MCDとSBUXを比較:マクドナルドとスターバックスの戦略の違いとは

銘柄比較

MCDとSBUXを違いを踏まえて比較します。(2025年8月更新)

マクドナルド(McDonald’s Corporation)とスターバックス(Starbucks Corporation)は外食の代表格です。

その株価の推移(チャート)、決算の予想と結果、配当金と利回り、業績(財務情報)はどうなっているのでしょうか。

これらの銘柄について、今後の見通しや将来性を探ってみます。

株価:過去~現在

※チャート左目盛り:株価推移(VCR:Vanguard Consumer Discretionary Index Fund ETFを含めて比較)

※チャート右目盛り:10年国債利回り

※株価の成長率や52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、PBR、PSR、時価総額などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。今後の見通しの参考情報として目標株価も掲載。

決算(予想:結果)

マーケットにおけるEPSと売上の予想値の変動を更新してみます。

決算の予想:結果のグラフについては以下の関連記事を参照

マクドナルド(MCD)決算:予想と結果 売上&EPS

スターバックス(SBUX)決算:予想と結果 売上&EPS

【外食王者対決】マクドナルド(MCD) vs スターバックス(SBUX)!安定の不動産王か、成長のコーヒー帝国か?

世界中の人々のライフスタイルに深く根付いているマクドナルド(MCD)スターバックス(SBUX)。マクドナルドは「配当貴族」の中でもトップクラスの約50年連続増配を誇る絶対的安定銘柄[1]。一方、スターバックスは高いブランド力と成長性で、株主還元を着実に増やしてきました(2010年開始以降、2024年に14年連続増配を達成)[2]

本記事では、一見似ているようで全く異なるビジネスモデルを持つ両社の、業績、配当、そして将来性を徹底的に比較・分析します。

比較サマリー:ビジネスモデルの違いが全てを決める

項目 マクドナルド (MCD) スターバックス (SBUX)
ビジネスモデル フランチャイズ+不動産
(世界の店舗の約95%がフランチャイズ。自社保有/長期リースの土地建物を基盤に、賃料+ロイヤリティ収入)[3]
直営中心+ライセンス
(FY2024の売上内訳:直営 29.77B/総売上 36.18B、ライセンスは12%[4]
主な収益源 フランチャイズ加盟店からのロイヤリティ料・賃料[3] 直営店でのコーヒー・食品の販売(+ライセンス料)[4]
連続増配年数 49年[1] 14年[2]
配当利回り(直近) 2.27%(年7.08ドル / 2025-08-29時点)[5] 2.77%(年2.44ドル / 2025-08-29時点)[6]
5年平均増配率(CAGR) 7.7%(2020→2024、当サイト計算)[7] 8.6%(2020→2024、当サイト計算)[8]

重要:マクドナルドは「不動産会社」である

マクドナルドの本当の強さは、ハンバーガーを売ることではなく、世界中の一等地に不動産を保有・長期リースし、フランチャイズに貸し出して賃料(Rents)とロイヤリティを得る構造にあります。FY2024のフランチャイズ収入内訳はRents 10,017百万ドル / Royalties 5,606百万ドルで、店舗の約95%がフランチャイズ[3]。この極めてキャッシュフローに優れたモデルが、景気変動に強い安定性と、半世紀に迫る連続増配の原動力です。

業績と成長性の詳細分析

売上高ではスターバックスが上回ります(FY2024:SBUX $36.18B、MCD $25.92B)。ただし、営業利益率はMCDが高い傾向で、フランチャイズ型の固定費構造と不動産収益の安定性が効いています[4][3]。またSBUXは2024年9月にBrian Niccol氏が会長兼CEOに就任し、オペレーション・商品・店舗体験の立て直しを進めています[9]

マクドナルド 売上高 (前年比) スターバックス 売上高 (前年比)
2024 $25.92 B (+1.7%)[10] $36.18 B (+0.6%)[4]
2023 $25.49 B (+10.0%)[10] $35.98 B (+11.6%)[11]
2022 $23.18 B (-0.17%)

Posted by 南 一矢