IBM(アイビーエム)今後の見通し

AI(人工知能),ダウ30銘柄,情報技術

アイビーエム(International Business Machines Corporation)の今後の見通しを考えるために、まず、金利と株価チャートの推移を参照し、次に、直近の決算を確認します。

目標株価やPERなどの情報も踏まえて主な指標についても掲載します。

金利と株価:過去~現在

※チャート左目盛り:青線は株価推移赤線は200日移動平均線

※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り

※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。

直近決算

IBMは1月29日に決算を発表しました。
★業績
《四半期》
・EPS:予想3.8$→結果3.92$
・売上高:予想176.2億$→結果175.5億$(前年同期比+1%)
★ガイダンス
《四半期》
・EPS:予想$→結果~$
・売上高:予想億$→結果~億$
★出典:IRページ
https://www.ibm.com/downloads/documents/us-en/11ed3283ae56ec71
★予想値は以下のページを参照しました。
https://www.streetinsider.com/ec_earnings.php?q=IBM

企業概要

アイビーエム(International Business Machines Corporation)は有名すぎるITサービス大手です。メインフレームやPCを開発した業界草創期からの「巨人企業」で、システム構築やアウトソーシング、戦略コンサルティングなどを中心に活動しています。

80年代、IBMが大型コンピュータで圧倒的なシェアを誇っていた頃、マイクロソフトが現れ、90年代にPCのソフトで市場を先導するようになりました。その結果、内部組織の硬直化もあって業績不振に陥り、事業再編が行われます。

2004年にレノボヘPC事業を売却。昔はハードウエアの製造が主力でしたが、現在はサービス・ソフト事業を中核に据え、仮想化・クラウド化などにも注力しています。

近年には、AIやクラウド、アナリティクス、モバイル、ソーシャル、セキュリティといった戦略分野の開拓を目指し、企業買収も活発です。

2016年にビデオストリーミングサービスのユーストリーム (UStream) を買収を発表。この時、クラウドビデオ部門の新設を公表しました。

また、ソフト力の強化のため、19年7月にレッドハットを買収。クラウド分野の開拓を狙っています。

規模の大きさを活かして、量子コンピューターの実用化に取り組んでいる点も注目に値します。

その事業構成を見てみましょう(事業部の名称が長いので略します)。

★ソフトウェア

★コンサルティング

★インフラストラクチャー

★金融(フィナンシャル)

★その他

【事業構成】

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【地域別売上高】

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Posted by 南 一矢