NOBL(配当貴族ETF)構成銘柄一覧(株価と利回り)

インデックス,高配当ETF

25年以上連続で増配している銘柄からなる「配当貴族指数」に連動するETFを紹介し、この指数を構成する50数銘柄をリストアップしてみます。

このページでは積立や資産運用の参考となるように、ETF(投資信託)の概要(連動するインデックス等)や株価チャート、配当利回り、ポートフォリオ等の詳細も紹介してみましょう。

【NOBL】(プロシェアーズS&P500配当貴族ETF)の概要を見たうえで、そのポートフォリオを構成する銘柄のランキングを作成してみます。

【配当貴族ETF】NOBLを徹底解説!VIG・SDYとの違い

「連続増配株」投資の中でも、特に厳しい基準で選ばれた銘柄群に投資する「配当貴族ETF」。その代表格が、NOBL(プロシェアーズ S&P 500 配当貴族ETF)です。公式によれば、NOBLはS&P500配当貴族指数に連動し、25年以上連続増配のS&P500銘柄で構成されます(2025年7月時点の構成銘柄数は69社)。(構成は定期見直しで変動)[0]


「配当貴族(Dividend Aristocrats)」とは?

「配当貴族」とは、S&P500を母集団とし、25年以上連続増配を満たす企業で構成される指数です。指数は均等加重(イコールウェイト)で、四半期ごとにリバランスされ、セクター上限30%の分散制約が課されます。[1]


【NOBL】プロシェアーズ S&P 500 配当貴族 ETFの概要

  • 連動指数: S&P 500 Dividend Aristocrats Index(S&P500配当貴族指数)[2]
  • 投資対象: S&P500構成銘柄のうち25年以上連続増配の企業(直近の構成は約69銘柄[3]
  • 加重・リバランス: 均等加重四半期リバランスセクター上限30%[4]
  • 配当利回り(目安): 直近水準は2%台前半(指数利回り2.54%〈2025/6末〉、実績利回りは市場価格により変動)[5]
  • 経費率: 0.35%(プロスペクタス)[6]
  • 分配頻度: 四半期(年4回)[7]

他の増配ETF(VIG, SDY)との比較

NOBLのユニークな立ち位置を理解するために、VIG・SDYと比較してみましょう。「増配年数」「投資対象の広さ」「ウェイトの付け方」が大きく異なります。

比較項目 NOBL (配当貴族) VIG (成長バランス型) SDY (実績・高利回り型)
連続増配の基準 25年以上 10年以上 20年以上
投資対象の母集団 S&P 500 米国市場(S&P U.S. Dividend Growers) S&P 1500
加重方法 均等加重 時価総額加重 利回り加重
経費率 0.35% 0.05% 0.35%

※VIGは2021/9/20以降、S&P U.S. Dividend Growers Indexを採用。最新プロスペクタスの経費率は0.05%。SDYはS&P High Yield Dividend Aristocrats Indexに連動(20年以上連続増配、利回り加重、経費率0.35%)。[8]


NOBLに投資するメリットとデメリット

メリット

  • 質の高い企業への厳選投資: 長期にわたり増配を継続してきた大型優良企業に幅広く投資できる。
  • 均等加重×セクター上限で分散: 巨大ハイテクの時価総額偏重を避け、セクター偏りも30%上限で抑制。[9]
  • ディフェンシブ性の期待: 景気局面に左右されにくい銘柄が多く、相対的に底堅い動きが期待される場面も。※将来の成果を保証するものではありません。

デメリット

  • 経費率はやや高め: 低コストのVIG(0.05%)と比べると、NOBLは0.35%でコスト差がある。[10]
  • 上昇相場に乗り遅れの可能性: 均等加重のため、時価総額加重指数(S&P500等)が大型株主導で上昇する局面では相対劣後も。
  • 構成の入替リスク: 減配・未増配などの事象で年次入替時に除外される可能性がある(指数ルールに基づく)。[11]

【保存版】NOBLの構成銘柄一覧(2025/2/1時点・アルファベット順の抜粋表記)

最新のホールディングスはProSharesの「Index Holdings(PDF/CSV)」で確認できます。以下は同PDF時点のリストです。[12]

銘柄名 ティッカー 銘柄名 ティッカー
Abbott Laboratories ABT Kimberly-Clark KMB
AbbVie ABBV Linde LIN
Aflac AFL Lowe’s LOW
Air Products & Chemicals APD McCormick & Co. MKC
Albemarle ALB McDonald’s MCD
Amcor AMCR Medtronic MDT
Archer-Daniels-Midland ADM NextEra Energy NEE
Automatic Data Processing ADP Nordson NDSN
A. O. Smith AOS Nucor NUE
Atmos Energy ATO Pentair PNR
Becton, Dickinson BDX PepsiCo PEP
Brown & Brown BRO PPG Industries PPG
Brown-Forman (Class B) BF.B Procter & Gamble PG
C.H. Robinson CHRW Realty Income O
Cardinal Health CAH Roper Technologies ROP
Caterpillar CAT S&P Global SPGI
C.H. Robinson CHRW Sherwin-Williams SHW
Church & Dwight CHD Stanley Black & Decker SWK
Cincinnati Financial CINF Sysco SYY
Cintas CTAS T. Rowe Price TROW
Clorox CLX Target TGT
Coca-Cola KO Walmart WMT
Colgate-Palmolive CL West Pharmaceutical Services WST
Consolidated Edison ED WW Grainger GWW
Dover DOV 3Mは現在不在(参考)
Ecolab ECL Essex Property Trust ESS
Emerson Electric EMR Expeditors International EXPD
Erie Indemnity ERIE Exxon Mobil XOM
Eversource Energy ES FactSet Research Systems FDS
Federal Realty Investment Trust FRT Fastenal FAST
Franklin Resources BEN General Dynamics GD
Genuine Parts GPC Illinois Tool Works ITW
IBM IBM J.M. Smucker SJM
Johnson & Johnson JNJ Kenvue KVUE
Chevron CVX Chevron (重複表示時は上段優先)

※上表はPDF掲載に基づく編集版です(重複等はテーブル内注記)。完全版はProSharesの「Download Holdings(CSV/PDF)」をご確認ください。[13]


結論:NOBLはどのような投資家に向いているか?

NOBLは、企業の「質」と「安定性」を最優先しつつ、均等加重で広く分散したい投資家に適しています。大型グロース主導の局面では相対出遅れもあり得ますが、25年連続増配という厳格な基準に基づく銘柄群へのエクスポージャーは、長期の資産形成でブレない軸になりえます。手数料の安さを最優先するならVIG、現時点の利回り重視ならSDYという住み分けも有効です。[14]

免責事項

本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。


免責事項

本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。

株価:過去~現在

※チャート左目盛り:株価推移
※チャート右目盛り:緑線は米国10年国債利回り
※主要指標の単位 B:10億ドル、M:100万ドル。株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、総資産、配当利回り、経費率、権利落ち日などの情報を整理。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。




配当金(分配金)と利回り

年間累計の分配金(ドル)を株価で割った利回りの推移を見てみます。
(*ここでは特別配当(分配金)を含めて計算しているので、通常の定期的な配当だけで計算した時よりも利回りが高く計上されています)

配当 株価
平均利回り 年累計 年伸び率 平均株価 年伸び率
2024 2.05% 2.05 2.6% 99.8 9.5%
2023 2.19% 1.99 14.3% 91.1 -7.7%
2022 1.77% 1.74 -6.2% 98.7 24.6%
2021 2.35% 1.86 9% 79.2 5.3%
2020 2.27% 1.71 19.4% 75.2 27.4%
2019 2.42% 1.43 -0.4% 59.1 -8.1%
2018 2.23% 1.44 28.9% 64.3 18%
2017 2.05% 1.11 -3% 54.5 11.8%
2016 2.36% 1.15 15.4% 48.7 -1.2%
2015 2.02% 1 24.6% 49.3 12.6%
2014 1.83% 0.8 494.7% 43.8 6.7%
2013 0.33% 0.13 41


ポートフォリオ

次に、このETF(投資信託)の資産総額を占める金融商品(株式など)の構成比率を見てみます。
投資する企業の規模別比率、セクター別比率はプロシェアーズのサイト内のページを参照。

Posted by 南 一矢