MRK:メルクの配当推移
メルク(MRK)配当投資分析(2026年8月更新)
要旨:メルクは、主力薬「キイトルーダ」と注射時間を短縮できるKEYTRUDA QLEXを軸に、WINREVAIR、OHTUVAYRE、LIPFENDRAなど次世代製品の育成を進めています。2026年Q2は売上高が前年同期比5%増の166.07億ドルとなった一方、Terns Pharmaceuticals買収に伴う一時費用により赤字となりました。配当投資では、単年度のEPSだけでなく、営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフロー、買収後の財務負担、キイトルーダ特許切れ後の成長力を合わせて確認する必要があります。
更新メモ(2026年8月)
- 2026年Q2決算(2026年8月4日発表)を反映しました。売上高は166.07億ドル(前年同期比5%増)、GAAP EPSは▲0.54ドル、Non-GAAP EPSは▲0.13ドルでした。GAAP・Non-GAAPの双方に、Terns Pharmaceuticals買収に伴う2.31ドル/株の費用が含まれています。[1]
- 2026年上期の売上高は328.93億ドル、GAAP純損失は55.75億ドル、GAAP EPSは▲2.26ドルでした。Q1のCidara Therapeutics買収費用とQ2のTerns買収費用が上期利益を大きく押し下げています。[2]
- 2026年通期ガイダンスを更新しました。売上高見通しは従来の658億~670億ドルから663億~673億ドルへ引き上げられました。一方、Non-GAAP EPS見通しはTerns関連費用を反映し、従来の5.04~5.16ドルから2.66~2.76ドルへ引き下げられました。[1]
- KEYTRUDA/KEYTRUDA QLEXの2026年Q2売上高は83.66億ドル(前年同期比5%増)でした。このうちKEYTRUDA QLEXは4.63億ドルで、米国での採用拡大が成長を支えています。[1]
- WINREVAIRの2026年Q2売上高は5.88億ドル(前年同期比75%増)、OHTUVAYREは2.04億ドル、Animal Healthは17.75億ドル(前年同期比8%増)でした。[3]
- 配当は2026年Q1~Q3まで1株当たり0.85ドルが維持されています。現行年率配当は3.40ドルです。2026年8月4日の決算発表後に確認した株価水準125.07ドルに対する単純計算の配当利回りは約2.7%です。[4]
- Terns Pharmaceuticalsの買収が完了しました。取得額は約68億ドルで、慢性骨髄性白血病向け候補薬MK-4208を取得しています。2026年の会計利益と財務負担にはマイナスですが、キイトルーダ特許切れ後を見据えた中長期の成長投資と位置づけられます。[1]
- パイプラインでは、経口PCSK9阻害薬LIPFENDRAの米国承認、sac-TMTの子宮内膜がん試験の好結果、週1回経口HIV治療候補の第3相試験結果、tulisokibartの潰瘍性大腸炎試験の好結果などを反映しました。[5]
まず、メルク(Merck & Co., Inc.)の配当利回りと株価をチャート(直近90日間)で見てみます。
権利落ち日や配当性向(1株配当÷EPS、EPS比で配当を払い過ぎていないかを測る指標)等も確認します。
配当利回りと株価の推移:3ヶ月チャート
配当利回りと権利落ち・配当性向の確認
直近の配当、権利落ち日、株価はMerck公式IRで確認できます。年次の利益、配当支払額、キャッシュフロー、バランスシートはForm 10-Kを優先し、四半期決算は決算リリースと補足資料で確認しています。[4][6]
年次:配当の推移(利回り・成長率・配当性向・年間配当・平均株価・EPS)
増配ペースと「会計ベースの配当性向」の振れ幅を把握するための年次テーブルです。2026年は通期未確定のため、会社ガイダンスと現行年率配当を使用しています。
| 年 | 配当 | 平均株価・参考株価 | 年EPS | |||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 平均利回り | 成長率 | 配当性向 | 年計($) | |||
| 2026e | 約2.7% | 約5% | 約123~128% | 3.40 | 125.07 (8月確認時) |
2.66~2.76 (Non-GAAP見通し) |
| 2025 | 約3.1% | 5% | 45% | 3.24 | 105前後 | 7.28 |
| 2024 | 2.60% | 5% | 46% | 3.08 | 118.4 | 6.74 |
| 2023 | 2.70% | 6% | 2086% | 2.92 | 108.3 | 0.14 |
| 2022 | 3.07% | 6% | 48% | 2.76 | 89.8 | 5.71 |
| 2021 | 3.42% | 7% | 51% | 2.60 | 76.0 | 5.14 |
| 2020 | 3.16% | 8% | 88% | 2.44 | 77.1 | 2.78 |
| 2019 | 2.88% | 14% | 59% | 2.26 | 78.4 | 3.81 |
| 2018 | 3.25% | 5% | 86% | 1.99 | 61.2 | 2.32 |
| 2017 | 3.18% | 2% | 217% | 1.89 | 59.4 | 0.87 |
| 2016 | 3.38% | 2% | 131% | 1.85 | 54.8 | 1.41 |
| 2015 | 3.35% | 2% | 116% | 1.81 | 54.0 | 1.56 |
| 2014 | 3.25% | 2% | 43% | 1.77 | 54.5 | 4.07 |
| 2013 | 3.91% | 2% | 118% | 1.73 | 44.2 | 1.47 |
| 2012 | 4.29% | 8% | 85% | 1.69 | 39.4 | 2.00 |
| 2011 | 4.79% | 3% | 77% | 1.56 | 32.6 | 2.02 |
| 2010 | 4.42% | 0% | 543% | 1.52 | 34.4 | 0.28 |
| 2009 | 5.39% | 0% | 27% | 1.52 | 28.2 | 5.65 |
| 2008 | 4.29% | 0% | 42% | 1.52 | 35.4 | 3.63 |
※EPSは原則としてGAAPベースですが、2026年は会社が示したNon-GAAP EPS見通しを掲載しています。現行年率配当3.40ドルを2026年Non-GAAP EPS見通し2.66~2.76ドルで割ると、表面的な配当性向は約123~128%となります。
ただし、2026年のNon-GAAP EPS見通しには、Terns買収に伴う一時費用と関連費用として合計約2.43ドル/株が含まれています。さらにQ1にはCidara買収に伴う3.62ドル/株の費用が計上されています。したがって、2026年のEPS配当性向は、通常の事業収益力よりも買収費用の影響を強く受けています。配当の安全性を判断する際は、通期の営業キャッシュフローとフリーキャッシュフローを併せて確認する必要があります。[1]
2025年の支払ベース年間配当は、0.81ドル×4回の3.24ドルです。3.40ドルは2026年の現行年率配当です。[4]
配当の持続可能性を測る:現金ベースのカバー比率
指標の読み方
- 配当総額(現金支出):普通株主への現金配当支払額を使用します。直近通期はForm 10-Kの数値を優先します。
- 営業CF対配当比率:営業CF÷配当総額。中長期で1.5倍超が一つの目安です。
- フリーCF対配当比率:(営業CF-設備投資)÷配当総額。設備投資後に残る現金で、配当をどの程度賄えるかを確認します。
年次:配当総額(概算)とカバー比率
単位は百万ドル(M$)。カバー比率は小数2桁で表記しています。2026年通期のキャッシュフローは未確定のため、年次表には追加していません。
| 年 | 配当総額 | 営業CF | CAPEX | フリーCF | 営業CF/配当 | FCF/配当 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025 | 8,200 | 16,472 | 4,100 | 12,372 | 2.01 | 1.51 |
| 2024 | 7,823 | 21,468 | 3,372 | 18,096 | 2.74 | 2.31 |
| 2023 | 7,388 | 13,006 | 4,200 | 8,806 | 1.76 | 1.19 |
| 2022 | 6,983 | 19,095 | 4,700 | 14,395 | 2.73 | 2.06 |
| 2021 | 6,656 | 14,109 | 5,000 | 9,109 | 2.12 | 1.37 |
| 2020 | 6,246 | 10,253 | 4,700 | 5,553 | 1.64 | 0.89 |
| 2019 | 5,889 | 13,440 | 2,800 | 10,640 | 2.28 | 1.81 |
| 2018 | 5,234 | 10,922 | 2,400 | 8,522 | 2.09 | 1.63 |
| 2017 | 5,179 | 6,451 | 2,200 | 4,251 | 1.25 | 0.82 |
| 2016 | 5,180 | 10,376 | 2,800 | 7,576 | 2.00 | 1.46 |
| 2015 | 5,144 | 12,538 | 3,000 | 9,538 | 2.44 | 1.85 |
| 2014 | 5,151 | 7,989 | 3,000 | 4,989 | 1.55 | 0.97 |
| 2013 | 5,104 | 11,654 | 2,900 | 8,754 | 2.28 | 1.72 |
| 2012 | 5,155 | 10,022 | 3,000 | 7,022 | 1.94 | 1.36 |
| 2011 | 4,805 | 12,383 | 3,600 | 8,783 | 2.58 | 1.83 |
| 2010 | 4,651 | 10,822 | 3,500 | 7,322 | 2.33 | 1.57 |
| 2009 | 4,940 | 3,392 | 2,200 | 1,192 | 0.69 | 0.24 |
| 2008 | 4,940 | 6,572 | 2,600 | 3,972 | 1.33 | 0.80 |
2025年の営業キャッシュフローは164.72億ドルで、2024年の214.68億ドルから低下しました。配当支払額は約82億ドル、設備投資は約41億ドルであり、FCF/配当カバーは約1.51倍でした。[6]
2026年はCidaraとTernsの大型買収により、会計利益だけでなく資金調達費用、開発費、買収後の運転資本が振れやすくなっています。Q2時点では四半期売上と製品売上は堅調ですが、配当の現金カバーについては2026年通期のキャッシュフロー計算書が確認できるまで、2025年の実績を基準とするのが妥当です。
キャッシュフロー計算書
読み方(要点)
- 営業CF:本業の現金創出力であり、配当の元手です。
- 投資CF:設備投資やM&Aなどです。マイナス拡大は成長投資を示す一方、資金負担も増えます。
- 財務CF:配当、自社株買い、借入、社債発行、返済などの現金の動きを示します。
年次:営業CF・投資CF・財務CF
単位は百万ドル(M$)。2026年は通期未確定のため、表には追加していません。
| 年 | 営業CF | 投資CF | 財務CF |
|---|---|---|---|
| 2025 | 16,472 | -13,741 | 大幅マイナス (配当・自社株買い等) |
| 2024 | 21,468 | -7,734 | -7,032 |
| 2023 | 13,006 | -14,083 | -4,810 |
| 2022 | 19,095 | -4,960 | -9,119 |
| 2021 | 14,109 | -16,555 | 2,593 |
| 2020 | 10,253 | -9,443 | -2,832 |
| 2019 | 13,440 | -2,629 | -8,861 |
| 2018 | 10,922 | 4,314 | -13,160 |
| 2017 | 6,451 | 2,679 | -10,006 |
| 2016 | 10,376 | -3,210 | -9,044 |
| 2015 | 12,538 | -4,758 | -5,387 |
| 2014 | 7,989 | -374 | -15,242 |
| 2013 | 11,654 | -3,148 | -5,990 |
| 2012 | 10,022 | -6,805 | -3,267 |
| 2011 | 12,383 | -2,890 | -6,904 |
| 2010 | 10,822 | -3,497 | -5,441 |
| 2009 | 3,392 | 3,156 | -1,638 |
| 2008 | 6,572 | -1,834 | -5,523 |
- 2020~2021年、2023年、2025年は、大型投資や買収により投資CFが大きくマイナスとなっています。
- 2025年は配当約82億ドルに加え、自社株買いも実施しました。2026年会社見通しでは、約30億ドルの自社株買いを前提としています。[1][6]
- 2026年Q2には、配当約21億ドル、設備投資約9億ドル、自社株買い約7億ドルを実施しました。Ternsを含む事業開発への支出が大きいため、通期では買収後の現金残高と有利子負債を確認する必要があります。[5]
損益・キャッシュ創出の推移(抜粋)
売上、営業CF、純利益の長期推移です。単位は百万ドル(M$)。2026年Q2・上期は四半期決算の確定値を掲載しています。
| 期間 | 売上 | 営業CF | 純利益 |
|---|---|---|---|
| 2026年Q2 | 16,607 | — | -1,335 |
| 2026年上期 | 32,893 | — | -5,575 |
| 2025 | 65,011 | 16,472 | 18,254 |
| 2024 | 64,168 | 21,468 | 17,117 |
| 2023 | 60,115 | 13,006 | 365 |
| 2022 | 59,283 | 19,095 | 14,519 |
| 2021 | 48,704 | 14,109 | 13,049 |
| 2019 | 39,121 | 13,440 | 9,843 |
| 2014 | 42,237 | 7,989 | 11,920 |
| 2010 | 45,987 | 10,822 | 861 |
| 2009 | 27,428 | 3,392 | 12,899 |
| 2008 | 23,850 | 6,572 | 7,808 |
2026年Q2は売上高が前年同期比5%増加した一方、Terns買収費用を研究開発費として計上したことにより、GAAP純損失は13.35億ドルとなりました。上期では、Q1のCidara買収費用とQ2のTerns買収費用が重なり、GAAP純損失は55.75億ドルとなっています。[1][2]
一方、売上面ではKEYTRUDA/KEYTRUDA QLEX、WINREVAIR、OHTUVAYRE、Animal Healthが成長しています。買収関連費用を除いても開発・販促支出は増えているため、今後は新製品の売上拡大が投資負担をどこまで吸収できるかが焦点になります。
バランスシート:自己資本・負債の時系列
単位は百万ドル(M$)。自己資本率=株主資本÷総資産、負債比率=総負債÷株主資本です。2026年Q2の詳細なバランスシートは、四半期報告書の確認後に追加するのが適切なため、以下では2025年末までの確定値を掲載しています。
| 年 | 総資産 | 総負債 | 株主資本 | 自己資本率(%) | 負債比率(%) |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025 | 136,900 | 84,290 | 52,610 | 38 | 160 |
| 2024 | 117,106 | 70,734 | 46,372 | 40 | 153 |
| 2023 | 106,675 | 69,040 | 37,635 | 35 | 183 |
| 2022 | 109,160 | 63,102 | 46,058 | 42 | 137 |
| 2021 | 105,694 | 67,437 | 38,257 | 36 | 176 |
| 2020 | 91,588 | 66,184 | 25,317 | 28 | 261 |
| 2019 | 84,397 | 58,396 | 25,907 | 31 | 225 |
| 2018 | 82,637 | 55,755 | 26,701 | 32 | 209 |
| 2016 | 95,377 | 55,069 | 40,088 | 42 | 137 |
| 2014 | 98,167 | 49,376 | 48,647 | 50 | 101 |
| 2012 | 106,132 | 50,669 | 53,020 | 50 | 96 |
| 2010 | 105,781 | 48,976 | 54,376 | 51 | 90 |
| 2009 | 112,314 | 50,829 | 59,058 | 53 | 86 |
| 2008 | 47,196 | 26,029 | 18,758 | 40 | 139 |
- 2020年に自己資本率が28%まで低下した後、2024年は40%へ回復しました。
- 2025年末はVerona Pharmaなどの買収により総資産と総負債が増加しましたが、自己資本率は約38%を維持しました。[6]
- 2026年はCidaraとTernsの買収が重なっています。Ternsの取得額は約68億ドルであり、短期的には利益、現金、債務、自己資本の変動要因になります。[1]
- 配当投資家は、今後提出される四半期報告書と2026年通期決算で、現金・有価証券、有利子負債、営業CF、買収後のレバレッジを確認する必要があります。
投資家向け所感(要約)
- 配当安全度:2025年の営業CF/配当は約2.01倍、FCF/配当は約1.51倍で、現金ベースでは配当をカバーしています。2026年は買収費用でEPS配当性向が100%を超える見通しですが、これは通常の収益力よりも一時的な取引費用の影響を強く受けた数値です。
- 2026年Q2業績:売上高は166.07億ドルで前年同期比5%増でした。GAAP EPSは▲0.54ドル、Non-GAAP EPSは▲0.13ドルですが、双方にTerns買収費用2.31ドル/株が含まれています。[1]
- ガイダンス:通期売上見通しは663億~673億ドルへ引き上げられました。一方、Non-GAAP EPS見通しはTerns関連費用を反映し2.66~2.76ドルへ引き下げられています。売上見通しの改善と利益見通しの低下を分けて評価する必要があります。
- キイトルーダ:KEYTRUDA/KEYTRUDA QLEXのQ2売上高は83.66億ドルで、なお最大の収益源です。KEYTRUDA QLEXは4.63億ドルまで拡大し、経営陣は米国売上に占める比率を2027年末までに30~40%へ高める方針を示しています。[7]
- 新製品:WINREVAIRは前年同期比75%増の5.88億ドル、OHTUVAYREは2.04億ドルとなりました。LIPFENDRAも米国で承認され、循環器・呼吸器領域の成長基盤が広がっています。
- パイプライン:sac-TMT、週1回経口HIV治療候補、tulisokibart、MK-4208などの開発が進んでいます。一方、tulisokibartの全身性強皮症関連間質性肺疾患試験は主要評価項目を達成せず、開発中止となりました。成功案件だけでなく失敗案件も含めた評価が必要です。
- キイトルーダ特許切れ:米国では2028年以降が重要局面です。KEYTRUDA QLEXへの移行、WINREVAIR、OHTUVAYRE、LIPFENDRA、HIV、免疫疾患、ADC、血液がん候補薬などが減収をどこまで補えるかが中長期の焦点です。
- 買収リスク:Verona Pharma、Cidara、Ternsと大型案件が続いています。成長資産を取得できる一方、買収価格、開発失敗、追加投資、債務増加、統合負担が配当余力を圧迫する可能性があります。
- 増配ペース:2026年Q1~Q3の四半期配当は0.85ドルで、現行年率は3.40ドルです。2025年支払ベースの3.24ドルからは約5%増で、緩やかな増配基調を維持しています。[4]
【注】(出典リンク)
- 2026年Q2決算・Terns買収費用・2026年ガイダンス → 一次情報:Merck「Second-Quarter 2026 Financial Results」 → Merck「2Q26 Earnings Presentation」(確認日:2026-08-05)↩
- 2026年上期売上・純損失・EPS → 一次情報:Merck「2Q26 Other Financial Disclosures」(確認日:2026-08-05)↩
- 主要製品・事業別売上 → 一次情報:Merck「2Q26 Other Financial Disclosures」 → Merck「2Q26 Earnings Presentation」(確認日:2026-08-05)↩
- 配当・権利落ち日・参考株価 → 一次情報:Merck「Third-Quarter 2026 Dividend」 → Merck「Stock Information / Dividend History」(確認日:2026-08-05)↩
- 資本配分・LIPFENDRA・HIV・sac-TMT・tulisokibart等の進捗 → 一次情報:Merck「2Q26 Earnings Presentation」 → Merck「Second-Quarter 2026 Financial Results」(確認日:2026-08-05)↩
- 2025年通期業績・キャッシュフロー・バランスシート・配当支払額 → 一次情報:SEC EDGAR「Merck Form 10-K for the year ended Dec. 31, 2025」 → Merck「Fourth-Quarter and Full-Year 2025 Financial Results」(確認日:2026-08-05)↩
- 決算説明会・KEYTRUDA QLEXの普及見通し・市場評価 → 一次情報:Merck「Q2 2026 Earnings Call Transcript」 → 補助:Reuters「Merck posts better-than-expected second-quarter results」(確認日:2026-08-05)↩
注:長期系列には比較を目的とした概算値を含みます。直近年の厳密な金額は、MerckのForm 10-K、Form 10-Q、決算リリースおよび補足資料を優先してください。
免責
本記事は投資助言ではありません。最終判断はご自身の責任でお願いします。数値は信頼できる情報源に基づきますが、エラーや改定により変更される可能性があります。


ミニ解説:2026年Q2の赤字と通期EPS見通しの引き下げだけを見ると、配当負担が急激に悪化したように見えます。しかし、主因はTernsやCidaraの買収費用であり、売上高と主要製品の需要は増加しています。ただし、一時費用だから無視してよいわけではありません。買収には実際の現金支出と資金調達負担が伴うため、今後は営業CF、負債、研究開発投資、新製品売上を合わせて確認することが重要です。