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【INTC】インテルの株価と決算、配当

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インテルは、言わずと知れたPC部品や関連製品の設計、製造、販売に携わる巨大企業です。

マイクロプロセッサー、チップセット、マイクロコントローラー、フラッシュメモリ、グラフィック、ネットワークと通信、システム管理ソフトウエア等を販売しています。

成熟市場なので、アップルやアマゾンのように株価が猛烈に伸びたわけではありませんが、今後の展開はどうなるのでしょうか。

この記事では、巨大企業の今後の行方を考えてみます。

主な指標を概観

まず、主要指標のデータを見てみます(出所はグーグルファイナンスなど)。

1/2株価46.4
12/6株価47.3
株価上昇率1.90%
52週高値57.6
52週安値42
EPS3.21
PER14.68
配当(利回り)1.20 (2.48%)
時価総額(億$)2082
株式数(億)45.6

株価推移(チャートと伸び率)

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2018年初めを振り返ると、1月には日経が「インテル、ブームに乗れず 売上高最高も伸びぬ期待」2018/1/26)と呟いていました。

  • 米インテルが1月25日発表した17年10~12月期決算は、売上高が前年同期比4%増の170億ドル(約1兆8600億円)と四半期ベースで過去最高
  • 旺盛なクラウド投資の需要を取り込み、データセンター向けCPU(中央演算処理装置)の販売が伸びた
  • 米調査会社IDCによれば、インテルのCPUのシェア(17年1~9月)はデータセンター用サーバー向けで98%。
  • 10~12月期のデータセンター部門の売上高は20%増だが、100%近いシェアでは市場の伸び以上にはならない。
  • 1月にはCPUの脆弱性問題が浮上。ブライアン・クルザニッチCEOは「前進はしているが、さらにやるべきことがある」と対処を強調。

しかし、インテルは年初に起きたチップ不具合事件から巻き返しました。

2017年以降は高めの株価になっています。

青線が株価推移。赤線が200日間の移動平均線です。

他の情報技術系の企業に比べれば、高い伸び率ではありませんが、それなりには高い株価の水準です。

年ごとに株価の伸び率を見てみましょう。

★1:各年の株価伸び率(※18年終値は12/6)
INTC初値最安最高終値上昇率
201846.442.457.148.44%
201736.633.547.646.226%
201633.928.238.136.37%
201536.725.936.934.5-6%
201425.823.537.736.341%
201321.220.2262622%
201224.619.429.220.6-16%
20112119.225.724.315%
201020.817.724.2211%
200914.712.120.820.439%
200826.312.226.314.7-44%
★2:各年初から2018/12/6までの伸び率
18年~17年~16年~15年~14年~13年~
4%32%43%32%87%128%
12年~11年~10年~09年~08年~-
97%130%133%229%84%-

サブプライムショック後の09年初から18年11月半ばまでINTCを持ち続けた場合、株価が3倍以上になっています。

ただ、情報技術系の株は10月以降、不安定な動きが続いているので、今後の展開には、注意が必要でしょう。INTCを他のダウ平均の銘柄と比べると、CSCOに近いパフォーマンスで、第二集団のあたりを走っています。

近年では、自動運転時代に備えてイスラエルのモービルアイを買収しましたが、今後の展開を注視していきたいものです。

配当利回りと配当性向

株価の次に、配当金と配当性向の推移をモーニングスター(MS)社のデータで見てみます。

★配当性向=1株当たり配当÷EPS×100〔純利益から配当金を支払っている割合〕

★MS社は非GAAPのEPSで配当性向を試算。GAAP基準のEPS試算〔=単純計算〕の箇所は筆者挿入。。

年/月EPS配当配当性向
(GAAP)単純計算MS試算
2008/120.920.5559.859.5
2009/120.770.5672.772.7
2010/122.010.6331.331.3
2011/122.390.7832.631.6
2012/122.130.8740.840.8
2013/121.890.947.648.6
2014/122.310.939.042.8
2015/122.330.9641.240.7
2016/122.121.0449.147.9
2017/121.991.0854.337.3

四半期ごとの配当金の額も見てみます。

権利落ち日1株配当配当利回り当日株価
2018/11/070.32.5%48.7
2018/08/070.32.4%49.7
2018/05/070.32.1%53.33
2018/02/070.32.5%45.2
2017/11/070.27252.3%46.78
2017/08/070.27252.9%36.43
2017/05/070.27252.9%36.54
2017/02/070.262.9%36.35
2016/11/070.263.0%34.69
2016/08/070.262.9%35.04
2016/05/070.263.3%30.04
2016/02/070.263.4%28.82

連続増配が続いています。

四半期決算(予想と実値)

さらに、ロイターが調べた四半期決算のEPSと売上の予想を整理してみます(2018/11/18、売上単位は100万ドル)。

ロイター予想値

売上予想平均上限下限期間
2019735307735771331通年
2018712117158970962通年
3-191745119244163664半期
12-181900119398184184半期
売上予想結果
9-18181151916310485.79
6-1816777169621851.10
3-1815078160669886.55
12-1716345170537084.33
9-1715727161494222.68
EPS予想平均上限下限期間
20194.584.954.18通年
20184.534.584.51通年
3-191.021.140.894半期
12-181.221.271.214半期
EPS予想結果
9-181.151.400.2521.48
6-180.961.040.088.12
3-180.720.870.1521.27
12-170.861.080.2224.88
9-170.801.010.2125.72

※決算予想では米国会計基準(GAAP)とは異なる「非GAAP基準」の数値が多用されています。これは各社が経営実態を踏まえて調整した数値です(売上とEPSの数値が後述のGAAP基準での数値と異なる場合は、非GAAP基準の数値)。

四半期決算(GAAP基準)

GAAP基準での四半期会計の実績は以下の通りでした。

売上高純利益EPS
09-20151278119920.41
12-20151319527060.55
03-20161446531090.64
06-20161491436130.77
09-20161370220460.42
09-20161353313300.27
12-20161577833780.69
03-20171637435620.73
06-20171479629640.61
09-20171476328080.58
09-20171614945160.94
12-201717053-687-0.14
03-20181606644540.93
06-20181696250061.05
09-20181916363981.38

(以下、次節の通年決算も含めて、売上、利益、資産、負債、資本、キャッシュフローなどの単位は百万ドル。EPS=希薄化後EPS)

通年決算(GAAP基準)

最後に、通年決算の数字を見てみます。

(売上、利益、資産、負債、資本、キャッシュフローなどの単位は百万ドル。EPS=希薄化後EPS)

損益計算(売上、純利益等)

売上高営業CF同マージン純利益
12-2008375861092629.1%5292
12-2009351271117031.8%4369
12-2010436231669238.3%11464
12-2011539992096338.8%12942
12-2012533411888435.4%11005
12-2013527082077639.4%9620
12-2014558702041836.5%11704
12-2015553551901834.4%11420
12-2016593872180836.7%10316
12-2017627612211035.2%9601

※同マージン=営業キャッシュフローマージン。15~35%程度あれば優良な数値。通常、売上高>営業CF>純利益となる。営業CF<純利益となる企業は粉飾決算の可能性あり。

EPSや営業利益率など

営業利益率EPSDSO
2008/1225.70.920.8
2009/1216.90.820.7
2010/1235.72.021.5
2011/1232.42.422.0
2012/1227.42.125.6
2013/1223.81.925.7
2014/1228.02.326.2
2015/1225.92.330.4
2016/1224.92.129.1
2017/1229.22.029.9
TTM32.63.230.1

※DSO(デイズ・セールス・アウトスタンディング):売掛金回収に必要な日数。売掛金÷1日平均売上高で計算。期末に無理して売込みをかけてEPSをよい数値にした企業の場合は、売掛金が増え、DSOの数値が大きくなる。上記DSOの出所はモーニングスター社。

バランスシート

総資産総負債株主資本自己資本率
12-200850472109263954678.4%
12-200953095113914170478.5%
12-201063186137564943078.2%
12-201171119252084591164.6%
12-201284351331485120360.7%
12-201392358341025825663.1%
12-201491900360355586560.8%
12-2015101459403746108560.2%
12-2016113327471016622658.4%
12-2017123249542306901956.0%

さらに、重要指標を見てみます。

ROAとROEなど

★ROE=当期純利益÷自己資本 ※投下資本に対して企業が上げた利益を見る

★ROA=当期純利益÷総資産 ※総資産を用いて企業が上げた利益を見る

★流動比率=流動資産÷流動負債 ※短期的な支払い能力を見る(下表では資本が負債の何倍かを表記)

ROAROE流動比率
単位倍率
2008/1210.012.92.54
2009/128.410.82.79
2010/1219.725.23.39
2011/1219.327.22.15
2012/1214.222.72.43
2013/1210.917.62.36
2014/1212.720.51.73
2015/1211.719.52.58
2016/129.516.21.75
2017/128.114.21.69

キャッシュフロー

営業CF投資CF財務CFフリーCF
12-200810926-5865-90185729
12-200911170-7965-25686655
12-201016692-10539-464211485
12-201120963-10301-1110010199
12-201218884-14060-14087857
12-201320776-18073-549810065
12-201420418-9905-1361110313
12-201519018-8183191211692
12-201621808-25817-573912183
12-201722110-15762-847510332

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