【TDOC】テラドックヘルスの株価と決算

テラドックは、遠隔医療のプラットフォームを手がける米国企業です。

TDOCの登録会員は、ネットやビデオ、スマホ等を通じて、1100以上の認定医や医療専門家に、オンラインで毎日24時間アクセスできます。遠隔医療で日常的な症状を診断してもらい、処方箋をもらうことが可能です。

その収益源は会員から毎月受け取るサブスクリプション料と、外来会員からもらうフィーで構成されています。

2020年にTDOCは、糖尿病等の慢性疾患をネットを通じて遠隔で診療してもらうためのデバイスをつくるリボンゴヘルスと合併しました。この合併を嫌う投資家もいますが、これは、TDOCにとっては慢性疾患関連の市場への参入機会ですし、将来の伸びが期待される遠隔医療市場でより多くの成長機会をつかむための基盤づくりだとも言えます。

急成長し、脚光を浴びたTDOCが、今後、どれだけ伸びられるのかを占うために、その情報を整理してみましょう。

主な指標を概観

まず、主要指標のデータを見てみます(指標と株価はgooglefinance関数から取得)。

1/4株価 199.8
4/9株価 181.3
株価上昇率 -9.28%
52週高値 158.8
52週安値 90.6
β値 1.28
EPS 10.73
PER 10.07
配当利回り
時価総額(億$) 960
株式数(億) 8.9

株価推移(チャートと伸び率)

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★1:各年の株価伸び率(※21年終値は4/9株価)
TDOC 初値 終値 上昇率
2021 199.8 181.3 -9%
2020 84 200 138%
2019 48.2 83.7 74%
2018 35.1 49.6 41%
2017 16.7 34.9 109%
2016 17.7 16.5 -7%
2015 28.1 18 -36%
★2:各年初から21/4/9までの伸び率
21年~ 20年~ 19年~ 18年~
-9% 116% 276% 417%
17年~ 16年~ 15年~ 14年~
989% 926% 545%



四半期決算(2021予想など)

さらに、四半期決算のEPSと売上の予想を整理してみます。
(※下記図表では、Y=年度決算、Q=四半期決算、日/月=データの日時、その右欄にあるのは1カ月前、2か月前の予想値を記載。データの主な出所は英語版のヤフーファイナンス。ただ、2019年6月までのデータ出所はロイター)。

EPS:予想と結果

予想 3/27 1月前 2月前
Y:2022 -0.94 -0.58 0.41
Y:2021 -1.94 -1.61 -0.5
Q:21/6 -0.54 -0.48 -0.12
Q:21/3 -0.64 -0.57 -0.2
EPS 予想 結果 %
20/12 -0.26 -3.07 -2.81 -1080.8
20/9 -0.32 -0.43 -0.11 -34.4
20/6 -0.24 -0.34 -0.1 -41.7
20/3 -0.36 -0.4 -0.04 -11.1
19/12 -0.33 -0.26 0.07 21.2
19/9 -0.4 -0.28 0.12 -30.0
19/6 -0.4 -0.41 -0.01 -2.5
19/3 -0.44 -0.43 0.01 2.3
18/12 -0.3 -0.34 -0.04 -13.3
18/9 -0.32 -0.34 -0.02 -6.3
18/6 -0.39 -0.37 0.02 5.1
18/3 -0.3 -0.36 -0.06 20

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売上高:予想と結果

予想 3/27 1月前 2月前
Y:2022 2610 2620
Y:2021 1990 1960 1950
Q:21/6 486 484
Q:21/3 452 452 446
売上 予想 結果
20/12 379 383 4.39 1.2
20/9 282 289 6.63 2.3
20/6 221 241 20.37 9.2
20/3 178 181 2.35 1.3
19/12 153 156 3.21 2.1
19/9 136 138 2.14 1.6
19/6 130 130 0.6 0.5
19/3 128 129 0.43 0.3
18/12 120 123 3 2.5
18/9 110 111 1 0.9
18/6 92 95 3 3.3
18/3 87 90 3 3.4

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決算予想と結果では米国会計基準(GAAP)とは違う「非GAAP基準」の数値(各社が経営実態を踏まえて調整した数値)が多用されています。そのため、本節の売上とEPSは次節のGAAP基準の値と同じになるとは限りません。


通年決算(GAAP基準)

最後に、通年決算の数字を見てみます(以下、売上、利益、資産、負債、資本、キャッシュフローなどの単位は百万ドル。EPS=希薄化後EPS)。

損益計算(売上、純利益等)

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TDOC 売上高 営業CF 同マージン 純利益
14/12 44 -11 -25% -20
15/12 77 -47 -61% -58
16/12 123 -52 -42% -74
17/12 233 -34 -15% -107
18/12 418 -5 -1% -97
19/12 553 30 5% -99
20/12 1094 -54 -5% -485

同マージン=営業キャッシュフローマージン。15%もあれば優良。通常、売上高>営業CF>純利益となる。営業CF<純利益となる企業は粉飾決算の可能性あり。

EPSや営業利益率など

TDOC SG(%) EPS DSO
14/12 120% -10.25 39.6
15/12 75% -2.91 44.8
16/12 60% -1.75 38.4
17/12 89% -1.93 32
18/12 79% -1.47 30.9
19/12 32% -1.38 33.2
20/12 98% -5.36 37.7

※SG(セールスグロース):売上高成長率(前年度比)
※DSO(デイズ・セールス・アウトスタンディング):売掛金回収に必要な日数。売掛金÷1日平均売上高で計算。期末に無理して売込みをかけてEPSをよい数値にした企業の場合は、売掛金が増え、DSOの数値が大きくなる。上記DSOの出所はモーニングスター社。

バランスシート

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TDOC 総資産 総負債 株主資本 自己資本率
14/12 92 39 53 58%
15/12 230 51 179 78%
16/12 304 73 231 76%
17/12 824 265 559 68%
18/12 1529 516 1013 66%
19/12 1603 589 1014 63%
20/12 17755 1871 15884 89%

ROAとROEなど

TDOC ROA ROE 流動比率
14/12 -22% -38% 420%
15/12 -25% -32% 843%
16/12 -24% -32% 393%
17/12 -13% -19% 387%
18/12 -6% -10% 853%
19/12 -6% -10% 652%
20/12 -3% -3% 319%

★ROA=当期純利益÷総資産 ※総資産を用いて企業があげた利益の割合
★ROE=当期純利益÷自己資本 ※投下資本に対して企業があげた利益の割合
★流動比率=流動資産÷流動負債 ※短期的な支払い能力を見る指標

キャッシュフロー

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TDOC 営業CF 投資CF 財務CF
14/12 -11 -16 70
15/12 -47 -108 164
16/12 -52 26 21
17/12 -34 -448 475
18/12 -5 -257 646
19/12 30 25 35
20/12 -54 -591 859