【JD】京東商城の株価と決算

Eコマース,中国銘柄,全投稿,消費財

京東商城(JD.com)は中国発のEコマースの企業です。

(日本語で読む場合は「ジンドンしょうじょう」と言われています)

「360buy」をつくった劉強東が、2004年に「京東多媒体網」をつくり、ネット販売でPC機器を売ったことがその始まりです。

06年には携帯や家電に範囲を拡大。2010年以降は書籍その他にも手を伸ばし、AMZNに似た形態になってきます(取扱品は、PCや携帯、家電、衣類、書籍、食品など)。

通販サイトの「JDモール」とマーケットプレイスが売上の柱で、現地に根付いた独自の販売網を強みにしています。

2014年にNASDAQに上場。インドやロシア、ブラジルなどの新興国も開拓しました。

中国国内の通販ではBABA(アリババ)に次ぐ勢いをもっており、近年では世界初の商用ドローン宅配便を実現したことで注目を集めました。

現在、楽天がドローン+地上宅配ロボの開発で協力関係を築いています。

主な指標を概観

まず、主要指標のデータを見てみます(指標と株価はgooglefinance関数から取得)。

1/4株価 87.6
7/23株価 72.3
株価上昇率 -17.44%
52週高値 108.3
52週安値 58.8
β値 0.75
EPS 5.04
PER 14.33
配当利回り
時価総額(億$) 1132
株式数(億) 13.4

株価推移(チャートと伸び率)

次に、株価の推移を見てみます(青線が株価推移。赤線が200日間の移動平均線)。

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株価の推移を1年ごとに見てみましょう。

★1:各年の株価伸び率(※21年終値は7/23株価)
JD 初値 終値 上昇率
2021 87.6 72.3 -17%
2020 36 87.9 144%
2019 20.3 35.2 73%
2018 42.1 20.9 -50%
2017 26 41.4 59%
2016 30.7 25.4 -17%
2015 23.4 32.3 38%
★2:各年初から21/7/23までの伸び率
21年~ 20年~ 19年~ 18年~
-17% 101% 256% 72%
17年~ 16年~ 15年~ 14年~
178% 135% 209%


四半期決算(2021予想など)

さらに、四半期決算のEPSと売上の予想を整理してみます。

(※下記図表では、Y=年度決算、Q=四半期決算、日/月=データの日時、その右欄にあるのは1カ月前、2か月前の予想値を記載。年間予想の出所はZACKS。そのほかはestimize.com)。

EPS:予想と結果

予想 7/4 1月前 2月前
Y:2022 2.39 2.56 2.59
Y:2021 1.52 1.71 1.79
Q:21/9 0.45 0.49 0.57
Q:21/6 0.4 0.46 0.51
EPS 予想 結果 %
21/3 0.35 0.38 0.03 8.6
20/12 0.19 0.23 0.04 21.1
20/9 0.41 0.53 0.12 29.3
20/6 0.4 0.52 0.12 30.0
20/3 0.12 0.28 0.16 133.3
19/12 0.06 0.08 0.02 33.3
19/9 0.18 0.29 0.11 61.1
19/6 0.09 0.33 0.24 266.7
19/3 0.13 0.33 0.2 153.8
18/12 -0.04 0.07 0.11 -275
18/9 0.08 0.12 0.04 50.0
18/6 0.12 0.05 -0.07 -58.3

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売上高:予想と結果

予想 7/4 1月前 2月前
Y:2022 180690 181730 177650
Y:2021 147790 148370 146270
Q:21/9 34080 34220
Q:21/6 38530 38940 38600
売上 予想 結果
21/3 29670 31560 1890 6.4
20/12 33670 34550 880 2.6
20/9 25560 26488 928 3.6
20/6 27415 28962 1547 5.6
20/3 19285 20648 1363 7.1
19/12 23742 24517 775 3.3
19/9 18400 18865 465 2.5
19/6 21719 21891 172 0.8
19/3 17777 18042 265 1.5
18/12 19338 19611 273 1.4
18/9 15605 15255 -350 -2.2
18/6 19048 18481 -567 -3

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決算予想と結果では米国会計基準(GAAP)とは違う「非GAAP基準」の数値(各社が経営実態を踏まえて調整した数値)が多用されています。そのため、本節の売上とEPSは次節のGAAP基準の値と同じになるとは限りません。

通年決算(GAAP基準)

最後に、通年決算の数字を見てみます(売上と利益、資産と負債、資本とキャッシュフローの単位は百万ドル。EPS=希薄化後EPS。情報源はウォールストリートジャーナルHP)。

損益計算(売上、純利益等)

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JD 売上高 営業CF 同マージン 純利益
12/12 6762 229 3.3% -542
13/12 11454 590 5.1% -411
14/12 18535 164 0.8% -2088
15/12 27986 -280 -1% -1448
16/12 37465 1263 3.3% -548
17/12 55689 3815 6.8% -23
18/12 67198 3037 4.5% -362
19/12 82865 3560 4.2% 1750
20/12 114299 6520 5.7% 7572

*同マージン=営業キャッシュフローマージン。15%もあれば優良。通常、売上高>営業CF>純利益となる。営業CF<純利益となる企業は粉飾決算の可能性あり。

EPSや営業利益率など

JD SG(%) EPS DSO
12/12 96% -0.72 3
13/12 69.3% -0.48 2.3
14/12 61.8% -1.72 4.3
15/12 50.9% -1.06 11.8
16/12 33.8% -0.4 18.8
17/12 48.6% -0.02 17
18/12 20.6% -0.26 10.9
19/12 23.3% 1.18 5.5
20/12 37.9% 4.86 3.3

※SG(セールスグロース):売上高成長率(前年度比)
※DSO(デイズ・セールス・アウトスタンディング):売掛金回収に必要な日数。売掛金÷1日平均売上高で計算。期末に無理して売込みをかけてEPSをよい数値にした企業の場合は、売掛金が増え、DSOの数値が大きくなる。上記DSOの出所はモーニングスター社。

バランスシート

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JD 総資産 総負債 株主資本 自己資本率
12/12 2923 1876 1046 35.7%
13/12 4297 2770 1526 35.5%
14/12 10717 4673 6044 56.3%
15/12 13147 8411 4736 36%
16/12 23099 18178 4920 21.2%
17/12 28289 20237 8052 28.4%
18/12 30422 21569 8853 29.1%
19/12 37307 25146 12161 32.5%
20/12 64718 33380 31339 48.4%

ROAとROEなど

JD ROA ROE 流動比率
12/12 -18% -51% 137%
13/12 -9% -26% 135%
14/12 -19% -34% 172%
15/12 -11% -30% 119%
16/12 -2% -11% 102%
17/12 0% 0% 97%
18/12 -1% -4% 87%
19/12 4.6% 14.3% 99%
20/12 11.6% 24.1% 135%

★ROA=当期純利益÷総資産 ※総資産を用いて企業があげた利益の割合
★ROE=当期純利益÷自己資本 ※投下資本に対して企業があげた利益の割合
★流動比率=流動資産÷流動負債 ※短期的な支払い能力を見る指標

キャッシュフロー

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JD 営業CF 投資CF 財務CF
12/12 229 -551 466
13/12 590 -441 462
14/12 164 -2128 2964
15/12 -280 -352 726
16/12 1263 -6952 5862
17/12 3815 -5763 2956
18/12 3037 -3793 1632
19/12 3560 -3641 370
20/12 6520 -8860 10892