EWA·EPP:豪州投資をETFで比較
オーストラリア株を対象とするETF、EWAとEPPの最新データを比較し、情報を整理しました。オーストラリアは2026年現在も、銀行を中心とする金融セクターと、鉄鉱石、石炭、液化天然ガスなどの資源輸出を特徴とする市場です。
この記事では、オーストラリア一国に集中する「EWA」と、アジア太平洋地域の先進国市場へ分散する「EPP」を比較し、それぞれの資産構成、分配利回り、リターン、リスク特性を解説します。
【豪州株ETF】EWAとEPPを比較|オーストラリア投資の魅力とリスク
オーストラリアは、先進国としての法制度や金融市場を備える一方、資源価格や中国を含む海外需要の影響を受けやすい市場です。ETFを選ぶ際は、オーストラリア株への投資比率の「濃度の違い」を理解することが重要です。
純粋にオーストラリア市場へ投資する「EWA」と、オーストラリアを中心にシンガポール、香港、ニュージーランドへ分散する「EPP」では、構成銘柄数、業種配分、価格変動の大きさが異なります。
オーストラリア投資の最新環境(2026年時点)
投資の魅力:資源と金融の両輪
- 資源価格上昇の恩恵:オーストラリアは鉄鉱石、石炭、液化天然ガスなどの主要輸出国です。オーストラリア準備銀行は2026年5月時点で、LNGや一般炭を含むエネルギー輸出価格の見通しを上方修正しており、資源企業や国民所得の支援材料になるとみています。[3]
- 金融セクターへの集中投資:EWAでは、2026年7月15日時点で金融セクターが41.27%を占めています。Commonwealth Bank、Westpac、National Australia Bank、ANZ Groupなどの銀行株がETF全体に大きな影響を与えます。[1]
- 比較的高い分配利回り:2026年6月30日時点の過去12カ月分配利回りは、EWAが3.01%、EPPが3.51%でした。米国の大型成長株を中心とするETFとは異なるインカム特性を持っています。[1][2]
注視すべきリスク要因
- 中国経済と商品需要:中国経済の減速や不動産市場の低迷は、鉄鉱石などの需要や商品価格を通じてオーストラリア企業へ影響する可能性があります。オーストラリア準備銀行も2026年3月時点で、中国の金融・経済ストレスがオーストラリアへ波及する経路として、商品価格の下落や中国の需要減少を挙げています。[4]
- 金融・素材への業種集中:EWAでは金融と素材の合計が2026年7月15日時点で65.51%、EPPでも60.80%を占めます。銘柄数が多くても、業種面では十分に分散されていない点に注意が必要です。[1][2]
- 為替変動:EWAとEPPは米ドル建てで取引されますが、投資先の株価は豪ドル、シンガポールドル、香港ドル、ニュージーランドドルなどで形成されます。日本の投資家は、各現地通貨と米ドルの変動に加え、円と米ドルの変動による影響も受けます。
- 単一国・地域への集中:EWAはオーストラリア一国、EPPは太平洋地域の4市場に投資対象を限定します。世界株ETFと比べると地域分散は限定的です。
【EWA】iシェアーズ MSCI オーストラリア ETF
EWAは、オーストラリア株式市場の大型株・中型株へ投資する単一国ETFです。連動するMSCI Australia Indexは、オーストラリア市場の浮動株調整後時価総額のおよそ85%をカバーします。指数の構成銘柄数は2026年6月30日時点で47銘柄です。[5]
2026年7月15日時点では金融が41.27%、素材が24.24%を占めており、銀行株と資源株の値動きに敏感な構成です。
EWAの最新指標とポートフォリオ
| 正式名称 | iShares MSCI Australia ETF |
|---|---|
| 連動指数 | MSCI Australia Index(Net)[1] |
| 設定日 | 1996年3月12日[1] |
| 経費率(年率) | 0.50%(現行目論見書ベース、2026年7月17日確認)[1] |
| 純資産総額(AUM) | 約13.38億ドル(2026年7月16日時点)[1] |
| 保有銘柄数 | 47銘柄(2026年7月15日時点)[1] |
| 分配頻度 | 年2回(半年ごと)[1] |
| 過去12カ月分配利回り | 3.01%(2026年6月30日時点)[1] |
| 30日SEC利回り | 4.08%(2026年6月30日時点)[1] |
| 2026年上半期リターン | +8.86%(NAV、2026年6月30日時点)[1] |
| 2026年年初来リターン | +11.38%(NAV、2026年7月15日時点)[1] |
| 3年標準偏差 | 16.51%(2026年6月30日時点)[1] |
| 30日平均出来高 | 2,275,413口(2026年7月15日時点)[1] |
| 売買スプレッド | 30日中央値0.04%(2026年7月15日時点)[1] |
EWAの上位構成銘柄(2026年6月30日時点)
| 順位 | 銘柄 | 主な事業 | 構成比率 |
|---|---|---|---|
| 1 | BHP Group | 鉱業・資源 | 14.90% |
| 2 | Commonwealth Bank of Australia | 銀行 | 13.60% |
| 3 | Westpac Banking | 銀行 | 5.94% |
| 4 | National Australia Bank | 銀行 | 5.73% |
| 5 | ANZ Group Holdings | 銀行 | 5.26% |
2026年6月30日時点では、BHP GroupとCommonwealth Bankの2社だけで指数の28.50%を占めています。さらに上位5社の合計は45.43%であり、EWAは約50銘柄へ投資するものの、上位の銀行・資源企業への集中度が高いETFです。[5]
EWAの主要セクター比率(2026年7月15日時点)
| 金融 | 41.27% |
|---|---|
| 素材 | 24.24% |
| 一般消費財 | 7.25% |
| 資本財・産業 | 5.22% |
| ヘルスケア | 5.03% |
| 不動産 | 4.79% |
| エネルギー | 3.98% |
| その他 | 8.22% |
【EPP】iシェアーズ MSCI パシフィック(除く日本)ETF
EPPは、オーストラリアを中心に、シンガポール、香港、ニュージーランドの先進国株へ投資する地域型ETFです。連動するMSCI Pacific ex Japan Indexは、各対象国の大型株・中型株を組み入れ、各市場の浮動株調整後時価総額のおよそ85%をカバーします。[6]
2026年7月15日時点ではオーストラリアの構成比率が63.28%に達しているため、地域分散型ではあるものの、値動きの中心は引き続きオーストラリア株です。
EPPの最新指標とポートフォリオ
| 正式名称 | iShares MSCI Pacific ex Japan ETF |
|---|---|
| 連動指数 | MSCI Pacific ex Japan Index(Net)[2] |
| 設定日 | 2001年10月25日[2] |
| 経費率(年率) | 0.47%(現行目論見書ベース、2026年7月17日確認)[2] |
| 純資産総額(AUM) | 約21.62億ドル(2026年7月16日時点)[2] |
| 保有銘柄数 | 93銘柄(2026年7月15日時点)[2] |
| 分配頻度 | 年2回(半年ごと)[2] |
| 過去12カ月分配利回り | 3.51%(2026年6月30日時点)[2] |
| 30日SEC利回り | 3.31%(2026年6月30日時点)[2] |
| 2026年上半期リターン | +7.08%(NAV、2026年6月30日時点)[2] |
| 2026年年初来リターン | +11.52%(NAV、2026年7月15日時点)[2] |
| 3年標準偏差 | 14.53%(2026年6月30日時点)[2] |
| 30日平均出来高 | 343,664口(2026年7月15日時点)[2] |
| 売買スプレッド | 30日中央値0.02%(2026年7月15日時点)[2] |
EPPの地域・国別比率(2026年7月15日時点)
| オーストラリア | 63.28% |
|---|---|
| シンガポール | 17.41% |
| 香港 | 17.32% |
| ニュージーランド | 1.74% |
| 現金・デリバティブ等 | 0.25% |
EPPの上位構成銘柄(2026年6月30日時点)
| 順位 | 銘柄 | 国・地域 | 構成比率 |
|---|---|---|---|
| 1 | BHP Group | オーストラリア | 9.61% |
| 2 | Commonwealth Bank of Australia | オーストラリア | 8.77% |
| 3 | DBS Group Holdings | シンガポール | 4.79% |
| 4 | AIA Group | 香港 | 4.40% |
| 5 | Westpac Banking | オーストラリア | 3.84% |
EPPでは、BHP GroupとCommonwealth Bankの比率がEWAより低く、DBS GroupやAIA Groupなどオーストラリア以外の金融企業も上位に入ります。このため、個別のオーストラリア企業への集中はEWAより緩和されています。[6]
EPPの主要セクター比率(2026年7月15日時点)
| 金融 | 45.44% |
|---|---|
| 素材 | 15.36% |
| 資本財・産業 | 9.25% |
| 不動産 | 7.03% |
| 一般消費財 | 6.99% |
| ヘルスケア | 3.78% |
| 公益事業 | 3.36% |
| その他 | 8.79% |
まとめ:EWAとEPP、2026年の戦略的選択
ポートフォリオにおける役割によって、選択すべきETFは分かれます。
- EWAを選択する場面:オーストラリアの銀行・資源企業へ集中的に投資し、商品市況や豪州株固有の値動きを直接取り込みたい場合。
- EPPを選択する場面:オーストラリアを中心としながら、シンガポール、香港、ニュージーランドも組み入れ、国別・個別銘柄の集中をある程度抑えたい場合。
ただし、EPPも2026年7月15日時点ではオーストラリアが63.28%、金融が45.44%を占めています。EWAより分散されているものの、世界株ETFのような広範な地域・業種分散を得られるわけではありません。
EWAとEPPの比較要約
| 比較項目 | EWA 豪州集中 |
EPP 地域分散 |
|---|---|---|
| 主な投資対象 | オーストラリア | 豪州、シンガポール、香港、ニュージーランド |
| 経費率 | 0.50%[1] | 0.47%[2] |
| 保有銘柄数 | 47銘柄 2026-07-15 |
93銘柄 2026-07-15 |
| 過去12カ月分配利回り | 3.01% 2026-06-30 |
3.51% 2026-06-30 |
| 30日SEC利回り | 4.08% 2026-06-30 |
3.31% 2026-06-30 |
| 2026年上半期NAVリターン | +8.86% | +7.08% |
| 3年標準偏差 | 16.51% | 14.53% |
| 金融比率 | 41.27% | 45.44% |
| 素材比率 | 24.24% | 15.36% |
| 主な特徴 | 銀行・資源株への集中度が高い | 豪州中心だが国・銘柄数を分散 |
※3年標準偏差は2026年6月30日時点の米ドルベースの値です。将来の価格変動を保証するものではありません。
ミニ解説:分配利回りは指標によって見え方が変わる
2026年6月30日時点では、過去12カ月分配利回りはEPPの3.51%がEWAの3.01%を上回っています。一方、直近のポートフォリオ収益を年率換算する30日SEC利回りでは、EWAの4.08%がEPPの3.31%を上回っています。
過去12カ月分配利回りは実際に支払われた過去の分配金、30日SEC利回りは直近30日間の収益を基礎とする指標です。どちらか一方だけで将来の分配金を判断しないことが重要です。[1][2]
【注】(出典リンク)
- EWAの経費率・純資産・銘柄数・利回り・リターン・流動性・業種構成 → iShares MSCI Australia ETF公式ページ / iShares EWAファクトシート(確認日:2026-07-17) ↩
- EPPの経費率・純資産・銘柄数・利回り・リターン・流動性・国別および業種構成 → iShares MSCI Pacific ex Japan ETF公式ページ / iShares EPPファクトシート(確認日:2026-07-17) ↩
- オーストラリアのエネルギー輸出価格見通し → オーストラリア準備銀行「Statement on Monetary Policy – May 2026」(確認日:2026-07-17) ↩
- 中国経済からオーストラリアへの波及リスク → オーストラリア準備銀行「Financial Stability Review – March 2026」(確認日:2026-07-17) ↩
- MSCI Australia Indexの定義・構成銘柄数・上位銘柄 → MSCI Australia Index公式ページ(確認日:2026-07-17) ↩
- MSCI Pacific ex Japan Indexの定義・構成銘柄数・上位銘柄 → MSCI Pacific ex Japan Index公式ページ(確認日:2026-07-17) ↩
株価:過去~現在
※チャート左目盛り:株価推移
※チャート右目盛り:緑線は米国10年国債利回り
※主要指標の単位 B:10億ドル、M:100万ドル。株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、総資産、配当利回り、経費率、権利落ち日などの情報を整理。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。
配当(分配金)と利回り
年間累計の分配金(ドル)を株価で割った利回りの推移を見てみます。
(*当サイトは特別配当(分配金)を含めて計算するので、通常の定期的な配当だけで計算した時よりも利回りが高く計上されることがあります)
EWAの利回り
| 年 | 配当 | 株価 | |||
| 平均利回り | 年累計 | 年伸び率 | 平均株価 | 年伸び率 | |
| 2025 | 4.48% | 1.155 | 17.3% | 25.8 | 10.3% |
| 2024 | 4.21% | 0.985 | -10.1% | 23.4 | 2.6% |
| 2023 | 4.81% | 1.096 | -33.0% | 22.8 | -3.0% |
| 2022 | 6.97% | 1.637 | 10.0% | 23.5 | -10.0% |
| 2021 | 5.70% | 1.488 | 110.8% | 26.1 | 28.6% |
| 2020 | 3.48% | 0.706 | -39.2% | 20.3 | -6.9% |
| 2019 | 5.33% | 1.161 | 8.9% | 21.8 | -3.1% |
| 2018 | 4.74% | 1.066 | 2.0% | 22.5 | -2.6% |
| 2017 | 4.52% | 1.045 | -9.8% | 23.1 | 11.1% |
| 2016 | 5.57% | 1.159 | 1.3% | 20.8 | -8.0% |
| 2015 | 5.06% | 1.144 | -14.7% | 22.6 | -14.7% |
| 2014 | 5.06% | 1.341 | -13.2% | 26.5 | -1.1% |
| 2013 | 5.76% | 1.545 | 10.2% | 26.8 | 9.4% |
| 2012 | 5.72% | 1.402 | -11.2% | 24.5 | -4.3% |
| 2011 | 6.17% | 1.579 | 37.4% | 25.6 | 5.8% |
| 2010 | 4.75% | 1.149 | 17.7% | 24.2 | 30.8% |
| 2009 | 5.28% | 0.976 | -40.3% | 18.5 | -18.9% |
| 2008 | 7.17% | 1.635 | – | 22.8 | – |
EPPの利回り
| 年 | 配当 | 株価 | |||
| 平均利回り | 年累計 | 年伸び率 | 平均株価 | 年伸び率 | |
| 2025 | 4.17% | 1.884 | 16.2% | 45.2 | 8.9% |
| 2024 | 3.91% | 1.621 | -9.2% | 41.5 | 1.7% |
| 2023 | 4.38% | 1.785 | -24.9% | 40.8 | -4.2% |
| 2022 | 5.58% | 2.378 | 29.4% | 42.6 | -13.6% |
| 2021 | 3.73% | 1.838 | 64.0% | 49.3 | 21.4% |
| 2020 | 2.76% | 1.121 | -42.7% | 40.6 | -9.4% |
| 2019 | 4.37% | 1.956 | 9.3% | 44.8 | -3.7% |
| 2018 | 3.85% | 1.789 | 9.4% | 46.5 | 2.6% |
| 2017 | 3.61% | 1.635 | -7.0% | 45.3 | 10.0% |
| 2016 | 4.27% | 1.758 | 11.8% | 41.2 | -4.4% |
| 2015 | 3.65% | 1.572 | -13.4% | 43.1 | -8.9% |
| 2014 | 3.84% | 1.815 | -9.8% | 47.3 | 1.7% |
| 2013 | 4.33% | 2.012 | 11.7% | 46.5 | 8.6% |
| 2012 | 4.21% | 1.801 | -5.0% | 42.8 | -3.2% |
| 2011 | 4.29% | 1.895 | 27.4% | 44.2 | 3.0% |
| 2010 | 3.47% | 1.488 | 12.2% | 42.9 | 28.1% |
| 2009 | 3.96% | 1.326 | -43.7% | 33.5 | -23.2% |
| 2008 | 5.40% | 2.355 | – | 43.6 | – |
ポートフォリオ
次に、このETF(投資信託)の資産総額を占める金融商品(株式など)の構成比率を見てみます。
投資する企業の規模別比率、セクター別比率はチャールズシュワブのサイト内のページを参照。
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※投資上の注意:記載の純資産、利回り、構成銘柄等の数値は2026年Q1(第1四半期)末時点の情報を中心とした目安です。市場環境により日々変動するため、最終的な投資判断の前には必ず各運用会社の一次情報を確認してください。[1][3]
【豪州株ETF】EWAとEPPを徹底比較!オーストラリア投資の魅力とリスク
オーストラリアは先進国特有の「安定した法規制・金融システム」と、資源国としての「景気感応度」を併せ持つ稀有な市場です。投資の検討にあたっては、その「濃度の違い」を理解することが重要です。純粋に豪州市場のみを狙う「EWA」と、周辺先進国も含めて地域分散を図る「EPP」、あなたにはどちらが適しているかを紐解きます。
オーストラリア投資の最新環境(2026年時点)
投資の魅力:資源と金融の両輪
- 資源需要の持続性:エネルギー転換に不可欠な銅、リチウム、鉄鉱石などの豊富な埋蔵量が、長期的な収益の柱となっています。
- 高い株主還元姿勢:四大銀行(CBA、NAB、Westpac、ANZ)を中心とする金融セクターは、伝統的に配当水準が高く、インカムゲインを重視する投資家にとって魅力的です。
注視すべきリスク要因
- 中国経済の感応度:最大の輸出先である中国の景気動向は、豪州の輸出企業の業績に直結します。
- 為替ボラティリティ:EWA・EPPともに米ドル建てで取引されます。対ドルでの豪ドル安・円高といったクロス円の動きは、日本円ベースでのリターンを大きく左右します。
【EWA】iシェアーズ MSCI オーストラリア ETF
オーストラリア市場の上場銘柄のうち、時価総額上位の大型・中型株約50銘柄に集中投資するETFです。ポートフォリオの約4割を金融、約2割を素材(資源)が占めており、良くも悪くも「オーストラリア経済の浮沈」に最も敏感な一本です。
EWAの最新指標とポートフォリオ(2026年Q1末時点)
| 連動指数 | MSCI Australia Index(Net)[1] |
|---|---|
| 経費率(年率) | 0.50%(2026-04-10時点の表示)[1] |
| 純資産総額(AUM) | 約14.5億ドル(2026-04-10時点)[1] |
| 12か月分配利回り | 3.32%(2026-03-31時点)[1] |
| 30日SEC利回り | 3.81%(2026-03-31時点)[1] |
| 保有銘柄数 | 48銘柄(2026-04-10時点)[1] |
| 上位構成銘柄
(上位5社) |
1. Commonwealth Bank 13.92%
2. BHP Group 11.55% 3. National Australia Bank 6.82% 4. Westpac 6.65% 5. ANZ Group 5.61% (2026-03-31時点データ)[2] |
| 主要セクター比率 |
金融 42.12% / 素材 20.55% / ヘルスケア 7.21%
(2026-03-31時点データ)[2] |
【EPP】iシェアーズ MSCI パシフィック(除く日本)ETF
オーストラリアを主軸(構成の約6割)に据えつつ、香港、シンガポール、ニュージーランドといったアジア太平洋地域の主要な先進経済圏をカバーするETFです。香港の不動産・金融や、シンガポールの多国籍企業などを組み合わせることで、オーストラリア一国に依存するリスクを抑制しています。
EPPの最新指標とポートフォリオ(2026年Q1末時点)
| 連動指数 | MSCI Pacific ex-Japan Index(Net)[3] |
|---|---|
| 経費率(年率) | 0.47%(2026-04-10時点の表示)[3] |
| 純資産総額(AUM) | 約20.8億ドル(2026-04-10時点)[3] |
| 12か月分配利回り | 3.58%(2026-03-31時点)[3] |
| 30日SEC利回り | 3.15%(2026-03-31時点)[3] |
| 地域・国別比率 |
豪州 61.22% / 香港 18.15% / シンガポール 17.52% / ニュージーランド 1.62%
(2026-03-31時点データ)[4] |
| 上位構成銘柄
(上位5社) |
1. Commonwealth Bank 8.42%
2. BHP Group 7.25% 3. AIA Group 5.21% 4. DBS Group 4.51% 5. Westpac 4.02% (2026-03-31時点データ)[4] |
まとめ:EWAとEPP、2026年の戦略的選択
ポートフォリオにおける役割によって、選択すべきETFは明確に分かれます。
- EWAを選択すべきシーン:
米国や欧州の株価指数との相関を下げ、資源価格のサイクルや豪州特有の高い配当利回り(四大銀行等)をダイレクトに取り込みたい場合。
- EPPを選択すべきシーン:
豪州の成長性を活用しつつも、香港やシンガポールといったアジアの金融ハブへの分散を足し、特定の国別リスクや地政学リスクを緩和したい場合。
EWAとEPPの比較要約
| 比較項目 | EWA (豪州集中) | EPP (地域分散) |
|---|---|---|
| 主眼 | 豪州の資源と銀行利回り。[2] | パシフィック先進国のパッケージ。[4] |
| 経費率 | 0.50%[1] | 0.47%[3] |
| 12か月利回り | 3.32%(2026-03-31)[1] | 3.58%(2026-03-31)[3] |
| ボラティリティ | 資源価格に左右され、比較的高め。 | 地域分散により、相対的に抑えめ。 |
ミニ解説:2026年Q1末時点のデータでは、分配利回りは地域分散型のEPPがEWAを僅かに上回っています。これはシンガポールや香港の金融銘柄による寄与が大きいと考えられます。「高配当=豪州一択」と考えず、最新の地域別利回りを確認することが、賢明なETF選びのコツです。[1][3]
【注】(出典リンク)
- EWA製品情報(純資産・コスト・分配・利回り・銘柄数、2026-04-10/03-31時点) → iShares: MSCI Australia ETF (EWA)(確認日:2026-04-12) ↩
- EWA運用状況(セクター比率・上位構成銘柄、2026-03-31時点) → iShares: EWA Fact Sheet (PDF)(確認日:2026-04-12) ↩
- EPP製品情報(純資産・コスト・分配・利回り・銘柄数、2026-04-10/03-31時点) → iShares: MSCI Pacific ex-Japan ETF (EPP)(確認日:2026-04-12) ↩
- EPP運用状況(国別構成・上位銘柄、2026-03-31時点) → iShares: EPP Fact Sheet (PDF)(確認日:2026-04-12) ↩
株価:過去~現在
※チャート左目盛り:株価推移
※チャート右目盛り:緑線は米国10年国債利回り
※主要指標の単位 B:10億ドル、M:100万ドル。株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、総資産、配当利回り、経費率、権利落ち日などの情報を整理。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。
配当金(分配金)と利回り
年間配当を1年の平均株価で割り、平均の利回りを計算してみます。
| 年 | EWA | EPP |
| 2024 | 3.76% | 3.9% |
| 2023 | 4.76% | 4.24% |
| 2022 | 6.43% | 5.69% |
| 2021 | 2.21% | 2.33% |
| 2020 | 4.07% | 3.95% |
| 2019 | 5.36% | 4.43% |
| 2018 | 4.6% | 4.47% |
| 2017 | 4.13% | 3.6% |
| 2016 | 4.65% | 4.4% |
| 2015 | 5.61% | 4.74% |
| 2014 | 4.09% | 3.69% |
ポートフォリオ
次に、このETF(投資信託)の資産総額を占める金融商品(株式など)の構成比率を見てみます。
投資する企業の規模別比率、セクター別比率はチャールズシュワブのサイト内のページを参照。

