geralt / Pixabay

米国ETF

米国ETFについて『世界のエリート投資家は何を見て動くのか』(アンソニー・ロビンズ著、鈴木雅子訳、三笠書房)を参考にしながら、インデックスファンドのメリットについて書いてみます。

これは12名の著名投資家へのインタビューをまとめた本です。

ウォーレン・バフェット、カール・アイカーン(1.7兆円のファンドを運用する「モノ言う株主」)、ジョン・C・ボーグル(バンガード・グループ元社長)など、そうそうたる顔ぶれのコメントが並んでいます。

印象に残った箇所を中心に紹介し、お勧めのインデックスファンドを整理してみます。

インデックスファンドがおすすめな理由

スポンサーリンク

投資では「防御は攻撃の10倍重要」

この本の前半では、28年間、顧客のために儲け続けた投資家のチャールズ・シュワブ氏が「私にとって、防御は、攻撃の十倍重要だ」と述べたことを紹介しています。なぜかと言えば、50%損をしたら100%儲けなければ取り返せないからです。

これは誰でも身に覚えのある話です。

筆者も元手20万円でFXを初め、17万5千円まで減った時に、取り返すのは無理と見てFXをやめた記憶があります。

(その後、FXから米国株に切り替えたら、半年後には、90万円分買った5銘柄の試算総額は100万円以上に伸びていました)

瞬発力の低い筆者はFXに向かず、12.5%減でも取り返すのは困難でした。

50%の損なんてもってのほかなので、非常時の対策のない投資は望ましくありません。

インデックス・ファンド推奨論

一応、本書全般に関わるワードなので、説明を入れておきます。

アクティブファンドは、お金を預かった運用者が独自のポートフォリオをつくって市場の平均値以上の利益を出すことを目指すファンドです。

一方、インデックスファンドは、S&P500等の「指数」に合わせて運用し、平均値に近い水準で利益増を目指します

(例:バンガードS&P500【VOO】の上位三業種は情報技術22.3%、金融14.5%、ヘルスケア14.5%。業種をまたいで分散投資する)

本書は、どちらかというと、インデックスファンドを推奨しています。

例えば、資産10億ドル⇒239億ドルを実現したデイビッド・スウェンセン氏(エール大学財団最高財務責任者)は、こんなことを言っていました。

「アクティブ運用ファンドの実績は、市場平均を大きく下回ります。運用資産1億ドル以上のファンドの中で、1984年から1998年の15年間に『バンガード500インデックス・ファンド』より高い利回りを実現したのは、わずか約4%に過ぎません」(傍線筆者)

「言い換えれば、96%アクティブ運用ファンドが市場平均を下回るわけです」

これは、米国ETFお勧め本などにも載っている統計ですが、スウェンセン氏は、実際はもっとアクティブファンドの成果は低いとも述べていました。

「その統計は、氷山の一角にすぎなくて、現実は、もっとひどい」

「過去10年間に、何百ものファンドが業績不振で破綻しました」

(そして)「業績のいいファンドが常に悪いファンドを吸収するのです」

前掲のデータには経営が続かなくなった「悪いファンド」は含まれていません。

スウェンセン氏はアクティブファンドは大した成果もないのにお金を取りすぎだと見ています。

「金融機関の『利益追求』と真に顧客本位の販売、運用、管理をするという『受託者責任』の間には、本質的な矛盾が存在しており、『企業が利益を上げると、個人が受け取る利回りは下がる』のです」

スウェンセン氏は分散投資の原則から一つの特定資産に30%以上は使うべきではないと述べています。

具体的には「低コストで市場全体を所有」できるインデックスファンドを中心に、株式7割、債券3割のポートフォリオを薦めています。

  • S&P500連動のインデックスファンド(VOO等):30%程度
  • 新興国マーケットの外国株:10%
  • 先進国外国株:15%
  • 不動産投資信託:15%。
  • 通常の米国債15%
  • 物価連動型の米国債:15%

米国にも不況はあるが「米国経済の回復力を過小評価しないこと」が大事だと述べ、米国中心に資産を配分しています。

(そのほか、通常の米国債だけだとインフレ率が上がった時に損失が出るので、物価連動型国債を同時に買うことを推奨していました)

アクティブファンドはどう評価すべきなのか

一応、この本では、アクティブファンドを擁護する著名人の発言を紹介しています。

メアリー・キャラハン・アードス氏(JPモルガン社長)は、前掲の主張に対して、JPモルガン社が「優秀なマネージャーを集め、長期間にわたり、大きな業績をあげてきたからこそ、運用資産が2兆5000億円まで成長した」と反論していました。

ただ、そうした発言を紹介しながらも、同書は「人口の98%は、主にインデックスファンドに投資すべきだ」(チャールズ・シュワブ氏)という発言を紹介しています。

平均値よりも高い運用益を挙げられる人の比率は少ないわけです。

面白いことに、バフェット氏も、自分の死後の遺産運用に関しては、バンガード社のS&P500のインデックスファンド(VOO)を推奨していました。

ウォーレンは、自分の死後に妻、そして夫婦名義の信託口座に残す財産の資産配分率を教えてくれた。「10%を短期米国債、90%を低コストのS&P500インデックスファンド(バンガードをお勧めする)に投資する」

結局、天才は2%以下であり、一代しか続かないことが多いわけです。

逆に言えば、人口比で2%以下の優秀なマネージャーだけを集めてアクティブファンドをつくれば、投資は成り立つのかもしれません。

※バフェット氏は2017年のバークシャーハサウェイの株主に向けて送った手紙で以下の投資実験の結果を明かした。

  • S&P 500を上回ると予想した5つのアクティブファンドを選んだ。
  • そのファンドは優れた頭脳と自信を持ったエリートたちが10年間、運用を行った。
  • この5つの投資先とS&P500のインデックスファンドのリターンを比較。
  • その結果、どのアクティブファンド(下記図表A~E)もS&P500のインデックス投資に勝てなかった。
  • 2008年~2017年の各年平均と最終リターンは以下の結果。
  • 結局、S&P500インデックス投資の利率が一番高かった。
平均最終
A2%21.7%
B3.6%42.3%
C6.5%87.7%
D0.3%2.8%
E2.4%27%
S&P5008.5%125.8%

※この詳細に関する関連記事:「バフェットの手紙(2017年度)和訳」

ジョン・C・ボーグルのアドバイス

筆者がこの本で、一番、感銘を受けたのは、1976年にインデックス・ファンドを創始したジョン・C・ボーグル(バンガード元社長)のインタビューです。

ジャック・ボーグル氏は若かりし日に、株の先輩にこんなことを教えられたようです。

「株式市場について知るべき知識を全部教えてやる。誰も何も知らないことだ」

ボーグル氏はフィラデルフィアのウェリントン・マネジメント社で経営者になりましたが、他社の合併・買収の判断を誤り、積極的に個別ファンドの運用に関与することを禁じられます。

アクティブファンドの運用サイドに回れなくなった時に思いついたのが、インデックスファンドだったわけです。

今、大をなしているバンガード社のS&P500等のインデックスファンドも、ボーグル氏の人生最大の失敗がなければ、生まれることはありませんでした。

ボーグル氏は言います。

(若いころは)「『常に成功する投資マネジャー』がいると思ったが、そんなものは存在しない」
「投資の95%は運で、残りの5%が技術だ。98%が運で、2%が技術かもしれない」

そして、投資コストを理解すべきだと力説し、ファンドの実質的な利回りを比較します。

「アクティブ運用ファンドでは平均的な利回りを得るのに、約2%の料金がかかる」のに対して、インデックスファンドの料金は0.05%程度なので、投資家に入る利益は1.95%もの差が出ます。

アクティブファンドは配当金の半分以上、時には全部を取ってしまうので、インデックスファンドほどは儲からないわけです。

ボーグル氏は、一部の天才的な投資家だけでなく、普通の投資家が儲けられる仕組みを考えました。

この種の議論を見ていくと、個別株のような面白味はないものの、インデックスファンドというのも、かなり有望な選択肢であることがわかります。

そこで、本記事では、初めて米国株に投資する人でもよくわかる、王道のETFを紹介してみます。

(※ETF:日本なら日経平均株価、米国ならS&P500等の「指数」に連動する投資を行い、市場平均の伸び率と同程度の成果を目指す上場投資信託。数十~数百の銘柄に分散投資を行うので、アップルやアマゾン等の個別銘柄に投資する際よりもリスクを減らすことが可能になる)

スポンサーリンク

バンガード・トータルストックマーケットETFとは

まず、代表的な米国ETFとして、VTIを紹介してみます。

VTIは米国上場で投資できる銘柄のほぼ100%を対照にした指数に連動し、3640~50程度の銘柄に分散投資するETFです(上位10社で18%を占める。2割程度が情報技術。16%超が金融株)。

その指標をブルームバーグHPで見てみます(2018/11/30閲覧)。

直近配当額0.714
直近配当利回り2.08%
経費率0.04%
資産総額(億ドル)995

VTIの株価チャート

グーグルファイナンスのデータを元に株価チャートを作成してみます(青線が株価、赤線は200日移動平均線)。

サブプライムショック以降は右肩上がりの値動きを続けています。

【VTI】は米国市場のほとんどの上場企業に分散投資をかけるETFですが、上位10銘柄が18%。

3600以上の上場市場の銘柄に分散投資をかけ、リスク対策を図るので、VTIを買うのは米国市場全体に投資するようなものです。

VTIの株価伸び率を年ごとに比較

さらに、株価の伸び率をみてみます。

★1:各年の株価伸び率(※18年終値は11/30)
VTI初値最安最高終値上昇率
2018137.8132.4151.3141.43%
2017116.2115.3138.5137.318%
2016102.692.6117.5115.312%
2015106.596.9110.7104.3-2%
201495.890.7107.6106.011%
201374.575.095.995.929%
201265.465.275.573.312%
201165.455.870.764.3-2%
201056.952.165.064.914%
200944.933.757.156.426%
200872.637.271.744.7-38%
★2:各年初から18年11月30日までの株価伸び率
18年~17年~16年~15年~14年~13年~
3%22%38%33%48%90%
12年~11年~10年~09年~08年~-
116%116%148%215%95%-

S&P500連動ETFとは

次に代表的なのは、S&P500指数に連動した米国ETFです。

この指数はスタンダード&プアーズ社が米国市場から選んだ500の銘柄に連動した指数のことです。

この指数は、500銘柄の【算出時の時価総額÷基準時の時価総額×10】で計算されます。

米国市場の代表的な指数ですが、これに合わせて分散投資を行う米国ETFは、以下の7つが代表的です。

【米国市場上場:ドルで購入】

  • 【IVV】iシェアーズ コア S&P 500(IVV):ブラックロック社が運用
  • 【SPY】SPDR S&P500 ETF:スパイダー社が運用
  • 【VOO】バンガード S&P500ETF:バンガード社が運用

こちら2種は成長率の高い株を重視。

  • 【SPYG】SPDR® Portfolio S&P 500® Growth ETF:スパイダー社が運用。成長株重視
  • 【VOOG】バンガード S&P500グロースETF:バンガード社が運用。成長株重視

以下の2種は必需品を含んだ消費財等、急落しにくい株を重視

  • 【SPYV】SPDR® Portfolio S&P 500® Value ETF:スパイダー社が運用。バリュー株重視
  • 【VOOV】バンガード S&P500バリューETF:バンガード社が運用。バリュー株重視

以下、ロイター社HPにて「株価伸び率」を比較してみました(それぞれの株価の水準はばらつきがあるので「伸び率」で見たほうが傾向をつかみやすいため)。

【上記ETFの5年チャート】(株価上昇率の比較)

VTIとVOOの値動きも、実際はあまり大差がありません。

IVVとSPYとVOO、SPYGとVOOG、SPYVとVOOVがほぼ同じ値動きを見せています。

上に伸びているのがSPYGとVOOG。下側で渋い上がり方をしているのがSPYVとVOOVです。

さらに、主な指標を見てみます。

主要指標

(以下、%は省略。直近配当は1株当たり($)。利回り=税込み配当利回り、資産総額の単位は億$。データはブルームバーグHP〔2018/11/30閲覧〕)

 直近配当利回り資産総額経費率
VOO1.2071.96%9920.04%
IVV1.2771.89%15840.04%
SPY1.3231.97%25520.09%
VOOG0.6571.84%220.15%
SPYG0.1371.59%340.04%
VOOV0.6782.55%90.15%
SPYV0.2243.03%250.04%

結局、全てにおいて優れたETFがあるわけはなく、どこを重視するかで選択基準が変わります。

結局、全部において勝るETFはないわけです。

分配金(2014~2017)

年間で累計した上記ETFの分配金(ドル)の推移を見てみます。

2017201620152014
VTI2.3432.2152.0671.869
IVV4.7064.5234.6423.783
SPY4.8024.5394.2063.835
VOO4.3684.1383.9313.49
SPYG0.4650.4090.3930.332
VOOG1.8141.6031.621.285
SPYV0.6790.6530.5980.556
VOOV2.3422.1832.0141.783

ーーー

※日本市場でも以下の二種のETFは円で購入可能

  • 1547「上場インデックスファンド米国株式(S&P500)」
  • 1557「SPDR® S&P 500® ETF 」

1547は日興、1557は米国のスパイダー社が東証に上場させた米国ETF。

経費率で見ると、1547は純資産総額に対し年率 0.1728%(税抜 0.16%)程度、1557は0.0945%になっています。

S&P500ETFの株価伸び率を比較

S&P500に連動する三つのETFの株価推移は以下の通りです。

(青:IVV、赤:SPY、黄色:VOO)

その伸び率を年率で比較してみます。

IVVの株価伸び率

★1:各年の株価伸び率(※18年終値は11/30)
IVV初値最安最高終値上昇率
2018269.8259.2295.8278.03%
2017226.4225.0271.5268.919%
2016201.5183.8229.1225.012%
2015207.8188.3214.9204.9-1%
2014185.0175.2210.3206.912%
2013145.9146.3185.7185.727%
2012128.2128.0147.9143.112%
2011127.2110.3136.9126.0-1%
2010112.8102.6126.9126.312%
200990.868.2113.1111.823%
2008146.876.0144.990.3-38%

VOOの株価伸び率

★1:各年の株価伸び率(※18年終値は11/30)
VOO初値最安最高終値上昇率
2018246.2236.5269.8253.53%
2017206.7205.3247.7245.319%
2016183.8167.7209.2205.312%
2015189.3171.6195.7186.9-1%
2014168.5159.6191.4188.412%
2013132.9133.3169.2169.227%
2012116.9116.6134.8130.412%
2011115.9100.3124.8114.9-1%

SPYの株価伸び率

★1:各年の株価伸び率(※18年終値は11/30)
SPY初値最安最高終値上昇率
2018267.8257.5293.6275.73%
2017225.0225.2268.2266.919%
2016200.5182.9227.8223.511%
2015206.4187.3213.5203.9-1%
2014184.0174.2208.7205.512%
2013145.1145.6184.7184.727%
2012127.8127.5147.2142.411%
2011126.7109.9136.4125.5-1%
2010112.4102.2125.9125.812%
200990.468.1112.7111.423%
2008146.575.5144.990.2-38%

VTI/IVV/VOO/SPYの株価伸び率を比較

各年初からの伸び率をVTIを含めて比較してみます。

VTIIVVSPYVOO
18~3%3%3%3%
17~22%23%23%23%
16~38%38%37%38%
15~33%34%34%34%
14~48%50%50%50%
13~90%91%90%91%
12~116%117%116%117%
11~116%119%118%119%
10~148%146%145%-
09~215%206%205%-
08~95%89%88%-

S&P500グロースとバリューETFの株価伸び率を比較

次に、グロース型のETFを見てみます。

赤線がVOOG、青線がSPYGの株価推移。

緑線はそれぞれの200日移動平均線です。

さらに、それぞれの株価伸び率を見てみます。

VOOGの株価伸び率

★1:各年の株価伸び率(※18年終値は11/30)
VOOG初値最安最高終値上昇率
2018137.7134.0159.3147.97%
2017109.8110.0138.9137.025%
2016102.192.5111.2109.27%
2015100.694.1107.1103.83%
201488.183.7101.8100.014%
201369.269.388.488.428%
201261.361.071.067.710%
201159.253.564.160.42%

SPYGの株価伸び率

★1:各年の株価伸び率(※18年終値は11/30)
SPYG初値最安最高終値上昇率
201833.132.338.435.78%
201726.526.533.433.025%
201624.622.326.826.37%
201524.322.725.925.03%
201421.320.224.624.214%
201316.716.721.421.428%
201214.814.817.216.411%
201114.412.915.514.62%
201012.411.314.214.215%
20099.17.312.512.335%
200814.77.614.79.1-38%

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

次に、バリュー型のETFを見てみます。

黄色線がVOOV、青線がSPYVの株価推移、緑線がそれぞれの200日移動平均線です。

VOOVの株価伸び率

★1:各年の株価伸び率(※18年終値は11/30)
VOOV初値最安最高終値上昇率
2018110.3103.3129.8108.4-2%
201798.4100.1120.0118.621%
201684.282.3101.299.318%
201590.682.394.791.21%
201481.977.392.590.911%
201365.266.282.482.426%
201256.458.167.764.715%
201157.550.161.057.0-1%
201052.346.456.956.78%
200944.432.552.551.516%
200868.036.868.043.2-36%

SPYVの株価伸び率

★1:各年の株価伸び率(※18年終値は11/30)
SPYV初値最安最高終値上昇率
201830.928.832.530.2-2%
201727.627.530.930.912%
201623.721.528.027.516%
201525.322.425.924.0-5%
201423.021.825.825.812%
201318.418.323.123.126%
201216.015.718.317.711%
201116.413.417.715.7-4%
201014.613.516.216.110%
200912.99.114.614.512%
200820.710.817.912.4-40%

最後に、前掲の4つのETFの伸び率を比較してみます。

グロース型とバリュー型ETFの株価伸び率を比較

各年初から2018/11/30までの伸び率は以下の通りです。

SPYGVOOGSPYVVOOV
18~8%7%-2%-2%
17~35%35%9%10%
16~45%45%28%29%
15~47%47%19%20%
14~67%68%31%32%
13~113%114%64%66%
12~141%141%89%92%
11~148%150%85%89%
10~188%-107%107%
09~291%-134%144%
08~143%-46%60%

VTIとS&P500連動ETFのポートフォリオ

構成銘柄の比率(規模別)

構成銘柄の規模別の比率を見てみます。

以下の情報はモーニングスターHPから取得(2018/7/28)。

巨大零細
VTI46.629.517.55.50.9
VOO57.034.48.70.00.0
IVV57.234.28.50.00.0
SPY57.234.28.60.00.0
VOOG63.230.56.30.00.0
SPYG63.330.46.30.00.0
VOOV49.938.811.30.00.0
SPYV50.238.711.20.00.0

セクター別投資比率

次にセクター別投資比率を見てみます。

以下の情報はチャールズシュワブ社のHPから取得(2018/8/24)。

消費財・サービスは「消費財」、資本財・サービスは「資本財」、生活必需品は「必需品」と略。

【VTI / VOO / IVV / SPY】

VTIVOOIVVSPY
素材3.0%2.6%2.5%2.0%
消費財11.9%12.1%12.1%12.3%
金融13.7%13.8%13.7%13.7%
通信1.8%1.9%2.0%2.0%
エネルギー5.8%6.1%5.8%5.8%
資本財10.4%9.8%9.7%9.7%
情報技術22.3%23.9%24.2%24.2%
必需品6.1%6.8%2.9%6.9%
ヘルスケア13.6%14.4%14.6%14.6%
公益事業2.8%2.9%2.9%2.9%

【グロース株】

VOOGSPYG
素材1.3%1.3%
消費財15.6%15.7%
金融5.4%5.4%
不動産2.6%2.6%
エネルギー0.3%0.3%
資本財10.1%9.7%
情報技術38.0%39.4%
必需品4.3%4.2%
ヘルスケア17.2%17.2%
公益事業0.7%0.7%

【バリュー株】

VOOVSPYV
素材4.1%4.0%
消費財8.2%8.2%
金融23.5%23.6%
通信4.2%4.3%
エネルギー13.0%12.5%
資本財9.8%9.6%
情報技術6.5%6.6%
必需品9.8%10.0%
ヘルスケア11.3%11.5%
公益事業5.5%5.5%
  • (G)では情報技術の割合が多い。ヘルスケアと消費財、資本財が多め
  • (V)では金融とエネルギーの割合が多い。必需品とヘルスケア、エネルギー、資本財が多め

標準型、成長株重視、バリュー株重視の3タイプの中で特に重要なポイントになるのは、情報技術セクターと金融セクターの扱いです。

その次の項目として、ヘルスケア、消費財、資本財、必需品等の扱いの差が出てきます。

※米国株の各セクターとは

以下、「セクター:主要ETFのティッカー」で表記。リンクをクリックで関連ページへ。()はIシェアーズの世界分散投資ETFだが、米国株比率が多いので掲載。

情報技術:VGT/XLK(IXN)

テクノロジーソフトウェアやサービス、テクノロジーハードウェアや機器、半導体と半導体製造機器という分野の企業からなる

金融:VFH/XLF(IXG)

銀行、抵当や不動産金融、消費者金融、専門金融、投資銀行や証券会社、資産運用会社や資産管理銀行、企業貸付、保険、金融投資等に関わる銘柄で構成

ヘルスケア:VHT/XLV

ヘルスケア機器・用品に関する製造業やヘルスケア関連サービス企業、医薬品とバイオテク製品等に関わる銘柄で構成

一般消費財・サービス:VCR/XLY

消費者向け小売業、自動車、アパレル、レジャー用品、ホテル、レストラン等の製造業とサービス業銘柄からなる(景気循環に対し最も敏感)

一般資本財・サービス:VIS/XLI

航空宇宙・防衛、複合企業、産業機械、鉄道、航空貨物や物流サービス、建設機械と関連製品、電子部品や設備、航空輸送、建設関連製品等の製造業・サービス銘柄からなる

生活必需品:VDC/XLP(KXI)

飲食品やタバコの製造・流通業、非耐久家庭用品やパーソナル用品の製造業銘柄からなる(景気循環に敏感でない業種)

不動産:IYR/XLRE

店舗用、住宅用、オフィス、ヘルスケア、工業、ホテル・宿泊施設、抵当不動産投資信託等を扱う銘柄からなる

エネルギー:VDE/XLE/OIH(IXC)

石油・ガスに関する探査と開発、装置とサービス、精製と販売、貯蔵と輸送等を扱う銘柄からなる

公益事業:VPU/XLU(JXI)

電力、インフラ、ガス、水道、再生エネルギー等に関わる銘柄からなる

素材:VAW/XLB(MXI)

化学、建設資材、ガラス、紙、林産品、包装製品、金属、鉱業、製鉄業等のコモディティ関連の製造業銘柄からなる

電気通信:VOX/IXP

固定回線や携帯無線、ワイヤレス、広帯域通信、光ファイバーやケーブルネットワークを通じた通信サービスに関わる銘柄からなる

VTI、VOO、IVV、SPYの銘柄構成(ベスト20)

最後に銘柄構成を見てみましょう。

こちらはチャールズシュワブ社のデータです(2018/8/23閲覧)。

VTIVOOIVVSPY
Apple Inc2.9%3.9%4.4%4.3%
Microsoft Corp2.8%3.4%3.4%3.4%
Amazon.com Inc2.5%3.0%3.1%3.1%
Facebook Inc A1.4%1.7%1.7%1.7%
JPMorgan Chase & Co1.4%1.6%1.6%1.6%
Berkshire Hathaway Inc B1.3%1.5%1.7%1.7%
Alphabet Inc A1.3%1.5%1.5%1.5%
Alphabet Inc Class C1.3%1.5%1.5%1.5%
Johnson & Johnson1.2%1.5%1.5%1.5%
Exxon Mobil Corp1.2%1.4%1.4%1.4%
Bank of America Corporation1.0%1.2%1.2%1.2%
Wells Fargo & Co0.9%1.1%1.1%1.1%
Visa Inc Class A0.8%1.0%1.0%1.0%
UnitedHealth Group Inc0.8%1.0%1.0%1.0%
Chevron Corp0.8%1.0%0.9%0.9%
Pfizer Inc0.8%1.0%1.0%1.0%
AT&T Inc0.8%1.0%1.0%1.0%
The Home Depot Inc0.8%1.0%0.9%1.0%
Intel Corp0.8%0.9%0.9%0.9%
Verizon Communications Inc0.7%0.9%0.9%0.9%
20銘柄の累計25.6%31.2%31.8%31.7%

VOOGとSPYV、VOOVとSPYVの銘柄構成(ベスト20)

【グロース】

VOOGSPYG
Apple Inc7.27%8.03%
Microsoft Corp6.34%6.25%
Amazon.com Inc5.56%5.83%
Facebook Inc A3.22%3.16%
Alphabet Inc A2.85%2.77%
Alphabet Inc Class C2.04%2.79%
Visa Inc Class A1.90%1.92%
UnitedHealth Group Inc1.89%1.91%
The Home Depot Inc1.77%1.74%
Boeing Co1.52%1.46%
Johnson & Johnson1.49%1.48%
Mastercard Inc A1.41%1.42%
NVIDIA Corp1.16%1.21%
Netflix Inc1.14%1.13%
Bank of America Corporation1.09%1.07%
AbbVie Inc1.09%1.12%
Intel Corp0.99%0.95%
3M Co0.98%0.92%
McDonald's Corp0.96%0.96%
CMT Market Liquidity Rate0.96%?
3M Co?0.92%
20銘柄の累計45.63%47.04%

【バリュー】

VOOVSPYV
JPMorgan Chase & Co3.55%3.52%
Berkshire Hathaway Inc B3.45%3.59%
Exxon Mobil Corp3.13%3.04%
Wells Fargo & Co2.28%2.33%
Chevron Corp2.19%2.04%
AT&T Inc2.11%2.13%
Verizon Communications Inc1.94%2.01%
Citigroup Inc1.66%1.63%
Johnson & Johnson1.48%1.49%
DowDuPont Inc1.45%1.44%
Bank of America Corporation1.37%1.37%
Walmart Inc1.17%1.25%
Procter & Gamble Co1.16%1.19%
Pfizer Inc1.14%1.20%
International Business Machines Corp1.12%1.11%
General Electric Co1.07%0.97%
Merck & Co Inc1.01%1.05%
Cisco Systems Inc0.98%1.05%
United Technologies Corp0.92%0.89%
Coca-Cola Co0.89%?
United Technologies Corp?0.89%
20銘柄の累計34.07%34.19%

【スポンサードリンク】

関連コンテンツ

更新日:

Copyright© トランプ政権と米国株投資 , 2018 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.