【TTD】トレードデスクの株価と決算

ザ・トレードデスク(The Trade Desk, Inc.)はオンライン広告のキャンペーンを管理するためのプラットフォームを展開する企業です。

(デマンド・サイド・プラットフォーム(DSP、広告主および広告代理店向けの広告配信一元管理システムを運営している)

クラウドを用いて大画像のディスプレイやビデオ、SNS、PC、携帯、タブレットなどを通じ、広告を展開することを助けています。

AIと高速コンピューティングを用いて、費用対効果も含めてどんな広告を掲載すべきかを瞬時に分析できるので、拡大を続けるモバイル広告やコネクテッド TV 広告の世界で売上を伸ばし続けています。

テレビとインターネットを合わせたコネクテッドTV(スマートTV)はNFLXやAMZN、DISなどの動画配信を通して広がり、米国では2018年に1億8000万人いた利用者が2022年には2億人を突破することが予想されています(アメリカでは高いケーブルテレビが敬遠され、コネクテッドTVに移行する人が増えている)。

TTDは、その2億人に対して視聴者の興味・関心に合わせてターゲティングした広告を様々な媒体で展開することを可能にしてくれるので、コネクテッドTV拡大の恩恵を受け、高成長を続けてきました。

主な指標を概観

まず、主要指標のデータを見てみます(指標と株価はgooglefinance関数から取得)。

1/4株価 806
4/15株価 735
株価上昇率 -8.81%
52週高値 972.8
52週安値 212.5
β値 2.49
EPS 4.95
PER 148.59
配当利回り
時価総額(億$) 349
株式数(億) 0.4

株価推移(チャートと伸び率)

次に、株価の推移を見てみます(青線が株価推移。赤線が200日間の移動平均線)。

graph

株価の推移を1年ごとに見てみましょう。

★1:各年の株価伸び率(※21年終値は4/15株価)
TTD 初値 終値 上昇率
2021 806 735 -9%
2020 263.5 801 204%
2019 111.9 259.8 132%
2018 45.7 116.1 154%
2017 28.1 45.7 63%
★2:各年初から21/4/15までの伸び率
21年~ 20年~ 19年~ 18年~
-9% 179% 557% 1509%
17年~ 16年~ 15年~ 14年~
2520%



四半期決算(2021予想など)

さらに、四半期決算のEPSと売上の予想を整理してみます。

(※下記図表では、Y=年度決算、Q=四半期決算、日/月=データの日時、その右欄にあるのは1カ月前、2か月前の予想値を記載。データの主な出所は英語版のヤフーファイナンス。ただ、2019年6月までのデータ出所はロイター)。

EPS:予想と結果

予想 4/10 1月前 2月前
Y:2022 7.04 7.02 6.51
Y:2021 5.56 5.49 0.98
Q:21/6 1.07 1.08 0.98
Q:21/3 0.77 0.75 0.67
EPS 予想 結果
20/12 1.88 3.71 1.83 97.3
20/9 0.43 1.27 0.84 195.3
20/6 0.17 0.92 0.75 441.2
20/3 0.41 0.9 0.49 119.5
19/12 1.17 1.49 0.32 27.4
19/9 0.67 0.75 0.08 11.9
19/6 0.69 0.95 0.26 37.7
19/3 0.67 0.75 0.08 11.9
18/12 0.79 1.09 0.3 38
18/9 0.49 0.65 0.16 32.7
18/6 0.79 1.09 0.3 38.0
18/3 0.1 0.34 0.24 240

graph

売上高:予想と結果

予想 4/10 1月前 2月前
Y:2022 1470 1470
Y:2021 1130 1120 1090
Q:21/6 254 253
Q:21/3 217 215 208
売上 予想 結果
20/12 292 320 28 9.6
20/9 180 216 36 20.0
20/6 135 139 4 3.0
20/3 158 161 3 1.9
19/12 213 216 3 1.2
19/9 164 164 0 0.3
19/6 156 160 4 2.7
19/3 117 121 4 3.4
18/12 148 161 13 8.7
18/9 117 119 2 1.2
18/6 104 112 8 8
18/3 73 86 13 17

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決算予想と結果では米国会計基準(GAAP)とは違う「非GAAP基準」の数値(各社が経営実態を踏まえて調整した数値)が多用されています。そのため、本節の売上とEPSは次節のGAAP基準の値と同じになるとは限りません。



通年決算(GAAP基準)

最後に、通年決算の数字を見てみます(以下、売上、利益、資産、負債、資本、キャッシュフローなどの単位は百万ドル。EPS=希薄化後EPS)。

損益計算(売上、純利益等)

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TTD 売上高 営業CF 同マージン 純利益
14/12 45 -15 -33% 0
15/12 114 -37 -32% 9
16/12 203 75 37% -27
17/12 308 31 10% 51
18/12 477 87 18% 88
19/12 661 60 9% 108
20/12 836 405 48% 242

同マージン=営業キャッシュフローマージン。15%もあれば優良。通常、売上高>営業CF>純利益となる。営業CF<純利益となる企業は粉飾決算の可能性あり。

EPSや売上成長率など

TTD SG(%) EPS DSO
14/12 642.1
15/12 153% 0.39 433.4
16/12 78% -1.46 511.9
17/12 52% 1.15 578.4
18/12 55% 1.92 548.4
19/12 39% 2.27 552.5
20/12 26% 4.95 600.4

※SG(セールスグロース):売上高成長率(前年度比)
※DSO(デイズ・セールス・アウトスタンディング):売掛金回収に必要な日数。売掛金÷1日平均売上高で計算。期末に無理して売込みをかけてEPSをよい数値にした企業の場合は、売掛金が増え、DSOの数値が大きくなる。上記DSOの出所はモーニングスター社。

バランスシート

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TTD 総資産 総負債 株主資本 自己資本率
14/12 102 108 -6 -6%
15/12 210 196 14 7%
16/12 538 373 164 30%
17/12 797 552 246 31%
18/12 1118 723 395 35%
19/12 1729 1116 613 35%
20/12 2754 1741 1013 37%

ROAとROEなど

TTD ROA ROE 流動比率
14/12 0% 0% 155%
15/12 4% 64% 168%
16/12 -5% -16% 150%
17/12 6% 21% 148%
18/12 8% 22% 148%
19/12 6% 18% 156%
20/12 9% 24% 157%

★ROA=当期純利益÷総資産 ※総資産を用いて企業があげた利益の割合
★ROE=当期純利益÷自己資本 ※投下資本に対して企業があげた利益の割合
★流動比率=流動資産÷流動負債 ※短期的な支払い能力を見る指標

キャッシュフロー

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TTD 営業CF 投資CF 財務CF
14/12 -15 -2 28
15/12 -37 -6 30
16/12 75 -9 64
17/12 31 -16 7
18/12 87 -25 -10
19/12 60 -164 27
20/12 405 -143 45