AMGN(アムジェン)今後の見通し
アムジェン(Amgen Inc.)の今後の見通しを考えるために、まず金利と株価チャートの推移を参照し、次に直近の決算、主要製品、配当、キャッシュフロー、財務状況を確認します。
目標株価やPERなどの株価指標に加え、バイオ医薬品企業として重要な新薬の成長、既存薬への競争圧力、Horizon Therapeutics買収後の負債、配当の持続可能性もあわせて見ていきます。
金利と株価:過去~現在
※チャート左目盛り:青線は株価推移、赤線は200日移動平均線
※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り
※株価の成長率や前日比、52週高値・安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、出来高などを更新しています。リアルタイムではありませんが、株価は最大20分程度のディレイでフォローしています。
直近決算
AMGN(アムジェン)は2026年8月4日(米国時間)に2026年第2四半期(Q2)決算を発表しました。総売上高は前年同期比10%増の100.54億ドル、GAAP希薄化後EPSは4.37ドル、Non-GAAP希薄化後EPSは6.29ドルでした。フリーキャッシュフロー(FCF)は34.89億ドルに達しています。[1]
2026年Q2:市場予想との比較
- Non-GAAP EPS:予想5.62ドル → 結果6.29ドル
- 売上高:予想約94.3億ドル → 結果100.54億ドル(前年同期比+10%)
EPS、売上高ともに市場予想を上回りました。特に売上高は予想を6億ドル超上回り、Repatha、EVENITY、UPLIZNA、TEZSPIRE、IMDELLTRAなどの数量成長が全体を押し上げました。[3]
2026年通期ガイダンス
| 項目 | Q1時点 | Q2決算後 | 変更 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 371~385億ドル | 382~394億ドル | 上方修正 |
| GAAP EPS | 15.62~17.10ドル | 15.80~17.08ドル | 下限引き上げ |
| Non-GAAP EPS | 21.70~23.10ドル | 22.30~23.50ドル | 上方修正 |
| 設備投資 | 約26億ドル | 約26億ドル | 据え置き |
| 自社株買い | 最大30億ドル | 最大30億ドル | 据え置き |
2026年Q1時点の売上高見通し371~385億ドルから、Q2決算後は382~394億ドルへ引き上げられました。Non-GAAP EPS見通しも21.70~23.10ドルから22.30~23.50ドルへ上方修正されています。[1][2]
今回の決算のポイント
- 2026年Q2は売上・調整後EPSとも市場予想を上回りました。
- 22製品が2桁の売上成長となり、17製品が年間売上10億ドルを上回るペースです。
- 成長製品が広がる一方、ProliaやXGEVAではバイオシミラー参入の影響が明確になっています。
- 通期売上高とNon-GAAP EPSの会社予想が上方修正され、2026年の業績見通しはQ1時点より改善しました。
企業概要
アムジェン(Amgen Inc.:NASDAQ: AMGN)は、バイオ医薬品を中心に研究・開発・製造・販売を行う米国の大手バイオテクノロジー企業です。本社はカリフォルニア州サウザンドオークスにあり、骨、心血管、腫瘍、免疫・炎症、希少疾患などを主要領域としています。
2025年通期の売上高は367.51億ドル、GAAP希薄化後EPSは14.23ドル、Non-GAAP希薄化後EPSは21.84ドルでした。2026年上半期(1~6月)の売上高は186.72億ドル、GAAP純利益は41.94億ドルとなっています。[4][1]
主力製品には、心血管領域のRepatha、骨粗しょう症治療薬Prolia、骨形成促進薬EVENITY、炎症性疾患治療薬Otezla、関節リウマチなどに用いられるEnbrel、血液がん治療薬BLINCYTO、多発性骨髄腫治療薬KYPROLIS、KRAS G12C阻害薬Lumakras/Lumykrasなどがあります。
Horizon買収で希少疾患事業を拡大
アムジェンは2023年10月、希少疾患に強みを持つHorizon Therapeuticsの買収を完了しました。株式価値ベースの買収額は約278億ドルで、TEPEZZA、KRYSTEXXA、UPLIZNAなどが製品群に加わりました。[5]
2026年Q2の売上高は、TEPEZZAが5.76億ドル(前年同期比+14%)、KRYSTEXXAが4.00億ドル(+15%)、UPLIZNAが3.35億ドル(+90%)でした。Horizon由来の希少疾患製品は、買収後の成長を支える重要な収益源になっています。[1]
Repatha、EVENITY、TEZSPIREが成長
心血管領域のRepathaは2026年Q2に9.53億ドルを売り上げ、前年同期比37%増となりました。骨領域のEVENITYも7.14億ドルで38%増、重症喘息などを対象とするTEZSPIREは4.86億ドルで42%増でした。[1]
TEZSPIREはアストラゼネカと共同展開している抗TSLP抗体で、重症喘息に加え、2025年10月には米国で慢性副鼻腔炎・鼻茸(CRSwNP)にも適応が拡大されました。[8]
がん領域ではIMDELLTRAが拡大
DLL3を標的とする二重特異性T細胞エンゲージャーIMDELLTRA(tarlatamab)は、小細胞肺がん向けに2024年に米FDAの加速承認を受け、2025年11月には通常承認を取得しました。[7]
2026年Q2のIMDELLTRA/IMDYLLTRA売上高は2.88億ドルで前年同期比115%増でした。BLINCYTOも4.72億ドルで23%増となっており、腫瘍領域はアムジェンの成長軸の一つです。[1]
バイオシミラーも収益源
アムジェンは2023年に米国でアダリムマブのバイオシミラーAMJEVITAを発売しました。2026年Q2のAMJEVITA/AMGEVITA売上高は1.55億ドルで前年同期比17%増でした。[6][1]
一方、自社の大型薬もバイオシミラーとの競争に直面しています。2026年Q2のProlia売上高は7.59億ドル(前年同期比-32%)、XGEVAは3.52億ドル(-34%)でした。会社は両製品について、バイオシミラー参入の影響を明示しています。[1]
EnbrelとOtezlaには薬価圧力
2026年Q2のEnbrel売上高は5.80億ドルで前年同期比4%減でした。販売数量は増えたものの、米国インフレ抑制法(IRA)に基づくMedicare Part Dの薬価設定などにより、純販売価格は前年同期比22%低下しました。Otezlaも同四半期に4.91億ドルと21%減少しています。[1]
したがって、今後は「既存大型薬の値下げ・競争による減収」を、Repatha、EVENITY、希少疾患薬、TEZSPIRE、IMDELLTRAなどの新しい成長製品がどこまで補えるかが重要になります。
MariTide:肥満症市場への参入
肥満症・心血管代謝領域では、長時間作用型のMariTide(maridebart cafraglutide/AMG 133)が注目されています。GLP-1受容体を活性化し、GIP受容体を阻害する抗体ペプチド複合体で、低頻度投与を狙える点が特徴です。
2026年8月時点では、肥満症を対象とした第3相MARITIME-1、肥満症+2型糖尿病を対象としたMARITIME-2に加え、心血管、心不全、睡眠時無呼吸などを対象とする複数の第3相試験が進行しています。また、semaglutideやtirzepatideからMariTideへ切り替え、8週間または3カ月間隔で投与する試験も進められています。[1]
一方、別の肥満症候補AMG 513については今後の開発を中止しました。アムジェンの肥満症戦略は、当面MariTideを中心に評価するのが適切です。[1]
心血管パイプライン:Olpasiran
Lp(a)を標的とするOlpasiranについては、心血管イベント抑制効果を検証する第3相OCEAN(a)-Outcomesが進行しています。Repathaに続く心血管領域の新たな成長候補であり、臨床結果は中長期の企業価値を左右する要素の一つです。[1]
日本での事業
日本では2013年にアステラス製薬との合弁会社Amgen Astellas BioPharmaを通じて再参入し、その後はアムジェン株式会社として単独展開へ移行しました。現在は骨、腫瘍、炎症、心血管などの領域で製品を展開しています。[9]
アムジェンの収益構造を見るポイント
- 成長側:Repatha、EVENITY、TEPEZZA、KRYSTEXXA、UPLIZNA、TEZSPIRE、BLINCYTO、IMDELLTRAなど。
- 減収リスク側:Prolia、XGEVAのバイオシミラー、Enbrel・Otezlaの薬価・競争圧力。
- 中長期候補:MariTide、Olpasiranなどの後期臨床パイプライン。
- 財務面:Horizon買収後の負債と、強いキャッシュフローをどのように債務返済・配当・自社株買いへ配分するか。
配当:増配実績と2026年の状況
アムジェンは2011年に配当を開始して以降、継続的に増配してきました。2025年の年間配当は1株9.52ドル、2026年は四半期配当を2.52ドルへ引き上げています。[10]
2026年Q1の2.52ドルは3月6日に、Q2の2.52ドルは6月5日に支払われました。さらに2026年7月30日にはQ3配当として1株2.52ドルが宣言され、基準日は2026年8月21日、支払日は2026年9月11日です。[10]
現行の四半期配当2.52ドルを単純に年率換算すると10.08ドルです。ただし、2026年Q4配当は2026年8月7日時点ではまだ確定していないため、10.08ドルは「現行配当の年率換算値」として扱います。
配当利回りは株価によって日々変化するため、最新値は上段の株価スプレッドシートとあわせて確認してください。
年次:配当の推移
以下では、年間配当、増配率、GAAP EPSを基準とした配当性向などを確認します。平均株価・利回りは年次株価データを用いた概算であり、配当・EPSはアムジェンの公式開示を優先しています。[11]
| 年 | 年間配当($) | 増配率 | GAAP EPS($) | EPS配当性向 | 平均株価($) | 平均利回り |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026※ | 10.08 年率換算 |
6% | 15.80~17.08 会社予想 |
約59~64% | 年途中 | 年途中 |
| 2025 | 9.52 | 6% | 14.23 | 約67% | 286.9 | 3.32% |
| 2024 | 9.00 | 6% | 7.56 | 約119% | 302.8 | 2.97% |
| 2023 | 8.52 | 10% | 12.49 | 約68% | 250.0 | 3.41% |
| 2022 | 7.76 | 10% | 12.11 | 約64% | 246.4 | 3.15% |
| 2021 | 7.04 | 10% | 10.28 | 約68% | 231.3 | 3.04% |
| 2020 | 6.40 | 10% | 12.31 | 約52% | 231.2 | 2.77% |
| 2019 | 5.80 | 10% | 12.88 | 約45% | 195.7 | 2.96% |
| 2018 | 5.28 | 15% | 12.62 | 約42% | 188.2 | 2.81% |
| 2017 | 4.60 | 15% | 2.69 | 約171% | 170.8 | 2.69% |
| 2016 | 4.00 | 27% | 10.24 | 約39% | 156.0 | 2.56% |
| 2015 | 3.16 | 30% | 9.06 | 約35% | 158.1 | 2.00% |
| 2014 | 2.44 | 30% | 6.70 | 約36% | 131.0 | 1.86% |
| 2013 | 1.88 | 31% | 6.64 | 約28% | 103.9 | 1.81% |
| 2012 | 1.44 | 157% | 5.52 | 約26% | 76.4 | 1.88% |
| 2011 | 0.56 | ― | 4.04 | 約14% | 56.0 | 1.00% |
※2026年の年間配当10.08ドルは、2026年8月7日時点の四半期配当2.52ドルを4倍した年率換算値です。2026年通期のGAAP EPS会社予想15.80~17.08ドルで計算すると、年間配当10.08ドルに対する配当性向は約59~64%となります。実績値ではありません。[1][10]
2024年はHorizon買収関連の無形資産償却などによりGAAP EPSが低下したため、GAAP EPSベースの配当性向が100%を超えました。そのため、アムジェンの配当余力はEPSだけでなく、営業キャッシュフローやフリーキャッシュフローもあわせて見る必要があります。[4]
配当の持続可能性を測る:現金ベースのカバー比率
指標の読み方
- 営業CF/配当:本業で生み出した現金が配当支出の何倍あるかを見ます。
- FCF/配当:営業CFから設備投資を差し引いたフリーキャッシュフローで配当をどの程度カバーできるかを見ます。
- 四半期のキャッシュフローは税金、運転資本、設備投資時期によって振れやすいため、基本的には通期値を重視します。
2023~2025年:年間の配当カバー
| 年 | 配当支払額 (M$) |
営業CF (M$) |
CAPEX (M$) |
FCF (M$) |
営業CF/配当 | FCF/配当 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025 | 5,124 | 9,958 | 1,858 | 8,100 | 1.94倍 | 1.58倍 |
| 2024 | 4,832 | 11,490 | 1,096 | 10,394 | 2.38倍 | 2.15倍 |
| 2023 | 4,556 | 8,471 | 1,112 | 7,359 | 1.86倍 | 1.61倍 |
2025年は営業CF99.58億ドル、FCF81.00億ドルに対し、現金配当支払額は51.24億ドルでした。営業CFは配当の1.94倍、FCFは1.58倍あり、2024年より余裕は縮小したものの、現金ベースでは配当をカバーしています。[4]
2026年Q2はキャッシュ創出力が改善
2026年Q2単独では、営業CFが40.02億ドル、設備投資が5.13億ドル、FCFが34.89億ドルでした。配当支払額は約14億ドルだったため、概算では営業CFが配当の約2.9倍、FCFが約2.5倍となります。[1]
ただし、これは1四半期の値であり、年間配当安全性を判断する際には2026年通期のFCFが確定した段階で再確認するのが適切です。
キャッシュフロー計算書
読み方
- 営業CF:本業による現金創出力であり、配当や債務返済の元手です。
- 投資CF:設備投資やM&Aなどの支出を示します。
- 財務CF:配当、自社株買い、借入、債務返済などを示します。
最近のキャッシュフロー
| 期間 | 営業CF (M$) |
投資CF (M$) |
財務CF (M$) |
CAPEX (M$) |
FCF (M$) |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026年Q2 | 4,002 | -569 | -1,482 | 513 | 3,489 |
| 2026年上期 | 6,191 | -1,285 | -46 | 1,225 | 4,966 |
| 2025年 | 9,958 | -1,943 | -10,859 | 1,858 | 8,100 |
| 2024年 | 11,490 | -1,046 | -9,415 | 1,096 | 10,394 |
| 2023年 | 8,471 | -26,204 | 21,048 | 1,112 | 7,359 |
2023年はHorizon Therapeutics買収の影響で投資CFが-262.04億ドルまで拡大しました。その後は大型買収による一時的な資金流出が一巡し、2024~2026年は本業から生み出すキャッシュを債務返済、配当、設備投資などへ振り向けています。[4][1]
損益・キャッシュ創出の推移
最近の売上高、営業CF、純利益を比較します。単位は百万ドル(M$)です。
| 期間 | 売上高 | 営業CF | 純利益 |
|---|---|---|---|
| 2026年Q2 | 10,054 | 4,002 | 2,375 |
| 2026年上期 | 18,672 | 6,191 | 4,194 |
| 2025年 | 36,751 | 9,958 | 7,711 |
| 2024年 | 33,424 | 11,490 | 4,090 |
| 2023年 | 28,190 | 8,471 | 6,717 |
2025年の売上高は前年比10%増の367.51億ドルでした。2026年Q2も売上高は前年同期比10%増となっており、Horizon由来製品に加えてRepatha、EVENITY、TEZSPIRE、IMDELLTRAなど複数製品が成長を支えています。[4][1]
バランスシート:自己資本と負債
単位は百万ドル(M$)。自己資本率は「株主資本÷総資産」、負債比率は「総負債÷株主資本」で計算しています。
| 時点 | 総資産 | 総負債 | 株主資本 | 自己資本率 | 負債比率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026年Q2 | 95,639 | 83,951 | 11,688 | 12.2% | 718% |
| 2026年Q1 | 92,504 | 83,314 | 9,190 | 9.9% | 907% |
| 2025年末 | 90,586 | 81,928 | 8,658 | 9.6% | 946% |
| 2024年末 | 91,839 | 85,962 | 5,877 | 6.4% | 1,463% |
| 2023年末 | 97,154 | 90,922 | 6,232 | 6.4% | 1,459% |
Horizon買収直後の2023~2024年は、買収資金調達の影響で負債負担が大きく、自己資本率は約6%まで低下していました。2025年には株主資本が86.58億ドルへ増え、2026年6月末には116.88億ドルまで回復しています。計算上の自己資本率も約12.2%へ改善しました。[1][4]
ただし、2026年6月末の総負債は約839.51億ドル、有利子負債残高は573億ドルであり、絶対額としては依然大きな負債を抱えています。2025年末の有利子負債約546億ドルからは増加しました。[1]
一方で現金等も2025年末の約91億ドルから2026年6月末には約140億ドルへ増えています。単純計算したネット有利子負債は約455億ドルから約433億ドルへ減っており、「総負債だけを見ると増加、現金を差し引くと改善」という状態です。[1]
財務面の見方
Horizon買収によって負債は大きく増えましたが、本業のキャッシュ創出力は維持されています。今後は、MariTideなどへの研究開発・設備投資を続けながら、配当、自社株買い、債務削減をどの程度バランスさせられるかが重要です。
今後の見通しと投資家が確認したいポイント
- 2026年業績:Q2決算後に売上高とNon-GAAP EPSの通期予想が引き上げられ、短期的な業績モメンタムは改善しています。
- 成長製品:Repatha、EVENITY、UPLIZNA、TEZSPIRE、IMDELLTRAなどが2桁成長を維持できるかが重要です。
- 既存薬の減収:Prolia、XGEVAのバイオシミラー影響や、Enbrel・Otezlaの薬価・競争圧力が今後も続く可能性があります。
- MariTide:肥満症市場ではEli LillyやNovo Nordiskが先行しているため、低頻度投与という特徴と第3相試験の結果が競争力を左右します。
- 心血管:Repathaの成長に加えて、Olpasiranの後期臨床試験が将来の成長余地を左右します。
- 配当:2026年も1株2.52ドルへの増配を維持しています。2025年のFCF/配当倍率は1.58倍であり、現時点では現金ベースで配当をカバーしています。
- 負債:自己資本は回復していますが、Horizon買収後の負債総額はなお大きいため、ネット負債と信用力の推移を継続して確認する必要があります。
ミニ解説
AMGNは単純な「高配当株」というより、安定増配+大型バイオ医薬品+新薬パイプラインを組み合わせて評価する銘柄です。2026年Q2では成長製品が広がり、通期業績予想も引き上げられました。一方、ProliaやXGEVAへのバイオシミラー参入はすでに売上を押し下げています。今後は新薬の成長速度と既存薬の減収速度、さらにHorizon買収後の負債削減を同時に見る必要があります。
四半期決算(EPSと売上)の推移:予想と結果
最後に、四半期決算について市場予想と実績を確認します。
売上高とEPSについて、マーケットのアナリスト平均予想と会社発表を比較しています。単位はEPSがドル、売上高が100万ドルです。
最新の2026年Q2では、Non-GAAP EPSは市場予想5.62ドルに対し6.29ドル、売上高は市場予想約94.3億ドルに対し100.54億ドルとなり、双方とも予想を上回りました。[1][3]
免責
本記事は特定銘柄の売買を推奨するものではなく、投資助言を目的としていません。数値や会社予想は2026年8月7日時点で確認できる公開情報に基づいており、その後の決算、臨床試験、規制判断、株価変動などにより変更される可能性があります。最終的な投資判断はご自身で行ってください。
【注】(出典リンク)
- 2026年Q2業績・製品別売上・キャッシュフロー・貸借対照表・通期ガイダンス・パイプライン → Amgen Reports Second Quarter 2026 Financial Results → Amgen Quarterly Results(確認日:2026-08-07) ↩
- 2026年Q1業績・Q1時点の通期ガイダンス → Amgen Reports First Quarter 2026 Financial Results → Amgen Quarterly Results(確認日:2026-08-07) ↩
- 2026年Q2の市場予想(EPS・売上高) → Investor’s Business Daily:Amgen Q2 2026 Earnings → Reuters:Amgen Q2 results(確認日:2026-08-07) ↩
- 2025年通期業績・2023~2025年キャッシュフロー・負債・配当支払額 → Amgen FY2025決算リリース → Amgen Form 10-K(2025年、SEC)(確認日:2026-08-07) ↩
- Horizon Therapeutics買収完了・買収価額・取得製品 → Amgen Completes Acquisition of Horizon Therapeutics(確認日:2026-08-07) ↩
- AMJEVITA米国発売・バイオシミラー事業 → Amgen Announces Availability of AMJEVITA in the U.S. → AMJEVITA Prescribing Information(確認日:2026-08-07) ↩
- IMDELLTRAの小細胞肺がん通常承認 → FDA:Traditional Approval for Tarlatamab → Amgen:FDA Grants Full Approval to IMDELLTRA(確認日:2026-08-07) ↩
- TEZSPIREの重症喘息・CRSwNP適応 → Amgen:FDA Approves TEZSPIRE for Severe Asthma → Amgen:FDA Approves TEZSPIRE for CRSwNP(確認日:2026-08-07) ↩
- 日本事業・製品情報 → アムジェン株式会社 → アムジェン株式会社 製品情報(確認日:2026-08-07) ↩
- 配当履歴・2026年四半期配当 → Amgen Dividend History → Amgen Investor Relations News Releases(2026年Q3は7月30日宣言、1株2.52ドル、基準日8月21日、支払日9月11日。確認日:2026-08-07) ↩
- 長期配当・平均株価・EPS系列 → Amgen Annual Reports → Macrotrends AMGN Stock Price History → Macrotrends AMGN EPS(確認日:2026-08-07) ↩

