【FSLY】ファストリーの株価と決算

5G,SaaS(クラウド+サブスク),情報技術,米国個別株,米新興株特選,高成長銘柄

ファストリーはエッジクラウド・プラットフォームを運営する米国企業です。

これはクラウドで物理的に近いサーバーを用いてデータを分散処理し、ネットを高速化するサービスです。

同社のHPによれば、そのサービスは以下の4つの柱から成り立っています。

★1:コンテンツ配信とイメージオプティマイザー

CDN(コンテンツをネット配信するために最適化されたネットワーク)やイメージオプティマイザー、複数のサーバーの併用(DSA)等を通して、ウェブ体験の質を向上させる(HP上の言葉がわかりにくいのですが、要するに、「様々なツールを通してサクサクと進むWEBを実現したい」ということです)。

★2:ビデオとストリーミング

あらゆる端末で高品質の動画を楽しめるようにする。実際、大規模にデータを配信する企業がファストリーのお世話になっています(例:tiktokの動画配信はファストリーの助力を得て成り立っている)。

★3:クラウドセキュリティ

HPには「WAF、DDoS 緩和、ボット検出、TLS 暗号化により、エッジでビジネスを保護」と書かれています。顧客がファストリーのプラットフォームを利用する際、同時にセキュリティ強化も図っているわけです。

★4:ロードバランシング(負荷分散)

ネットワーク負荷を分散し、サイトやページの間を行ったり来たりする閲覧者(ユーザー)の移動(トラフィック)を最適化する

その顧客は、デジタル出版、動画配信企業、オンライン小売、旅行、ホスピタリティ、金融サービス産業等の企業です。

【地域別売上高】

年/月 17/12 18/12 19/12 20/12
米国 79% 77% 71% 68%
米国外 21% 23% 29% 32%

主な指標を概観

まず、主要指標のデータを見てみます(指標と株価はgooglefinance関数から取得)。

1/4株価 87.3
9/15株価 43.6
株価上昇率 -50.07%
52週高値 136.5
52週安値 33.9
β値
EPS -1.58
PER
配当利回り
時価総額(億$) 51
株式数(億) 1.2

株価推移(チャートと伸び率)

次に、株価の推移を見てみます(青線が株価推移。赤線が200日間の移動平均線)。

graph

株価の推移を1年ごとに見てみましょう。

★1:各年の株価伸び率(※21年終値は9/15株価)
FSLY 初値 終値 上昇率
2021 87.3 43.6 -50%
2020 21.1 87.4 313%
2019 24.7 20.1 -19%
★2:各年初から21/9/15までの伸び率
21年~ 20年~ 19年~ 18年~
-50% 106% 76%


四半期決算(2021予想など)

さらに、四半期決算のEPSと売上の予想を整理してみます。
(※下記図表では、Y=年度決算、Q=四半期決算、日/月=データの日時、その右欄にあるのは1カ月前、2か月前の予想値を記載。データの主な出所は英語版のヤフーファイナンス)。

EPS:予想と結果

予想 9/12 1月前 2月前
Y:2022 -0.44 -0.25 -0.25
Y:2021 -0.61 -0.43 -0.43
Q:21/9 -0.19 -0.09 -0.09
Q:21/6 -0.17 -0.17 -0.17
EPS 予想 結果
21/6 -0.17 -0.15 0.02 11.8
21/3 -0.11 -0.12 -0.01 -9.1
20/12 -0.1 -0.09 0.01 10.0
20/9 -0.01 -0.04 -0.03 -300.0
20/6 -0.01 0.02 0.03 300.0
20/3 -0.12 -0.06 0.06 50.0
19/12 -0.11 -0.1 0.01 9.1
19/9 -0.13 -0.09 0.04 30.8
19/6 -0.13 -0.16 -0.03 -23.1

graph

売上高:予想と結果

予想 9/12 1月前 2月前
Y:2022 412090 483140 483
Y:2021 345450 382340 382
Q:21/12 91
Q:21/9 84 98 98
売上 予想 結果
21/6 86 85 -1 -1.2
21/3 85 85 0 0.0
20/12 82 83 1 1.2
20/9 71 71 0 0.0
20/6 71 75 4 5.6
20/3 59 63 4 6.8
19/12 55 59 4 7.3
19/9 48 50 2 4.2
19/6 45 46 1 2.2

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決算予想と結果では米国会計基準(GAAP)とは違う「非GAAP基準」の数値(各社が経営実態を踏まえて調整した数値)が多用されています。そのため、本節の売上とEPSは次節のGAAP基準の値と同じになるとは限りません。

通年決算(GAAP基準)

最後に、通年決算の数字を見てみます(以下、売上、利益、資産、負債、資本、キャッシュフローなどの単位は百万ドル。EPS=希薄化後EPS)。

損益計算(売上、純利益等)

graph

FSLY 売上高 営業CF 同マージン 純利益
17/12 105 -26 -25% -32
18/12 145 -17 -12% -31
19/12 200 -31 -16% -52
20/12 291 -20 -7% -96

同マージン=営業キャッシュフローマージン。15%もあれば優良。通常、売上高>営業CF>純利益となる。営業CF<純利益となる企業は粉飾決算の可能性あり。

EPSや売上成長率など

FSLY SG(%) EPS DSO
17/12 -1.39 66.4
18/12 38% -1.27 55.3
19/12 38% -0.75 56.3
20/12 46% -0.93 54.8

※SG(セールスグロース):売上高成長率(前年度比)
※DSO(デイズ・セールス・アウトスタンディング):売掛金回収に必要な日数。売掛金÷1日平均売上高で計算。期末に無理して売込みをかけてEPSをよい数値にした企業の場合は、売掛金が増え、DSOの数値が大きくなる。上記DSOの出所はモーニングスター社。

バランスシート

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FSLY 総資産 総負債 株主資本 自己資本率
17/12 116 223 -107 -92%
18/12 163 294 -132 -81%
19/12 321 63 258 80%
20/12 1220 158 1062 87%

ROAとROEなど

FSLY ROA ROE 流動比率
17/12 -28% 30% 416%
18/12 -19% 23% 369%
19/12 -16% -20% 672%
20/12 -8% -9% 278%

★ROA=当期純利益÷総資産 ※総資産を用いて企業があげた利益の割合
★ROE=当期純利益÷自己資本 ※投下資本に対して企業があげた利益の割合
★流動比率=流動資産÷流動負債 ※短期的な支払い能力を見る指標

キャッシュフロー

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FSLY 営業CF 投資CF 財務CF
17/12 -26 -16 55
18/12 -17 -47 70
19/12 -31 -88 168
20/12 -20 -275 273