JNJとPFEを比較:ジョンソン&ジョンソンとファイザー 配当王VS高配当の違い

ヘルスケア,銘柄比較

JNJとPFEを違いを踏まえて比較します(2026年2月更新)。

ジョンソンエンドジョンソン(Johnson & Johnson)とファイザー(Pfizer Inc.)はヘルスケア銘柄の代表格です。
その株価の推移(チャート)、決算の予想と結果、配当金と利回り、業績(財務情報)はどうなっているのでしょうか。
これらの銘柄について、今後の見通しや将来性を探ってみます。

株価:過去~現在

※チャート左目盛り:株価推移(VHT:Vanguard Health Care Index Fund ETFを含めて比較)

※チャート右目盛り:10年国債利回り

※株価の成長率や52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、PBR、PSR、時価総額などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。今後の見通しの参考情報として目標株価も掲載。

決算(予想:結果)

決算の予想:結果のグラフについては以下の関連記事を参照

ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)今後の見通し

ファイザー(PFE)今後の見通し

【ヘルスケア巨人対決】J&J(JNJ) vs ファイザー(PFE)!安定の配当重視か、再成長と高配当に賭けるか?(2026年2月更新)

ヘルスケアセクターの二大巨頭、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)ファイザー(PFE)
JNJは医薬品(Innovative Medicine)と医療機器(MedTech)に集中しつつ、比較的安定した配当と業績を土台に成長を狙います。
一方のファイザーはコロナ関連の反動を経た後、主力ポートフォリオの立て直しと新薬・提携の成果で再加速を目指す局面です。[1][2]

2026年2月版の主要更新ポイント:

  • JNJの2025年Q4/通期2025決算を反映(Q4売上$24.6B、調整後EPS $2.46/通期売上$94.2B、調整後EPS $10.79)。[1]
  • PFEの2025年Q4/通期2025決算を反映(Q4売上$17.6B、調整後EPS $0.66/通期売上$62.6B、調整後EPS $3.22)。[2]
  • 2026年ガイダンスを反映(JNJ:2026年の見通し、PFE:2026年の見通し)。[1][2]
  • 配当利回りを更新(年額配当×株価、株価は2026-02-06米国市場終値近辺で計算):JNJ約2.2%、PFE約6.3%[9]
  • PERは「2026年ガイダンスの調整後EPS中間値×株価」で予想PERに統一:JNJ約20.9倍、PFE約9.4倍[9][1][2]

比較サマリー:安定感のJNJ、転換と再成長を探るPFE

項目 ジョンソン・エンド・ジョンソン (JNJ) ファイザー (PFE)
事業の軸 医薬品(Innovative Medicine)+医療機器(MedTech)[1] ワクチン・抗ウイルス・がん・免疫など幅広い医薬品[2]
直近の決算(最新) 2025年Q4/通期2025:売上$24.6B/$94.2B、調整後EPS $2.46/$10.79[1] 2025年Q4/通期2025:売上$17.6B/$62.6B、調整後EPS $0.66/$3.22[2]
配当(年額) 年額$5.20(四半期$1.30)[5] 年額$1.72(四半期$0.43)[6]
配当利回り(執筆時点) 2.2%[9] 6.3%[9]
予想PER(執筆時点) 20.9倍(2026調整後EPS中間値ベース)[1][9] 9.4倍(2026調整後EPS中間値ベース)[2][9]

業績と成長性の詳細分析

まずは「足元の実績」と「会社の見通し」を押さえます。
JNJは通期2025で売上$94.2B(前年比+6.0%)・調整後EPS $10.79、2026年は売上見通しと調整後EPS見通しを提示しています。
PFEは通期2025で売上$62.6B・調整後EPS $3.22、2026年の売上と調整後EPSレンジを示しています。[1][2]

最新(2025年Q4/通期2025)ハイライト:
JNJ:Q4売上$24.6B、調整後EPS $2.46。通期売上$94.2B、調整後EPS $10.79。[1]
PFE:Q4売上$17.6B、調整後EPS $0.66。通期売上$62.6B、調整後EPS $3.22。[2]

※PFEの2021–2023年はコロナ関連製品の影響が大きく、比較の見え方が年によって変わります。JNJは事業再編(Kenvue分離)前後で、過年度比較の注意点があります。[7][8]

JNJ 売上高 (前年比) PFE 売上高 (前年比)
2025 $94.2 B (+6.0%) $62.6 B (-1.6%)
2024 $88.8 B (+4.3%) $63.6 B (-36.6%)
2023 $85.2 B (-9.3%)* $100.3 B (+23.4%)
2022 $94.9 B (+1.3%) $81.3 B (+95.2%)
2021 $93.8 B (+13.6%) $81.3 B (+42.7%)
2020 $82.6 B $41.9 B

※B=10億ドル。*JNJの2023年減収はKenvue分離の影響が大きい点に注意。最新の2025・2024は各社の決算発表に基づく。[1][2]

配当の詳細比較:安定的な配当か、高利回りを取りにいくか

配当は「利回りの高さ」だけでなく、配当の原資(利益・キャッシュフロー)と、中期の業績見通しを合わせて見るのが大切です。
執筆時点では、年額配当ベースの利回りはPFEが高くJNJは相対的に低い一方で、業績の変動要因や見通しの置き方に違いがあります。[9]

JNJ 年額配当(年換算) PFE 年額配当(年換算)
2025 $5.20 $1.72
2024 $4.96 $1.68
2023 $4.76 $1.64
2022 $4.52 $1.60
2021 $4.19 $1.56
2020 $3.98 $1.51

※年額配当は「当時の四半期配当×4」の年換算(端数処理あり)。最新の年額配当(JNJ $5.20、PFE $1.72)は各社の配当情報に基づく。[5][6]

結論:あなたに合うのはどちら?

①配当の安定感(事業の分散+比較的堅調な実績)を重視するならJNJ。最新の通期2025でも増収・調整後EPS成長を示し、2026年の見通しも提示しています。[1]
②高利回りを活かしつつ、再成長シナリオに期待するならPFE。通期2025はレンジガイダンスを示し、2026年の見通しも明示しています。[2]


※本ページの分析は2026年2月8日時点で確認できる公開情報に基づきます。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ミニ解説:

  • 予想PERは「株価(2026-02-06米国市場終値近辺)÷ 2026年ガイダンスの調整後EPS中間値」で算出しています。ガイダンスが変わればPERも変わります。[9]
  • 配当利回りは「年額配当 ÷ 株価」で算出(四捨五入)。将来の増配・減配や株価変動で変わります。[9]

【注】(出典リンク)

  1. JNJ:2025年Q4/通期2025決算・2026ガイダンス(一次)→ Johnson & Johnson Press Release(確認日:2026-02-08)
  2. PFE:2025年Q4/通期2025決算・2026ガイダンス(一次)→ Pfizer Results PDF(確認日:2026-02-08)
  3. JNJ:配当(年額$5.20・四半期$1.30)と増配に関する会社発表(一次)→ JNJ Dividend Increase Press Release(確認日:2026-02-08)
  4. PFE:配当(四半期$0.43)に関する会社発表(一次)→ Pfizer Dividend Press Release(確認日:2026-02-08)
  5. PFE:Seagen買収の完了(一次)→ Pfizer Press Release(確認日:2026-02-08)
  6. JNJ:Kenvue分離(一次)→ JNJ Press Release(確認日:2026-02-08)
  7. 株価(利回り・予想PER算出用、2026-02-06米国市場終値近辺)(二次)→ Nasdaq: JNJ HistoricalNasdaq: PFE Historical(確認日:2026-02-08)

Posted by 南 一矢