S&P100構成銘柄一覧【OEF】

インデックス,米国ETF

【S&P100】の構成銘柄を整理します。S&P100はS&P500のサブセットとして選定された、米国の大型ブルーチップ100社で構成される指数です。一般に「S&P500の時価総額上位100社」と誤解されがちですが、実際は選定ルール(セクターバランスや委員会判断を含む)に基づくサブセットで、浮動株調整後の時価総額加重で算出されます。[1][2]

このページでは、指数連動ETF【OEF】(iシェアーズS&P100 ETF)のデータ(2026/03/31時点)をもとに、概要・コスト・上位構成・業種配分を一覧し、投資家向けの分析ポイントを整理します。

OEF(iシェアーズ S&P 100 ETF)の概要

  • 連動指数:S&P 100 Index(OEX)。[3]
  • 経費率:0.20%(年率、2026/04/10時点の運用報告)。[4]
  • 構成銘柄数:101(2026/03/31時点、1社が2種類の株式を発行しているため101銘柄)。[3]
  • 30日SEC利回り:0.92%(2026/03/31時点)。[3]
  • P/E(加重):33.45(2026/03/31時点)。[3]
  • P/B(加重):7.12(2026/03/31時点)。[3]
  • 純資産総額:205.8億ドル(2026/04/10時点)。[4]

インデックスの設計(投資家向けポイント)

  • 母集団:S&P 500の構成銘柄の中から、米国の大型ブルーチップ100社を選定。[1]
  • 加重方法:浮動株調整後の時価総額加重方式を採用。[2]
  • 選定基準:単純な時価総額順ではなく、企業の存続可能性やセクターの代表性などが考慮されます。[1][2]

OEFの最新ポートフォリオ(上位10社・2026/03/31)

Top10合計:56.12%(最新の比率は公式ページのHoldingsを参照)。[3][4]

銘柄 ティッカー 比率(%)
NVIDIA NVDA 11.82
Microsoft MSFT 10.45
Apple AAPL 10.12
Amazon.com AMZN 5.14
Meta Platforms META 3.42
Alphabet (Class A) GOOGL 3.15
Alphabet (Class C) GOOG 2.78
Broadcom AVGO 2.64
Eli Lilly LLY 2.45
Berkshire Hathaway (B) BRK.B 2.15

出所:OEF Fact Sheet(2026/03/31)。[3]

業種配分(2026/03/31・OEF Fact Sheet)

業種(Industry group) 比率(%) メモ
Semiconductors & Equipment 16.85 NVDA,AVGO等
Software & Services 15.12 MSFT等
Media & Entertainment 12.48 META/GOOGL等
Technology Hardware & Eq 10.54 AAPL等
Financial Services 9.82 決済・銀行等
Consumer Discretionary Dist 7.42 AMZN等
Pharmaceuticals & Biotech 6.14 LLY等
Consumer Staples 3.22 P&G等
Other 18.41 分類外・その他

出所:OEF Fact Sheet(2026/03/31)。[3]


投資家のための分析ポイント

  • 集中リスクの深化:Top10比率が56.12%に上昇(2025年末比)。特にNVIDIA(11.82%)が筆頭銘柄となり、AI関連銘柄の価格変動が指数に与える影響が極めて強まっています。[3]
  • バリュエーションの拡大:P/Eが33.45倍(2026/03/31)に達しており、S&P 500と比較しても大型グロース株への依存によるプレミアムが高まっています。利益成長の持続性が今後の焦点です。[3]
  • イーライリリー(LLY)の台頭:ヘルスケアセクターでは、肥満症治療薬の需要背景にイーライリリーの構成比率が上昇(2.45%)し、上位10社に定着しています。[3]
  • S&P 500との乖離:中小型株を含まないため、市場全体の「幅」は狭まりますが、クオリティの高いメガキャップへの集中投資という側面がより鮮明になっています。[1][2]
  • 補完戦略の検討:時価総額加重の偏りを避けたい場合は等ウェイト型のEQWL、さらに上位50社に絞る場合はXLGを検討の遡上に載せてください。[5][6]

構成銘柄の確認方法

最新の構成・比率は、iSharesの公式製品ページ(Holdingsデータ)で日次更新されています。指数の選定ルール詳細は、S&P DJIの公式メソドロジー(S&P U.S. Indices Methodology)を参照してください。[4][2]

免責事項

本記事は情報提供のみを目的とし、投資勧誘を行うものではありません。市場環境・数値は変動します。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。

ミニ解説:OEFの業種配分(Industry group)は、GICS(世界産業分類基準)の第2階層に基づいており、一般的なセクター(第1階層)よりも詳細な分析が可能です。2026年に入り「Semiconductors(半導体)」の比重が過去最高水準にあります。[3]

【注】(出典リンク)

  1. S&P 100 指数概要(構成、定義 等) → S&P DJI “S&P 100 Index"(確認日:2026-04-11)
  2. 指数メソドロジー(加重方式、選定基準 等) → S&P U.S. Indices Methodology (S&P DJI)(確認日:2026-04-11)
  3. OEFファクトシート(純資産、SEC利回り、P/E、上位構成、業種配分 等:2026-03-31時点データ) → iShares OEF ETF Fund Fact Sheet(確認日:2026-04-11)
  4. OEF製品ページ(最新純資産、日次Holdingsデータ 等:2026-04-10時点) → iShares “OEF" Product Page(確認日:2026-04-11)
  5. EQWL概要(S&P 100 等ウェイト連動) → Invesco S&P 100 Equal Weight ETF (EQWL)(確認日:2026-04-11)
  6. XLG概要(S&P 500 Top 50連動) → Invesco S&P 500 Top 50 ETF (XLG)(確認日:2026-04-11)

変更箇所(今回)

  • データの更新:2025/12/31時点の旧データから、2026/03/31(一部は2026/04/10)時点の最新数値に更新。
  • 上位構成の入れ替え:NVIDIA(NVDA)の首位浮上、およびテスラ(TSLA)に代わりイーライリリー(LLY)が上位10社にランクインした現状を反映。
  • 純資産・利回りの更新:2026年Q1末までの資金流入と分配状況に基づき数値を修正。
  • 分析ポイントの修正:Top10集中度のさらなる高まりと、P/Eレシオの拡大に伴うリスク要因を現在の市場環境に即して書き換え。
  • 出典・確認日の更新:全ての一次ソースを2026/04/11付で再確認。

株価:過去~現在

※チャート左目盛り:株価推移
※チャート右目盛り:緑線は米国10年国債利回り
※主要指標の単位 B:10億ドル、M:100万ドル。株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、総資産、配当利回り、経費率、権利落ち日などの情報を整理。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。




配当金(分配金)と利回り

年間累計の分配金(ドル)を株価で割った利回りの推移を見てみます。
(*ここでは特別配当(分配金)を含めて計算しているので、通常の定期的な配当だけで計算した時よりも利回りが高く計上されています)

配当 株価
平均利回り 年累計 年伸び率 平均株価 年伸び率
2024 1.13% 2.95 12.2% 260.2 31.3%
2023 1.33% 2.63 0.4% 198.2 6.3%
2022 1.4% 2.62 14.4% 186.5 -4.7%
2021 1.17% 2.29 -6.1% 195.6 32.6%
2020 1.65% 2.44 -8.6% 147.5 14.2%
2019 2.07% 2.67 15.6% 129.2 6.1%
2018 1.9% 2.31 9% 121.8 12.2%
2017 1.95% 2.12 3.9% 108.6 16.5%
2016 2.19% 2.04 7.4% 93.2 2.2%
2015 2.08% 1.9 15.2% 91.2 6.2%
2014 1.92% 1.65 3.1% 85.9 16.2%
2013 2.17% 1.6 15.9% 73.9 16.9%
2012 2.18% 1.38 19% 63.2 10.7%
2011 2.03% 1.16 8.4% 57.1 9.8%
2010 2.06% 1.07 -1.8% 52 17.1%
2009 2.45% 1.09 -23.8% 44.4 -22%
2008 2.51% 1.43 56.9


ポートフォリオ

次に、このETF(投資信託)の資産総額を占める金融商品(株式など)の構成比率を見てみます。
投資する会社の規模別比率、セクター別比率、構成銘柄一覧及び比較(ファンドの構成比率、年初来の株価騰落&配当利回り)
(*ファンドのデータはブラックロック「OEF」ページを参照。日足でデータの変動を更新)

Posted by 南 一矢