【S】スプリントの株価と決算

2019年10月14日

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スプリント(Sprint Corporation)は米国第四位の携帯事業者です。個人や法人、政府機関や再販業者に各種のワイヤレスと有線通信の商品・サービスを提供しています。

しかし、2005年のネクステル買収以降、業績不振に陥り、2013年にソフトバンクの傘下に入りました。

スプリントとTMUS(TモバイルUS)の合併は17年11月にひとたび破談しましたが、18年に復活し、12月に対米外国投資委員会(CFIUS)が承認。

19年5月には、米連邦通信委員会(FCC)の承認が出ました。

スプリントとTMUSの合併会社の持株比率は、ドイツテレコムが41.7%、ソフトバンクが27.4%となり、TMUSが9人、スプリントが4人の取締役を指名。累計1億2600万人の契約者数でVZ(ベライゾン、同1億5000万人)やAT&T(同1億4000万人)に対抗します。

(※経営の主導権はドイツテレコム側にある。孫正義氏は経営権よりも5G対応を優先した)

合併が実現すれば、新通信規格の5G対応(サービス提供やインフラ構築)のために3年で400億ドルを投資し、スケールメリットを活かせるようになります。

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主な指標を概観

まず、主要指標のデータを見てみます(指標と株価はgooglefinance関数から取得。配当利回り〔税込み〕のみブルームバーグ)

1/2株価 5.7
10/11株価 6.4
株価上昇率 11.8%
52週高値 8.1
52週安値 5.4
EPS -0.48
PER #N/A
配当利回り
時価総額(億$) 263
株式数(億) 40.9

株価推移(チャートと伸び率)

次に、株価の推移を見てみます(青線が株価推移。赤線が200日間の移動平均線)。

株価の推移を1年ごとに見てみましょう

★1:各年の株価伸び率(※19年終値は10/11)
S 初値 終値 上昇率
2019 5.7 6.4 12%
2018 5.9 5.8 -2%
2017 8.5 5.9 -31%
2016 3.5 8.4 139%
2015 4.2 3.6 -13%
2014 10.5 4.2 -60%
2013 5.7 10.8 88%
2012 2.4 5.7 137%
2011 4.3 2.3 -46%
2010 3.7 4.2 14%
2009 1.8 3.7 100%
2008 13.1 1.8 -86%
★2:各年初から19/10/11までの伸び率
19年~ 18年~ 17年~ 16年~
12% 9% -25% 82%
15年~ 14年~ 13年~ 12年~
54% -39% 12% 169%
11年~ 10年~ 09年~ 08年~
49% 73% 251% -51%

四半期決算(2019予想など)

さらに、ロイターが調べた四半期決算のEPSと売上の予想を整理してみます。

(※下記図表では、Y=年度決算、Q=四半期決算、日/月=データの日時、その右欄にあるのは1カ月前、2か月前の予想値を記載)。

EPS:予想と結果

予想 10/7 1月前 2月前
Y:2021 -0.08 -0.08 -0.13
Y:2020 -0.08 -0.1 -0.16
Q:19/12 -0.04 -0.03 -0.07
Q:19/9 -0.02 -0.01 -0.04
EPS 予想 結果
19/6 -0.04 -0.03 0.01 -25
19/3 -0.01 -0.04 -0.03 300
18/12 -0.02 -0.03 -0.01 50
18/9 -0.01 0.05 0.06 -600
18/6 0 0.04 0.04 400
         

売上高:予想と結果

予想 10/7 1月前 2月前
Y:2021 32550 32526 32898
Y:2020 32870 32869 33091
Q:19/12 8350
Q:19/9 8160 8387 8425
予想 結果
19/6 8060 8142 82 1
19/3 8209 8441 232 2.8
18/12 8414 8601 187 2.2
18/9 7966 8433 467 5.9
18/6 8024 8125 101 1.3
#N/A #N/A #N/A #N/A #N/A

決算予想と結果では米国会計基準(GAAP)とは違う「非GAAP基準」の数値(各社が経営実態を踏まえて調整した数値)が多用されています。そのため、本節の売上とEPSは次節のGAAP基準の値と同じになるとは限りません。

通年決算(GAAP基準)

最後に、通年決算の数字を見てみます(以下、売上、利益、資産、負債、資本、キャッシュフローなどの単位は百万ドル。EPS=希薄化後EPS)。

損益計算(売上、純利益等

*同マージン=営業キャッシュフローマージン。15%もあれば優良。通常、売上高>営業CF>純利益となる。営業CF<純利益となる企業は粉飾決算の可能性あり。

EPSや売上高成長率など

※SG(セールスグロース):売上高成長率(前年度比)

※DSO(デイズ・セールス・アウトスタンディング):売掛金回収に必要な日数。売掛金÷1日平均売上高で計算。期末に無理して売込みをかけてEPSをよい数値にした企業の場合は、売掛金が増え、DSOの数値が大きくなる。上記DSOの出所はモーニングスター社。

バランスシート

ROAとROEなど

★ROA=当期純利益÷総資産 ※総資産を用いて企業があげた利益の割合

★ROE=当期純利益÷自己資本 ※投下資本に対して企業があげた利益の割合

★流動比率=流動資産÷流動負債 ※短期的な支払い能力を見る指標

キャッシュフロー