WMB(ウィリアムズカンパニーズ)今後の見通し

エネルギー

ウィリアムズカンパニーズ(Williams Companies、Inc.)の今後の見通しを考えるために、まず、金利と株価チャートの推移を参照し、次に、直近の決算を確認します。

目標株価やPERなどの情報も踏まえて主な指標についても掲載します。

金利と株価:過去~現在

※チャート左目盛り:青線は株価推移赤線は200日移動平均線

※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り

※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。

直近決算

WMB(ウィリアムズカンパニー)は2024年11月7日(米国時間)に決算を発表しました。
★業績
《四半期》
・EPS:予想0.42$→結果0.43$
・売上高:予想24.8億$→結果26.5億$(前年同期比+4%)
★出所
IRプレスリリース
・予想値はstreet insiderを参照しました。

企業概要

ウィリアムズカンパニーズ(WMB)は、1908年に創業されたアメリカのエネルギーインフラ企業です。

主に天然ガスの収集、処理、精製、輸送事業を手がけ、米国内のエネルギー供給基盤を支える中核企業として知られています。

同社は約13,700マイル(約22,000キロメートル)のパイプライン網を運営しており、ニューヨーク都市圏、南東部、中部大西洋沿岸、北西部、西海岸など、複数の地域に天然ガスを供給しています。

これにより、発電所、産業施設、家庭などに安定的なエネルギーを提供し、米国の経済活動を支える重要な役割を果たしています。

探鉱(エクスプロレーション)や生産(プロダクション)ではなく、主に「中流」事業、すなわち天然ガスの収集・処理・輸送に特化しています。

WMBは以下の3事業により供給インフラの根幹を支えています。

(1) 天然ガスおよび原油パイプライン事業:米国内の主要な天然ガス資源地域(テキサス、ルイジアナ、オクラホマなど)から、需要地へ天然ガスや原油を輸送するパイプライン網を運営。

(2) エネルギー関連サービス事業:天然ガスの収集、処理、マーケティングを行い、採掘現場から消費者までの供給チェーンをサポート。長期契約に基づく安定収益の源泉となっています。

(3) デジタルおよび運用管理技術:IoT、デジタルデータ解析、AIを用いたリアルタイム監視システムにより、パイプラインの運用効率や安全性を最適化。故障やトラブルの早期検知、予知保全によって、ダウンタイムを最小限に抑えています。

【出典】

Posted by 南 一矢