SMHとSOXXを比較 半導体ETFの株価と配当
半導体企業に投資するETFのデータを比較してみます。
このページでは積立や資産運用の参考となるように、ETFの概要(連動するインデックス等)や利回り、ポートフォリオなどの詳細を整理してみましょう。
SMH vs SOXX 比較一覧 SMHとSOXX、あなたに合うのはどっち?
まずは、2つのETFの最も重要な違いを一覧表で確認しましょう。数字は変動するため、“いつ時点”かもあわせて確認してください。
| 項目 | SMH | SOXX |
|---|---|---|
| 名称 | VanEck Semiconductor ETF。[1] | iShares Semiconductor ETF。[2] |
| 連動指数 | MVIS US Listed Semiconductor 25 Index。[1] | NYSE Semiconductor Index。[2] |
| 組入銘柄数 | 26(2026-05-06時点)。[1] | 30(2026-05-05時点)。[2] |
| 経費率 | 0.35%(2026-05-06時点の公式表示)。[1] | 0.34%(現行目論見書ベースの公式表示、2026-05-06時点)。[2] |
| 純資産総額 (AUM) |
約634.0億ドル(2026-05-06時点)。[1] | 約328.3億ドル(2026-05-06時点)。[2] |
| 分配頻度 | 年1回(2026-05-06時点の表示)。[1] | 四半期(2026-05-06時点の表示)。[2] |
| 分配利回り | Distribution Yield:0.20%(2026-05-06時点)。[1] | 12m Trailing Yield:0.51%(2026-03-31時点)。[2] |
| 30日SEC利回り | 0.17%(2026-05-06時点)。[1] | 0.27%(2026-03-31時点)。[2] |
※経費率や純資産総額、利回り、組入銘柄数は変動します。投資前に必ず公式の最新情報をご確認ください。
AI(人工知能)の進化やデジタルトランスフォーメーション(DX)の流れを背景に、半導体セクターは引き続き市場の注目を集めています。この成長分野に効率的に投資できる「半導体ETF」は、多くの投資家から関心を集めています。
中でも特に比較対象になりやすいのが、【SMH】と【SOXX】という2つのETFです。どちらも半導体関連ETFですが、中身には明確な違いがあります。
次に、それぞれのETFが持つ特徴を詳しく見ていきましょう。
【SMH】VanEck Semiconductor ETF:トップ企業への集中投資型
概要
SMHはMVIS US Listed Semiconductor 25 Indexに連動し、半導体の生産・装置に関わる企業の値動きを追う設計です。指数の性格上、時価総額や流動性の大きい企業の影響を受けやすく、NVIDIAやTSMCなど、業界トップ企業への投資比率が高くなりやすい点が特徴です。[1]
上位組入銘柄の例(2026年5月6日時点の構成比)
NVIDIA 16.32%、TSMC 10.25%、Intel 7.74%、Broadcom 7.47%、AMD 6.76%(2026-05-06時点)。[1]
こんな方におすすめ
- 半導体セクターのトップランナーへの集中度の高い投資をしたい方
- 個別大手の値動きがETF全体に強く反映される構造を理解したうえで、値動きの大きさを許容できる方
【SOXX】iShares Semiconductor ETF:業界全体へのバランス投資型
概要
SOXXはNYSE Semiconductor Indexに連動し、米国上場の半導体関連銘柄へ分散投資する設計です。設計・製造・装置など、半導体バリューチェーンを広くカバーしやすく、SMHに比べてトップ1銘柄への依存度を抑えやすい傾向があります。[2]
なお、指数名が似ているPHLX Semiconductor Sector Index(SOX)とは別物なので、指数の混同には注意しましょう。SOXは半導体の設計・流通・製造・販売に関わる企業群のパフォーマンスを追う指数で、2026年3月31日時点の構成銘柄数は30です。[4]
上位組入銘柄の例(2026年3月31日時点の公式ファクトシート)
NVIDIA 8.40%、Broadcom 8.27%、Micron 6.99%、AMD 6.47%、Applied Materials 5.84% など(2026-03-31時点)。[3]
こんな方におすすめ
- 特定企業への偏りを抑えつつ、業界全体にバランス良く分散投資したい方
- トップ1~2銘柄への依存度をやや抑えたい方
その他、ETFを選ぶ際の注意点
為替リスクに注意
これらのETFはドル建ての商品です。そのため、ETF自体の価格が上昇しても、円高・ドル安が進行すると円換算でのリターンが減少する可能性があります。逆に、円安・ドル高が進むと、為替差益が上乗せされることもあります。この為替リスクは常に意識しておきたい点です。
なぜAUM(純資産総額)が大切か?
ETFを選ぶ際、経費率の低さに目が行きがちですが、純資産総額(AUM)も重要な指標です。AUMが小さいETFには、以下のようなリスクが伴う可能性があります。
- 繰上償還リスク: 資金が集まりにくいETFは、運用会社の判断で上場廃止(繰上償還)されることがあります。長期投資を前提としている場合、意図しないタイミングで売却せざるを得なくなる可能性があります。
- 流動性リスク: 取引量が少ないと、買いたい時に買えず、売りたい時に売れない、あるいは希望の価格で取引できない可能性があります。
注目:2026年5月6日時点では、AUMはSMH(約634.0億ドル)がSOXX(約328.3億ドル)を上回っています。[1][2]
「配当利回り」は低めになりやすい
半導体ETFは成長株の比率が高く、分配金利回りは相対的に低めになりやすい点も特徴です。例えば、SMHのDistribution Yieldは0.20%(2026-05-06時点)、SOXXの12m Trailing Yieldは0.51%(2026-03-31時点)と、いずれも高配当ETFとは性格が異なります。[1][2]
まとめ:あなたに合うのはどっち?
最後に、2つのETFの選び方をシンプルにまとめます。
トップ銘柄の伸びを強く取りに行きたいなら → 【SMH】
上位銘柄への集中度が高く、半導体大手の値動きがリターンに反映されやすい設計です。AUMも大きく、2026-05-06時点では約634.0億ドルです。[1]業界全体に広く乗りたいなら → 【SOXX】
銘柄分散を重視しやすく、SMHほどの集中度はありません。経費率は0.34%、保有銘柄数は30銘柄です(経費率は現行目論見書ベース、保有銘柄数は2026-05-05時点)。[2]
半導体セクターは今後も高い成長期待を集めやすい一方、景気や設備投資サイクルの影響も受けやすい分野です。ご自身の投資方針やリスク許容度に合わせて、最適なETFを選んでみてください。
免責事項:本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。データは本文内に明記した時点の公表情報です。最新情報は各運用会社の公式サイトでご確認ください。
集中度の体感差は、上位銘柄の比率に表れやすいです。たとえば、SMHではNVIDIAが16.32%(2026-05-06時点)ですが、SOXXの公式ファクトシートではNVIDIAが8.40%(2026-03-31時点)です。SMHのほうが、個別大手の影響を受けやすい構造だと読み取れます。[1][3]
【注】(出典リンク)
- SMH公式(連動指数/経費率/純資産総額/保有銘柄数/日次保有銘柄/分配頻度・利回り) → VanEck(SMH)(確認日:2026-05-07) ↩
- SOXX公式(ベンチマーク指数/経費率/純資産総額/保有銘柄数/分配頻度・利回り) → iShares(SOXX)(確認日:2026-05-07) ↩
- SOXX上位組入の代表例(資料時点:2026-03-31) → iShares SOXX ファクトシート(PDF)(確認日:2026-05-07) ↩
- SOX指数概要(指数混同の回避) → Nasdaq(PHLX Semiconductor Sector Index Factsheet PDF)(確認日:2026-05-07) ↩
株価:過去~現在
※チャート左目盛り:株価推移
※チャート右目盛り:緑線は米国10年国債利回り
※主要指標の単位 B:10億ドル、M:100万ドル。株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、総資産、配当利回り、経費率、権利落ち日などの情報を整理。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。
配当(分配金)と利回り
年間累計の分配金(ドル)を株価で割った利回りの推移を見てみます。
(*当サイトは特別配当(分配金)を含めて計算するので、通常の定期的な配当だけで計算した時よりも利回りが高く計上されることがあります)
SMHの利回り
| 年 | 分配金 | 株価 | |||
| 平均利回り | 年累計 | 年伸び率 | 平均株価 | 年伸び率 | |
| 2025 | 0.45% | 1.15 | 7.5% | 254.5 | 7.9% |
| 2024 | 0.45% | 1.07 | 2.9% | 235.8 | 66.1% |
| 2023 | 0.73% | 1.04 | -13.3% | 142.0 | 27.0% |
| 2022 | 1.07% | 1.20 | 51.9% | 111.8 | -12.0% |
| 2021 | 0.62% | 0.79 | 5.3% | 127.1 | 63.8% |
| 2020 | 0.97% | 0.75 | -29.2% | 77.6 | 41.6% |
| 2019 | 1.93% | 1.06 | 29.3% | 54.8 | 15.4% |
| 2018 | 1.73% | 0.82 | 17.1% | 47.5 | 18.5% |
| 2017 | 1.75% | 0.70 | 141.4% | 40.1 | 44.2% |
| 2016 | 1.04% | 0.29 | -49.1% | 27.8 | 14.9% |
| 2015 | 2.36% | 0.57 | 78.1% | 24.2 | 12.6% |
| 2014 | 1.49% | 0.32 | -3.0% | 21.5 | 29.5% |
| 2013 | 1.99% | 0.33 | -5.7% | 16.6 | 20.3% |
| 2012 | 2.54% | 0.35 | 40.0% | 13.8 | -8.0% |
| 2011 | 1.67% | 0.25 | 25.0% | 15.0 | 3.4% |
| 2010 | 1.38% | 0.20 | 33.3% | 14.5 | 29.5% |
| 2009 | 1.34% | 0.15 | -31.8% | 11.2 | -17.0% |
| 2008 | 1.63% | 0.22 | – | 13.5 | – |
SOXXの利回り
| 年 | 分配金 | 株価 | |||
| 平均利回り | 年累計 | 年伸び率 | 平均株価 | 年伸び率 | |
| 2025 | 0.70% | 1.68 | 15.9% | 238.4 | 5.7% |
| 2024 | 0.64% | 1.45 | -3.3% | 225.6 | 45.1% |
| 2023 | 0.96% | 1.50 | 2.7% | 155.5 | 21.2% |
| 2022 | 1.14% | 1.46 | 27.0% | 128.3 | -12.0% |
| 2021 | 0.79% | 1.15 | 12.7% | 145.8 | 62.5% |
| 2020 | 1.14% | 1.02 | -1.0% | 89.7 | 39.3% |
| 2019 | 1.60% | 1.03 | 43.1% | 64.4 | 17.1% |
| 2018 | 1.31% | 0.72 | 41.2% | 55.0 | 20.4% |
| 2017 | 1.12% | 0.51 | 15.9% | 45.7 | 49.3% |
| 2016 | 1.44% | 0.44 | 15.8% | 30.6 | 12.9% |
| 2015 | 1.40% | 0.38 | -20.8% | 27.1 | 10.2% |
| 2014 | 1.95% | 0.48 | 65.5% | 24.6 | 33.0% |
| 2013 | 1.57% | 0.29 | 31.8% | 18.5 | 20.9% |
| 2012 | 1.44% | 0.22 | -21.4% | 15.3 | -1.3% |
| 2011 | 1.81% | 0.28 | 0.0% | 15.5 | 15.7% |
| 2010 | 2.09% | 0.28 | 133.3% | 13.4 | 26.4% |
| 2009 | 1.13% | 0.12 | -7.7% | 10.6 | -13.8% |
| 2008 | 1.06% | 0.13 | – | 12.3 | – |
ポートフォリオの比較
次に、このETF(投資信託)の資産総額を占める金融商品(株式など)の構成比率を見てみます。
投資する企業の規模別比率、組入れ上位10銘柄はチャールズシュワブのサイト内のページを参照。

