サイバーセキュリティ企業に投資するETFのデータを比較してみます。
このページでは積立や資産運用の参考となるように、ETF(上場投資信託)の概要(連動するインデックス等)やポートフォリオ、規模、コストの情報を整理します。
主要サイバーセキュリティETF 比較一覧:BUG・HACK・CIBR、あなたに合うのはどれ?
まずは、3つのETFの重要な違いを一覧表で素早く確認しましょう。
| ティッカー | 名称 | 連動指数 | 組入銘柄数 | 経費率 | 純資産総額(AUM) |
|---|---|---|---|---|---|
| BUG | Global X Cybersecurity ETF | Indxx Cybersecurity Index[1] | 29銘柄(2026-04-09時点)[1] | 0.50%(2026-04-10時点表示)[1] | 約7.70億ドル(2026-04-10時点)[1] |
| HACK | Amplify Cybersecurity ETF | Nasdaq ISE Cyber Security™ Select Index(HXRXL)[2] | 22銘柄(2026-03-31時点)[2] | 0.60%(2026-03-31時点)[2] | 約19.75億ドル(Amplify掲載値、2026-04-12確認)[2] |
| CIBR | First Trust Nasdaq Cybersecurity ETF | Nasdaq CTA Cybersecurity Index(NQCYBR)[3] | 42銘柄(2026-04-10時点)[3] | 0.58%(2026-02-02時点開示)[3] | 約91.99億ドル(2026-04-10時点)[3] |
※経費率や純資産総額、銘柄数は変動します。表内は「いつ時点」の明記を優先し、最新の公表値・掲載値で更新しています。
ミニ解説:AUMや組入銘柄数は「運用会社の公表値」と「指数側の構成数」でズレることがあります。今回の3本では、CIBRとBUGは公式ページでETF側の数値を確認しやすい一方、HACKは公式ページの動的表示が安定しないため、Amplifyのファクトシートと公式一覧掲載値を優先して整理しました。[2][3]
各ETFの詳細解説
デジタルトランスフォーメーションが加速する中、サイバー攻撃の脅威は増しています。社会の「デジタルな安全」を守る市場として、サイバーセキュリティ分野への長期投資には一定の合理性があります。
それぞれのETFが持つ個性と特徴を見ていきましょう。
【CIBR】First Trust Nasdaq Cybersecurity ETF
概要
純資産総額(AUM)で群を抜く代表格です。Nasdaq CTA Cybersecurity Index(NQCYBR)に連動し、サイバーセキュリティ関連企業で構成されます。Nasdaqの指数概要では、民間・公共ネットワークや端末を守るセキュリティ関連企業を対象にする指数と説明されています。[3]
特徴
規模と流動性が大きな魅力です。組入銘柄数は42銘柄(2026-04-10時点)、AUMは約91.99億ドル(2026-04-10時点)。経費率は0.58%(2026-02-02時点開示)で、3本の中では最も規模が大きく、主要どころを広く押さえたバランス型と言いやすいETFです。[3]
上位組入銘柄の例
Broadcom 9.47%、Palo Alto Networks 8.52%、Cisco Systems 8.43%、CrowdStrike 8.30%、Fortinet 7.20% など(2026-04-10時点)。[3]
【HACK】Amplify Cybersecurity ETF
概要
2014年設定の草分け的存在です。現在はAmplifyが運用し、連動指数はNasdaq ISE Cyber Security™ Select Index(HXRXL)です。なお、2024年1月29日に前身のETFMG Prime Cyber Security ETFからAmplify ETF Trustへ再編され、それに合わせて追随指数もPrime Cyber Defense Indexから現在のHXRXLへ変更されました。[2]
特徴
保有数は22銘柄(2026-03-31時点)、経費率は0.60%(2026-03-31時点)。AUMは約19.75億ドル(Amplify掲載値、2026-04-12確認)です。CIBRより絞り込んだ構成で、やや厳選型の性格が強いETFといえます。[2]
上位組入銘柄の例
Broadcom 6.67%、Cisco Systems 5.94%、Palo Alto Networks 5.80%、Cloudflare 5.62%、CrowdStrike 5.51% など(2026-03-31時点)。[2]
【BUG】Global X Cybersecurity ETF
概要
サイバーセキュリティ領域にフォーカスしたテーマ型ETFです。連動指数はIndxx Cybersecurity Indexで、Global X公式ではサイバー攻撃の防止や侵入対策、ネットワーク保護に関わる企業群への投資を目指すETFと説明されています。[1]
特徴
組入は29銘柄(2026-04-09時点)、AUMは約7.70億ドル(2026-04-10時点)、経費率は0.50%(2026-04-10時点表示)です。セクター内訳は2026-03-31時点で情報技術99.3%と、かなりサイバーセキュリティ寄りの設計になっています。[1]
上位組入銘柄の例
Palo Alto Networks 12.04%、Fortinet 8.08%、Akamai Technologies 7.96%、CrowdStrike 6.04%、Check Point Software 5.84% など(2026-04-10時点)。[1]
あなたに合うETFはどれ?選び方のポイント
規模と流動性を最重視する「王道」派なら → 【CIBR】
3本の中でAUMが最も大きく、銘柄数も42と比較的広い設計です。まず中心候補を選ぶなら、有力な選択肢になりやすいETFです。[3]
厳選型で草分け的な商品を重視する「設計」派なら → 【HACK】
22銘柄と比較的コンパクトで、2014年から続くサイバーETFの代表格です。2024年の再編以降は指数の枠組みも変わっているため、過去実績を見る際はその点も意識したいところです。[2]
テーマ性の明確さを重視する「純度」派なら → 【BUG】
情報技術セクター比率が非常に高く、サイバーセキュリティに寄せたテーマ性を取りにいきやすいETFです。[1]
日本の投資家が知っておくべき注意点
1. どうやって買うの?
今回のETFはいずれも米国市場上場です。購入には、米国株・米国ETFに対応した外国株取引口座が必要です。証券会社によって取扱銘柄やNISA対応の可否は変わるため、発注前に確認しておきたいところです。
2. 為替リスクに注意
米ドル建て商品のため、株価変動に加えて円/ドルの為替も損益に影響します。ETFの内容が良くても、円高局面では円建て評価額が伸びにくいことがあります。
免責事項:本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
【注】(出典リンク)
- BUG 基本情報(指数・AUM・組入数・経費率・上位組入・セクター比率) → Global X BUG公式 → Indxx Cybersecurity Index(指数概要) → 指数方法論サマリー 確認日:2026-04-12 ↩
- HACK 基本情報(指数・AUM・組入数・経費率・上位組入・2024年再編) → Amplify HACK公式 → HACK Fact Sheet(2026-03-31時点) → Amplify Our ETFs(AUM掲載) → Amplify HACK Prospectus 確認日:2026-04-12 ↩
- CIBR 基本情報(指数・AUM・組入数・経費率・上位組入) → First Trust CIBR公式 → Nasdaq NQCYBR index overview 確認日:2026-04-12 ↩

