PLTR(パランティア)今後の見通し

AI(人工知能),情報技術,軍事株

パランティア・テクノロジーズ(Palantir Technologies Inc.)の今後の見通しを考えるために、まず、金利と株価チャートの推移を参照し、次に、直近の決算を確認します。

目標株価やPERなどの情報も踏まえて主な指標についても掲載します。

金利と株価:過去~現在

直近決算

2月4日(米国時間)にパランティア・テクノロジーズ(Palantir Technologies Inc.)は決算を発表しました。
★業績
《四半期》
・EPS:予想0.11$→結果0.14$
・売上高:予想778億$→結果828億$(前年同期比+36%)
★ガイダンス
《四半期》
・売上高:予想799$→結果858~862$
《通年》
・売上高:予想3530億$→結果3741~3757億$
★出所
IRプレスリリース
・予想値はstreet insiderを参照しました。

企業概要

PLTR(パランティア)はPYPL(ペイパル)創業者の一人であるピーター・ティールが設立したビッグデータ分析プラットフォームを提供するアメリカのソフトウェア企業です。

PLTRは単にデジタルデータを集めるだけでなく、紙の文書やリアル店舗等のアナログ情報まで含めて、統合的なデータ分析を行います。

普通、データ分析を行う企業は、AIでビッグデータを解析することが多いのですが、高度なインテリジェンスが問われる業種では、それだけでは間に合いません。

パランティアは、元来、米軍や国防総省、FBIやCIAといった防衛・諜報の業務を受託し、デジタル情報とリアル情報を統合して未知の脅威に対処してきました。

(例えば、テロ犯の所在地を、ビッグデータの分析と、伝聞情報や証拠の分析から突き止めたりする)

現在は、政府機関だけでなく、金融機関、ヘルスケア機関など、幅広い分野の顧客に対し、ニーズに合わせてカスタマイズ可能なデータ分析のプラットフォームを提供しています。

その事業分野は以下の3つに分かれています。

★Gotham: 政府機関、特に国防・情報機関向けに、テロ対策、犯罪捜査、情報分析などのミッションクリティカルな業務を支援するプラットフォームです。
★Foundry: 金融機関、ヘルスケア機関、一般企業向けに、データ統合、分析、可視化、意思決定支援などの機能を提供するプラットフォームです。
★Apollo: Foundryをクラウド環境で提供し、顧客のインフラストラクチャ管理を効率化するプラットフォームです。

これらのプラットフォームは、顧客のニーズに合わせて柔軟にカスタマイズでき、オンプレミス、クラウド、ハイブリッド環境などで利用できます。

近年はAI(人工知能)や機械学習などの最新技術を導入し、プラットフォームの競争力を高めています。

【出典】

Posted by 南 一矢