SHW（ｼｬｰｳｨﾝｳｨﾘｱﾑｽﾞ）今後の見通し
シャーウィンウィリアムズ (The Sherwin-Williams Company) の株価チャートの推移と主な指標（目標株価やPERなど）を確認します。
金利と株価：過去～現在
※チャート左目盛り：青線は株価推移、赤線は200日移動平均線
※チャート右目盛り：緑線は10年国債利回り
※株価の成長率や前日比（前日始値～前日終値）、52週高値／安値のほか、PER（株価収益率）、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。
直近決算
10月28日（米国時間）にSHWは決算を発表しました。
★業績
《四半期》
・EPS：予想3.45$→結果3.59$
・売上高：予想62億$→結果63.6億$（前年同期比3%)
★ガイダンス
《通年》
・EPS：予想11.29$→結果11.25～11.45$
★出所
・IRプレスリリース
・予想値はstreet insiderを参照しました。
企業概要
シャーウィン・ウィリアムズ（The Sherwin-Williams Company, NYSE: SHW）は、建築・工業向けの塗料、ステイン、各種コーティング剤と関連製品を研究開発・製造・販売する世界大手です。本社は米国オハイオ州クリーブランドにあります。[1]
同社は自社運営の販売網と卸・小売を組み合わせ、北米を中心に欧州、アジア、南米、中東など120超の国・地域で事業を展開。2024年期末時点で自社運営の塗料店舗は4,773店、米州と欧州での販売拠点（自社店・卸・小売などの合計）は約12,000拠点に及びます。[2]
事業セグメントは以下の3区分です（社内の正式名称に準拠）。[3]
★Paint Stores Group（PSG）：北米・中南米などの自社店舗網を通じ、住宅・プロ施工向けに塗料、ステイン、消耗品を販売。[3]
★Consumer Brands Group（CBG）：ホームセンターなど小売・卸経由で各種ブランド（Valspar等）を販売。中南米では334店の地域店舗網も展開。[3]
★Performance Coatings Group（PCG）：自動車補修、工業木工、コイル・包装、保護・海洋など産業用途向けの高機能コーティングやモノマー等を提供。[3]
製品は、住宅用から業務・産業用、特殊用途まで多岐にわたり、現地ニーズに合わせた配合・色設計・アプリケーション提案で付加価値を提供しています。2024年通期の連結売上高は約230億ドル（$23.1bn）で、PSGは価格・ミックス改善により堅調、PCGは産業分野の新規開拓と製品投入で拡大しました（為替の逆風なども影響）。[4]
直近の業績では、2025年Q2の売上高は約62億～63億ドルレンジで推移し、通期見通しも更新されています（インフレ環境や住宅・製造業の動向、原材料市況の影響を織り込み）。[5]
拠点戦略では、クリーブランド都心の新本社タワーと近郊ブレックスビルの新R&Dセンターを中核とする「Building Our Future」計画を推進。新本社は2024年に外装が概成し、段階的な入居は2025年後半～2026年初にかけて完了見込みです。[6][7]
ミニ解説
- セグメントの正式名称：社外資料では「Americas（米州）」等の表現が見られる一方、同社の報告セグメントはPSG／CBG／PCGの3区分です。[3]
- 店舗数の目安：PSGの自社店舗は約4,800店規模。旧来の「約4,200店」は現在の実勢に合いません。[2]
【注】（出典リンク）
- 会社概要・本社所在地（アニュアルレポート掲載情報） → Annual Report 2024（PDF） ／（確認日：2025-09-25） ↩
- 店舗数・流通拠点（PSG店舗4,773、流通拠点約12,000） → Annual Report 2024（PSG/流通拠点記載） ／ Investor Presentation 2025/3（補足） ／（確認日：2025-09-25） ↩
- 事業セグメント（PSG/CBG/PCG）・CBGの中南米334店 → Annual Report 2024（セグメント章） ／（確認日：2025-09-25） ↩
- 2024年通期の売上・各セグメント概況 → Annual Report 2024 ／（確認日：2025-09-25） ↩
- 2025年Q2業績レンジと通期見通しの更新 → PR Newswire：2025年Q2決算 ／（確認日：2025-09-25） ↩
- 新本社プロジェクトの進捗（上棟・建設情報） → 公式プレス（2023/12/6） ／ Building Our Future（HQ特設） ／（確認日：2025-09-25） ↩
- HQ移転スケジュールの最新報道（段階的入居＝2025年後半～2026年初見込み） → Spectrum News 1（2025/4/1） ／ NEOtrans（2025/1/17）（補助） ／（確認日：2025-09-25） ↩