AIQ/BOTZ:AI&ロボティクスETFの株価と配当

AI(人工知能),テーマ別ETF

【徹底比較】AI&ロボティクス関連ETF「AIQ」と「BOTZ」の違いとは?(最新データ更新)

人工知能(AI)とロボティクスに関わる企業に投資するETFのデータを比較し、情報を整理してみます。

このページでは積立や資産運用の参考となるように、ETF(投資信託)の概要(連動するインデックス等)や株価チャート、配当利回り、ポートフォリオ等の詳細を紹介してみましょう。

【徹底比較】AI&ロボティクス関連ETF「AIQ」と「BOTZ」の違いとは?

人工知能(AI)やロボティクスは、現代のテクノロジーを牽引する重要なテーマです。これらの分野に手軽に分散投資できるETFとして、グローバルX社の「AIQ」と「BOTZ」が注目されています。両者は似ているようで、投資対象のニュアンスが異なります。この記事では、それぞれのETFの概要と特徴を詳しく解説し、どちらがご自身の投資戦略に適しているか判断するための情報を提供します。

【最新データ反映】AI投資環境の見取り図(2025年12月末時点)

AI関連は「半導体・データセンター(計算資源)」「クラウド/ソフトウェア(提供レイヤー)」「AI活用(アプリ・サービス)」の複数レイヤーで成長が重なりやすいのが特徴です。市場規模の見通しや普及の進み方は資料によって幅がありますが、少なくともテーマとしての成長期待は継続しており、ETF選びでは「どのレイヤーに寄っているか」を押さえるのが実務的です。[1]

【AIQ】グローバルX 人工知能&テクノロジーETF

AIQは、AI技術の開発そのものから、AIを活用したサービス、ビッグデータ解析など、AIとデータ技術のバリューチェーン全体に幅広く投資するETFです。

正式名称: グローバルX 人工知能&テクノロジーETF(Global X Artificial Intelligence & Technology ETF)

連動指数: Indxx Artificial Intelligence & Big Data Index[3]

投資対象: AIの開発、AIaaS(AI-as-a-Service)、ビッグデータ、AIを支えるハードウェアなど、AI関連企業に分散投資します。

基本情報(2025年12月末時点)

経費率:0.68%(総経費率)です。[1]

純資産総額:73.6億ドルです(AUM、2025年12月末時点)。[1]

分配:年2回(Semi-Annual)です。[1]

上位構成銘柄(例/2025年12月末時点):[1]
・Samsung Electronics(4.58%)
・Alphabet(4.36%)
・Tesla(3.58%)
・Advanced Micro Devices(3.58%)
・Apple(3.37%)
・Taiwan Semiconductor Manufacturing(3.35%)
・Broadcom(3.23%)
・Alibaba Group Holding(3.17%)
・SK Hynix(3.14%)
・Micron Technology(3.05%)

セクター別比率(2025年12月末時点):情報技術(72.25%)、一般消費財(10.68%)、通信サービス(9.58%)、資本財(6.02%)などが中心です。[1]

パフォーマンス(2025年12月末時点)

YTD(年初来):+32.04%です。[1]
1年間:+32.04%です。[1]
配当利回り(Distribution Yield):0.06%です。[1]

AIQは、上位銘柄が概ね3~4%台で並ぶため、テーマ型としては分散が効きやすい設計です。特定企業の比率を抑えつつ、AIの複数レイヤー(半導体~プラットフォーム~利用企業)をまとめて取りにいく用途と相性が良いでしょう。


【BOTZ】グローバルX ロボティクス&人工知能ETF

BOTZは、その名の通り、ロボット技術とAIの応用に焦点を当てたETFです。特に、産業用ロボットやオートメーション、医療用ロボットなど、物理的な「モノ」としてのロボットや、それを動かすAI技術への投資比率が高くなります。市場予測としては、世界のロボティクス市場が2024年の940億ドルから2034年に3,730億ドルへ拡大する見通しが示されています。[2]

正式名称: グローバルX ロボティクス&人工知能ETF(Global X Robotics & Artificial Intelligence ETF)

連動指数: Indxx Global Robotics & Artificial Intelligence Thematic Index[4]

投資対象: 産業用・非産業用ロボット、自動化、自律走行車、AIの開発・応用に関わる企業に投資します。

基本情報(2025年12月末時点)

経費率:0.68%(総経費率)です。[2]

純資産総額:31.6億ドルです(AUM、2025年12月末時点)。[2]

分配:年2回(Semi-Annual)です。[2]

上位構成銘柄(例/2025年12月末時点):[2]
・NVIDIA(10.08%)
・ABB(9.28%)
・Fanuc(7.96%)
・Keyence(7.65%)
・Intuitive Surgical(6.48%)
・Daifuku(4.55%)
・Dynatrace(3.81%)
・Pegasystems(3.56%)
・SMC(3.55%)
・Cognex(2.98%)

国/地域別比率(2025年12月末時点):日本(34.4%)、米国(22.3%)、スイス(9.3%)などが中心です。[2]

セクター別比率(2025年12月末時点):情報技術(43.0%)、資本財(40.1%)、ヘルスケア(10.3%)の比率が高いのが特徴です。[2]

パフォーマンス(2025年12月末時点)

YTD(年初来):+1.66%です。[2]
1年間:+1.66%です。[2]
配当利回り(Distribution Yield):0.56%です。[2]
※テーマの中でも「ロボティクス(産業・機械)」寄りのため、AIQ(プラットフォーム・データ寄り)と景況感の受け方がズレる局面があります。

【注目ポイント】上位銘柄の集中度が高い(2025年12月末時点)

BOTZは上位銘柄への比重が大きく、上位10銘柄合計が約59.9%です。[2]テーマの純度が高い一方で、個別銘柄の影響を受けやすい設計でもあります。

AIQとBOTZの比較まとめ

どちらのETFもAIとテクノロジーの未来に投資する魅力的な商品ですが、その焦点には明確な違いがあります。

項目 AIQ BOTZ
主な投資テーマ AI開発、ビッグデータ、クラウドなどソフトウェアやデータ中心 産業用ロボット、自動化、医療ロボットなどハードウェアや応用技術中心
純資産総額(AUM) 約73.6億ドル(2025年12月末)[1] 約31.6億ドル(2025年12月末)[2]
トップ銘柄の集中度 相対的に分散(上位が3~4%台中心)[1] 集中型(上位10銘柄で約59.9%)[2]
セクター 情報技術が中心(72.25%)[1] 情報技術(43.0%)、資本財(40.1%)、ヘルスケア(10.3%)[2]
地域特性 米国に加え、アジア(韓国・台湾・中国など)比率も目立つ[1] 日本比率が高め(日本34.4%)[2]
2025年パフォーマンス(YTD) +32.04%(2025年12月末)[1] +1.66%(2025年12月末)[2]
投資イメージ AIの「頭脳」に幅広く投資 AIが動かす「身体」に重点的に投資

投資の際の注意点

集中投資のリスク: いずれのETFもテクノロジーという特定テーマへの投資比率が高く、市場全体とは異なる値動きをしやすい点に注意が必要です。

コスト: 経費率はいずれも0.68%で、広範な株式指数ETF(0.03~0.20%程度)と比べると高めです。[1][2]

為替リスク: 米国籍ETFのため、日本から投資する場合は為替レートの変動リスクが伴います。

パフォーマンス格差: 同じ「AI」テーマでも、AIQ(プラットフォーム・データ寄り)とBOTZ(ロボティクス・資本財寄り)では、相場局面や景況感の影響の受け方が異なります。短期の優劣だけでなく、自分が取りたい成長レイヤーに合っているかで判断すると納得感が出やすいでしょう。

まとめ

AIのソフトウェアやプラットフォーム、データ技術といった「AIの頭脳」の成長に期待するならAIQが、工場の自動化や手術支援ロボットといった「AIが動かす身体」の進化に期待するならBOTZが、より適した選択肢と言えるでしょう。

2025年12月末時点の実績では、AIQがBOTZを上回るパフォーマンスを示しています。[1][2]ただし、テーマの中心(ソフトウェア/データ寄りか、ロボティクス/産業寄りか)で相場感度が変わるため、ご自身の投資目標やリスク許容度に合わせてポートフォリオへの組み込みを検討してみてください。

ミニ解説:テーマETFは「何に連動しているか(指数)」「上位銘柄の集中度」「セクター・国の偏り」をセットで確認すると、似た商品に見えても“実際の値動きの癖”が読みやすくなります。

【注】(出典リンク)

  1. AIQ公式データ(経費率・AUM・構成・実績・市場背景)→ Global X「AIQ」Fact Sheet(As of 2025-12-31)(確認日:2026-01-30)
  2. BOTZ公式データ(経費率・AUM・構成・実績・市場予測)→ Global X「BOTZ」Fact Sheet(As of 2025-12-31)(確認日:2026-01-30)
  3. AIQ連動指数の定義・選定ルール→ Indxx「Artificial Intelligence & Big Data Index」Index Methodology Summary(確認日:2026-01-30)
  4. BOTZ連動指数の定義・選定ルール→ Indxx「Global Robotics & Artificial Intelligence Thematic Index」Index Methodology Summary(確認日:2026-01-30)

株価:過去~現在

※チャート左目盛り:株価推移
※チャート右目盛り:緑線は米国10年国債利回り
※主要指標の単位 B:10億ドル、M:100万ドル。株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、総資産、配当利回り、経費率、権利落ち日などの情報を整理。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。




配当金(分配金)と利回り

年間配当を1年の平均株価で割った平均利回りの推移です。

AIQ BOTZ
2024 0.16%
2023 0.38%
2022 0.27%
2021 0.38%
2020 0.5%
2019 0.58%
2018 0.01%
2017 1.71%
2016 2.04%
2015 2.36%


ポートフォリオ

次に、このETF(投資信託)の資産総額を占める金融商品(株式など)の構成比率を見てみます。
投資する企業の規模別比率、セクター別比率はチャールズシュワブのサイト内のページを参照。

Posted by 南 一矢