FCX:フリーポートマクモランの株価·チャート

素材

フリーポートマクモラン(Freeport-McMoRan Inc.)の株価チャートの推移と主な指標(目標株価やPERなど)を確認します。

金利と株価:過去~現在

※チャート左目盛り:青線は株価推移赤線は200日移動平均線

※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り

※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。

企業概要

フリーポートマクモラン(FCX)は、銅、モリブデン、そして金の採掘・生産を行っています。

米国、インドネシア、南米などを中心に、グローバルな資源開発ネットワークを構築しています。

その事業は鉱山開発の全工程をカバーしており、その分野は以下の通りです。

(1) 銅採掘・生産:世界有数の生産規模を誇る銅採掘事業を、米国内および国際的に展開(2020年11月時点でFCXが保有する銅の推定埋蔵量は約1160億ポンド。世界最大級の規模)。

(2) モリブデンおよび金の生産:銅に加えて、モリブデンおよび金の採掘も行っています。

(3) 探査・評価・技術サービス:鉱山開発前の探査活動、試掘、検層など、油田や鉱床の評価に必要な各種技術サービスを提供。

(4) 事業再編と資産の最適化:資産ポートフォリオの最適化を図り、収益の安定化を目指しています。

社史をさかのぼると、1900年代初頭の創業以来、技術革新と効率的な運営体制を強みとして成長を続けてきました。

米国での事業を基盤に、世界各国へ進出し、グローバルな資源供給体制を確立。

特に、インドネシアのグラスバーグ鉱山は、世界最大級の銅と金の生産拠点として、FCXの事業において重要な役割を担っています。

近年では、事業ポートフォリオの最適化を図り、住友鉱山へのモレンシー銅鉱山権益の譲渡や、アフリカ・コンゴでのコバルト鉱区の売却などを行っています。

また、アリゾナ州での銅鉱石開発プロジェクトもまた、生産体制の多角化に貢献しています。

市場戦略としては以下の三点を重視しています。

長期契約: 政府機関や大手産業企業との長期契約により、安定した需要と収益基盤を確立。

技術革新: 最新のデジタル技術、自動化システム、先進的な鉱山運営技術を導入することで、生産性と効率性を向上。

リスク管理: 原油や銅価格の変動に左右される市場環境に対応するため、資産再編やリストラなど、戦略的な経営改善策を実施。

【出典】

Posted by 南 一矢