【DVY】の構成銘柄を一覧してみます。
このページではNISA等の積立や運用の参考となるように、ETF(投資信託)の概要(連動するインデックス等)、株価チャート、配当金、配当利回り、ポートフォリオ等のデータを最新情報で整理します。
*DVY=iシェアーズ 好配当株式ETF。高配当系にはVYM、HDV、SPYDなどの選択肢もあります。
*注意:投資判断は自己責任です。本サイトは売買の結果に対して一切の責任を負いません。
【DVYを徹底解説】「配当の実績と持続性」を重視する高配当ETF【VYM・HDV・SPYDと比較】
DVY(iShares Select Dividend ETF)は、配当利回りの高さだけでなく、配当を出し続けるための要件(配当実績、カバレッジ、流動性、利益・規模など)を重ねて、相対的に高配当の米国株へ分散投資するのが特徴です。連動指数はDow Jones U.S. Select Dividend Indexで、REITを除外した上で高配当株を抽出します。[1][3]
DVYの基本情報(最新)
- 連動指数:Dow Jones U.S. Select Dividend Index(高配当株、REIT除外)[3]
- 経費率:0.38%(年率、2025-12-31時点)[2]
- 構成銘柄数:100銘柄(2025-12-31時点)[2]
- 30日SEC利回り:3.79%(2025-12-31時点)[2]
- 年初来騰落:+6.47%(トータルリターン、2026-01-29時点)[1]
- 分配頻度:四半期(年4回)[1]
指数の採用基準(要点)
- 配当の継続性:直近5年の各年で配当を支払っていること[3]
- 配当水準の条件:配当/株が「過去5年平均の配当/株」以上であること[3]
- 配当カバレッジ:5年平均の配当カバレッジ比率が167%以上[3]
- 流動性:直近3カ月の平均出来高が20万株以上(既存構成銘柄は10万株以上)[3]
- 利益・規模:直近12カ月EPSが非マイナス、時価総額(浮動株調整後)に下限あり[3]
(原典:サマリープロスペクタスの記載に基づく要約。指数は四半期レビュー、年次リバランス。)[3]
セクター配分(ICB分類・2025-12-31)
| セクター | 比率 (%) |
メモ |
|---|---|---|
| 金融 | 27.92 | 銀行・保険など |
| 公益事業 | 25.42 | 金利感応度が高い |
| 生活必需品 | 10.26 | ディフェンシブの軸 |
| 一般消費財・ サービス |
6.86 | 景気局面の影響を受けやすい |
| 素材 | 5.92 | |
| エネルギー | 5.79 | |
| ヘルスケア | 5.58 | |
| 情報技術 | 5.27 | |
| 通信 | 4.54 | 高配当キャリア等 |
| 資本財・ サービス |
2.09 | |
| キャッシュ、 デリバティブ等 |
0.35 |
出所:DVYファクトシート(データ時点=2025-12-31)[2]
上位構成銘柄(2025-12-31)
| 銘柄名 | ティッカー | 比率 (%) |
|---|---|---|
| Ford Motor | F | 2.65 |
| Seagate Technology | STX | 2.57 |
| Altria Group | MO | 2.31 |
| Edison International | EIX | 2.08 |
| Pfizer | PFE | 1.89 |
| KeyCorp | KEY | 1.86 |
| Verizon Communications | VZ | 1.82 |
| Eversource Energy | ES | 1.64 |
| Archer-Daniels-Midland | ADM | 1.60 |
| Regions Financial | RF | 1.58 |
上位10銘柄合計:20.00%(2025-12-31)。最新構成は公式のホールディング情報で確認ください。[2][1]
DVYと他の高配当ETFの違い(ざっくり比較)
※経費率は各社公式ページの表示(確認日:2026-02-01)。
| ETF | 主な選定思想 | 採用ルール(要約) | 経費率 (年率) |
|---|---|---|---|
| DVY | 配当の実績×持続性 | 高配当株を抽出(REIT除外、100銘柄) 配当/株≥過去5年平均、5年平均カバレッジ≥167% 流動性・利益・時価総額の要件 [3] |
0.38%[2] |
| VYM | 広く分散・低コスト | FTSE High Dividend Yield(大型中心、時価総額加重)[4] | 0.06%[4] |
| HDV | クオリティ重視 | Morningstar Dividend Focus(財務面のスクリーニングを重視)[5] | 0.08%[5] |
| SPYD | 高利回り×等ウェイト | S&P500高配当(上位80銘柄を等加重)[6] | 0.07%[6] |
参考:SCHD(0.06%)は同じダウ・ジョーンズ系でも「Dividend 100」指数でクオリティ要素を強めた設計。[7]
投資家向け・実務的な視点
- 金利感応度に注意:公益+金融で約53%(2025-12-31)。長期金利上昇は公益(債券代替)の相対劣化に、景気減速×信用コスト上昇は金融に逆風になりやすい。[2]
- 配当の質:配当の継続性に加え、カバレッジ(167%)・利益(EPS)・時価総額などを重ねることで、利回りの“見かけ”だけに引っ張られにくい設計です。[3]
- バリュエーションとリターン源泉:DVYのP/Eは15.65倍(2025-12-31)で、S&P500系より低めになりやすい。配当+バリュー要因の寄与が中心で、ハイグロース主導局面では劣後しやすい点は意識したい。[2]
- コストのインパクト:0.38%は同種ETFと比べて高め。長期の税引後再投資まで含めて、VYM/HDV/SCHD/SPYD等とのトータルコスト比較を。
- 積立と分散の工夫:DVYの景気感応をならすなら、広範な市場(S&P500系)やクオリティ高配当(HDV/SCHD)をサテライトで組合せ、定期積立(DCA)+年1回リバランスが実務的。
まとめ
DVYは、配当の継続性やカバレッジ等の条件を重ねることで、「配当を出し続けられる体力」を相対的に重視した高配当ポートフォリオを提供します。一方で、セクターは金融・公益の比重が大きく、金利・景気局面の影響を受けやすい点は注意が必要です。
「配当の質」を重視しつつ、コストやスタイルの異なるVYM・HDV・SPYD・SCHDと役割分担を考えた上で、資産配分に組み込むのが現実的です。
免責事項
本記事は情報提供のみを目的とし、特定商品の売買を勧誘・推奨するものではありません。数値・構成は作成日時点での情報で、将来の成果を保証しません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
【注】(出典リンク)
- DVY 公式データ(費用・リターン等) → iShares:DVY 製品ページ(確認日:2026-02-01) ↩
- DVY ファクトシート(セクター配分・上位銘柄・指標、2025-12-31) → BlackRock Japan:DVY Fact Sheet(PDF)(確認日:2026-02-01) ↩
- 採用基準と運用ルール(指数概要・条件) → BlackRock:DVY Summary Prospectus(PDF)(確認日:2026-02-01) ↩
- VYM 公式(指数・費用等) → Vanguard:VYM プロファイル(確認日:2026-02-01) ↩
- HDV 公式(指数・費用等) → iShares:HDV 製品ページ(確認日:2026-02-01) ↩
- SPYD 公式(指数・費用等) → State Street:SPYD 製品ページ(確認日:2026-02-01) ↩
- SCHD 公式(指数・費用等) → Schwab:SCHD 製品ページ(確認日:2026-02-01) ↩

