先進国ETFの株価と配当(VEA・IOO・TOK・EFA)

海外ETF





【2026年4月更新】
各ETFの経費率、最新の構成銘柄、および2026年第1四半期末時点の運用データを反映しました。投資戦略の最適化にお役立てください。

先進国市場へ投資する代表的なETFのデータを比較し、最新情報を整理しました。

本記事では積立投資やアセットアロケーションの参考となるよう、各ETFの概要(連動インデックス)、経費率、配当利回り、ポートフォリオ構成などの詳細をプロの投資家の視点で解説します。

なお、【TOK】は日本を除く先進国の指数に連動します。一方【IOO】は「先進国・新興国をまたぐ超大型株」を対象としており、指数の定義上は新興国企業も含まれますが、時価総額加重のため実際には先進国企業が中心の構成となっています。[1][2]

先進国ETF(VEA, EFA, TOK, IOO)徹底比較!国際分散投資の選び方

米国市場だけでなく、他の先進諸国へ分散投資することは、ポートフォリオのリスク低減と安定的なリターンを追求する上で極めて有効です。先進国ETFを選ぶ際の最大の鍵は、「どの国・地域をポートフォリオから除外するか」という設計思想を理解することにあります。代表的な4銘柄「VEA」「EFA」「TOK」「IOO」を比較し、その特性を整理しましょう。

ETF選びのポイント:「除外国」による分類

  • 米国株を既に保有済み → 米国を除く先進国へ広く分散するなら VEA / EFA[3][4]
  • 日本株がメイン資産 → 日本を除く先進国(米国含む)で補完するなら TOK[2]
  • グローバルな超大型企業100社へ厳選投資 → IOO(S&P Global 100)。[1]

【米国を除く先進国】VEA vs EFA

米国株ETF(VTIやVOOなど)を主軸とする投資家が、地域の重複を避けつつ国際分散を図るための王道的な選択肢です。

【VEA】バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF

米国を除く先進国の大型・中型・小型株に低コストで網羅的に投資します。連動指数のFTSE Developed All Cap ex US Indexは、欧州や太平洋地域に加え、カナダを含み、さらに韓国を先進国市場として分類している点が大きな特徴です(2026-03-31時点)。[3]

連動指数 FTSE Developed All Cap ex US Index(全時価総額)[3]
経費率 0.05%(2026-04-14時点)[3]
特色 米国を除く先進国。カナダを含み、韓国も先進国として算入。[3]
主な保有銘柄 ASML、Novo Nordisk、Toyota Motor、Samsung Electronicsなど(2026-03-31時点)[3]

【EFA】iシェアーズ MSCI EAFE ETF

伝統的なEAFE(欧州、オーストララシア、極東)指標に連動。米国およびカナダを除く先進国の大型・中型株が対象で、MSCI定義に基づき韓国は含まれません。経費率は0.33%(2026-04-14時点)です。[4]

連動指数 MSCI EAFE Index(大型・中型株)[4]
経費率 0.33%(2026-04-14時点)[4]
特色 米国およびカナダを除外。韓国は含まれない。[4]
主な保有銘柄 Novo Nordisk、ASML、Nestlé、Shell、LVMHなど(2026-03-31時点)[4]

【米国を含む】TOK, IOO

【TOK】iシェアーズ MSCI KOKUSAI ETF

日本を除く先進国(=米国を含む先進国)に連動。日本株や不動産を保有している投資家が、資産の重複を避けながら海外先進国へ投資するのに最適です。経費率は0.25%(2026-04-14時点)。[2]

連動指数 MSCI Kokusai Index[2]
経費率 0.25%(2026-04-14時点)[2]
特性 米国比率が約7割強。米テック銘柄の影響を受けやすい(2026-03-31時点)。[2]

【IOO】iシェアーズ S&P グローバル 100 ETF

グローバル企業の超大型企業100社に厳選投資。実質的には米国企業が約8割を占めます(2026-03-31時点)。経費率は0.40%(2026-04-14時点)。[1]

連動指数 S&P Global 100 Index[1]
経費率 0.40%(2026-04-14時点)[1]
主な保有銘柄 Microsoft、Apple、NVIDIA、Amazon、Metaなど(2026-03-31時点)[1]

まとめ:各ETFの役割一覧

ETF 除外対象 経費率 役割
VEA 米国 0.05% 低コストな米国以外の全先進国補完[3]
EFA 米国・カナダ 0.33% 北米を除いた国際分散[4]
TOK 日本 0.25% 日本以外の海外先進国枠[2]
IOO なし 0.40% 多国籍リーダー企業への重点投資[1]
ミニ解説:指数の「先進国」定義の差

韓国市場の扱いは指数によって異なります。FTSE(VEA)では「先進国」ですが、MSCI(EFA等)では「新興国」です。複数のETFを組み合わせる際は、この分類の差による「重複」や「抜け」に注意が必要です。[3][4]

【注】(出典リンク)

  1. IOO 指標(経費率 0.40%、S&P Global 100、銘柄構成:2026-04-14時点)→ iShares公式S&P DJI公式(確認日:2026-04-15)
  2. TOK 指標(経費率 0.25%、MSCI Kokusai、地域構成:2026-04-14時点)→ iShares公式(確認日:2026-04-15)
  3. VEA 指標(経費率 0.05%、FTSE Developed ex US、国別構成:2026-04-14時点)→ Vanguard公式Vanguard PDF(確認日:2026-04-15)
  4. EFA 指標(経費率 0.33%、MSCI EAFE、構成:2026-04-14時点)→ iShares公式MSCI PDF(確認日:2026-04-15)

変更箇所(今回)

  • レイアウト修正:サイト全体が狭くなる問題を解決するため、固定幅設定を解除し、テーマの記事幅(100%)に追従するようCSSを最適化しました。
  • 経費率の更新:VEA(0.05%)、EFA(0.33%)、TOK(0.25%)、IOO(0.40%)の2026年4月時点の最新報告値を反映。
  • 構成銘柄の更新:2026年Q1末時点の上位銘柄(NVIDIAの台頭、Novo Nordiskの比重増など)を反映しました。
  • 出典の刷新:確認日を2026-04-15に更新し、一次情報(運用会社公式サイト)の最新数値に合わせました。


株価:過去~現在

※チャート左目盛り:株価推移
※チャート右目盛り:緑線は米国10年国債利回り
※主要指標の単位 B:10億ドル、M:100万ドル。株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、総資産、配当利回り、経費率、権利落ち日などの情報を整理。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。



配当(分配金)と利回り

年間累計の分配金(ドル)を株価で割った利回りの推移を見てみます。
(*ここでは特別配当(分配金)を含めて計算するので、通常の定期的な配当だけで計算した時よりも利回りが高くなることがあります)

VEAの利回り

配当 株価
平均利回り 年累計 年伸び率 平均株価 年伸び率
2025 3.60% 2.010 24.8% 55.9 12.2%
2024 3.23% 1.610 6.6% 49.8 9.9%
2023 3.33% 1.51 25.8% 45.3 3.9%
2022 2.75% 1.20 -25.0% 43.6 -14.5%
2021 3.14% 1.60 68.4% 51.0 26.2%
2020 2.35% 0.95 -28.0% 40.4 -1.9%
2019 3.20% 1.32 7.3% 41.2 -4.6%
2018 2.85% 1.23 0.0% 43.2 4.3%
2017 2.97% 1.23 11.8% 41.4 15.0%
2016 3.06% 1.10 3.8% 36.0 -7.9%
2015 2.71% 1.06 -23.2% 39.1 -4.2%
2014 3.38% 1.38 29.0% 40.8 7.1%
2013 2.81% 1.07 3.9% 38.1 16.5%
2012 3.15% 1.03 -1.9% 32.7 -6.8%
2011 2.99% 1.05 18.0% 35.1 4.5%
2010 2.65% 0.89 11.3% 33.6 14.7%
2009 2.73% 0.80 -13.0% 29.3 -24.9%
2008 2.36% 0.92 39.0

IOOの利回り

配当 株価
平均利回り 年累計 年伸び率 平均株価 年伸び率
2025 2.29% 2.620 14.4% 114.5 22.5%
2024 2.45% 2.290 23.8% 93.5 27.7%
2023 2.53% 1.85 44.5% 73.2 6.6%
2022 1.86% 1.28 8.5% 68.7 -3.1%
2021 1.66% 1.18 26.9% 70.9 30.6%
2020 1.71% 0.93 -13.9% 54.3 11.7%
2019 2.22% 1.08 0.9% 48.6 3.8%
2018 2.29% 1.07 4.9% 46.8 9.6%
2017 2.39% 1.02 -2.9% 42.7 17.3%
2016 2.88% 1.05 1.0% 36.4 -4.0%
2015 2.74% 1.04 -21.8% 37.9 -2.3%
2014 3.43% 1.33 46.2% 38.8 9.6%
2013 2.57% 0.91 3.4% 35.4 15.7%
2012 2.88% 0.88 -1.1% 30.6 -0.6%
2011 2.89% 0.89 32.8% 30.8 5.8%
2010 2.30% 0.67 -18.3% 29.1 13.2%
2009 3.19% 0.82 -11.8% 25.7 -22.4%
2008 2.81% 0.93 33.1

TOKの利回り

配当 株価
平均利回り 年累計 年伸び率 平均株価 年伸び率
2025 1.52% 1.900 -1.3% 125.1 13.7%
2024 1.75% 1.925 0.8% 110.0 22.4%
2023 2.12% 1.910 33.6% 89.9 4.1%
2022 1.66% 1.430 71.3% 86.4 -8.3%
2021 0.89% 0.835 31.5% 94.2 31.4%
2020 0.88% 0.635 -19.1% 71.7 6.4%
2019 1.16% 0.785 -1.3% 67.4 3.2%
2018 1.22% 0.795 -5.4% 65.3 8.1%
2017 1.38% 0.835 20.1% 60.4 15.5%
2016 1.33% 0.695 -10.3% 52.3 -3.7%
2015 1.43% 0.775 9.2% 54.3 0.4%
2014 1.31% 0.710 13.6% 54.1 14.1%
2013 1.32% 0.625 15.7% 47.4 16.5%
2012 1.33% 0.540 14.9% 40.7 1.8%
2011 1.18% 0.470 14.6% 40.0 9.0%
2010 1.12% 0.410 -9.9% 36.7 18.4%
2009 1.47% 0.455 203.3% 31.0 -22.7%
2008 0.37% 0.150 40.1

EFAの利回り

配当 株価
平均利回り 年累計 年伸び率 平均株価 年伸び率
2025 3.67% 3.250 32.7% 88.6 12.3%
2024 3.11% 2.450 49.4% 78.9 10.8%
2023 2.30% 1.640 87.4% 71.2 6.4%
2022 1.31% 0.875 -33.0% 66.9 -14.8%
2021 1.66% 1.305 69.5% 78.5 23.8%
2020 1.21% 0.770 -28.0% 63.4 -2.6%
2019 1.64% 1.070 8.1% 65.1 -4.0%
2018 1.46% 0.990 10.0% 67.8 3.7%
2017 1.38% 0.900 2.3% 65.4 14.5%
2016 1.54% 0.880 9.1% 57.1 -9.2%
2015 1.28% 0.805 -28.4% 62.9 -4.6%
2014 1.71% 1.125 32.4% 65.9 7.3%
2013 1.38% 0.850 -2.3% 61.4 17.0%
2012 1.66% 0.870 2.4% 52.5 -6.4%
2011 1.52% 0.850 23.2% 56.1 4.3%
2010 1.28% 0.690 -3.5% 53.8 13.7%
2009 1.51% 0.715 -22.3% 47.3 -25.2%
2008 1.46% 0.920 63.2


ポートフォリオの比較

次に、このETF(投資信託)の資産総額を占める金融商品(株式など)の構成比率を見てみます。
投資する企業の規模別比率はチャールズシュワブ、組入れ上位10銘柄はフィディリティのサイト内のページを参照。

Posted by 南 一矢