【HDV】の構成銘柄を一覧してみます。[1]
このページではNISA等の積立や運用の参考となるように、ETF(投資信託)の概要(連動するインデックス等)、株価チャート、配当金、配当利回り、ポートフォリオ等のデータを詳細に紹介してみましょう。[1]
※注意:本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
【HDVを徹底解説】配当だけじゃない!"質"で選ぶ高配当ETF VYM・SPYDとの違いは?
米国の高配当ETFの中でも、HDV(iShares Core High Dividend ETF)は、単に利回りが高いだけでなく、投資先の「質(クオリティ)」を重視するディフェンシブな性格で知られています。[1]市場全体が不安定な局面で底堅さが期待される一方、戦略由来の注意点もあります。この記事では、HDVの核心である「銘柄選定の基準」から、代表的な高配当ETFであるVYMやSPYDとの違い、投資する上でのメリットとリスクまでを整理します。
【HDV】iShares Core High Dividend ETFの概要
HDVは、配当利回りの高さだけでなく、財務健全性などの観点で「配当の持続性」を意識して銘柄を選ぶ設計のETFです。[2]
- 連動指数: Morningstar Dividend Yield Focus Index(モーニングスター配当利回りフォーカス指数)。
・指数は原則75銘柄を選定する設計。
・四半期(3・6・9・12月の第3金曜)にリバランス。
・ウエイトは、概ね配当額(dividend stream)に比例する考え方。
・スクリーニングとして、MorningstarのEconomic Moat(競争優位)やDistance to Default(財務健全性の目安)等を用いる枠組み。[2] - 経費率(グロス): 0.08%(確認時点の製品情報)。[1]
- 配当利回り(30日SEC): 3.36%(2025-12-31時点)。[1]
- 配当利回り(過去12か月分配金ベース): 3.22%(2025-12-31時点)。[1]
- 構成銘柄数: 74銘柄(2026-01-29時点)。(指数は75銘柄設計でも、ETFの保有数は日々変動し得ます)[1]
- 主なバリュエーション指標: P/E(FY1)21.68、P/B 3.91(いずれも2026-01-30時点)。[1]
- ベータ(3年): 0.49(2025-12-31時点)。[1]
- 分配頻度: 四半期(年4回)。[1]
- 最新の構成一覧: 公式のHoldings(ウェブ/CSV等)で更新情報を確認可能。[1]
(注)本ページの数値は、2025-12-31〜2026-01-30に公表されている公式情報を中心に記載しています。構成比・保有銘柄は日々変動します。
HDVの核心:財務健全性を重視する「クオリティ・スクリーン」
HDVが他の高配当ETFと異なるのは、「高配当」という入口の後に追加のスクリーニングを入れている点です。指数は、配当利回りが相対的に高い銘柄群から、Morningstarの枠組み(Economic Moat、Distance to Default等)を用いて「配当の持続性」を意識した絞り込みを行う設計です。[2]
その結果、ポートフォリオは局面によって偏りが出やすく、生活必需品・ヘルスケア・エネルギー・公益などの比率が高まることがあります。[3]
VYM・SPYDとの戦略比較
HDVの立ち位置を理解するために、他の人気ETFとの違いを簡潔に整理します。
3つのETFの思想
HDVの主な構成銘柄(上位10:比率)
(2025-12-31時点のファクトシートより。比率は変動)[3]
| 銘柄 | ティッカー | 構成比 |
|---|---|---|
| Exxon Mobil | XOM | 8.84% |
| Chevron | CVX | 8.55% |
| AbbVie | ABBV | 5.37% |
| Verizon Communications | VZ | 5.21% |
| Johnson & Johnson | JNJ | 5.21% |
| AT&T | T | 4.74% |
| Philip Morris International | PM | 4.58% |
| ConocoPhillips | COP | 4.23% |
| Procter & Gamble | PG | 4.08% |
| Coca-Cola | KO | 3.63% |
| 上位10合計 | 54.44% | |
※全保有銘柄の最新一覧は公式Holdingsで確認できます。[1]
HDVのセクター別構成(2025-12-31)
| セクター | 比率 |
|---|---|
| 生活必需品 | 23.54% |
| ヘルスケア | 19.04% |
| エネルギー | 18.99% |
| 公益事業 | 8.71% |
| 通信サービス | 7.64% |
| 一般消費財・サービス | 7.62% |
| 金融 | 6.61% |
| 情報技術 | 3.69% |
| 素材 | 2.45% |
| 資本財・サービス | 1.71% |
出所:HDVファクトシート(2025-12-31)[3]
HDVに投資するメリットと注意点
メリット
- 財務優良企業への厳選投資: 高配当株の中から、財務健全性等を意識したスクリーニングを行う設計。[2]
- ディフェンシブな値動きが期待されやすい: セクター配分がディフェンシブ寄りになる局面がある。[3]
- 低コスト: 経費率0.08%(グロス)。[1]
注意点・リスク
- 上昇相場に乗り遅れ: 成長株主導の強気相場では、より攻撃的な指数やETFに劣後する可能性があります。
- セクター偏り: 生活必需品・ヘルスケア・エネルギー等に比重が寄る局面では、そのセクター固有の要因(原油価格、規制、競争環境など)の影響を受けやすくなります。[3]
- 金利動向: 高配当株は、金利上昇局面で相対魅力度が低下し、資金流出の影響を受けることがあります。
結論:HDVはどのような投資家に向いているか?
HDVは、「高い配当利回り」と同時に「配当の持続性や財務の強さ」も重視したい投資家にとって、有力な選択肢になりえます。[1]景気後退に備えつつインカムを積み上げたい場面で、ポートフォリオの中核候補として検討する価値があります。
免責事項
本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。
【注】(出典リンク)
- HDV公式データ(費用・利回り・指標・保有数・分配頻度) → BlackRock/iShares:HDV 製品ページ(一次) → HDV サマリー/プロスペクタス(一次)(確認日:2026-02-01) ↩
- Morningstar指数ルール(75銘柄設計・四半期リバランス・スクリーニング・配当額ウエイト等) → Morningstar:Dividend Yield Focus Index Construction Rules(一次) → Morningstar:Index Overview(一次)(確認日:2026-02-01) ↩
- HDVファクトシート(上位保有・セクター配分など、データ時点:2025-12-31) → BlackRock/iShares:HDV Fact Sheet(一次) → HDV 製品ページ(補助)(確認日:2026-02-01) ↩
- VYMの基本情報(経費率・連動指数) → Vanguard:VYM 製品ページ(一次) → VYM プロスペクタス/サマリー(一次)(確認日:2026-02-01) ↩
- FTSE High Dividend Yield Index(REIT除外の明記) → FTSE Russell:Index Fact Sheet(一次) → FTSE:Ground Rules(一次詳細)(確認日:2026-02-01) ↩
- SPYDの公式データ(経費率・指数の対象=S&P500内上位80・分配頻度など) → SSGA:SPYD 製品ページ(一次) → SPYD Factsheet(一次)(確認日:2026-02-01) ↩

