ドラッケンミラーのポートフォリオ【2026年最新】保有株上位10銘柄・13F全一覧

政治経済

スタンリー・ドラッケンミラーの最新ポートフォリオ【2026年Q2】

スタンリー・ドラッケンミラーの最新ポートフォリオを、デュケイン・ファミリーオフィス(Duquesne Family Office LLC)が米SECへ提出したForm 13Fから整理します。

2026年9月16日時点で公開されている最新資料は、2026年6月30日時点、2026年8月14日提出の2026年Q2 Form 13Fです。SEC情報テーブルには95明細が掲載されています。[1]

この記事では、最初に上位10銘柄とポートフォリオの特徴を説明します。その後、ドラッケンミラー氏の投資哲学や経歴を紹介し、後半に2026年Q1からQ2への変化、全95明細、13Fを見る際の注意点を掲載します。

この記事の要点

  • 2026年Q2も最大保有銘柄は、遺伝子検査・分子診断を手がけるNateraです。
  • 同一商品・発行体の現物とCallを合算すると、上位10投資先で13F評価額全体の約53.2%を占めます。
  • Natera、Insmedなどバイオ・ヘルスケアの大型ポジションを維持する一方、TSMC、STMicroelectronics、Seagateなど半導体・ハードウェア関連の存在感が増しています。
  • ブラジル株ETFのEWZ、アルゼンチンのYPF、メキシコのBBB Foodsなど、中南米関連の投資も引き続き上位に残っています。
  • 2026年Q2は9件のCall明細があり、Insmed、Amazon、RSP、EWZなどで現物とオプションを組み合わせています。
  • 13Fには、通貨、債券、ショートポジションなどは原則として含まれません。

データ基準日:2026年6月30日
Form 13F提出日:2026年8月14日
記事確認日:2026年9月16日
13F明細数:95件
発行体・商品単位:90件
13F情報テーブルの評価額合計:約52億1,086万ドル
次回の提出期限:2026年11月16日

Contents

ドラッケンミラーの保有株上位10銘柄

以下は、2026年Q2のForm 13Fに記載された保有明細について、同じ発行体・商品で現物とCallの両方がある場合は合算して順位付けしたものです。RSP、Insmed、EWZ、Amazon、CDWは現物とCallを合算しています。

企業名だけでは事業内容が分かりにくい銘柄も多いため、それぞれが何をしている企業・ETFなのかを短く付記しています。[2]

順位 銘柄名・概要 評価額
(千ドル)
13F内比率
1 Natera(NTRA)
血液中のDNAなどを利用した遺伝子検査・分子診断を手がける米国企業
864,923 16.60%
2 Insmed(INSM)
重篤疾患・希少疾患向け医薬品を開発するバイオ医薬品企業。現物とCallを合算
295,837 5.68%
3 Taiwan Semiconductor Manufacturing(TSM)
他社が設計した半導体を製造する世界最大級の半導体受託製造企業
281,613 5.40%
4 iShares MSCI Brazil ETF(EWZ)
ブラジルの大型・中型株を中心に投資するETF。現物とCallを合算
264,414 5.07%
5 Amazon.com(AMZN)
Eコマース、クラウドサービスなどを展開。現物とCallを合算
238,555 4.58%
6 STMicroelectronics(STM)
自動車・産業機器など幅広い用途の半導体を手がける欧州系半導体メーカー
232,375 4.46%
7 Invesco S&P 500 Equal Weight ETF(RSP)
S&P500の各構成銘柄をほぼ均等に組み入れるETF。現物とCallを合算
190,514 3.66%
8 YPF Sociedad Anónima(YPF)
石油・天然ガスの生産、精製、販売を行うアルゼンチンの総合エネルギー企業
142,726 2.74%
9 CDW(CDW)
企業・政府・教育機関などへIT製品・サービスを提供。現物とCallを合算
139,789 2.68%
10 BBB Foods(TBBB)
メキシコで低価格スーパー「Tiendas 3B」を展開する小売企業
120,915 2.32%

※評価額は2026年6月30日時点のSEC情報テーブルに記載された数値を基に、千ドル単位で表示しています。同一発行体・商品について現物とCallがある場合は合算しています。上位10投資先の合計は約27億7,166万ドルで、情報テーブル明細合計の約53.2%です。

上位10銘柄から分かる投資テーマ

2026年Q2の上位銘柄を見ると、2026年Q1から続くバイオ・中南米への投資に加え、半導体や大型テクノロジー関連への配分拡大が目立ちます。ただし、13Fだけから個々の売買理由を断定することはできません。

バイオ・ヘルスケアは引き続き大きな柱

最大保有のNateraに加え、Insmedは現物とCallを合わせて約2億9,584万ドルとなっています。2026年Q2時点で、この2社だけで13F評価額全体の約22.3%です。

さらに、NewAmsterdam Pharma、Revolution Medicines、Caris Life Sciences、Nuvation Bio、Protagonist Therapeutics、ADMA Biologics、Rhythm Pharmaceuticalsなど、多数のバイオ・ヘルスケア銘柄が13Fに含まれています。

2026年Q1と比較するとInsmedの現物株は約23.4%増え、新たに原資産換算135万株のCallも記載されました。バイオ・ヘルスケアへの関心は2026年Q2でも強く残っています。

半導体・テクノロジー関連の存在感が増加

TSMCは評価額約2億8,161万ドルで3位、STMicroelectronicsは約2億3,238万ドルで6位となりました。

2026年Q1から2026年Q2にかけて、TSMCは保有株数を約19.1%、STMicroelectronicsは約18.8%増やしています。Seagate Technologyも5万700株から12万2,000株へ約140.6%増加しました。

さらに2026年Q2には、AlphabetのクラスA株、CDW、AMD、Palo Alto Networks、Rambus、Lam Research、Navitas Semiconductorなどが新たに13Fへ表れています。[1]

ブラジル、アルゼンチン、メキシコへの投資を継続

ブラジル株ETFのEWZ、アルゼンチンのエネルギー企業YPF、メキシコの小売企業BBB Foodsは、2026年Q2も上位10投資先に残りました。

この3投資先だけで2026年6月30日時点の13F評価額の約10.1%を占めます。このほか、Global X MSCI Argentina ETF、Vista Energy、Grupo Financiero Galiciaも保有しています。

中南米関連資産は、米国大型株とは異なり、各国の景気、資源価格、為替、金融政策などの影響を受けやすい投資先です。

S&P500では均等加重ETFを利用

RSPは、一般的なS&P500連動ETFとは異なり、S&P500構成銘柄をほぼ均等な比率で組み入れるETFです。

2026年Q1は原資産換算82万1,000口のCallだけが記載されていました。2026年Q2もCall数量は82万1,000口で変わらず、さらに現物7万4,400口が新たに加わっています。

Callの利用範囲が広がる

2026年Q2の13Fには、RSP、EWZ、Insmed、Amazon、iShares Russell 2000 ETF、SPDR S&P 500 ETF、Tesla、CDW、Meta Platformsの9件のCall明細があります。

これら9件のSEC上の評価額を合計すると約8億5,664万ドルで、13F情報テーブルの約16.4%に相当します。

ただし、13Fに記載される株式オプションの評価額は、実際に支払ったオプション料や最大損失額を示すものではありません。行使価格や満期も13Fからは分からないため、現物株の評価額と同じ意味で解釈しないことが重要です。

ドラッケンミラーの投資哲学

スタンリー・ドラッケンミラー氏は、個別企業の財務だけでなく、景気、金融政策、為替、金利、商品需給、技術革新などの大きな変化を分析するグローバル・マクロ投資家です。

株式だけでなく、債券、通貨、コモディティ、先物などを組み合わせ、確信度が高い局面ではポジションを大きくすることで知られています。

重要なのは勝率よりも、利益と損失の大きさ

ドラッケンミラー氏は、ジョージ・ソロス氏から学んだ重要な教訓として、単に正しいか間違っているかではなく、正しいときにどれだけ利益を得て、間違ったときにどれだけ損失を抑えるかが重要という趣旨を述べています。[3]

すべての投資を同じ金額で行うのではなく、自信の度合いに応じてポジションの大きさを変える考え方です。

確信が強いときには集中する

2026年Q2の13Fでは、Nateraだけで情報テーブル評価額の約16.6%、同一商品・発行体の現物とCallを合算した上位10投資先で約53.2%を占めています。

13Fにはポートフォリオ全体が表示されないため、これだけで運用資産全体の集中度を判断することはできません。それでも、公開された13F対象証券の中では、大きなポジションと小さなポジションの差が明確です。

前提が変われば、すぐに考えを変える

ドラッケンミラー氏は、投資テーマを中期的に考える一方、前提が変化した場合には素早く判断を変更する重要性を説明しています。

2026年2月27日に公開されたMorgan Stanleyのインタビューでも、情報をすべて集め終えるまで待つのではなく、重要な変化を察知したら行動し、その後も事実に応じて修正する姿勢を語っています。[3]

逆張りそのものを目的にしない

ドラッケンミラー氏は、他の投資家と異なる行動を取ること自体には価値がなく、逆張りは過大評価されているという考えを示しています。

市場で人気のあるテーマであっても、投資仮説と相場の流れが一致していれば避けません。反対に、少数派であることだけを理由に投資するわけでもありません。

失敗後に立ち直ることも運用能力の一部

2000年前後のITバブルでは、いったん売却したNASDAQ関連のポジションを高値圏で買い直し、大きな損失を経験しました。

本人はこの経験を隠すのではなく、長い運用人生でも感情に流されたり判断を誤ったりすることはあり、重要なのは失敗後に次の判断へ移ることだと説明しています。[3]

2026年に注目している投資テーマ

2026年1月30日に収録され、2月27日に公開されたMorgan Stanleyのインタビューでは、直近数年間の運用をけん引したAI関連株の過熱を意識し、より幅広い投資先を探していると説明しました。[3]

AIの有力な用途としてバイオ・医療に注目

同インタビューでは、AIが大きな成果を生み出す可能性のある分野として、創薬、診断、患者モニタリングなどを挙げています。

2026年Q2の13Fでも、Natera、Insmed、NewAmsterdam Pharma、Revolution Medicines、Caris Life Sciences、Nuvation Bioなど、多数のバイオ・ヘルスケア企業が確認できます。

一方で、2026年Q2にはTSMCやSTMicroelectronicsを積み増し、Alphabet、AMD、Lam Researchなども新たに表れました。したがって、2026年Q2の13Fを単純に「AI関連株から撤退したポートフォリオ」と見るのは適切ではありません。

米国の大手テクノロジー株以外にも投資先を広げる

Morgan Stanleyのインタビューでは、日本株、韓国株、銅、金、ドル安、インフレ上振れへの備えとしての債券ショートなどにも言及しています。

2026年Q2の13Fでは、中南米株、素材株、半導体株、バイオ株など幅広い投資先が確認できます。

一方、日本・韓国市場で直接保有する株式、現物の銅・金、為替、債券ショートなどは、通常の13Fには十分に表れません。

スタンリー・ドラッケンミラーの経歴

スタンリー・ドラッケンミラー

スタンリー・フリーマン・ドラッケンミラー(Stanley Freeman Druckenmiller)は、1953年6月14日、ペンシルベニア州ピッツバーグに生まれました。

1975年にボウディン大学を卒業し、ミシガン大学の経済学博士課程に進みましたが中退しました。その後、ピッツバーグ・ナショナル銀行で金融業界のキャリアを始め、オイル・アナリストや株式調査部門の責任者を経験しました。[4]

デュケイン・キャピタルを設立

1981年、デュケイン・キャピタル・マネジメントを設立しました。

1988年にはジョージ・ソロス氏の運用チームに加わり、2000年までクォンタム・ファンドのリード・ポートフォリオ・マネージャーを務めました。

1992年のポンド危機、いわゆる「イングランド銀行を負かした日」では、英ポンドの下落を見込んだ取引の中心人物の一人として知られています。[5]

約30年間、暦年ベースで損失なし

1981年から2010年までのデュケイン・キャピタルについて、Morgan Stanleyは年率約30%、暦年ベースで損失なしと紹介しています。[3]

Reutersも、ファンド閉鎖まで年次ベースの損失がなかったと報じました。ただし、運用期間中に大幅な下落や含み損がなかったという意味ではありません。

本人も、年内には心身に強い負担を伴うドローダウンがあったと説明しています。過去の成績は将来のリターンを保証するものではありません。

2010年に外部投資家の資金を返還

2010年には外部投資家の資金を返還し、デュケイン・キャピタルのヘッジファンド運用を終了しました。当時の運用資産は約120億ドルと報じられています。[6]

その後は、自己資産を中心に運用するデュケイン・ファミリーオフィスを率いています。

慈善活動

慈善活動にも積極的です。2009年には妻フィオナ氏とともに7億500万ドルをドラッケンミラー財団に拠出し、医療研究、教育、貧困対策などを支援してきました。

2026年9月16日時点のハーレム・チルドレンズ・ゾーン公式ページでは、理事会のChairとして掲載されています。[7]

2026年Q1からQ2にかけての変化

2026年Q1の13Fは70明細、情報テーブルの評価額は約33億7,683万ドルでした。2026年Q2は95明細、約52億1,086万ドルとなり、明細数は25件増加しました。

SEC情報テーブルの明細合計を基準にすると、評価額は約18億3,403万ドル、約54.3%増加しています。これはファミリーオフィス全体の運用資産が54.3%増えたことを意味するものではありません。[8]

項目 2026年Q1 2026年Q2 変化
13F明細数 70件 95件 25件増
13F情報テーブル評価額 約33.77億ドル 約52.11億ドル 約54.3%増
最大保有銘柄 Natera Natera 最大保有を継続
上位10投資先比率 約58.3% 約53.2% 集中度はやや低下

13F評価額の増加には、売買だけでなく四半期中の株価変動や、Callの原資産評価額の変化も含まれます。また、13F対象外資産への資金移動は分かりません。

主な積み増し銘柄

銘柄 2026年Q1 2026年Q2 株数変化
Natera 3,063,606株 3,186,306株 約4.0%増
TSMC 495,280株 589,680株 約19.1%増
STMicroelectronics 2,612,880株 3,102,880株 約18.8%増
Amazon(現物) 45,800株 541,600株 約1,082.5%増
United Airlines 262,495株 794,795株 約202.8%増
Seagate Technology 50,700株 122,000株 約140.6%増
Cleveland-Cliffs 2,313,455株 4,216,184株 約82.2%増
ADMA Biologics 1,545,610株 2,784,110株 約80.1%増

新たに表れた主な明細

2026年Q2の13Fでは、Alphabet(GOOGL)、Fox(FOXA、FOX)、CDW、Bitdeer Technologies、Delta Air Lines、TeslaのCall、Fluor、D.R. Horton、AMD、Palo Alto Networks、Hut 8、Meta PlatformsのCall、Rambus、Equinix、Lam Researchなど、多数の明細が新たに表れました。

特にAlphabetのクラスA株は約1億2,018万ドル、FoxのクラスA株は約1億1,499万ドル、CDWの現物株は約1億463万ドルと、2026年Q2の新規明細の中でも比較的大きなポジションです。

ただし、13Fへの新規記載は、四半期末時点で新たに報告対象となったことを示すもので、正確な購入日や取得価格を示すものではありません。

全売却または13Fから消えた主な明細

2026年Q1に約6,065万ドルが開示されていたBroadcomは、2026年Q2の13Fから消えました。

Option Care Health、Figure Technology Solutions、Restaurant Brands International、Lattice Semiconductor、Humana、Twilio、Jabil、iShares S&P GSCI Commodity-Indexed Trust、Intel、Cloudflare、Micron、MercadoLibreなども2026年Q2には記載されていません。

2026年Q1からQ2にかけて、Q1に存在した23明細がQ2の情報テーブルから消えています。13Fから消えたことは、四半期末時点でその報告対象ロングポジションがなくなったことを示しますが、ショート、デリバティブ、13F対象外証券などを通じたエクスポージャーまでは確認できません。

Amazonは現物・Callとも増加

Amazonの現物株は、2026年Q1の4万5,800株から、2026年Q2には54万1,600株へ増加しました。

Callの原資産換算数量も20万株から45万9,300株へ増えています。

2026年Q1は現物を大きく減らしCallを増やしていましたが、2026年Q2は現物・Callの双方を拡大した形です。

RSPはCallを維持し、現物も追加

Invesco S&P 500 Equal Weight ETF(RSP)は、2026年Q1に原資産換算82万1,000口のCallとして記載されていました。

2026年Q2もCall数量は82万1,000口で変わらず、新たに現物7万4,400口が加わりました。

ただし、Callについて13Fから確認できるのは原資産換算数量などに限られ、行使価格、満期、取得価格は確認できません。

詳しく確認したい人向け:13F全95明細

以下は、2026年Q2のForm 13Fに掲載された全95明細です。

RSP、Insmed、iShares MSCI Brazil ETF、Amazon、CDWは、それぞれ現物とCallが別明細として記載されています。そのため、情報テーブルは95明細ですが、同一発行体・商品について現物とCallをまとめると90件です。

ここからはポートフォリオを詳しく確認したい人向けの内容です。主要銘柄と投資テーマだけを知りたい場合は、この一覧を読み飛ばして「13Fを見る際の重要な注意点」へ進んでも、記事の主要部分を確認できます。

「数量」は、現物株では保有株数を示します。Callの場合はSEC情報テーブル上の原資産換算数量であり、実際のオプション契約数、取得費用、行使価格、満期、最大損失額を示すものではありません。

順位 発行体・商品 区分 評価額
(千ドル)
数量 13F内比率
1 Natera Inc. 現物株 864,923 3,186,306 16.60%
2 Taiwan Semiconductor Manufacturing ADS 281,613 589,680 5.40%
3 STMicroelectronics N.V. NY登録株 232,375 3,102,880 4.46%
4 Invesco S&P 500 Equal Weight ETF Call 174,684 821,000 3.35%
5 Insmed Inc. 現物株 151,900 1,424,690 2.92%
6 iShares MSCI Brazil ETF Call 145,866 4,228,000 2.80%
7 Insmed Inc. Call 143,937 1,350,000 2.76%
8 YPF Sociedad Anónima ADR 142,726 3,138,897 2.74%
9 Amazon.com Inc. 現物株 129,085 541,600 2.48%
10 BBB Foods Inc. 現物株 120,915 2,901,733 2.32%
11 Alphabet Inc.(Class A) 現物株 120,184 336,300 2.31%
12 iShares MSCI Brazil ETF ETF・受益権 118,548 3,436,170 2.28%
13 Seagate Technology Holdings 普通株 117,730 122,000 2.26%
14 Fox Corp.(Class A) 現物株 114,992 2,204,600 2.21%
15 Amazon.com Inc. Call 109,470 459,300 2.10%
16 United Airlines Holdings Inc. 現物株 108,084 794,795 2.07%
17 Sea Ltd. ADS 105,404 1,099,905 2.02%
18 CDW Corp. 現物株 104,629 743,950 2.01%
19 NewAmsterdam Pharma Co. 普通株 104,047 3,070,146 2.00%
20 iShares Russell 2000 ETF Call 99,149 330,000 1.90%
21 SanDisk Corp. 現物株 79,353 34,900 1.52%
22 Revolution Medicines Inc. 現物株 74,835 399,587 1.44%
23 SPDR S&P 500 ETF Trust Call 67,209 90,000 1.29%
24 Bitdeer Technologies Group Class A普通株 64,670 4,074,993 1.24%
25 CRH plc 普通株 59,230 553,555 1.14%
26 Delta Air Lines Inc. 現物株 56,477 603,000 1.08%
27 Tesla Inc. Call 52,996 126,000 1.02%
28 Fluor Corp. 現物株 51,457 982,200 0.99%
29 D.R. Horton Inc. 現物株 48,701 299,000 0.93%
30 Coupang Inc. Class A 46,334 2,667,485 0.89%
31 Advanced Micro Devices Inc. 現物株 42,348 72,900 0.81%
32 Palo Alto Networks Inc. 現物株 39,780 116,650 0.76%
33 Cleveland-Cliffs Inc. 現物株 39,590 4,216,184 0.76%
34 Hut 8 Corp. 現物株 36,267 314,150 0.70%
35 CDW Corp. Call 35,160 250,000 0.67%
36 Caris Life Sciences Inc. 現物株 33,759 1,894,450 0.65%
37 Global X MSCI Argentina ETF ETF・受益権 30,019 328,800 0.58%
38 Fox Corp.(Class B) 現物株 29,631 632,600 0.57%
39 Woodward Inc. 現物株 28,587 67,194 0.55%
40 Meta Platforms Inc. Call 28,165 50,000 0.54%
41 Nuvation Bio Inc. Class A 25,786 4,539,800 0.49%
42 Protagonist Therapeutics Inc. 現物株 25,607 208,900 0.49%
43 Roku Inc. Class A 25,425 184,055 0.49%
44 Cavco Industries Inc. 現物株 24,268 39,500 0.47%
45 ADMA Biologics Inc. 現物株 23,303 2,784,110 0.45%
46 Hyperliquid Strategies Inc. 現物株 23,150 2,941,500 0.44%
47 Rambus Inc. 現物株 22,964 173,000 0.44%
48 Rhythm Pharmaceuticals Inc. 現物株 22,608 203,618 0.43%
49 Champion Homes Inc. 現物株 22,418 254,400 0.43%
50 Daktronics Inc. 現物株 21,968 1,123,109 0.42%
51 PureCycle Technologies Inc. 現物株 21,746 2,681,415 0.42%
52 Southern Copper Corp. 現物株 21,444 123,060 0.41%
53 Linde plc 普通株 21,380 41,200 0.41%
54 Entegris Inc. 現物株 21,277 118,300 0.41%
55 Teva Pharmaceutical Industries ADS 21,175 624,999 0.41%
56 Unity Software Inc. 現物株 21,114 738,785 0.41%
57 Aeva Technologies Inc. 現物株 20,683 720,175 0.40%
58 Riot Platforms Inc. 現物株 20,666 754,800 0.40%
59 Qnity Electronics Inc. 現物株 20,521 125,655 0.39%
60 Equinix Inc. REIT・現物株 19,232 18,450 0.37%
61 Lam Research Corp. 現物株 18,893 43,600 0.36%
62 Definium Therapeutics Inc. 現物株 16,774 356,600 0.32%
63 Belite Bio Inc. ADS 16,338 106,100 0.31%
64 Invesco S&P 500 Equal Weight ETF ETF・受益権 15,830 74,400 0.30%
65 10x Genomics Inc. Class A 15,455 403,100 0.30%
66 Wabtec 現物株 15,258 56,595 0.29%
67 Eli Lilly & Co. 現物株 14,849 12,380 0.28%
68 Xenon Pharmaceuticals Inc. 現物株 14,402 238,600 0.28%
69 Olema Pharmaceuticals Inc. 現物株 12,345 986,827 0.24%
70 Repligen Corp. 現物株 10,560 77,400 0.20%
71 Rocket Companies Inc. Class A 10,272 652,220 0.20%
72 Baidu Inc. ADR 10,080 88,200 0.19%
73 Arm Holdings plc ADS 9,960 28,090 0.19%
74 Carvana Co. Class A 9,939 151,000 0.19%
75 Reddit Inc. Class A 9,816 56,550 0.19%
76 Alcoa Corp. 現物株 9,679 185,640 0.19%
77 Thermo Fisher Scientific Inc. 現物株 9,626 19,200 0.18%
78 Danaher Corp. 現物株 9,581 50,300 0.18%
79 F5 Inc. 現物株 9,151 22,000 0.18%
80 Vista Energy S.A.B. de C.V. ADS 8,594 134,700 0.16%
81 Skeena Resources Ltd. 現物株 8,003 300,200 0.15%
82 JBS N.V. Class A 7,772 655,900 0.15%
83 Monte Rosa Therapeutics Inc. 現物株 7,202 297,600 0.14%
84 Relay Therapeutics Inc. 現物株 6,530 349,000 0.13%
85 DBV Technologies S.A. ADS 6,287 383,363 0.12%
86 CCC Intelligent Solutions Holdings 現物株 6,042 1,170,900 0.12%
87 UWM Holdings Corp. Class A 5,915 2,583,000 0.11%
88 Navitas Semiconductor Corp. 現物株 5,575 311,100 0.11%
89 Solstice Advanced Materials Inc. 現物株 5,540 62,525 0.11%
90 FTAI Aviation Ltd. 普通株 5,465 20,200 0.10%
91 Beam Therapeutics Inc. 現物株 5,272 153,600 0.10%
92 Aurora Innovation Inc. Class A 4,322 633,700 0.08%
93 IREN Ltd. 普通株 3,983 87,100 0.08%
94 Grupo Financiero Galicia S.A. ADR 2,977 59,500 0.06%
95 Wave Life Sciences Ltd. 普通株 1,005 173,000 0.02%

※順位は2026年6月30日時点のSEC情報テーブル上の表示評価額を明細単位で並べたものです。比率は95明細の表示評価額合計5,210,856千ドルを分母に計算しています。SECのSummary Pageに記載されたValue Totalは5,210,860千ドルで、個別明細を丸めた表示値の合計とは4千ドルの差があります。

13Fを見る際の重要な注意点

【重要】この一覧は、ドラッケンミラー氏の運用資産全体を示すものではありません。デュケイン・ファミリーオフィスがSECへ提出したForm 13Fに記載された、報告対象証券のポジションだけを整理したものです。

13Fとは何か

Form 13Fは、一定規模以上の機関投資家が、SECの定める対象証券の保有状況を四半期ごとに開示する制度です。[9]

主に米国上場株式、ETF、ADR、一定の株式オプションなどが掲載されます。

13Fに表示されない主な資産

  • 株式のショートポジション
  • 米国債、社債などの債券
  • 通貨ポジション
  • 商品先物や多くのデリバティブ
  • 現物の金、銀、銅など
  • 非上場株式
  • 米国外市場で直接保有する株式
  • SECが13F対象証券として指定していない資産

ドラッケンミラー氏の本来の運用は、13Fに表示される株式等だけではありません。株式ショート、債券、通貨、コモディティ、先物などを組み合わせるグローバル・マクロ運用です。

13Fは、公開されているポートフォリオの一部分として見る必要があります。

公開までに時間差がある

13Fは、原則として各四半期末から45日以内に提出されます。[9]

今回の資料は2026年6月30日時点の保有状況で、提出日は2026年8月14日です。2026年9月16日現在では約2カ月半前のポジションであり、すでに売却、積み増し、縮小、ヘッジが行われている可能性があります。

Callの詳しい条件は分からない

13Fでは、Callの原資産換算数量や評価額は確認できますが、行使価格、満期、取得価格、実際に支払ったオプション料は分かりません。

同じ銘柄を現物で購入しても、ドラッケンミラー氏のポジションと同じ損益構造にはなりません。

保有銘柄の模倣だけでは運用を再現できない

ドラッケンミラー氏は過去に非常に高い運用成績を残しましたが、13Fの銘柄をそのまま購入すれば同じ成果を得られるわけではありません。

購入価格、売却条件、投資期間、ポジションサイズ、ショートや通貨によるヘッジなどが分からないためです。

ドラッケンミラーのポートフォリオに関するFAQ

ドラッケンミラーの最新ポートフォリオはいつ時点ですか?

2026年9月16日時点で公開されている最新のForm 13Fは、2026年6月30日時点の保有状況です。2026年8月14日にSECへ提出されました。

最大の保有銘柄は何ですか?

2026年6月30日時点の最大保有銘柄はNatera(NTRA)です。評価額は約8億6,492万ドルで、13F情報テーブル明細合計の約16.6%を占めます。

Nateraは何の会社ですか?

Nateraは、血液中のセルフリーDNAなどを利用した遺伝子検査・分子診断を手がける米国企業です。女性の健康、がん、臓器移植後の状態把握などに関連する検査を提供しています。

保有銘柄は全部で何銘柄ありますか?

2026年Q2のSEC情報テーブルには95明細があります。RSP、Insmed、EWZ、Amazon、CDWは現物とCallが別明細であるため、それらを商品・発行体単位でまとめると90件です。

なぜ上位銘柄に知らない企業が多いのですか?

ドラッケンミラー氏は、知名度の高い米国大型株だけに投資するのではなく、バイオ、中南米、素材、半導体、航空、住宅など幅広い分野から投資先を選んでいます。

ただし、13Fから確認できるのは四半期末の保有状況であり、個々の投資理由を13Fだけから判断することはできません。

13Fに金、債券、為替は含まれますか?

原則として含まれません。金、債券、通貨、ショートポジションなど、ドラッケンミラー氏のマクロ運用の重要部分が表示されない可能性があります。

次回のポートフォリオ開示はいつですか?

次回は2026年Q3、すなわち2026年9月30日時点のForm 13Fです。SECが公表している2026年Q3の提出期限は、2026年11月16日(月)です。[9]

次回の13Fが提出された後は、上位10銘柄、全保有明細、新規購入、全売却、増減の各項目を更新する必要があります。

免責事項

本記事は公開情報を整理したものであり、特定の銘柄・ETF・オプションその他の金融商品の売買を推奨するものではありません。Form 13Fには公開の時間差があり、ドラッケンミラー氏およびデュケイン・ファミリーオフィスの現在のポジションや運用資産全体を示すものでもありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

【注】(出典リンク)

  1. 2026年Q2のForm 13F、報告期間、提出日、全95明細、評価額 → SEC EDGAR:Duquesne Family Office LLC 13F-HR / SEC EDGAR:2026年Q2 Information Table(確認日:2026-09-16) ↩
  2. 上位銘柄の事業・ETF概要 → Natera:About Us / Insmed:Company / TSMC:Company Info / iShares:EWZ / Invesco:RSP / YPF:The Company / Tiendas 3B:Investor Relations(確認日:2026-09-16) ↩
  3. 投資スタイル、ポジションサイズ、運用実績、2026年の投資テーマ、逆張りに関する考え方 → Morgan Stanley「Hard Lessons: Stan Druckenmiller」(本人インタビュー、2026年1月30日収録・2月27日公開、確認日:2026-09-16) ↩
  4. 略歴、学歴、金融業界での初期キャリア → Bowdoin College「The Honorands of the 2007 Commencement」 / Pittsburgh Quarterly「What Do I Know? Stanley Druckenmiller」(確認日:2026-09-16) ↩
  5. クォンタム・ファンド、1992年ポンド危機、ITバブル期の経験 → Reuters「Duquesne’s Druckenmiller retiring after 30 years」 / Morgan Stanley「Hard Lessons」(確認日:2026-09-16) ↩
  6. 2010年の外部資金返還とヘッジファンド運用終了 → Reuters(2010年8月18日)(確認日:2026-09-16) ↩
  7. 慈善活動、7億500万ドルの拠出、HCZ理事会 → The Chronicle of Philanthropy「$705-Million Donation Announced」 / Harlem Children’s Zone「Our Leadership & Trustees」(確認日:2026-09-16) ↩
  8. 2026年Q1と2026年Q2のForm 13F比較 → SEC EDGAR:2026年Q1 Information Table / SEC EDGAR:2026年Q2 Information Table(確認日:2026-09-16) ↩
  9. Form 13F制度、対象証券、提出期限、2026年Q3期限 → SEC「Frequently Asked Questions About Form 13F」(2026年Q3提出期限:2026-11-16、確認日:2026-09-16) ↩

Posted by 南 一矢