Consumer Staples

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【VDC】対【XLP】米国必需品セクターETFを比較してみる

最終日が近づく米国市場では利益確定の売りが続く中、必需品セクターは値上がりを見せています。

そこで、米国市場の必需品セクターのETFを比較してみます。

米国が投資先の【VDC】と【XLP】を主に比較し、参考までに米国と日本、先進国に投資する【KXI】も取り上げてみます。

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米国必需品セクターETFの比較

まず【VDC】と【XLP】を比較してみます。

【VDC】バンガード®・米国生活必需品セクターETF

バンガード社のVDCファクトシートによれば、商品の概要は以下の通り。

  • 生活必需品セクターの株式で構成される「MSCI USインベスタブル・マーケット・生活必需品25/50インデックス」と連動
  • 投資先は米国の生活必需品セクターの大型株(77%)、中型株、小型株。
  • 102銘柄で構成されており、食品・飲料・タバコの製造・流通、非耐久家庭用品・パーソナル用品の製造などに関わる銘柄で構成されており、さほど景気循環に敏感ではない業種の企業が多い。

(※『米国会社四季報』(秋冬版)によれば経費率は0.1%。1単位あたりの分配金は0.834~1.037ドル)

PER等を書きたいのですが、バンガード社ファクトシートのデータは9月30日。やや古いので割愛しました。

【XLP】生活必需品セレクト・セクター SPDR® ファンド

スパイダー社のXLP紹介ページ運用報告書によれば、商品の概要は以下の通り。

  • S&P500の生活必需品株で構成される「生活必需品セレクト・セクター指数」に連動。
  • 大型株を中心に34銘柄で構成。食品・生活必需品小売、飲料、食品、タバコ、家庭用品、パーソナル用品に関わる企業が多い。
  • 2017年12月26日のデータは以下の通り。
  • 予想3-5年1株当たり利益(EPS) 成長率:8.72%
  • 株価収益率 (PER) :21.18
  • 株価純資産倍率 (PBR) :4.67
  • 経費率:0.14%

(※『米国会社四季報』(秋冬版)によれば1単位あたりの分配金は0.29~0.436ドル)

VDCは大型株を中心に、中型株や小型株まで網羅していますが、XLPは大型株のみで構成されています。

今回は、これに加えて、参考のためにiシェアーズのグローバル生活必需品ETFも見てみます。

【KXI】iシェアーズ グローバル生活必需品 ETF(※参考:米国五割配分)

ブラックロック社のKXI紹介ページによれば、商品の概要は以下の通り。

  • 米国が5割、日本と欧米先進国が5割程度の投資配分。必需品関連の92銘柄で構成。
  • 連動している指数は「S&P Global 1200 Consumer Staples Sector Index(TM)」
  • 運用の指標は以下の通り。
  • 経費率:0.48%
  • 株価収益率(PER): 23.15(17年12月26日)
  • 株価純資産倍率(PBR):4.09(17年12月26日)
  • 過去12ヶ月分配金利回り:10.07% ( 過去12ヶ月に当該ファンドを保有した場合に得られた年率利回り)

【VDC】【XLP】【KXI】の株価推移を比較

ロイター社HPで見た値動きの推移は以下の通り。

必需品セクターETF

米国に特化した必需品ETFのほうが高値になっており、VDCのほうが微妙に高い伸び率です。

前述の経費率や分配金もVDCのほうがよい数字でした。

【VDC】【XLP】【KXI】のトータルリターンを比較

さらに、それぞれのETFを指標で比較してみましょう。

(以下、%は省略。利回り=直近配当利回り(税込)、TR=トータルリターン。データはブルームバーグHP〔2017/12/28閲覧〕)

VDC XLP KXI
直近配当額 1.036 0.418 1.158
直近利回り 2.83 2.93 2.19
経費率 0.1 0.14 0.47
3カ月TR 6.24 6.27 4.94
1年TR 11.28 12.44 17.2
3年TR 7.37 7.57 7.37
5年TR 13.37 13.21 10.01

VDCとXLPのトータルリターンは同じぐらいで推移しています。

ただ、直近配当はVDCのほうが高めに出ています。

米国必需品セクターETFの業種比率

次に、VDCとXLPの投資先となる業種比率を比べてみます。

出所はどちらも前述のファクトシートです。

【VDC】

  • 家庭用品:19.6%
  • 清涼飲料:19.1%
  • 包装食品・肉:17.1%
  • タバコ:14.7%
  • (大型)スーパーマーケット:8.4%
  • 薬品小売り:8%
  • パーソナル用品:3%
  • 農産物:2.8%
  • 蒸留酒・ワイン:2.5%
  • 食品流通:2.2%

【XLP】

  • 飲料:24.6%
  • 家庭用品:20.92%
  • 食品・生活必需品小売り:20.01%
  • タバコ:16.54%
  • 食品:15.98%
  • パーソナル用品:1.94%

※参考:KXIの国別投資比率

  1. 米国:51.86%
  2. イギリス:12.98%
  3. スイス:7.65%
  4. 日本:6.85%
  5. オランダ:4.36%
  6. フランス:4.31%
  7. ベルギー:3.19%
  8. オーストラリア:2.15%
  9. カナダ:1.46%
  10. ドイツ:1.07%
  11. キャッシュ等:0.28%
  12. その他:3.83

米国必需品セクターETFの構成銘柄

次に、ブルームバーグのサイトでETFの構成銘柄を見てみます(12/28閲覧。以下、略称)。

  • PG:プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)
  • KO:コカ・コーラ
  • PEP:ペプシコ
  • PM:フィリップ・モリス・インターナショナル
  • WMT:ウォルマート・ストアーズ
  • MO:アルトリア・グループ
  • COST:コストコホールセール
  • CVS:CVSヘルス
  • MDLZ:モンデリーズ・インターナショナル
  • WBA:ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス
  • CL:コルゲート・パルモリーブ
  • NESN:ネスレ
  • ATS:ブリティッシュ・アメリカン・タバコ
  • ABI:アンハイザー・ブッシュ・インベブ
  • UNA:ユニリーバ

それぞれのETFの構成比率は以下の通りです。

VDC XLP KXI
P&G 11.04 12.54 6.51
コカ・コーラ 8.83 9.41 4.86
ペプシコ 7.86 9.07 4.67
フィリップモリス 7.56 8.69 4.46
ウォルマート 6.82 7.39 4
アルトリア・グループ 4.53 5.47 3.81
コストコホールセール 4.04 4.43
CVSヘルス 3.86 3.94
モンデリーズ 3.38 3.53
WBA 3.28
CL 3.61
ネスレ  7.27
ATS  4.22
ABI  3.1
ユニリーバ 2.65

ざっくりデータを並べてみたところ、筆者にはVDCがお勧めのように思えました。

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