銀ETF(SLV・SIL)の株価を比較する
銀と銀鉱株に投資する米国上場商品を比較し、情報を整理してみます。
積立や資産運用の参考となるように、ETF・信託商品の概要(連動対象や指数等)や、分配方針、ポートフォリオ等の要点を紹介します。
【銀・銀鉱株ETF】SLVとSILを徹底比較!シルバー投資の魅力と2つの方法
貴金属の中でも、銀(シルバー)はユニークな特性を持つ資産です。金(ゴールド)と同様に「価値の保存」や分散の文脈で語られる一方、電気・電子分野や太陽光関連を含む産業用途も大きい点が特徴です。USGSの2026年版資料では、2025年の米国内用途として電気・電子が25%を占めたとされています。[3]
足元の銀市場:上昇余地と高い変動が共存
SLV(銀現物連動):直近1年のトータルリターン(NAVベース)+112.40%(2026-03-31時点)。また、年初来リターン(NAVベース)は+2.76%(2026-04-09時点)です。[1]
SIL(銀鉱株):直近1年のトータルリターン(NAVベース)+129.76%(2026-03-31時点)です。[2]
※過去の実績は将来の成果を保証するものではありません。価格変動が大きい局面では、想定以上の上下動が起こり得ます。
銀投資の魅力:金融と産業、シルバーが持つ「二つの顔」 |
【重要】銀現物ETF vs 銀鉱株ETF 徹底比較銀への投資は、大きく分けて「現物連動」と「鉱山株(株式)連動」の2アプローチがあります。
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① 銀そのものに投資する「現物型」
【SLV】iShares Silver Trust銀の価格動向を反映することを目指す信託(Trust)で、参照ベンチマークとしてLBMA Silver Priceが示されています。[1] 分配はありません。[1] |
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 参照ベンチマーク | LBMA Silver Price(公式ページ記載、2026-04-10時点)。[1] |
| 費用 | スポンサー費用(Sponsor Fee)0.50%(目論見書ベース表示、2026-04-10時点)。[1] |
| 純資産総額 | $37.13B(2026-04-10時点)。[1] |
| 保有銀量 | 491,624,818.50 ounces(2026-04-10時点)。[1] |
| 分配金 | なし(Distribution Frequency: None、2026-04-10時点)。[1] |
| リターン(参考) | 直近1年 +112.40%(NAVトータルリターン、2026-03-31時点)/年初来 +2.76%(NAVトータルリターン、2026-04-09時点)。[1] |
② 銀鉱山会社に投資する「株式型ETF」
【SIL】Global X Silver Miners ETF世界の銀鉱山関連企業に分散投資するETFです。連動対象として「Solactive Global Silver Miners Total Return Index」が示されています。[2] 分配は年2回の方針です。[2] |
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 連動指数 | Solactive Global Silver Miners Total Return Index(公式ページ記載、2026-04-10時点)。[2] |
| 経費率 | 0.65%(公式ページ記載、2026-04-10時点)。[2] |
| 純資産総額 | $5.54B(2026-04-10時点)。[2] |
| 保有銘柄数 | 38(2026-04-09時点)。[2] |
| 上位構成銘柄 (2026-04-10時点) |
Wheaton Precious Metals 23.43%/Pan American Silver 12.30%/Coeur Mining 7.51%/Fresnillo 5.49%/First Majestic Silver 5.26%/Hecla Mining 4.99%/Industrias Peñoles 4.57%/SSR Mining 4.48%/Korea Zinc 4.43%/Compañía de Minas Buenaventura ADR 4.17%。[2] |
| セクター内訳 | Materials 99.2%/Energy 0.9%(2026-03-31時点)。[2] |
| 分配 | 年2回(Distribution Frequency: Semi-Annually、2026-04-10時点)。[2] |
| リターン(参考) | 直近1年 +129.76%(NAVトータルリターン、2026-03-31時点)。[2] |
※純資産総額・構成比率・分配・利回り等は変動します。最新値は各運用会社の公式ページでご確認ください。[1][2]
なぜSILは値動きが大きくなり得るのか
銀鉱山会社は、銀価格が上昇すると売上が増える一方で、採掘・精錬・人件費などのコスト構造次第では利益の増減が「銀価格以上」に振れやすいことがあります。結果として、銀価格の変動に加えて企業要因が上乗せされ、価格変動が増幅しやすい点が特徴です。
ただし注意:銀価格が下落する局面では、同じ理屈で下落幅が大きくなる可能性があります。操業停止、資金繰り、政治・規制変更なども無視できません。
まとめ:あなたの戦略に合うのはどちら?
直近1年の実績比較(参考)
| ETF | 直近1年リターン | 投資スタイル |
|---|---|---|
| SLV | +112.40%(NAV、2026-03-31時点)[1] | 現物連動 |
| SIL | +129.76%(NAV、2026-03-31時点)[2] | 鉱山株(株式)連動 |
※過去の実績は将来の結果を保証するものではありません。高ボラティリティ局面では、短期の値動きが極端になり得ます。
銀は「金融」と「産業」の要因が同時に作用し得る資産です。2つの商品の特性(現物連動か、鉱山株か)を整理し、リスク許容度と目的に沿って使い分けることが重要です。
免責事項
本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。記載データは各社公表値に基づきますが、変動する可能性があります。銀投資には価格変動リスクが伴いますので、投資前に十分な調査を行ってください。
【注】(出典リンク)
- SLV公式(費用・純資産・ベンチマーク・保有銀量・分配・リターン) → iShares Silver Trust(SLV)公式ページ → SLV Fact Sheet(PDF) 確認日:2026-04-12 ↩
- SIL公式(経費率・純資産・指数・上位構成・セクター・分配・リターン) → Global X Silver Miners ETF(SIL)公式ページ → SIL Fact Sheet(PDF) 確認日:2026-04-12 ↩
- 銀の需要構造(用途・消費・需給の基礎データ) → USGS Mineral Commodity Summaries 2026: Silver(PDF) → USGS Silver Statistics and Information 確認日:2026-04-12 ↩
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株価:過去~現在
※チャート左目盛り:株価推移
※チャート右目盛り:緑線は米国10年国債利回り
※主要指標の単位 B:10億ドル、M:100万ドル。株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、総資産、配当利回り、経費率、権利落ち日などの情報を整理。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。
ポートフォリオ
次に、このETF(投資信託)の資産総額を占める金融商品(株式など)の構成比率を見てみます。
投資する企業の規模別比率、組入れ上位10銘柄ははチャールズシュワブのサイト内のページを参照。

