BUG・HACK・CIBRを比較:サイバーセキュリティETFの株価と配当

サイバーセキュリティ,テーマ別ETF

サイバーセキュリティ企業に投資するETFのデータを比較してみます。

このページでは積立や資産運用の参考となるように、ETF(上場投資信託)の概要(連動するインデックス等)やポートフォリオ、規模、コストの情報を整理します。

主要サイバーセキュリティETF 比較一覧:BUG・HACK・CIBR、あなたに合うのはどれ?

まずは、3つのETFの重要な違いを一覧表で確認しましょう。数値は原則として2026年5月13日時点で確認できる各運用会社の公式情報を反映しています。

主要サイバーセキュリティETF比較一覧(確認日:2026-05-13)
ティッカー 名称 連動指数 組入銘柄数 経費率 純資産総額
AUM
BUG Global X Cybersecurity ETF Indxx Cybersecurity Index[1] 31銘柄(2026年5月12日時点)[1] 0.50%(2026年5月12日時点)[1] 9.97億ドル(2026年5月12日時点)[1]
HACK Amplify Cybersecurity ETF Nasdaq ISE Cyber Security™ Select Index(HXRXL)[2] 22銘柄(2026年3月31日時点)[2] 0.60%(2026年3月31日時点)[2] 公式ページの動的表示が「N/A/TBD」となるため、最新AUMは公式ページで都度確認。参考:旧稿では約19.75億ドル(2026年4月確認時点)。[2]
CIBR First Trust Nasdaq Cybersecurity ETF Nasdaq CTA Cybersecurity Index(NQCYBR)[3] 42銘柄(2026年5月12日時点)[3] 0.58%(2026年2月2日時点開示)[3] 約113.21億ドル(2026年5月12日時点)[3]

※経費率や純資産総額、銘柄数は変動します。表内は「いつ時点」の明記を優先し、運用会社の公式ページ・ファクトシートで確認できる公表値を反映しています。

ミニ解説:AUMや組入銘柄数は「ETF本体の公式ページ」「ファクトシート」「指数側の構成数」でズレることがあります。今回の3本では、CIBRとBUGはETF公式ページで2026年5月12日時点の数値を確認できる一方、HACKは公式ページの価格・保有データ欄がN/A/TBD表示になっていたため、2026年3月31日時点のファクトシートを優先して整理しています。[1][2][3]


各ETFの詳細解説

デジタルトランスフォーメーションが加速する中、サイバー攻撃の脅威は増しています。社会の「デジタルな安全」を守る市場として、サイバーセキュリティ分野への長期投資には一定の合理性があります。

それぞれのETFが持つ個性と特徴を見ていきましょう。

【CIBR】First Trust Nasdaq Cybersecurity ETF

概要

純資産総額(AUM)で群を抜く代表格です。Nasdaq CTA Cybersecurity Index(NQCYBR)に連動し、サイバーセキュリティ関連企業で構成されます。First Trustの公式ページでは、同指数はサイバーセキュリティ領域に関連する企業を対象とし、四半期ごとのリバランスと半期ごとのリコンスティテューションを行う指数と説明されています。[3]

特徴

規模と流動性が大きな魅力です。組入銘柄数は42銘柄(2026年5月12日時点)、AUMは約113.21億ドル(2026年5月12日時点)。経費率は0.58%(2026年2月2日時点開示)で、3本の中では最も規模が大きく、主要どころを広く押さえたバランス型と言いやすいETFです。[3]

上位組入銘柄の例

CrowdStrike 9.71%、Palo Alto Networks 9.58%、Broadcom 8.68%、Fortinet 8.68%、Cisco Systems 8.26%、Akamai Technologies 4.03%、Cloudflare 3.59%、Zscaler 3.20%、F5 3.19%、Datadog 2.95%など(2026年5月12日時点)。[3]

【HACK】Amplify Cybersecurity ETF

概要

2014年設定の草分け的存在です。現在はAmplifyが運用し、連動指数はNasdaq ISE Cyber Security™ Select Index(HXRXL)です。同指数は、サイバーセキュリティ技術・サービスに関わる企業を対象にした指数です。[2]

特徴

保有数は22銘柄(2026年3月31日時点)、経費率は0.60%(2026年3月31日時点)です。2026年3月31日時点のファクトシートでは、大型株65.96%、中型株23.23%、小型株10.81%という時価総額構成で、CIBRより銘柄数を絞り込んだETFです。[2]

上位組入銘柄の例

Broadcom 6.67%、Cisco Systems 5.94%、Palo Alto Networks 5.80%、Cloudflare 5.62%、CrowdStrike 5.51%、General Dynamics 5.14%、Northrop Grumman 5.00%、Fortinet 5.00%、Fastly 4.95%、F5 4.49%など(2026年3月31日時点)。[2]

【BUG】Global X Cybersecurity ETF

概要

サイバーセキュリティ領域にフォーカスしたテーマ型ETFです。連動指数はIndxx Cybersecurity Indexで、Global X公式では、システム、ネットワーク、アプリケーション、コンピューター、モバイル機器への侵入や攻撃を防ぐセキュリティ技術に関わる企業に投資するETFと説明されています。[1]

特徴

組入は31銘柄(2026年5月12日時点)、AUMは約9.97億ドル(2026年5月12日時点)、経費率は0.50%(2026年5月12日時点)です。セクター内訳は2026年4月30日時点で情報技術99.3%、素材0.7%で、かなりサイバーセキュリティ寄りの設計になっています。[1]

上位組入銘柄の例

Akamai Technologies 7.79%、Fortinet 7.24%、CrowdStrike 6.57%、Palo Alto Networks 6.45%、Zscaler 6.00%、Okta 5.76%、Gen Digital 4.60%、Rubrik 4.57%、SentinelOne 4.47%、Netskope 4.37%など(2026年5月12日時点)。[1]


あなたに合うETFはどれ?選び方のポイント

規模と流動性を最重視する「王道」派なら → CIBR
3本の中でAUMが最も大きく、銘柄数も42と比較的広い設計です。2026年5月12日時点のAUMは約113.21億ドルで、サイバーセキュリティETFの中心候補を選ぶなら有力な選択肢になりやすいETFです。[3]

厳選型で草分け的な商品を重視する「設計」派なら → HACK
22銘柄と比較的コンパクトで、2014年から続くサイバーETFの代表格です。ただし、2026年5月13日時点で公式ページの価格・保有データ欄がN/A/TBD表示となっていたため、投資前にはファクトシートや証券会社画面で最新AUM・価格データも確認したいところです。[2]

テーマ性の明確さを重視する「純度」派なら → BUG
情報技術セクター比率が非常に高く、サイバーセキュリティに寄せたテーマ性を取りにいきやすいETFです。2026年5月12日時点のAUMは約9.97億ドルで、CIBRより規模は小さいものの、経費率は3本の中で最も低い0.50%です。[1]

日本の投資家が知っておくべき注意点

1. どうやって買うの?

今回のETFはいずれも米国市場上場です。購入には、米国株・米国ETFに対応した外国株取引口座が必要です。証券会社によって取扱銘柄やNISA対応の可否は変わるため、発注前に確認しておきたいところです。

2. 為替リスクに注意

米ドル建て商品のため、株価変動に加えて円/ドルの為替も損益に影響します。ETFの内容が良くても、円高局面では円建て評価額が伸びにくいことがあります。

3. テーマ型ETFは値動きが大きくなりやすい

サイバーセキュリティは成長テーマとして魅力がありますが、テーマ型ETFは特定産業に集中するため、市場全体より値動きが大きくなることがあります。2026年4月30日時点で、BUGの対S&P 500ベータは1.09、標準偏差は20.70%と公表されています。[1]


免責事項:本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。記載の数値は各注に記載した確認日時点の情報であり、AUM、組入比率、銘柄数、経費率、利回り等は変動します。

【注】(出典リンク)

  1. BUG 基本情報(指数・AUM・組入数・経費率・上位組入・セクター比率・リスク指標) → Global X BUG公式Indxx Cybersecurity Index(指数概要)指数方法論サマリー(確認日:2026-05-13)
  2. HACK 基本情報(指数・組入数・経費率・上位組入・時価総額構成) → Amplify HACK公式HACK Fact Sheet(2026-03-31時点)Amplify HACK Prospectus(確認日:2026-05-13)
  3. CIBR 基本情報(指数・AUM・組入数・経費率・上位組入・業種配分) → First Trust CIBR公式Nasdaq NQCYBR Index Overview(確認日:2026-05-13)

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株価:過去~現在

※チャート左目盛り:株価推移
※チャート右目盛り:緑線は米国10年国債利回り
※主要指標の単位 B:10億ドル、M:100万ドル。株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、総資産、配当利回り、経費率、権利落ち日などの情報を整理。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。




ポートフォリオの比較

次に、このETF(投資信託)の資産総額を占める金融商品(株式など)の構成比率を見てみます。
投資する企業の規模別比率、組入れ上位10銘柄はチャールズシュワブのサイト内のページを参照。

Posted by 南 一矢