NOBL(配当貴族ETF)構成銘柄一覧(株価と利回り)
25年以上連続で増配している銘柄からなる「配当貴族指数」に連動する代表的なETFを整理し、最新の構成銘柄をリストアップします。
このページでは、NISAでの成長投資枠や長期の資産運用の参考となるように、ETFの概要や最新の配当利回り、ポートフォリオの構造を詳しく解説します。
以下の数値・構成は、原則としてProSharesおよび各運用会社の一次情報(2026-03-31時点のQ1末データ、および2026-04-10時点の最新開示)に基づきます。[1]
【配当貴族ETF】NOBLを徹底解説!VIG・SDYとの違い
米国株の連続増配投資において、最も厳格な基準を持つ指数の一つが「S&P 500 Dividend Aristocrats Index」です。この指数に連動する唯一の代表的ETFが、NOBL(ProShares S&P 500 Dividend Aristocrats ETF)です。NOBLは、S&P 500構成銘柄のうち25年以上連続増配を維持する優良企業のみで構成されます。2026年Q1末時点の構成銘柄数は69社で、年1回の定期入替と四半期ごとのリバランスによって質が保たれています。[1]
「配当貴族(Dividend Aristocrats)」とは?
「配当貴族」は、単なる高配当銘柄ではなく、S&P 500採用銘柄という「規模」と、25年以上の増配という「継続性」を両立した企業群を指します。NOBLはこの指数への投資を通じて、インフレに強い配当成長と、下落相場での相対的な耐性を備えたポートフォリオの構築を目指します。[4]
【NOBL】ProShares S&P 500 Dividend Aristocrats ETFの概要
- 連動指数:S&P 500 Dividend Aristocrats Index
- 投資対象:S&P 500構成銘柄のうち25年以上連続増配の企業(構成銘柄数:69社 〈2026-03-31時点〉)[1]
- 配当利回り:30日SEC利回り 2.21%(2026-03-31時点)、12カ月利回り 2.10%(同)[1]
- 経費率:0.35%(2026-04-12確認時)[1]
- バリュエーション:P/E 18.21倍、P/B 2.90倍(2026-02-28時点、Morningstarデータ)[1]
- 分配頻度:四半期(3・6・9・12月)
他の増配ETF(VIG, SDY)との比較
NOBLの立ち位置を理解するために、主要な増配系ETFであるVIGおよびSDYと比較しました。2026年時点の最新コストと設計の違いに注目してください。
| 比較項目 | NOBL (配当貴族) | VIG (増配重視) | SDY (高利回り系) |
|---|---|---|---|
| 連続増配基準 | 25年以上 | 10年以上(REIT除外) | 20年以上 |
| 母集団 | S&P 500 | 米国の広範な株式市場 | S&P Composite 1500 |
| 加重方法 | 等金額加重[4] | 時価総額加重 | 配当利回り加重 |
| 経費率(年率) | 0.35%[1] | 0.06%[3] | 0.35%[2] |
NOBLに投資するメリットとデメリット
メリット
- 財務健全性の証明:四半世紀にわたり増配を続けた実績は、強固なビジネスモデルとキャッシュフローの証左となります。
- 特定銘柄への集中回避:等金額加重方式のため、特定の超巨大銘柄の動きにポートフォリオが振り回されにくい設計です。
- 長期的なトータルリターン:増配銘柄は長期的に見て、配当なし銘柄や市場平均を上回るパフォーマンスを残してきた歴史があります。
デメリット
- 運用コスト:経費率0.35%は、VIG(0.06%)などの格安ETFと比較すると見劣りします。
- セクターの偏り:成長性の高いハイテク株が入りにくく、生活必需品や資本財セクターの比重が高まりやすい傾向があります。[1]
- 除外リスク:一度でも配当を維持(または減配)すると、指数から機械的に除外されるため、銘柄の入れ替わりが発生します。
【保存版】NOBLの構成銘柄一覧(2026-04-10時点)
以下はProShares公式の「Holdings」データに基づく全銘柄リスト(69銘柄)です。保有比率は等金額調整により、各銘柄概ね1.4%〜1.7%程度で推移します。[1]
| 銘柄名 | ティッカー |
|---|---|
| Abbott Laboratories | ABT |
| AbbVie | ABBV |
| Accenture | ACN |
| Aflac | AFL |
| Air Products and Chemicals | APD |
| Albemarle | ALB |
| Amcor | AMCR |
| Archer-Daniels-Midland | ADM |
| Automatic Data Processing | ADP |
| A. O. Smith | AOS |
| Atmos Energy | ATO |
| Becton, Dickinson and Company | BDX |
| Brown & Brown | BRO |
| Brown-Forman (Class B) | BF.B |
| Cardinal Health | CAH |
| Caterpillar | CAT |
| C.H. Robinson Worldwide | CHRW |
| Chevron | CVX |
| Church & Dwight | CHD |
| Cincinnati Financial | CINF |
| Cintas | CTAS |
| Clorox | CLX |
| Coca-Cola | KO |
| Colgate-Palmolive | CL |
| Consolidated Edison | ED |
| Dover | DOV |
| Ecolab | ECL |
| Emerson Electric | EMR |
| Erie Indemnity | ERIE |
| Essex Property Trust | ESS |
| Eversource Energy | ES |
| Expeditors International | EXPD |
| Exxon Mobil | XOM |
| FactSet Research Systems | FDS |
| Fastenal | FAST |
| Federal Realty Investment Trust | FRT |
| Franklin Resources | BEN |
| General Dynamics | GD |
| Genuine Parts | GPC |
| Hormel Foods | HRL |
| IBM | IBM |
| Illinois Tool Works | ITW |
| Johnson & Johnson | JNJ |
| Kenvue | KVUE |
| Kimberly-Clark | KMB |
| Linde | LIN |
| Lowe’s Companies | LOW |
| McCormick & Company | MKC |
| McDonald’s | MCD |
| Medtronic | MDT |
| NextEra Energy | NEE |
| Nordson | NDSN |
| Nucor | NUE |
| Pentair | PNR |
| PepsiCo | PEP |
| PPG Industries | PPG |
| Procter & Gamble | PG |
| Realty Income | O |
| Roper Technologies | ROP |
| S&P Global | SPGI |
| Sherwin-Williams | SHW |
| Stanley Black & Decker | SWK |
| Sysco | SYY |
| Target | TGT |
| T. Rowe Price Group | TROW |
| The J.M. Smucker Company | SJM |
| Walmart | WMT |
| W.W. Grainger | GWW |
| West Pharmaceutical Services | WST |
結論:NOBLはどのような投資家に向いているか?
NOBLは、「配当の持続性と企業のクオリティ」を最優先し、S&P 500のエリート銘柄に絞り込みたい投資家に向いています。2026年の市場環境下でも、等金額加重による分散効果は、テック株のボラティリティを避けたい保守的なポートフォリオにおいて重要な役割を果たします。一方で、低コストを重視するならVIG、より高い利回りを求めるならSDYや高配当株ETFとの組み合わせも有効です。
免責事項
本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。数値や構成は2026年4月現在の公表資料に基づきますが、将来の成果を保証するものではありません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。
【注】(出典リンク)
- NOBL公式データ(経費率・利回り・バリュエーション・Holdings) → ProShares (NOBL)(確認日:2026-04-12) ↩
- SDY公式データ(費用・利回り・指数概要) → SSGA (SDY)(確認日:2026-04-12) ↩
- VIG公式データ(経費率・保有銘柄数) → Vanguard (VIG)(確認日:2026-04-12) ↩
- S&P 500 Dividend Aristocrats Index メソドロジー(等金額加重・基準) → S&P Dow Jones Indices(確認日:2026-04-12) ↩
変更箇所(今回)
- データの最新化:2025年末時点の数値から、2026年3月31日(Q1末)および2026年4月10日時点の最新データ(SEC利回り、構成銘柄数、バリュエーション等)に更新しました。
- 利回りの調整:2.23% → 2.21%(30日SEC利回り)へ、最新の市場実勢に合わせて修正しました。
- バリュエーション指標の追加:P/E(18.21倍)およびP/B(2.90倍)のデータを追加し、客観的な分析を補強しました。
- 比較表の具体化:加重方法に「等金額加重」の明記を追加し、NOBLの設計上の特徴をより明確にしました。
- 不適切な記号の排除:ルクセリタスで表示崩れの原因となっていた「\」やエスケープ文字をすべて削除し、適正なHTMLタグへ置き換えました。
- 参照リンクと確認日の更新:全ての注釈を2026-04-12時点の一次情報に基づき再検証しました。
株価:過去~現在
※チャート左目盛り:株価推移
※チャート右目盛り:緑線は米国10年国債利回り
※主要指標の単位 B:10億ドル、M:100万ドル。株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、総資産、配当利回り、経費率、権利落ち日などの情報を整理。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。
配当金(分配金)と利回り
年間累計の分配金(ドル)を株価で割った利回りの推移を見てみます。
(*ここでは特別配当(分配金)を含めて計算しているので、通常の定期的な配当だけで計算した時よりも利回りが高く計上されています)
| 年 | 配当 | 株価 | |||
| 平均利回り | 年累計 | 年伸び率 | 平均株価 | 年伸び率 | |
| 2024 | 2.05% | 2.05 | 2.6% | 99.8 | 9.5% |
| 2023 | 2.19% | 1.99 | 14.3% | 91.1 | -7.7% |
| 2022 | 1.77% | 1.74 | -6.2% | 98.7 | 24.6% |
| 2021 | 2.35% | 1.86 | 9% | 79.2 | 5.3% |
| 2020 | 2.27% | 1.71 | 19.4% | 75.2 | 27.4% |
| 2019 | 2.42% | 1.43 | -0.4% | 59.1 | -8.1% |
| 2018 | 2.23% | 1.44 | 28.9% | 64.3 | 18% |
| 2017 | 2.05% | 1.11 | -3% | 54.5 | 11.8% |
| 2016 | 2.36% | 1.15 | 15.4% | 48.7 | -1.2% |
| 2015 | 2.02% | 1 | 24.6% | 49.3 | 12.6% |
| 2014 | 1.83% | 0.8 | 494.7% | 43.8 | 6.7% |
| 2013 | 0.33% | 0.13 | – | 41 | – |
ポートフォリオ
次に、このETF(投資信託)の資産総額を占める金融商品(株式など)の構成比率を見てみます。
投資する企業の規模別比率、セクター別比率はプロシェアーズのサイト内のページを参照。

