DHR(ダナハー)今後の見通し
ダナハー(Danaher Corporation)の今後の見通しを考えるために、まず、金利と株価チャートの推移を参照し、次に、直近の決算を確認します。
目標株価やPERなどの情報も踏まえて主な指標についても掲載します。
金利と株価:過去~現在
※チャート左目盛り:青線は株価推移、赤線は200日移動平均線
※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り
※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。
銘柄比較については関連記事(DHRとTMOを比較:ダナハーとサーモフィッシャーサイエンティフィック)を参照
直近決算
1月29日(米国時間)にDHR(ダナハー)は決算を発表しました。
★業績
《四半期》
・EPS:予想2.15$→結果2.14$
・売上高:予想63.9億$→結果65.4億$(前年同期比+2%)
★ガイダンス
《四半期》
・EPS:前年比で一桁台前半の減少
・売上高:前年比で約3%の増加
★出所
・IRプレスリリース
・予想値はstreetinsiderを参照しました
企業概要
ダナハーは、医療機器、診断機器、ライフサイエンス、産業技術、環境・応用ソリューションなどの分野で先進的な製品とサービスを提供するグローバル企業です。
同社は「Danaher Business System(DBS)」という独自の経営手法を基盤とし、効率的なオペレーションと継続的なイノベーションを追求しています。
1984年以降、400社以上の企業を買収し、20以上の事業会社を統合することで、事業の多角化と成長を実現。
2019年にはデンタル事業を分社化し(Envista Holdings Corporation)、2020年にはGEのバイオ医薬事業を買収するなど、事業再編を進めながら市場環境の変化に柔軟に対応しています。
主な事業領域は以下の通りです。
★医療機器・診断機器:病院や研究機関向けに、精密な診断機器や検査機器を提供。正確な診断や治療のサポートを行い、医療現場の効率化と品質向上に貢献。
★産業機器・応用技術:製造業向けに産業用計測器や制御システムを提供し、生産プロセスの最適化や品質管理を支援。環境モニタリング技術も強みとしています。
★ライフサイエンス:バイオ医薬品の研究開発に必要な装置や試薬を提供。新薬開発の効率向上や医療技術の発展を支えています。
【出典】
【事業構成】
【地域別売上高】