VIG・SDYの利回りを比較(連続増配ETFの株価・配当)

高配当ETF

【徹底比較】VIG vs SDY “連続増配"ETFのおすすめはどっち?戦略の違いを解説

【最新更新】 2026-01-30時点で確認できた最新公表値(主にSDY)に基づき更新しました(数値は日々変動。必ず公式サイト等で再確認してください)。

連続増配銘柄に投資するETF(VIGとSDY)のデータを比較し、情報を整理してみます。

このページでは積立や資産運用の参考となるように、ETF(投資信託)の概要(連動するインデックス等)や配当利回り、ポートフォリオ等の詳細を紹介します。

【徹底比較】VIG vs SDY “連続増配"ETFのおすすめはどっち?戦略の違いを解説

安定した業績を持ち、株主への還元を継続的に増やす「連続増配株」。こうした優良企業にまとめて投資できるのが「連続増配ETF」です。中でも、VIGSDYは代表的なETFとしてよく比較されます。

ただし、この2つは「連続増配」という共通点を持ちながら、その銘柄選定の「基準」が異なります。VIGは「将来の増配能力(増配を続けられる体力)」を重視しやすい一方、SDYは「長い増配実績」かつ「相対的に高い利回り」を重視しやすい設計です。[4][5]

【VIG vs SDY】投資戦略 比較一覧表

まずは、2つのETFの「銘柄選定基準」の違いが一目でわかる比較表をご覧ください。「投資戦略」「経費率」は特に重要な比較ポイントです。

比較項目 VIG(バンガード) SDY(SPDR)
投資戦略 【成長バランス型】 【実績・高利回り型】
選定キーワード 10年以上の増配実績
将来の増配能力[4]
20年以上の増配実績
現時点での高利回り[5]
配当利回り(目安) 約1.66%(2025年8月時点・前回更新値)[2] 2.48%(Distribution Yield、2026-01-29時点)[3]
経費率(年率) 0.05%(前回更新値)[2] 0.35%(Gross Expense Ratio、2026-01-29時点)[3]
純資産総額 約$109B(前回更新値)[2] $20,902.75M(2026-01-29時点)[3]
主な構成セクター 情報技術, ヘルスケア, 金融(前回更新時の傾向)[2] 資本財(Industrials)20.30%, 生活必需品 17.36%, 公益事業 13.88%(2026-01-29時点)[3]

※VIGの数値は、一次情報で最新の数値を同一基準で取得できなかったため、前回更新時点の参考値を残しています。最新値は注のリンク先でご確認ください。


各ETFの「銘柄選定基準」と特徴

人気の2銘柄は、それぞれ異なる基準で銘柄を選んでいます。

【VIG】バンガード米国増配株式ETF(成長バランス型)

  • 銘柄選定の基準: S&P U.S. Dividend Growers Index(配当成長株指数)に連動し、一定期間以上の連続増配などを基準に銘柄を選定します。[4]
  • ポートフォリオの特徴: 「将来の増配余力」を意識した設計のため、配当(インカム)だけでなく、株価の値上がり益(キャピタル)もバランス良く狙える構成になりやすいのが特徴です。[1]
  • 構成銘柄数: 約300社に分散投資(目安)。[1]
  • コスト: 低コスト設計で、長期投資ほど差が効きやすい点が魅力です。[1]

【SDY】SPDR S&P 米国高配当株式ETF(実績・高利回り型)

  • 銘柄選定の基準: S&P High Yield Dividend Aristocrats Indexに連動し、「長期(20年以上)の連続増配」等を満たす企業群から、利回り特性も意識した構成になります。[5]
  • ポートフォリオの特徴: 成熟した企業が中心になりやすく、セクターは資本財・生活必需品・公益事業などの比率が相対的に高い構成です(例:資本財20.30%、生活必需品17.36%、公益事業13.88%、2026-01-29時点)。[3]
  • 構成銘柄数: 149銘柄(2026-01-29時点)。[3]
  • コスト: 経費率は0.35%(2026-01-29時点)。[3]

結論:どちらの「増配」戦略を選ぶべきか?

あなたの投資目的によって、最適な選択は異なります。

株価成長と配当の両方をバランス良く狙いたいなら → VIG

「配当は欲しいけれど、株価の値上がりも逃したくない」という方に向きます。特に、長期的なトータルリターンを重視する資産形成期の投資家にとって、中核的な資産(コア)となり得るETFです。低コストの積み上げ効果も長期投資では無視できません。[1]

安定した高い分配金と、守りの固い投資をしたいなら → SDY

「株価の大きな変動は避けつつ、実績のある企業から安定したインカムを得たい」という方に向きます。利回り(Distribution Yield)は2.48%(2026-01-29時点)で、インカム比重を高めたい局面で比較されやすいETFです。[3]

投資の際の注意点

  • トータルリターンで判断する: 配当利回りだけでなく、株価の変動を含めた総収益でETFの成績を評価しましょう。
  • 増配は保証ではない: 過去に増配を続けてきた企業でも、経済状況の変化によっては将来「減配」するリスクは常にあります。
  • 金利上昇の影響: 一般的に、金利が上昇する局面では、相対的に債券の魅力が増すため、高配当株は売られやすくなる傾向があります。

免責事項

本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。

【注】(出典リンク)

  1. VIG公式(概要・商品情報)→ Vanguard VIG 公式SEC EDGAR(検索)(確認日:2026-01-30)
  2. VIG参考データ(利回り・経費率・純資産の確認用)→ ETF.com(VIG)CompaniesMarketCap(VIG)(確認日:2026-01-30)
  3. SDY公式(費用・利回り・純資産・構成/セクター等)→ SSGA(SDY)公式Factsheet(PDF)(確認日:2026-01-30)
  4. VIG連動指数(定義・選定基準)→ S&P U.S. Dividend Growers Index(S&P DJI)Methodology(PDF)(確認日:2026-01-30)
  5. SDY連動指数(定義・選定基準)→ S&P High Yield Dividend Aristocrats Index(S&P DJI)Methodology(PDF)(確認日:2026-01-30)

株価:過去~現在

※チャート左目盛り:株価推移
※チャート右目盛り:緑線は米国10年国債利回り
※主要指標の単位 B:10億ドル、M:100万ドル。株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、総資産、配当利回り、経費率、権利落ち日などの情報を整理。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。




配当(分配金)と利回り

年間累計の分配金(ドル)を株価で割った利回りの推移を見てみます。
(*ここでは特別配当(分配金)を含めて計算しているので、通常の定期的な配当だけで計算した時よりも利回りが高く計上されています)

VIGの利回り

配当 株価
平均利回り 年累計 年伸び率 平均株価 年伸び率
2024 1.81% 3.38 5.3% 186.6 18%
2023 2.03% 3.21 -13.7% 158.2 3.5%
2022 2.43% 3.72 41.4% 152.8 -1.5%
2021 1.7% 2.63 42.2% 155.1 25.4%
2020 1.5% 1.85 -31% 123.7 8.3%
2019 2.35% 2.68 5.1% 114.2 9.5%
2018 2.44% 2.55 34.2% 104.3 12.2%
2017 2.04% 1.9 5% 93 13.6%
2016 2.21% 1.81 0.6% 81.9 3.1%
2015 2.27% 1.8 15.4% 79.4 3.4%
2014 2.03% 1.56 14.7% 76.8 12.6%
2013 1.99% 1.36 -2.2% 68.2 17.8%
2012 2.4% 1.39 19.8% 57.9 7.6%
2011 2.16% 1.16 12.6% 53.8 11.4%
2010 2.13% 1.03 6.2% 48.3 18.1%
2009 2.37% 0.97 -4% 40.9 -16.9%
2008 2.05% 1.01 49.2

SDYの利回り

配当 株価
平均利回り 年累計 年伸び率 平均株価 年伸び率
2024 2.55% 3.38 2.4% 132.4 8.7%
2023 2.71% 3.3 -16.5% 121.8 -2.1%
2022 3.18% 3.95 55.5% 124.4 3.1%
2021 2.1% 2.54 -33% 120.7 26.4%
2020 3.97% 3.79 15.2% 95.5 -5%
2019 3.27% 3.29 8.2% 100.5 6.7%
2018 3.23% 3.04 -30.9% 94.2 4.9%
2017 4.9% 4.4 57.1% 89.8 10.6%
2016 3.45% 2.8 -38.3% 81.2 5.3%
2015 5.89% 4.54 22% 77.1 2.4%
2014 4.94% 3.72 31% 75.3 11.1%
2013 4.19% 2.84 50.3% 67.8 20%
2012 3.35% 1.89 10.5% 56.5 7.2%
2011 3.24% 1.71 -0.6% 52.7 8%
2010 3.52% 1.72 0% 48.8 22%
2009 4.3% 1.72 -21.5% 40 -17.2%
2008 4.53% 2.19 48.3

ポートフォリオ

次に、このETF(投資信託)の資産総額を占める金融商品(株式など)の構成比率を見てみます。
投資する企業の規模別比率、組入れ上位10銘柄はチャールズシュワブのサイト内のページを参照。

Posted by 南 一矢