META(メタ)今後の見通し
メタ・プラットフォームズ(Meta Platforms, Inc.)の今後の見通しを考えるために、まず、金利と株価チャートの推移を参照し、次に、直近の決算を確認します。
目標株価やPERなどの情報も踏まえて主な指標についても掲載します。
金利と株価:過去~現在
※チャート左目盛り:青線は株価推移、赤線は200日移動平均線
※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り
※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。
銘柄比較については関連記事(GOOGLとMETAを比較:アルファベット(グーグル)とメタ(フェイスブック))を参照
直近決算
META(メタ)は2024年10月30日(米国時間)に決算を発表しました。
★業績
《四半期》
・EPS:予想5.25$→結果6.03$
・売上高:予想402.9億$→結果405.9億$(前年同期比+19%)
・アクティブユーザー数:予想33.1億人→結果32.9億人
★ガイダンス
《四半期》
・売上高:予想463億$→結果450~480億$
★出所
・IRプレスリリース
・予想値はstreet insiderを参照しました。
企業概要
メタ・プラットフォームズ(旧名フェイスブック:facebook)は世界最大のSNSです。
もともと、FBは2004年にハーバード大の学生だったザッカーバーグ氏が立ち上げた学内の実名交流サイトでした。
それが06年の一般開放を経て、世界を席巻。
2012年には「NASDAQ lOO指数」に入り、写真共有サービスの「インスタグラム」を買収。
14年にはゴーグル型バーチャルリアリティー技術をてがける「オキュラスVR」やチャットアプリの「ワッツアップ」の買収を行いました。
画像共有アプリのインスタグラムのM&Aで成長を加速し、近年はEコマースや動画配信を導入。動画配信サービスWatchではプレミアムコンテンツのライブラリによる広告収入や視聴料などで収益化するビジネスモデルを構築中です。
買収したインスタグラムやワッツアップとの相乗効果を図り、最近ではインスタグラムにアプリを離脱することなくプロダクトを購入できるチェックアウト機能が実装されました。
仮想通貨リブラ計画に関しては規制当局の反応が険しく、前途多難。
最近は仮想現実や人工知能の分野に注力しています。
2021年11月に社名を変えたのは、今後は「AR(拡張現実)」と「VR(仮想現実)」の端末(ヘッドセット「Oculus Quest」等)を使い、人々がつながるデジタル空間(「メタバース」)に力を入れることをPRするためです。
この分野がどれだけ収益に結び付くのかは未知数ですが、その方針については、様々な賛否が出ている状況です。
2022年には大きく株価を下げましたが、それでも、その事業の世界的な広がりには無視しがたい力があります。
【地域別売上高】