トランプ政権と米国株投資

アメリカ市場の銘柄(ETF含む)を買う人向けに政治・経済の情報を提供するブログです。

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【EWM】マレーシアETFの株価とリターン

更新日:

マレーシア市場の主要企業に投資するEWMのパフォーマンスを調べてみます。

その上で、マレーシアのGDPや失業率などの主要統計を一覧し、その投資環境を把握してみます。

【EWM】iシェアーズmsciマレーシアetfとは

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  • マレーシアの43銘柄から成るMSCIマレーシア指数に連動する米国籍ETF
  • 構成銘柄のうち99%以上はマレーシア銘柄。
  • 大型株などを中心に代表的な構成銘柄に銘柄に投資しています。

※19年初の株価上昇率は以下の通り

1/2株価

29.49

1/11株価

30.2

株価上昇率

2.50%

52週高値

36.56

52週安値

28.2

EWMの株価チャート

株価の推移は以下の通りです(赤線は200日移動平均線)。


★1:各年の株価伸び率(※18年終値は12/31)
EWM

初値

最安

最高

終値

上昇率

2018

33.3

28.5

36.5

29.8

-11%

2017

28.1

28.1

33.6

33

17%

2016

30.1

27.7

35.9

28.1

-7%

2015

53.6

30.2

56.9

31

-42%

2014

62.4

52.3

65.2

53.9

-14%

2013

60.9

55.6

67.2

63.3

4%

2012

54.2

54.1

60.8

60.5

12%

2011

57.8

48.1

61.8

53.6

-7%

2010

43.2

40.9

57.6

57.5

33%

2009

29.9

26.5

44.7

42.5

42%

2008

51

26.3

56

29.2

-43%

★2:各年初から2018/12/31までの株価伸び率
18年~

17年~

16年~

15年~

14年~

13年~

-11%

6%

-1%

-45%

-52%

-51%

12年~

11年~

10年~

09年~

08年~

-

-45%

-48%

-31%

-1%

-42%

-

EWMは、2016年にナイアガラの滝のように株価が下がりました。

株価の底が見えたのかどうかは、まだ何とも言えない状況です。

【EWM】の分配金

次に、ブルームバーグのサイトから配当利回り等を見てみます(2019/1/10閲覧)

資産総額 (億$)4838
直近配当額0.508
配当利回り3.40%
経費率0.49%

通年の分配金(1株当たり)の累計は以下の通りです。

2018

$1.14

2017

$1.84

2016

$1.68

2015

$2.02

2014

$1.99

2013

$1.92

2012

$0.87

2011

$2.39

2010

$1.38

2009

$0.98

【EWM】のポートフォリオ

次に、このETFの構成比率を「組入れ企業の規模」「セクター別の投資割合」「投資先主要10社の比率」で見てみます(※出典:規模別、セクター別比率はチャールズシュワブHP〔2019/1/10〕、投資先主要10社の比率はブルームバーグHP〔2019/1/7〕)。

組入れ企業の規模別の比率(%)

大企業53.2%
巨大企業35.8%
中企業11.0%

セクター別の投資割合(%)

 EWM
金融36.5%
公益事業12.6%
必需品11.3%
資本財9.6%
通信8.7%
ヘルスケア5.9%
素材5.8%
消費財5.0%
エネルギー3.4%
不動産1.2%
情報技術0.0%

投資先主要10社の比率(%)

構成銘柄の上位10位は以下の通り。こちらはブルームバーグHP(2019/1/10閲覧)のデータです。

PBK:MKパブリック・バンク14.96
TNB:MKテナガ・ナショナル8.76
MAY:MKマラヤン・バンキング7.46
CIMB:MKCIMBグループホールディングス5.49
PCHEM:MKペトロナス・ケミカルズ・グループ4.63
DIGI:MKデジ・ドット・コム2.88
IHH:MKIHHヘルスケア2.8
HLBK:MKホンリョン銀行2.78
MAXIS:MKマキシス2.7
PTG:MKペトロナス・ガス2.66

マレーシアの経済力とは

では、マレーシア経済反転の可能性はあるのでしょうか。

それを探るために基礎データを整理してみます。

マレーシアは1957年にイギリスからマラヤ連邦が独立して後、1963年に成立した国です(1965年にシンガポールが分離・独立)。

立憲君主制(議会制民主主義)を強いているので、ムハマド5世という国王がいます。議会は二院制で、上院70議席(44名は国王任命/26名は州議会指名)、下院が222議席(小選挙区制で直接選挙)で構成されています。

内政では2008年3月の総選挙で、独立以来政権与党だった「UMNO(統一マレー国民組織)」等が議席を90%から63%まで減らし、アブドゥラ首相からナジブ副首相(当時)への政権移譲がなされました(2009年4月)。2013年5月の総選挙ではナジブ率いる与党連合が133議席(2議席減)を得て再任されています。

外交方針ではASEANやイスラム諸国との協力を強化しつつ、米国や中国等の大国との等距離外交を図るという特色があります。

外務省HP(マレーシア:基礎データ )では、その主要情報を概観してみます。

  • 面積:約33万㎢(日本の約0.9倍)
  • 人口:3119万人(2015年)
  • 首都:クアラルンプール
  • 民族:マレー系(67%)/中国系(25%)/インド系(7%)
  • 宗教:イスラム(61%)/仏教(20%)/キリスト教(9%)/ヒンドゥー(6%)
  • 主要産業:製造業、農林業、鉱業等
  • 輸出先:シンガポール(1位)、中国(2位)、米国(3位)
  • 輸出品目:電機製品、パ-ム油、化学製品、原油・石油製品、LNG、機械・器具製品、金属製品、科学光学設備、ゴム製品等
  • 輸入先:中国(1位)シンガポール(2位)、米国(3位)
  • 輸入品目:電機製品、製造機器、化学製品、輸送機器、金属製品、原油・石油製品、鉄鋼製品、科学光学設備、食料品等

注目すべきは経済成長が続いていることです。

マレーシアの主要指標

さらに、投資環境を把握するために、世界銀行のデータバンクからマレーシアの主要統計を閲覧してみます。

実質GDPと失業率

実質GDPは2010年米ドル基準 。失業率はILO方式。

実質成長率

総額(億$)

一人当たり($)

2005

5.3

2049

7984

2006

5.6

2163

8274

2007

6.3

2299

8636

2008

4.8

2410

8891

2009

-1.5

2374

8599

2010

7.4

2550

9071

2011

5.3

2685

9377

2012

5.5

2832

9709

2013

4.7

2965

9981

2014

6

3143

10398

2015

5

3301

10745

2016

4.2

3441

11032

2017

5.9

3644

11521

名目GDPと名目GNI

名目GDP

名目GNI

総額(億$)

一人当たり($)

総額(億$)

一人当たり($)

2005

1435

5594

1355

5280

2006

1627

6223

1530

5850

2007

1935

7269

1771

6650

2008

2308

8514

2046

7550

2009

2023

7327

2108

7640

2010

2550

9071

2329

8290

2011

2980

10405

2593

9060

2012

3144

10780

2960

10150

2013

3233

10882

3195

10760

2014

3381

11184

3327

11010

2015

2964

9649

3209

10450

2016

2965

9508

3074

9860

2017

3145

9945

3051

9650

 

GDPの構成比率(単位別:%)

GDPの構成比率:消費+総資本形成+輸出ー輸入。その%の内訳。

消費

総資本形成

輸出

輸入

2005

55.7

22.4

112.9

91

2006

55.5

22.7

112.2

90.4

2007

56.7

23.4

106.2

86.3

2008

56.2

21.5

99.5

77.2

2009

61.9

17.8

91.4

71.1

2010

60.7

23.4

86.9

71

2011

61.2

23.2

85.3

69.7

2012

63.5

25.7

79.3

68.5

2013

65.5

25.9

75.6

67.1

2014

65.7

25

73.8

64.5

2015

67.2

25.1

70.6

62.9

2016

67.4

25.9

67.7

61

2017

67.5

25.5

71.5

64.4

人口伸び率など

総人口(万)

人口増加率

出生率

平均寿命

2005

2566

1.91

2.29

73.5

2006

2614

1.87

2.25

73.6

2007

2663

1.83

2.22

73.7

2008

2711

1.81

2.19

73.9

2009

2761

1.81

2.17

74

2010

2811

1.82

2.15

74.2

2011

2864

1.84

2.13

74.4

2012

2917

1.85

2.11

74.6

2013

2971

1.82

2.09

74.8

2014

3023

1.74

2.07

75

2015

3072

1.62

2.06

75.1

2016

3119

1.5

2.04

75.3

2017

3162

1.39

マレーシアの経済は伸びていますが、ETFの伸びはパッとしません。アメリカの金利上昇に伴う新興国からの資金引き上げなども考慮に入れなければいけません。

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