トランプ議会演説(2019年)全文和訳「偉大さへの選択」

2019年3月23日

広告

トランプ大統領は2月5日の21時(日本時間6日11時)に「偉大さへの選択」と題した議会演説を行いました。

上下両院の議員が集まる合同会議で、施政方針を語る一般教書演説を行ったわけです。

もともと1月29日予定でしたが、「国境の壁」を理由にした議会での予算バトルで政府機関が閉鎖され、演説は一週間ほど遅れました。

注目点は、2月27-28日の第二回米朝首脳会談開催、インフラ法案成立のための民主党への呼びかけ、メキシコの壁、イラク・アフガン、シリアからの米軍撤退方針、医療価格引き下げのための取り組みあたりでしょうか。

筆者所感では昨年や二年前のほうが面白いと感じました。

かなり長いので、見出しで内容の要旨が把握できるよう、全文和訳をうまく構成してみたいと思います。

出所:Remarks by President Trump in State of the Union Address(February 6, 2019)

広告

冒頭の挨拶

議長、副大統領、議会の皆様、ファーストレディに心から感謝する。そして米国市民の同胞たちにも感謝したい。

我々は今夜、限りない可能性を持つ瞬間に立ち会っている。

新議会の開始にあたり、全米国人のために歴史的な突破口を拓くべく、私はここに立っている。

何百万という同胞市民が我々を見守っている。この偉大な議場に集まって、我々が二党としてではなく一つの国として政治を行うことを願っているのだ。

私が今晩、持ち出した議題は共和党の議題でも民主党の議題でもない。それは米国民の議題だ。

我々の多くは、同じように公約した。

それは、米国の雇用を守り、米国の労働者のために公正な貿易を要求し、我々のインフラを再構築・活性化し、医療と処方薬の値段を下げ、安全な入国管理システムを作るということだ。

合法的、近代的、かつ安全で、米国の利益を最優先にする外交政策を追求することだった。

米国政治には新たなチャンスがある。もし、我々にそれをつかむ勇気さえあるならば-ー。

勝利は我が党だけのためのものではない。それは我が国のためのものだ。

今年、米国は米国の理想と力の偉大性を示す2つの重要な記念日を迎える。

6月には、我々は、ドワイト・アイゼンハワーがいう「偉大なる十字軍」(第二次大戦におけるヨーロッパ解放のこと)から75年を記録する。

1944年6月6日の「Dデイ」に、欧州に向けて15000人の若い米国人が空から降下し、さらに、60000人が我々の文明を専制政治から救うために海から上陸した。

今夜は、ここに、その偉業をなした3人の英雄がやってきている。

一級軍曹のJoseph Riley、Erving Walker軍曹、Hartman Zeitcheck軍曹。

我々はあなたがたに敬意を表している。

また、2019年に、我々は、勇敢な若いパイロットが月面に米国旗を立て、25万マイルを飛んでから50年を祝う。

半世紀後、その旗を立てたアポロ11号の宇宙飛行士の一人であるバズ・オルドリンがこの場に参加しているのだ。

ありがとう。本年に、米国の宇宙飛行士は米国のロケットに戻る。

20世紀に米国は自由を救い、科学を変革し、中流階級を再定義した。

皆さんが本気になれば、米国と競争できる国は世界のどこにもない。

今、我々はこの偉大な米国の冒険の次の章に大胆かつ勇敢に踏み込まなければならない。

我々は21世紀のための新しい生活水準を創造しなければならない。

全市民にとって、素晴らしい生活水準が手の届く範囲にある。

我々はもっとコミュニティを安全にし、家族を強くし、我々の文化を豊かにし、信仰を深め、中産階級を今まで以上に繁栄させる。

しかし、我々は復讐と抵抗、報復の政治を拒否し、協力と宥和、共通の利益がもたらす無限の可能性をよしとしなければならない。

我々は、ともに何十年も続く政治的な停滞を打破できる。

昔からの分断に橋をかけ、古い傷を癒し、新しい連合を築き、新しい解決策を出し、米国の未来のためにとほうもないことを約束できる。

それを決めるのは我々だ。

我々は、偉大になるか窮するか、成果か抵抗か、ビジョンか復讐か、途方もない進歩か無意味な破壊か、いずれかを選択しなければならない。

今夜、私はみなさんに偉大なるものを選んでほしいと呼びかけている。

好景気を止めるのは馬鹿げた党派的闘争だ

過去2年間、現政権は何十年にもわたって両党の指導者が無視してきた問題に立ち向かうべく、緊急に、歴史的な速度をもって動いてきた。

選挙からわずか2年で、我々は前例のない好景気を起こした。

今までにこんなことはなかった。

我々は530万人の新たな雇用を創出し、60万人の新たな製造業の雇用を増やした。

これは、誰もが不可能だと言ってきたことだが、事実を言えば、我々がまさにそれを始めたのだ。

賃金は、この数十年で最速のペースで上昇している。それはブルーカラー労働者のためであり、私は彼らのために戦っている。

それらは他の何よりも早く成長している。

約500万人の米国人がフードスタンプで暮らすのをやめた。

今日、米国経済は、私が就任した時の約2倍の速さで成長している。

米国経済は、世界のどこよりも活発だと見なされている。

失業率は半世紀を超えた期間で最も低くなった。

アフリカ系米国人、ヒスパニック系米国人、アジア系米国人の失業率は、これまでに記録された最低水準に達している。

障害を持つ米国人の失業率も史上最低水準に達している。

今、我が国の歴史の中でもっとも多くの人々が働いている。

1億5700万人が働いている。

我々は就労世帯のための大規模な減税を可決し、児童扶養控除を2倍にした。

我々は実質的に、中小企業、牧場、家族農場にかかる不動産税や相続税を終わらせた。

非常に不評な、個人的な命令(前政権の大統領令)に基づくオバマケアの罰則を廃止した。

そして重篤な患者が救命治療にアクセスできるようにした。

我々は未承認薬を使えるようにする法案を通した。

現政権は、任期中、どの政権よりも短期間でより多くの規制を削減した。

歴史的な減税や規制(削減)のおかげで、企業は我々の国に大量に戻ってきている。

そして我々は米国のエネルギーに革命を起こした。

米国は現在、世界において石油と天然ガスのナンバーワン生産国だ。

そして、65年ぶりに、我々はエネルギーの純輸出国となった。

24か月の急速な進歩の後、米国経済は世界において羨望の的となっている。

我々は、地球の歴史において最も強力な軍隊を持つ国だ。

米国はまたしても日々勝利している。

議会のみなさん、我々の結束は強い。

わが国には活気があり、米国経済はかつてないほど繁栄している。

先月だけでさらに30万4千人の雇用が増えたことが(先週の)金曜日の雇用統計で発表された。

これは予想のほぼ2倍であった。

米国で経済的な奇跡が起こっている。

それを止められるのは愚かな戦争や政治、ばかげた党派的な捜査だけだ。

平和と法律があるところには、戦争も捜査もあるはずがない。

そんなことにはならないのだ。

我々は海外の敵を倒すために国内で団結しなければならない。

新たな協力の時代は、上院で立ち往生している300人以上の優秀な官職の候補者を承認することから始まる。

これは正しくない。

上院はこれらの推薦に基づいて行動することに失敗した。

それは推薦された者にとっても、我々の国にとっても非常に不公平だ。

今こそ超党派的行動の時だ。

信じられないかもしれないが、それが可能なことはすでに証明済みだ。

前会期の議会で、両党は、オピオイド危機(医療用麻薬の過剰摂取が広がっている問題)に立ち向かうための前例のない法案、広範囲にわたる新しい農業法といった歴史的な対立を可決するために集まった。

我々は、40年にわたって拒絶されていた歴史的な退役軍人省の改革を成し遂げた。

我々はようやく素晴らしい退役軍人に対する虐待をやめることができた。

両党協調の例:刑事司法改革

わずか数週間前、すべての議員が画期的な刑事司法改革のために集まった。

彼らは「できない」と言われていた(改革を)なしとげた。

昨年、私は友人からアリス・ジョンソンの話を聞き、深く感動した。

1997年に、アリスは初犯で暴力をふるったわけでもないのに薬物犯罪者として終身刑を宣告された。

その後、22年間にわたり、彼女は刑務所の牧師となり、他の受刑者にもっと良い道を選ぶようにと励ましてきた。

彼女の与えた大きな影響は、刑務所の中に止まらず、もっと多くの人々に広がっていった。

このケースは、刑事判決の中に不平等や不公平がある可能性と、それを正す必要性を示している。

彼女は約22年間も受刑し、残りの人生も刑務所で終わると予想されていた。

しかし、私は6月に彼女の減刑をすべきことを決めた。

家族が彼女を刑務所の門で迎え、抱きしめてキスし、泣き、笑っているのを見た時、私はこの決定が正しかったことが分かった。

アリスは今夜、我々と一緒にいる。

彼女は素晴らしい女性だ。

アリス、ありがとう。

彼女は、我々には常に自らの運命を形作る力があることを思い出させてくれた。

アリスの物語に触発され、現政権はファースト・ステップ法の成立に向けて両党の議院と密接に協力している。これは大きなことだ。

この法律は、アフリカ系米国人に不当な損害を与えてきた刑法を改正するものだ。

ファースト・ステップ法は暴力犯ではない犯罪者に生産的で法を守る市民として社会復帰できる機会を与える。

今、これに全国の州が続こうとしている。

米国は罪のつぐないを信じる国だ。

今夜、テネシー州からマシュー・チャールズさんが来ている。

1996年、30歳の時に、マシューは麻薬に関わる犯罪で35年の刑を宣告された。

次の20年間で、彼は30以上の聖書研究の著作を出し、法務書記官になり、彼の仲間の受刑者の多くを指導した。

マシューはファースト・ステップ法の下で刑務所から釈放された最初の人でした。

マシュー、ありがとう、マシュー。おかえりなさい。

「国境の壁」の意義を力説

今、共和党と民主党は緊急の国家危機に立ち向かうために再び力を合わせなければならない。

議会は政府に資金を供給し、我々の故郷を保護し、非常に危険な南部国境を守るべく、法案可決のために10日の時間が残っている。

今こそ、議会が、米国への違法入国を終わらせ、冷酷な密輸業者、カルテル、麻薬の売人、人身売買業者を廃業させることに全力を尽くすことを世界に示す時が来た。

こうしている間にも、大きく、組織化された不法入国者の集団が米国に向っている。

私は、メキシコの都市は、コミュニティから違法な移民を排除するために、トラックやバスを使って(彼らを)米国に移動させるようになっていると聞いた。

国境はほとんど守られていない。

この猛烈な攻撃に対処するために、南部国境に3750人の部隊を置くことを命じた。

これは道徳的問題だ。

我々の南部国境の無法な状態は、全米国人の安全と経済的な幸福への脅威だ。

我々には、市民の生活と仕事を守るための入国管理システムを作るという道徳的義務がある。

ここには、何百万人もの移民が規則を守り、我々の法律を尊重させる我々の義務が含まれている。

合法的な移民は我々の国を豊かにし、我々の社会を限りなく強固にする。

現在、これまでで最も多くの入国希望者がいるが、彼らは合法的に入って来なければならない。

同法市民と我が国への愛ゆえに、非常に危険な南部国境を守ることを皆さんに要望する。

不法移民ほど、米国の労働者階級と政治階級の違いをよく表している問題はない。

裕福な政治家や寄付者は、壁や門や警備員の後ろで暮らしながら、開かれた国境を求めている。

一方、労働者階級のアメリカ人は、大量の不法移民、仕事の減少、賃金の低下、負担の大きい学校、入場できないほど混雑している病院、犯罪の増加、社会的セーフティネットの枯渇などの代償を払う必要がある。

違法移民の容認は思いやりではない。それは実際には非常に残酷だ。

(不法入国者の)3人に1人の女性が北への長い旅で性的暴行を受けている。

密輸業者は米国の法律を悪用し、米国へのアクセスを得るために(チェスの)ポーンのように移民の子供たちを使っている。

人身売買業者は、米国の入港地の間の広い空き地を利用して、何千人もの若い少女や女性を売春業者に売っている。まるで奴隷制のようだ。

覚せい剤、ヘロイン、コカイン、フェンタニルなど、我々の国境を越えて都市に押し寄せる致命的な薬物によって何万人もの罪のない米国人が殺されている。

野蛮なギャングであるMs 13は現在、少なくとも20州で活動しており、それらはほとんど我々の南の国境を通って来る。

ちょうど昨日、ニューヨーク市の地下鉄のプラットホームでの発砲によりms-13のメンバーが拘留された。

我々はこうした何千人ものギャングを社会から除いている。

しかし、我々が国境を確保するまで、彼らは帰国し、また入ってくるだろう。

毎年、無数の米国人は違法な入国者によって殺害される。

私は天使のように素晴らしい米国家庭の父兄を知るようになった。

もはや恐ろしい心痛に誰も苦しむ必要はない。

今夜、デボラ・ビッセルさんが来ている。

ちょうど3週間前に彼女の両親がネバダ州の故郷で違法な侵入者の強盗に殺された。

彼らは80歳代であり、4人の子供、11人の孫、および20人の曾孫は生き残った。

今夜はジェラルドとシャロンの孫娘ヘザーと孫娘のマディソンも来ている。

私は決して忘れない。私はジェラルドとシャロンの記憶のために戦う。

これは非常に危険な国境を制御することに失敗したためだ。

これ以上、米国民の生命が奪われてはならない。

過去2年間、我々の勇敢なるICE(米移民・関税執行局)は、26万6000人の不法な外国人を拘束した。

そこには約10万人の起訴または有罪判決を受けた者、3万人の性犯罪者、4000人の殺人事件への関与者が含まれている。

我々は今夜、法執行機関の英雄の一人、特別エージェントのエルヴィン・フェルナンデスに来てもらった。

ありがとう。

エルヴィンの家族はドミニカ共和国から合衆国に合法的に移民した。

8歳の時、彼は父親に特別エージェントになりたいと言った。

今日、彼は国際的な性的人身売買の記録に関する調査を主導している。

彼は、若い女の子のために正義を確保するために働いている。

彼の仕事と素晴らしい同僚のおかげで、300人以上の女性と女児が恐怖から救われ、1500人以上の残虐な人身売買業者が逮捕された。

我々は常に法執行機関の勇敢な男女を支援している。

私は、我々の英雄への支援を誓う。

わが政権は南部の国境危機を終わらせるという常識的な提案を議会に送った。

それは法執行機関への人道的な援助だ。

港での麻薬探知、子供の密輸を可能にする抜け穴をふさいで、入港地の間に広大な地域を確保するために、新しい物理的な障壁を立てる。

それは「壁」のことだ。

以前、議会のほとんどの人が壁に投票した。

しかし、適切な壁は作られなかった。私はそれを建てる。

これは、賢く、戦略的で、透明な「鉄の障壁」だ。

単純なコンクリートの壁ではない。

それは国境警備隊によって最大の必要性が認識された地域に配備され、壁ができるところでは、不法入国は減る。

サンディエゴはかつて国内で最も違法な越境を行っていた。

そのため、安全を保つ強力な壁が設置された。

この強力な壁は違法な通り道をほぼ完全に終わらせた。

テキサス州にあるエルパソはかつて非常に暴力犯罪の割合が高かった。

国内で最も危険な都市の1つと考えられていた。

今、そこでは、適切な場所に強力な壁がある。

エルパソは最も安全な都市の一つになった。

つまり、壁は機能し、命を救うのだ。

対中交渉を見込み、中国批判はややトーンダウン

だから、協力し、歩み寄り、真に米国を安全にする取引を成立させたい。

我々は国民の安全を守るために努力している。

急速な経済の復活が続くようにしなければならない。

昨年に創出された新規雇用の58%を占めているのは女性だ。

彼女たちほど、繁栄する経済から恩恵を受けた人たちはいない。

そして、議会が女性に投票権を与えるために憲法を改正してから1世紀後に、かつてないほど女性議員の数が増えた。

素晴らしいことだ。

あらゆる場所で女性に機会が与えられるように、今週の木曜日、我々は途上国の女性のための経済支援に焦点を当てた取り組みを開始した。

我々がとほうもないの経済的成功を築くために、何が最優先事項となるのだろうか。

我々は残念な貿易慣行を改めたい。

米国産業を狙い、知的財産権を盗んできた中国に対して、私は、雇用と富の盗難が終わったことを明らかにしている。

我々は最近、2500億ドルの中国製品に関税を課した。

財務省は月あたり数十億ドルを受け取っている。

しかし、私は中国に対して、我々を利用したことを責めはしない。

この悲劇が起こるのを許したことについて、過去の米国の指導者と代表を非難している。

私は習主席を非常に尊敬している。

そして今、我々は中国との新しい貿易協定に取り組んでいる。

しかし、そこには、不公平な取引慣行を終わらせ、慢性的な貿易赤字を減らすだけでなく、米国の雇用を守るための実質的かつ構造的な変化が含まれなければならない。

UAMCAがNAFTAにとって代わる

もう一つの歴史的な貿易の過ちは「NAFTA」として知られている大惨事でした。

私はミシガン州、オハイオ州、ペンシルベニア州、インディアナ州、ニューハンプシャー州で、ナフタによって夢が粉砕された男女に出会った。

何年もの間、政治家はより良い取引のために交渉することを約束した。

しかし、それを今までに誰も行なったことはない。

我々の「UAMCA」(米国・メキシコ・カナダ協定)はNAFTAに取って代わり、米国の労働者のために提供される。

製造業の仕事をより多く取り戻し、米国の農業を拡大し、知的財産を保護する。

そして、この協定が「made in the U.S.A.」という4つの美しい言葉で誇らしげに刻印され、議会で批准されることを願うものだ。

今夜、私は、米国の相互貿易法を通過させることをお願いしている。

そうすれば、他国が米国製品に不当な関税を課した場合、我々は彼らに販売するのと同じ製品に同じ関税を請求できる。

インフラ投資法案はMUSTで実現すべき

両党は、米国の崩壊しつつあるインフラを大規模に復旧するために団結できるはずだ。

私は、議会がインフラ法案の可決を切望していることを知っている。

そして、将来の最先端産業への投資を含む、新しく重要なインフラ投資を行う法案についてみなさんと協力したいと考えている。

これは選択肢ではない。

これは必要なことだ。

次の優先事項はヘルスケア関連のコスト引き下げ

そして、我々全員にとって次の優先課題は、ヘルスケアと処方薬のコストを下げることだ。居住症のある患者を守ることだ。

すでに、わが政権の努力の結果、2018年に薬価は46年間でもっとも大きく下がった。しかし、もっとやらなければならない。

全く同じ場所での処方、全く同じ薬に対して米国人が他の国の人々よりもはるかに多額の支払いを余儀なくされることは容認しがたい。

これは間違っていて、不公平だ。そして、我々は、これをやめられる。それを早く止めたい。

私は、医薬品開発費の負担が世界的に不公正になっている問題(global freeloading=世界的な「タダ食い」のこと)を取り上げ、議会が米国の患者に公正さと価格の

透明性を提供する法律を可決することを要望している。

また、製薬会社、保険会社、病院には、競争を促進しコストを削減するために実際の価格を開示することを要求する必要がある。

歴史上、いかなる力も、米国の自由よりも人々の境遇を前進させたものはない。

米国はHIVや小児ガンに立ち向かう

近年、我々は、HIV(エイズ)との闘いにおいて目覚しい進歩を遂げた。

科学的な進歩により、かつては手が届かなかった夢を実現できた。

本年度の予算教書は、民主党と共和党に、10年以内に米国での(エイズ)大流行を撲滅するために必要な約束をすることを求めるだろう。

我々は驚くべき進歩を遂げたのだ。

これから、我々は米国のエイズを打ち負かすだろう。

今夜、私はまた、全米国人にとっての別の戦いを行っている。

それは「小児がんとの戦い」に参加するようにお願いしている。

今晩、メラニアの側にいるのは、とても勇敢な10歳の女の子、グレース・エリンだ。

彼女が4歳からの誕生日ごとに、グレースは友達に病院のために寄付を依頼した。

寄付を受けた病院は、彼女が、いつの日か彼女自身も患者になりうることを知らなかった。

それは実際に起こったことだ。

昨年、エリンは脳腫瘍と診断された。

すぐに、彼女は放射線治療を始めた。

同時に、彼女は自分のコミュニティで癌との闘いのために4万ドル以上を集めた。

去年の秋、エリンが治療を完了したとき、彼女の医者と看護師は応援した。

彼らは彼女を愛しており、今でも愛し続けている。

「化学療法の最後の日」と書かれたポスターを掲げた時、彼らの目には涙が出た。

ありがとう、エリン。

あなたはこの部屋のみんなにとって素晴らしい天啓を与えてくれた。

どうもありがとう。多くの小児がんは何十年も新しい治療法を見たことがない。

私の予算教書は、この重要な命を救う研究に資金を提供するために、今後10年間で5億ドルを議会に要望するだろう。

働く保護者を支援し、米国の子供たちのために学校選択法を通す時が来た。

私は、すべての新しい親が生まれたばかりの子供と絆を結ぶ機会があるように、全国的な有給の家族休暇のための予算を含めた教書を出す最初の大統領になることを誇りに思う。

ニューヨークの議員たちは、出産前に母親の子宮から赤子を引き裂ける法律の成立を喜んで歓声を上げた。

胎児は生きており、感じている。(中絶されるのは)彼らの愛と夢を世界と共有する機会を決して得ない美しい赤子だ。

それから、我々は彼らが出生後に赤ん坊を処刑するだろうと述べた。

すべての人の尊厳を守るために、私は議会に対し、母親の子宮内でも痛みを感じうる子供の中絶を禁止する法律を可決するよう求めている。

罪のない命を大切にする文化を築くためにともに働こう。

そして、根本的な真実を再確認したい。

それは、全ての子供は、生れていようがいまいが、神の聖なる理想の中に生まれてくる。

米軍再建、最先端MD、INF離脱

(※MD=ミサイル防衛システムのこと)

私の最後の議題は米国の国家安全保障だ。

過去2年間で、我々は米国軍を全面的に再建し始めた。

(国防予算は)昨年は7000億ドル、今年は7160億ドルだった。

我々は他の国々にも公平な分担金を支払うように求めている。

何年もの間、米国は我々の友人であるNATOの加盟国に非常に不公平に扱われていた。

しかし今、我々はNATO同盟国から1000億ドルの防衛費の増加を確保した。

彼らはそれができないと言った。

我々は軍事力増強の一環として、最先端のミサイル防衛システムを開発している。

現政権は、米国の利益を推進したことについて決して謝罪しない。

例えば、何十年も前に、米国はロシアとの間で条約を締結し、我々はミサイルの能力を制限し、減らすことに同意した。

我々が合意と手紙の規則に従っている間、ロシアは繰り返しその条項に違反した。

それは長年続いている。

そのため、私は、米国が中距離核軍縮条約(INF条約)から正式に離脱すると発表した。

我々にはそのほかの選択肢がない。

おそらく、我々は中国と他の国々を追加し、別の協定を交渉することはできるだろう。

もし、できなければ、我々は他国をはるかにしのぐ技術革新を実現する。

第二回米朝首脳会談は2月27-28日

さらに、大胆な新外交の一環として、我々は朝鮮半島の平和のための歴史的な取組みを続けている。

我々の人質は帰宅し、核実験は中止された。15ヵ月の間、ミサイル発射は行われなかった。

もし私が米国の大統領に選ばれていなければ、我々の意見では、今まさに北朝鮮と大戦争をしなければいけなくなっていただろう。

まだまだやるべきことはたくさんあるが、私と金正恩との関係は良好だ。

金委員長と私は2月27日と28日に再びベトナムで会談する。

ベネズエラの新暫定大統領を承認

2週間前、合衆国は正式にベネズエラの合法的政府と新暫定大統領ジュアン・グアイドを承認した。

我々はベネズエラ人民の高貴な自由の探求に対処する。

我々はその社会主義的な政策が南米の最富裕国から貧困と絶望の国へと変貌させたマドゥロ政権の残虐行為を非難する。

我々は、米国でも、「我が国で社会主義を採用したい」と呼びかける声があることに驚いている。

米国は、政府の強制、支配、統制ではなく、自由と独立に基づいて設立された。

我々は自由に生まれ、そして自由にとどまるだろう。

今夜、我々は米国が決して社会主義国にならないという決意を新たにしている。

アフガン、シリア、イラクからの米軍撤退を目指す

我々が長年直面してきた最も複雑な一連の課題の1つは、中東だ。

我々のアプローチはリアリズムに基づいている。進歩をもたらそうとして何十年間も失敗してきた、当てにならない理論ではない。

現政権はイスラエルの本当の首都を認識し、誇らしげにエルサレムに米国大使館を開いた。

我々の勇敢な部隊は今や19年間も中東で戦っている。

アフガニスタンとイラクでは、約7000人の米国軍人が命を捧げている。

5万2000人以上の米国人がひどく傷つけられた。

中東で7兆ドル以上を費やした。

私は大統領候補として、新しいアプローチを約束した。

偉大な国は終わりのない戦争はしない。

私が就任したとき、ISISはイラクとシリアで20000平方マイル以上を管理していた。

それは、ほんの2年前のことだ。

今日、我々はこれらの血に飢えた殺人者から事実上、全領域を解放した。

我々は同盟国と協力してISISの残骸を破壊する。

シリアで戦った勇敢な戦士の帰還を暖かく歓迎する時が来たのだ。

アフガンで政治的に課題を解決するための交渉も加速した。

敵対勢力もまた、交渉を望んでいる。

我が部隊は比類のない勇気をもって戦ってきた。

彼らの勇気のおかげで、我々は今、長くて血なまぐさい対立の政治的解決の道を追求できる。

アフガンでは、タリバンを含む多くの集団と建設的な協議を行っている。

これらの交渉を進めれば、我々は軍のプレゼンスを減らし、テロ対策に集中できるだろう。

我々は確かにテロ対策に焦点を当てる。

我々は合意を達成するかどうかはわからない。

しかし、20年の戦争の後、少なくとも平和協議が可能になったことを我々は知っている。

敵対勢力も同じことをしたいのだ。

何よりも、敵対者は、この国の力と国民を守る意志を疑うことはできない。

テロを支援するイランに立ち向かう

18年前、暴力的なテロリストが米駆逐艦コールを攻撃した

先月、米国軍が攻撃したテロ指導者の一人を殺害した。

トム・ウィバリーは、我々が悲劇的に失った海軍の船員クレイグ・ウィバリーの息子だ。

その17人の船員の一人が、今夜、同席していることを誇りに思う。

トム、我々はいつもコールの英雄を覚えていることを誓う。

現政権は世界有数のテロ支援国家・イランの急進的政権に立ち向かうように行動した。

それは過激な体制だ。

彼らは悪いことをしている。

この腐敗した独裁政権が核兵器を取得しないようにするために、合衆国を壊滅的なイランの核取引から撤退させた。

昨年秋、我々はこれまで米国が一国に課した中で最も過酷な制裁措置を講じた。

我々は米国に死を唱え、ユダヤ人への大量虐殺を脅かす体制から目をそらさない。

我々は反ユダヤ主義の卑劣な害毒、その悪名高い信条を広める者を決して無視してはならない。

団結し、一つの声で、この憎しみに、いついかなる場所でも立ち向かわなければならない。

ほんの数ヶ月前、ピッツバーグでは、反ユダヤ主義の攻撃で、11人のユダヤ人アメリカ人が悪質に殺害された。

SWATのオフィサーであるチモシー・マトソンが銃撃戦に突入し、犯罪者を追いかけながら7回も撃たれた。

(最終的に)彼は大成功をおさめた。

ティモシーは12回目の手術を受けたばかりで、さらに多くの手術を受けようとしているが、今夜、議会に参加するために旅をしてきた。

我々は永遠に感謝している。ありがとう。

今夜は、ピッツバーグの生存者であるユダが加わった。

大虐殺が始まった時、彼はシナゴーグにいた。

しかし、昨年秋にユダが死を免れただけではない。

70年以上前、彼はナチス強制収容所を生き延びた。

今日はユダの81歳の誕生日だ。

ユダは、75年近く前のことだが、家族とともに電車に入れられた時の瞬間を正確に覚えている。

彼らが収容所に行く時、突然、列車は止まった

兵士が現れた。

ユダの家族は最悪の事態に備えた。

それから、彼の父親は喜んで叫んだ。

「アメリカ人だ」。

今夜、ここにいる2人目のホロコースト生存者、ジョシュア・カウフマンは、ダッハウの囚人だった。

アメリカの兵士たちが戦車で転戦した時、彼は牛車の壁の穴を通してそれを見たことを覚えている。

ジョシュアは、「アメリカの兵士たちは神が存在することの証拠だ」と思った。

「彼らは空から降りてきた」と述べている。

私は今晩、第二次世界大戦のD-DAYで戦った3人の兵士を称えることから始めた。

そのうちの1人はherman zeitchikでした。

しかし、彼にはほかの逸話もある。

ノルマンディーのビーチを襲撃した1年後、ハーマンはダッハウの解放を手助けしたアメリカ人兵士の一人だった。

地獄からジョシュアを救助したアメリカ人の一人だった。

約75年後の今夜、ハーマンとジョシュアは一緒にギャラリーにいるだろう。

アメリカは自由を大義として掲げ、偉大なるものを選択する

アメリカは自由の家だ。

ハーマンとジョシュア、今晩のあなたの列席に感謝する。

1944年のD-DAYの朝早く、英海峡上の暗い空のもとで出発した時、米軍人は、戦史上、最も重大な戦いに向かって壊れやすいパラシュートを整えていた。

彼らは自分たちが生き残れるかどうかを知らなかった。

しかし、彼らは米国が勝つことを知っていた。

彼らの大義はこの国にあり、次の世代は未だ生まれていなかった。

なぜ彼らはそれを行なったのか?

彼らは米国のためにそれをやった – 彼らは我々のためにそれをやったのだ。

共産主義への勝利、科学と発見の飛躍的進歩、平等と正義への我々の比類のない進歩――すべてのことは、先人の血と涙と勇気と理想によって可能となった。

この議会議事堂について考えてほしい。

あなたがたの先輩議員たちは奴隷制度の撤廃を決意し、鉄道や高速道路を建設し、ファシズムを打ち破り、公民権を確保し、悪の帝国に対決した。

今夜は、この壮大な共和国の至るところから議員が集まった。

みなさんは、メイン州の岩の多い海岸とハワイの火山峰、ウィスコンシンの雪に覆われた森、ケンタッキーの緑の農場とカリフォルニアのゴールデンビーチ等から来た。

我々は、ともに歴史の中で最も際立った国を代表している。

この瞬間に何をする?

どのように我々は人々に記憶されたいのか?

我々の前にある機会を見てほしい。

我々の最もスリリングな業績が出るのは、まだ先だ。

我々には、最もエキサイティングな旅がまだ残っている。

我々の最大の勝利はまだ来ていない。

我々はまだ夢を見始めていない。

我々は、違いによって定義されるのか、勇気をもって違いを乗り越えるのかを選ばなければならない。

我々は受け継いできたもの浪費するのか、あるいは、我々が米国人であると誇りをもって宣言するのかを選ばなければならない。

我々は素晴らしいことをしている。

我々は不可能を避け、未知なるものを征服している。

米国の想像力を再び燃え上がらせる時が来た。

その頂点を探し、最も明るい星に、我々の焦点を設定する時だ。

今こそ、我々を市民・隣人として、愛国者として結びつける愛と忠誠心、記憶の絆を再燃させる時だ。

これが我々の未来であり、我々の運命だ。我々の選択でもある。

私は皆様に偉大なるものを選ぶように頼んでいる。

我々が直面する試験であろうと、来るべき課題であろうと、我々は共に進まなければならない。

我々は米国を第一に考えなければならない。

我々は魂の中で自由を生き続けなければならない。

我々は常に米国の運命を信じなければならない。

神の下にある一つの国は、世界のすべての国々の間の希望と約束、光明であり栄光でなければならない!

ありがとう。

神は皆様を祝福し、神は米国を祝福している。

どうもありがとう。

【スポンサードリンク】