販売

webandi / Pixabay

一般消費財ETF

一般消費財・サービスセクターのETFの値動きを見てみます。

今回、比較するのは、以下の二つです。

  • 【VCR】バンガード®・米国一般消費財・サービス・セクターETF
  • 【XLY】一般消費財セレクト・センターSPDRファンド

米国の経済統計などを参照しながら、この二つのETFを比較してみます。

米国の消費の現状

まず、米国の個人消費を見ると、好況とは言われながらも、意外と横ばいのままです。

(以下の図表の出典はWSJ「2018 Economic Calendar」)

ただ、可処分所得は16年頃よりも増えています。

統計は意外とパッとしないのですが、米国の消費者マインドを図る「コンファレンスボード消費者信頼感指数」(民間調査機関のコンファレンスボードが行った消費者5000人へのアンケート調査)は右肩上がりの数字が出続けています。

ミシガン大学が500世帯へのアンケートで調べる消費者信頼感指数(University of Michigan Consumer Sentiment)も高めに推移していました。

一般消費財ETFとは

スポンサーリンク

米国の経済統計を踏まえ、改めて一般消費財サービスセクターのETFを見ていきます。

【VCR】バンガード®・米国一般消費財・サービス・セクターETF

まずは【VCR】。『米国会社四季報』(秋冬版)によれば、その概要は以下の通りです。

  • 米国の一般消費財・サービスセクターの銘柄で構成されるMSCI USインベスタブル指数 一般消費財・サービス25/50と連動したパッシブ運用を行う。
  • このセクターは自動車、アパレル、レジャー用品、ホテル、レストラン、消費者向け小売業など、景気循環に敏感な製造業とサービス業の企業で構成されている。
  • 上記セクターの大型株、中型株、小型株に対して、370以上の銘柄に分散投資

【XLY】一般消費財セレクト・センターSPDRファンド

そして、【XLY】(一般消費財セレクト・センターSPDRファンド)の要旨は以下の通り

  • S&P500のうち、一般消費財セクター銘柄の指数(S&P一般消費財セレクト・セクター指数)に連動
  • 自動車(部品含む)、家庭用耐久財、レジャー用品、繊維・アパレル・贅沢品、ホテル・レストラン・レジャー、メディア、小売、消費財各種サービス等に投資
  • 大型株を中心に80以上の銘柄に分散投資

VCRとXLYをチャートで比較

XLYのほうが全般的に高い伸び率をキープしています。

株価伸び率はXLY。分配金はVCRのほうが高いようです。

VCRとXLYのトータルリターン

さらに、それぞれのETFを指標で比較してみましょう。

(以下、%は省略。利回り=税込み配当利回り、TR=トータルリターン。データはブルームバーグHP〔2018/4/28閲覧〕)

VCR XLY
52週レンジ 138.4~171.48 87.89~109.34
直近配当額 0.3945 0.3098
配当利回り率 0.97 1.19
経費率 0.1 0.13
3カ月TR -4.82 -4.2
1年TR 15.33 16.64
3年TR 10.9 12.24
5年TR 14.81 15.54

TRはXLYのほうがやや高めです。

しかし、経費率と配当で見ればVCRにも利点があります。

VCRとXLYの業種比率と構成銘柄

この二つのETFの業種比率と構成銘柄を比較してみます。

業種比率

VCRとXLYの業種比率は全体的には似ていますが、微妙に力点に違いがあります。

XLYのほうがネット・通信販売やメディアに力を入れており、VCRは普通販売の企業がやや多めになっています。

【VCRの業種比率】(2017/12/31)

  1. インターネット販売・通信販売 19.9
  2. ケーブル・衛星テレビ 9.5
  3. 映画・娯楽 9.5
  4. レストラン 9.4
  5. 住宅関連用品小売り 8.7
  6. 自動車製造 4.3
  7. ホテル・リゾート・クルーズ船 4.2
  8. 衣料小売り 3.9
  9. 自動車部品・装置 2.9
  10. 履物 2.8

【XLYの業種比率】(2018/5/10)

  1. インターネット販売・通信販売 30.87%
  2. メディア 19.01%
  3. 専門小売り 17.13%
  4. ホテル・レストラン・レジャー 14.5%
  5. 繊維・アパレル・贅沢品 5.65%
  6. 複合小売り 3.69%
  7. 自動車 3.31%
  8. 家庭用耐久財 2.96%
  9. 自動車部品 1.41%
  10. 販売 0.77%
  11. レジャー用品 0.50%
  12. 各種消費者サービス 0.20%

構成銘柄

それぞれのETFの構成比率は以下の通りです(データはモーニングスターHP〔2018/5/1閲覧〕)。

VCR XLY
Amazon 16.7 20.54
The Home Depot 5.86 6.42
Comcast A 4.49 4.03
Walt Disney 4.27 5.09
Netflix 3.6 3.61
McDonald's 3.51 3.3
Booking Holdings 2.86 2.56
Nike B 2.46 2.08
Starbucks 2.32 1.8
Time Warner 2.07 1.51
Lowe's Companies 2.05 1.38
Charter Communications A 1.64 1.67
TJX Companies 1.45 1.87
General Motors 1.31 0.62
Marriott International A 1.19 1.41
Ford Motor 1.16 1.53
Twenty-First Century Fox A 1.09 1.31
Target 1.01 1.35
Tesla 1.01
Ross Stores 0.85 1.06
Las Vegas Sands 0.8
Yum Brands 0.77 0.99
Dollar General 0.72 -0.14
VF 0.7 0.91
Carnival 0.64 0.89
Dollar Tree 0.78
Aptiv PLC 0.78

関連コンテンツ

更新日:

Copyright© トランプ政権と米国株投資 , 2018 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.