates

(Date 24 June 2015/Author:UK Department for International Development/Source:ttps://www.flickr.com/photos/dfid/19111683745/)

17年のトップはビル・ゲイツ。現在、2番目のゲイツは900億ドル(9兆5400億円)もの資産を保有しています。

巨富を得た二人は、最近、『フォーブス2018年3月号』にて、マーケティングとイノベーションについて興味深い発言をしています。

  • 「昔は優れたマーケティングさえすれば、いまいちな商品でも市場を支配できたものです。今日ではすぐに情報が広がるので、消費者はサービスや商品の良し悪しが分かります。マーケティングの観点からいえば、『宣伝』という企業にとっては大変な仕事を消費者が自らしてくれるのです」(ジェフ・ベゾス)
  • 「たったひとつのブレイクスルーによって世界を変えられると確信しながら、たくさんのクレージーな考えに喜んで賭けないといけません」「イノベーションの力を信じ、革命的なアイデアに賭けるべきです。次の100年間に我々が必要としているのは、それをやり続けられる人です」(ビル・ゲイツ)

やはり、富を手に入れる上で、この二つは非常に大事です。

マイクロソフトは、現在、サティア・ナデラ氏が引きつぎ、モバイル・ファーストからクラウド・ファーストへのイノベーションを進めています。

※関連記事:【MSFT】マイクロソフトの株価と決算、配当

3位:ウォーレン・バフェット⇒マーク・ザッカーバーグ

Warren_Buffett

(6 May 2005/Source:Work of Mark Hirschey/Author:Mark Hirschey)

18年3月時点でNO3をキープしたウォーレン・バフェット氏は、2018年2月24日にバークシャー・ハサウェイの2017年業績について株主に手紙を送りました。

そこでは、非常に堅実なアドバイスが述べられていました。

  • 「他の人々が慎重でなくなるほど、我々はより一層、慎重に行動しなければならない」
  • 「バークシャーでは、調整済の1株当たり利益を生む力を最も大事にしている」
  • 「私は利益を生み出す事業に着目してバークシャーが所有する市場株式を見ている。(株式を)チャートのパターンやアナリストの「ターゲット」価格、メディア専門家の意見に基づいて売買されるティッカーシンボルとして見ていない」

2018年をどう乗り切るために含蓄のある教訓を述べていたのです。

※関連記事:バフェットの手紙(2017年度)和訳

※その後、フェイスブック株価の上昇により、18年7月6日にマーク・ザッカーバーグCEOがバフェットを抜いて世界長者番付第三位となった。ブルームバーグによれば、ザッカーバーグ氏の資産総額816億ドルとなり、バフェット氏を3億7300万ドルほど上回ったという。

Mark_Zuckerberg_em_setembro_de_2014

(Date:5 September 2014/Source:Flickr/Author:Presidência do México)※WIKI画像

2018年 世界の大富豪ランキング:1位~100位

2018年の大富豪ランキングを眺めてみます(このランキングは18年3月時点のデータに基づく)。

出所はフォーブスの「The World's Billionaires」です。

※円換算は2018年3月6日の為替(1ドル=106円)で計算しています。

ベスト100までで米国の富豪は30人。中国(+香港)は15人。欧州は20人、ロシアは9人、インドは4人でした。

日本勢が2人しかいないのが残念です。

6位のオルテガは日本ではあまりなじみがありませんが、ZARAで知られるスペインのアパレルメーカー(インディテックス社)を率いています

億円億ドル企業
1ジェフベゾス1187201120アマゾン
2ビルゲイツ95400900マイクロソフト
3ウォーレンバフェット89040840バークシャーハサウェィ
4ベルナールアルノー76320720LVMH
5ザッカーバーグ75260710フェイスブック
6アマンシオ・オルテガ74200700ZARAスペイン
7カルロス・スリムヘル71126671テレコムメキシコ
8チャールズコック63600600コックインダストリー
8デビッドコック63600600コックインダストリー
10ラリーエリソン62010585ソフトウェア
11ブルームバーグ53000500ブルームバーグ
12ラリーペイジ51728488Google
13セルゲイブリン50350475Google
14ジム・ウォルトン49184464ウォルマート
15ロブソン・ウォルトン48972462ウォルマート
16アリス・ウォルトン48760460ウォルマート
17馬化騰48018453テンセント
18フランソワーズマイヤーズ44732422ロレアル
19ムケシュ・アンバニ42506401石油&ガス
20ジャックマー41340390電子商取引
21シェルドン・アデルソン40810385カジノ
22スティーブバルマー40704384マイクロソフト
23李嘉誠36994349多角経営
24許家印32118303不動産
24李兆基32118303不動産
26王健林31800300不動産
27カール・アルブレヒト31588298スーパー
28フィル・ナイト31376296ナイキ
29ジョルジ・P・レマン29044274ビールブラジル
30フランソワ・ピノート28620270高級品
31ゲオルグ・シェフラー26818253自動車部品
32スザンヌ・クラッテン26500250BMW、医薬品
33デヴィッド・トムソン26500250メディア
34ジャクリーン・マーズ25016236キャンディ、ペットフード
35ジョン・マーズ25016236キャンディ、ペットフード
36ジョセフ・サフラ24910235銀行業ブラジル
37ジョバンニフェレーロ24380230製菓
38ディートリッヒ・マテシッツ24380230レッドブルオーストリア
39マイケル・デル24062227PC
40孫正義24062227ネット、テレコム
41セルジュ・ダッソー23956226多角経営
42ステファン・クワント23320220BMW
43楊惠妍23214219不動産
44ポール・アレン23002217マイクロソフト
45レオナルド・デルヴェッキオ22472212眼鏡
46ディーターシュワルツ22154209小売
47トマス・ペテロフィ21518203割引仲介
48テオ・アルブレヒト21412202アルディ、トレーダージョー
48レオナルド・ブラヴァトニク21412202多角経営
50何享健21306201家電
50呂志和21306201カジノ
52ジェームズシモンズ21200200ヘッジファンド
53ヘンリー・サイ21200200多角経営
54イーロン・マスク21094199テスラモーターズ
55ヒンドゥージャグループ20670195多角経営
56柳井正20670195ファッション小売
57ウラジミール・リシン20246191鉄鋼、輸送
58ローレン・パウエル19928188アップル、ディズニー
59アジム・プレムジ19928188ソフトウェアサービス
60アレクシー・ムルダショフ19822187鉄鋼、投資
61李健熙19716186サムスン
62ラクシュミ・ミタル19610185
63王偉19292182パッケージ配信
64レオニード・ミケルソン19080180ガス、化学薬品
65チャーレン・S・ハクディ18974179飲料、不動産タイ
66サイラス・ミストリー18868178建設アイルランド
67レイダリオ18762177ヘッジファンド
68滝崎武光18550175センサー
69ウィリアム・ディング18444174オンラインゲーム
70R.ブディ・ハルトノ18444174銀行、たばこインドネシア
71ジーナ・ラインハート18444174鉱業
72ヘルマン・ラレアモタ・ベラスコ18338173鉱業メキシコ
73カール・アイカーン17808168投資
74ステファン・ペルソン17808168H&Mスウェーデン
75マイケル・ハートノ17702167銀行、たばこインドネシア
75ジョセフ・ラウ17702167不動産
77レイモンドクォック17490165不動産
78ヴァギット・アレクペロフ17384164
78ジェームズ・ラトクリフ17384164薬品
80ドナルドブレン17278163不動産
80アイリス・フォンボルナ17278163鉱業チリ
82ゲンナディ・ティムチェンコ16960160石油ガス
83アビゲイル・ジョンソン16854159資金管理
84ウラジミールポタニン16854159金属
85ルーカス・ウォルトン16854159ウォルマート
86シャーリーン・C・ハイネケン16748158ハイネケン
87張智東16536156ネットメディア
88ペトル・ケルナー16430155銀行業チェコ
89アンドレイ・メリニシェンコ16430155石炭、肥料
90デビッド・サイモンルーベン16430155投資、不動産
91クラウス・マイケルクーネ16218153運送
91李淑夫16218153自動車
93ミハイル・フリードマン16006151石油、銀行、テレコム
94ルパート・マードック15900150新聞、TVネットワーク
95タニン・チャラワノン15794149多角経営タイ
96ロバート・クオック15688148パーム油、船積み、不動産マレーシア
97エマニュエル・ベスニエ15582147チーズ
98シブ・ナダール15476146ソフトウェア
99ヴィクトル・ヴェクセリベルク15264144金属、エネルギー
100アリコ・ダンゴテ14946141セメント、砂糖、小麦粉ナイジェリア

上位20位ぐらいまで米国の企業の創業者や経営者が多く、30位ぐらいまで範囲を広げると、各国の富豪が出てきます。

コック兄弟やウォルトン家のように、累計で見ないと総規模が分かりにくい富豪にも要注意です。

世界の大富豪1位~50位:17年~18年の資産増減

次に、2017年と2018年の大富豪ランキングを比べてみます。

18年の出所はフォーブスの「The World's Billionaires」。17年データは同サイト過去記事から探しました。

17年と比べると、ベゾスの資産拡大規模の大きさがよくわかります。

全体的には17年株高の恩恵で資産を増やした富豪が多いようです。

フォーブス2017年7月号(P59)によれば「ビリオネアランキング」は本人資産で計算しており、「日本の長者番付」は親族と共有する資産を含めて計算しているそうです。

(※以下、単位は億ドル)

20182017企業
1ジェフ・ベゾス1120728アマゾン
2ビル・ゲイツ900860マイクロソフト
3ウォーレン・バフェット840756バークシャーハサウェィ
4ベルナール・アルノー720415LVMH
5ザッカーバーグ710560フェイスブック
6アマンシオ・オルテガ700713ZARAスペイン
7カルロス・スリム・ヘル671545テレコムメキシコ
8チャールズ・コック600483コックインダストリー
9デビッド・コック600483コックインダストリー
10ラリーエリソン585522ソフトウェア
11ブルームバーグ500475ブルームバーグ
12ラリー・ペイジ488407Google
13セルゲイ・ブリン475398Google
14ジム・ウォルトン464340ウォルマート
15ロブソン・ウォルトン462340ウォルマート
16アリス・ウォルトン460338ウォルマート
17馬化騰453249テンセント
18フランソワーズマイヤーズ422ロレアル
19ムケシュ・アンバニ401232石油&ガス
20ジャックマー390283電子商取引
21シェルドン・アデルソン385304カジノ
22スティーブバルマー384300マイクロソフト
23李嘉誠349312多角経営香港
24許家印303140不動産
25李兆基303244不動産香港
26王健林300313不動産
27カール・アルブレヒト298272スーパー
28フィル・ナイト296262ナイキ
29ジョルジ・P・レマン274292ビールブラジル
30フランソワ・ピノート270157高級品
31ゲオルグ・シェフラー253207自動車部品
32スザンヌ・クラッテン250204BMW、医薬品
33デヴィッド・トムソン250272メディアカナダ
34ジャクリーン・マーズ236270キャンディ、ペットフード
35ジョンマーズ236270キャンディ、ペットフード
36ジョセフ・サフラ235205銀行業ブラジル
37ジョバンニ・フェレーロ230252製菓
38ディートリッヒ・マテシッツ230134レッドブルオーストリア
39マイケルデル227204PC
40孫正義227212ネット、テレコム
41セルジュ・ダッソー226168多角経営
42ステファン・クワント220183BMW
43ヤン・フイヤン21990不動産
44ポール・アレン217199マイクロソフト、投資
45レオナルド・デルヴェッキオ212179眼鏡
46ディーター・シュワルツ209170小売
47トマス・ペテロフィ203138割引仲介
48テオ・アルブレヒト・Jr202188トレーダージョー等
49レオナルド・ブラヴァトニク202205多角経営
50何享健201123家電

米国勢は意気軒高で、中国勢もかなり資産を増やしました。フランスの資産増もそれなりに目立ちます。

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米国の億万長者ランキング:1位~50位(2018年3月)

次に、18年3月の米国のビリオネア順位(ベスト50)を並べてみます。

  • 1位:ジェフ・ベゾス:1120億ドル アマゾン
  • 2位:ビル・ゲイツ:900億ドル マイクロソフト
  • 3位:ウォーレン・バフェット:840億ドル バークシャーハサウェイ
  • 4位:マーク・ザッカーバーグ:710億ドル フェイスブック
  • 5位:チャールズ・コック:600億ドル コークインダストリーズ
  • 5位:ディビッド・コック:600億ドル コークインダストリーズ
  • 7位:ラリー・エリソン:585億ドル オラクル
  • 8位:マイケル・ブルームバーグ:500億ドル ブルームバーグ
  • 9位:ラリー・ペイジ:488億ドル グーグル
  • 10位:セルゲイ・ブリン:475億ドル グーグル
  • 11位:ジム・ウォルトン:464億ドル  ウォルマート
  • 12位:S・ロブソン・ウォルトン:462億ドル  ウォルマート
  • 13位:アリス・ウォルトン:460億ドル  ウォルマート
  • 14位:シェルドン・アデルソン:385億ドル  ラスベガスサンズ
  • 15位:スティーブ・バルマー:384億ドル  マイクロソフト
  • 16位:フィル・ナイト:296億ドル  ナイキ
  • 17位:ジャクリーン・マーズ:236億ドル  マーズ(菓子)
  • 17位:ジョン・マーズ:236億ドル  マーズ(同)
  • 19位:マイケル・デル:227億ドル  デルコンピュータ
  • 20位:ポール・アレン:217億ドル  マイクロソフト
  • 21位:トーマス・ピーターフィー:203億ドル  インタラクティブ・ブローカーズ
  • 22位:レン・ブラヴァトニク:202億ドル  投資家
  • 23位:ジェームス・サイモンズ:200億ドル  ヘッジファンド
  • 24位:イーロン・マスク:199億ドル  テスラモーター
  • 25位:ローレン・パウエル:188億ドル  ジョブズの妻
  • 26位:レイ・ダリオ:177億ドル  ヘッジファンド
  • 27位:カール・アイカーン:168億ドル  投資家
  • 28位:ドナルド・ブレン:163億ドル  不動産
  • 29位:アビゲイル・ジョンソン:159億ドル  フィディリティインベストメンツCEO
  • 29位:ルーカス・ウォルトン:159億ドル  ウォルマート
  • 30位:ルパート・マードック:150億ドル  ニューズコーポレーション
  • 31位:ハロルドハム:141億ドル  石油ガス事業
  • 32位:スティーブン・コーエン:140億ドル  ヘッジファンド
  • 32位:ダスティン・モスコービッツ:140億ドル  フェイスブック
  • 34位:チャールズ・アーゲン:134億ドル  衛星テレビ
  • 34位:エリック・シュミット:134億ドル  グーグル
  • 34位:フィリップ・アンスチャツ:134億ドル  投資家
  • 37位:ジム・ケネディ:130億ドル  コックスエンタープライズ
  • 37位:ブレア・パリー・オケデン:130億ドル  コックスエンタープライズ株主
  • 39位:レナード・オーダー:129億ドル  化粧品事業
  • 40位:ステファン・シュウォースマン:126億ドル  投資家
  • 41位:ドナルド・ニューハウス:123億ドル  アドバンスパブリケーション
  • 42位:アンドリュー・ビール :116億ドル  銀行、不動産
  • 43位:ジョン・メナード, Jr. :115億ドル  住宅リフォーム
  • 44位:デビッド・テッパー:110億ドル  ヘッジファンド
  • 45位:ピエール・オミダイア:105億ドル  ebay会長
  • 46位:ロナルド・ペレルマン:98億ドル  投資家
  • 47位:ミッキー・アリソン:97億ドル   カーニバルコーポレーションCEO
  • 48位:トーマス・フリスト・ジュニア:96億ドル  ヘルスケア
  • 49位:チャールズ・シュワブ:94億ドル  金融
  • 50位:ハーバード・コーラー・ジュニア:93億ドル   水道事業

10位まではネット長者が多いのですが、それ以降では、小売や菓子製造等、現物に関わるビジネスの長者や投資家が目につきます。

フェイスブックやウォルマートなどの経営者、ニュースやメディア系事業のオーナーも目につきます。

例えば、ルパート・マードックはエンターテインメント関連事業の21世紀フォックスと出版関連事業のニューズ・コーポレーションを保有しています。

中国・香港の億万長者ランキング:1位~20位(2018年3月)

中国・香港のベスト20の長者ランキングは以下の通り(18年3月)。

  • 1位:馬化騰、453億ドル、テンセント、中国
  • 2位:ジャックマー、390億ドル、アリババ、中国
  • 3位:李嘉誠、349億ドル、多角経営、香港
  • 4位:許家印、303億ドル、不動産、中国
  • 4位:李兆基、303億ドル、不動産、香港
  • 6位:王健林、300億ドル、不動産、中国
  • 7位:楊惠妍、219億ドル、不動産、中国
  • 8位:何享健、201億ドル、家電、中国
  • 8位:呂志和、201億ドル、カジノ、香港
  • 10位:王偉、182億ドル、パッケージ配信、中国
  • 11位:ウィリアム・ディング、174億ドル、オンラインゲーム、中国
  • 12位:ジョセフ・ラウ 、167億ドル、不動産、香港
  • 13位:レイモンドクォック、165億ドル、不動産、香港
  • 14位:張智東、156億ドル、ネットメディア、中国
  • 15位:李淑夫、153億ドル、自動車、中国
  • 16位:雷軍、125億ドル、シャオミ(スマホ) 、中国
  • 17位:呉光正、122億ドル、不動産、香港
  • 18位:李彦宏、120億ドル、バイドゥ(検索)、中国
  • 19位:王文銀、117億ドル、製銅・ケーブル製造、中国
  • 20位:リー・マン・タット、116億ドル、オイスターソース・不動産、香港

中国の富豪は、ネット長者と不動産業者が目立っています。

世界の女性富豪ベストテンの顔ぶれ(2018年3月)

2018年データで女性のお金持ちベストテンを並べてみました。

  1. 世界16位:アリス・ウォルトン:460億ドル(米)
  2. 世界18位:フランソワーズ・B・マイヤーズ:422億ドル(仏)
  3. 世界32位:ズザンネ・クラッテン:250億ドル(独)
  4. 世界34位:ジャクリーン・マーズ:236億ドル(米)
  5. 世界43位:ヤン・フイヤン:219億ドル(中国)
  6. 世界58位:ローレン・パウエル:188億ドル(米)
  7. 世界69位:ジーナ・ラインハート:174億ドル(豪州)
  8. 世界80位:アイリス・フォントボナ:163億ドル(チリ)
  9. 世界83位:アビゲイル・ジョンソン:159億ドル(チェコ)
  10. 世界95位:シャーリーン・デ・カルパリョ・ハイネケン:126億ドル(蘭)

アリス・ウォルトンはウォルマート一族。フランソワーズ・B・マイヤーズは仏ロレアルの一族です。

3位のスザンネ・クラッテンはBMWの危機を救済したヘルベルト・クヴァントの一族。BMWの大株主ヨハンナ・クヴァントの娘です。

4位のジャクリーン・マーズはスニッカーズやM&M'sで知られる食品会社「マース」の創業者(フォレスト・マース)の娘です。

7位のジーナ・ラインハートは豪州の富豪。鉄鉱石採掘を行うハンコック・プロスペクティング社を創業者の父から受け継ぎました。

8位のアイリス・フォントボナは、チリで最もお金持ちの女性。一族で鉱山工業、流通やリゾート等でビジネスを営んでいます。

9位のアビゲイル・ジョンソンはフィディリティインベストメンツのCEO(祖父のエドワードジョンソン二世が創業)です。

10位のシャーリーン・デ・カルバリョ・ハイネケンは、65カ国以上でブランドを販売するオランダのビール醸造会社ハイネケンの大株主で、資産を創業者の父から受け継いでいます。

大企業創業者の一族の妻や娘が目立ちます。

(コックスエンタープライズはニュース、メディア、自動車にまたがる企業グループの持ち株会社)

なかなか出てこない「日本の富豪」

それにしても、日本人がなかなか出てこない・・・。GDPで世界ナンバー3なのに。

日本の経営者では39位で孫正義(227億ドル)がランクイン。

日本は富が平均的に分散しがちで、富豪が出やすい経済構造ではないのでしょう(米国のように「1%対99%」の格差が巨大化する社会よりはマシかもしれませんが)。

フォーブス社の2018年データで、日本の経営者トップ10の順位を見てみます。

  1. 世界39位:孫正義/227億ドル(ソフトバンク)
  2. 世界55位:柳井正/195億ドル(ユニクロ)
  3. 世界68位:滝崎武光/175億ドル(キーエンス)
  4. 世界274位:森章/63億ドル(森トラスト)
  5. 世界321位:永守重信/56億ドル(日本電産)
  6. 世界334位:三木谷浩史/55億ドル(楽天)
  7. 世界388位:高原慶一朗/50億ドル(ユニチャーム)
  8. 世界480位:似鳥昭雄/44億ドル(ニトリ)
  9. 世界527位:重田康光/41億ドル(光通信)
  10. 世界572位:伊藤雅俊/39億ドル(セブンアイホールディングス)

この詳細については【関連記事:日本の長者番付一覧】を参照。

世界と米国の若手富豪の面々

若手の大富豪の雄はフェイスブック共同創業者兼会長兼CEOのザッカーバーグです。

ザッカーバーグの誕生日は1984年5月14日なので、現在は34歳です。

ハーバード大で仲間とSNSを立ち上げ、今や800億ドル超(2018/7/6時点)の巨富を手にしています。

その規模は孫正義の3倍以上です。

※関連記事:【FB】フェイスブックの株価と決算

若くしてこれだけの大成功が可能なことが米国の活力の源になっているわけです。

【世界富豪ランキング】

参考までに、富豪を若い順に並べてみました。世界最年少はノルウェーの投資家の娘二人です。

順位億ドル年齢仕事
1650アレクサンドラ・アンダーセン1421投資ノルウェー
1650カタリナ・アンデーセン1422投資ノルウェー
1284グスタフ・マグナー1924魚要職ノルウェー
527イヴァン・シュピーゲル4127スナップチャット
2124ジョン・コリソン1027ストライプアイルランド
1394ルードヴィヒ・セオドア・ブラウン1728医療技術
514ボディ・マーフィ4229スナップチャット
2124パトリック・コリソン1029ストライプアイルランド
1867ワン・ハン(Wang Han)1230航空中国
83ルーカス・ウォルトン15931ウォルマート

男性で莫大な資産を相続したのが、24歳のグスタフ・マグナー(ノルウェーのサーモン製造業者)。140億ドルの資産を保有しています。

そして、富豪入りした青年実業家としては、以下の2名が目を引きます。

一人目がスナップチャット(自動消滅する画像等を送付し合って交流できるSNS)を創業したイヴァン・シュピーゲル(27歳)。41億ドルを保有。

スナップチャットには頑張ってほしいものですが、最近、フェイスブックが似たような仕組みを導入してからはシェアが下がってきました(大手になると二番手商法でも勝てるという、わかりやすい実例)。

もう一人が決済システムのストライプをつくったジョン・コリソン。まだ27歳ですが、10億ドルもの資産を持っています。

どちらも、イーロン・マスクのように大きく活躍するようになればいいですね。

ネット系企業(エアビーアンドビー等)や親から企業の株を相続した後継者等が名をつらねています。

最近では、米国でも格差拡大を巡る大騒ぎが起きましたが、若くても千億~兆円単位の富豪になれるのは、日本にない魅力です。

貧困からのしあがった富豪たち

それ以外にも、フォーブス(2017年7月号)を見ると、「貧困から世界的富豪にのし上がった経営者たち」(P43)という記事が載っています。

そこに並ぶ富豪9人は恵まれない出自から成功したツワモノぞろいでした。

★ラリー・エリソン(555億ドル⇒585億ドル)

ローレンス・ジョセフ・エリソンはニューヨークで1944年8月17日(現73歳)に生まれました。

未婚の母は生後9ヶ月のラリーをシカゴの叔母と叔父に預けたため、彼は実母を知らずに育ち、48歳の時に初めて対面しました。

同はシカゴの「中の下」の生活を送り、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校に二年生まで通い、退学。その後、シカゴ大を3か月で退学。その後、ロッククライミングのインストラクター等を経て、1970年代にアンペックス社でプログラマーとして働きました。独立を果たすとCIA等の公的機関や民間企業向けのビジネスを始め、世界初のリレーショナルデータベースをつくりました。1983年に社名をオラクル社に変更。86年に上場を果たしました。オラクルの共同創業者であるエリソンは企業や政府向けビジネスで大をなし、現在は555億ドル(世界ランキング7位)の資産を保有しています。

※関連記事:【ORCL】オラクルの株価と決算、配当

★李嘉誠(312億ドル⇒349億ドル)

李嘉誠(Li Ka Shing)はシイ・ケイ・ハチソン・ホールディングス(長江和記実業)の会長を務めています(長江実業グループとも表記される)。

李は1928年6月13日(現88歳)に中華民国広東省潮州市に生まれ、1940年に家族とともに香港に戦火から逃れました。その後、香港が日本領になり、父も亡くなったので、12歳で腕時計の工場で働きます。高校中退でセールスマンとなり、独立。1949年に香港にプラスティックの工場を作り、造花の「ホンコンフラワー」を売り出します。1958年に不動産業に転身。長江実業有限公司を設立して香港最大の不動産ディベロッパーとなりました。

李は89年の天安門事件後、外国企業が中国から避難した時、中国投資を拡大して香港最大の企業集団を築きました。現在、328億ドルの資産を持ち、ランキング19位の富豪になっています。

★ジャン・コウム(ヤン・コウム)※95億ドル(17年)

ジャンは1976年2月24日 (現42歳)にウクライナのキエフのユダヤ人家庭で生まれました。

16歳の頃、母親と一緒にマウンテンビューに移民しました(サンノゼ州立大学卒)。八百屋の床掃除をして稼いだり、ヤフー退職後に生活保護を受けるまでに至りましたが、メッセンジャーアプリ<WhatsApp>を2009年(当時33歳)に創業。現在は同事業をフェイスブックに2014年に売却。Facebookの執行役員になっています。

★ロマン・アブラモビッチ ※87億ドル(17年)

アブラモヴィッチは1966年10月24日(現51歳)にサラトフに生まれました。

この人はユダヤ系ロシア人の新興財閥(オリガルヒ)として知られています。石油事業経営者であり、投資会社ミルハウス・キャピタルのオーナーでもあります。政治的経歴としては、チュクチ自治管区知事を務めたこともありました。

母は1歳、父は3歳の時に死に、アラモヴィッチは孤児として育ちました。1992年の自由化に乗じて商売を始め、石油取引業で巨万の富を得ました。ボリス・ベレゾフスキーの石油企業シブネフチや自動車販売等を担う複合企業ロゴヴァスの管理を任せられ、95年にはP.K.トラストを設立。96年にはシブネフチ取締役。ベレゾフスキーはプーチン政権に逮捕されましたが、アラモビッチは逮捕を免れ、2002年から2005年には大規模な資産売却を行いました。

★シャヒド・カーン ※87億ドル(17年)

カーンは1950年7月18日(現66歳)にパキスタンのラホールに生まれました(父は小さな建設会社を経営)。16歳で渡米した時には泊まる場所もなく、お金は500ドルしか持っていませんでした。

米国ではYMCAに泊まり、皿洗いのアルバイトから仕事を始めます。20歳でイリノイ大のアーバナ・シャンペーン校を卒業(機械工学専攻)し、地元の自動車改造メーカーに就職。自動車改造部品は格安市場だったので、カーンは競合が少なく、イノベーションを起こせると見て、1978年にパンパー・ワークス社を立ち上げます。その後、GMやいすゞ、トヨタ等と組んで事業を拡大しました。現在、87億ドル(ランキング158位)の資産を持ち、NFLのアメフトチームの「ジャクソンビル・ジャガーズ」のオーナーをしています。

★ハワード・シュルツ ※32億ドル(17年)

スターバックス前CEOのハワード・シュルツはニューヨークのブルックリンでユダヤ系ドイツ人移民の退役軍人の子として1953年7月19日に生まれました。

肉体労働者の父のもとでブルックリンの公営住宅で育ちましたが、父が荷物の配達中に怪我をしてしまい、幼少時に貧困を経験しています。

アメフト特待生としてノーザン・ミシガン大学を卒業。ゼロックスに入社し、雑貨会社の副社長に転じました。

その後、零細企業の頃のスターバックス社を知りました(当時は4店舗)。その味に感動し、1982年に同社に入社。85年に独立するとエスプレッソ小売店を創業し、87年に400万ドルでスターバックス社を買収しています。スタバを顧客が「自分の居場所だ」と思えるように顧客サービスを徹底させました。

スタバは、仕事や家庭の重圧から逃れ、安息を得られる、魅力的な場所でなければならない。その店舗は、顧客サービスの現場であると同時に、「広告掲示板」にもなっている。客がスタバに入った瞬間から、視覚・触覚・聴覚・嗅覚・味覚の全てにおいて、コーヒーだけでなく『ここにあるものは全て一流』というメッセージを潜在意識に訴えなければならない。

そうしたことを訴え、事業を革新しただけでなく、従業員重視の経営を展開しました。

(当時、シュルツは「福利厚生によって会社はより儲かり、生産性は上がる」と株主を説得しました)

スタバは米企業で最初にパート従業員に健康保険やストックオプションを提供しましたが、そこには、本人の幼少時の経験が反映されています。

※関連記事:【SBUX】スターバックスの株価と決算、配当

退任時記者会見では、大統領選出馬の可能性を否定しなかったことから、「次の活動分野は政治か?」という憶測が流れてもいます。

★ジョン・ポール・デジョリア  ※31億ドル(17年)

デジョリアは1944年4月13日にカリフォルニア州でイタリア移民の父とギリシャ移民の母の家庭で次男として生まれます。2歳の頃に両親は離婚。9歳の頃には家族を支えるために働き、最後には児童養護施設に送られました。

少年期には不良となりましたが、数学教師の指摘で心を改め、高校卒業後、2年間、海軍入りします。

ビル管理人、百科事典訪問販売員、生命保険販売員等を転々としました。大不況の頃に頭髪用品製造会社の「ジョン・ポール・ミッチェル・システムズ」を創業。現在は31億ドルの富豪(630位)になっています。

若いころはシャンプーの訪問販売をし、自分の車の中で寝ていたのですが、その後、億万長者にまで出世しました。

この人は「100回断られてもあきらめず、101回目のドアをノックせよ」「成功する人は成功しない人がやろうとしないことを自ら好んでやる人のことだ」「分かち合わない成功は失敗である」等の標語を掲げています。

★オプラ・ウィンフリー  ※29億ドル(17年)

オプラ・ゲイル・ウィンフリーは20世紀以降のアメリカで、一番お金持ちのアフリカ系アメリカ人です。

「世界で最も有力な女性」とも称されるカリスマTV番組司会者で、慈善家としても有名です。同はミシシッピ州のミルウォーキーで未婚の10代のカップルのもとで生まれ(1954年1月29日:現63歳)、子供時代は祖母や父、母のもとを転々としました。奨学金を得てテネシー州立大学で学び、ボルチモアやナッシュヴィルのテレビ局で働くようになりました。19歳の時に夕方のローカルニュースでアドリブを評価され、シカゴの地方局で昼間のトーク番組を担当するようになります。

オプラは『オプラ・ウィンフリー・ショー』の司会者となり、現在、昼間のトーク番組で最も高い視聴率を稼いでいます。テレビドラマや映画にも多数出演。慈善活動では推計250億円を寄付したそうです。

ネルソン・マンデラ宅を訪問した折には南アフリカに学校を建てる話を持ちかけ、マンデラは快諾してくれたそうです。

★デビッド・マードッグ  ※26億ドル(17年)

食品会社「ドール」元会長のデービッド・マードッグは現在、94歳です。

マードッグは1923年4月11日にミズーリ州のカンザスシティに生まれました。高校生の頃にドロップアウトし、1943年に陸軍に入ります。第二次大戦で兵役から復員し、その後、ホームレス生活をしていましたが、1800ドルを借りて起業します。初期は不動産やレストラン事業を行い、1985年に食品企業のドールを始めます。

5回結婚し、120歳まで生きることを目指しているので、この人は、元気な高齢者の見本のような人です。

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興味を持たれた方は、ぜひ、このフォーブスランキングを見ていただければと思います。

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