47都道府県GDPランキング|東京・大阪・愛知を世界各国と比較【2022年度】
今回は、日本の都道府県のGDPに相当する「県内総生産」の規模について考えてみます。
名目値で比較し、47都道府県のランキングと、上位の都道府県や地域経済圏が世界各国のGDPランキングでどのあたりに位置するのかを調べます。
日本は世界有数の経済規模を持つ国ですが、それを都道府県や地域経済圏に区切ると、どの国と同じぐらいの規模になるのでしょうか。
なお、都道府県については、正式には「国内総生産」ではなく「県内総生産」と呼びます。本記事では国別GDPとの比較を分かりやすくするため、見出しや本文の一部で便宜的に「都道府県GDP」と表記しています。
情報更新日:2026年9月16日
比較結果を先にまとめると、次の通りです。
比較方法と使用データ
計算過程は以下の通りです。
- 各都道府県の名目県内総生産は、内閣府「県民経済計算」の「県内総生産(生産側、名目)」から取得しました。[1]
- 世界各国の名目GDPは、世界銀行の「GDP (current US$)」の2022年値を使用しました。世界銀行の過去データは改定されることがあるため、2026年9月16日時点で再確認しています。[2]
- 内閣府の2026年8月7日更新ページでは、2023年度値は42都道府県・3政令指定都市分までの掲載です。47都道府県を同じ年度で横並び比較できる最新年度として、引き続き2022年度(令和4年度)を使用します。比較対象国も2022年にそろえました。[1]
- 都道府県側は2022年度のフローなので、ドル換算には内閣府が2022年度県民経済計算の国際比較で採用した1ドル=135.4円を使用しました。このレートは東京市場インターバンク直物中心相場の各月中平均値を2022年度の12か月で単純平均したものです。[3]
【データ年度について】2026年9月16日時点でも2023年度の47都道府県分はそろっていません。そのため、ランキング自体は2022年度のままです。今回の更新では、公表状況の確認に加え、ドル換算レートを2022暦年平均から2022年度平均へ変更し、地域区分も内閣府の2022年度県民経済計算の区分に合わせました。
47都道府県GDPランキング【2022年度】
以下は、内閣府の2022年度「県内総生産(生産側、名目)」をもとにした47都道府県のランキングです。円建ての県内総生産と、2022年度の平均為替レート1ドル=135.4円で換算した米ドル額を掲載しています。[1][3]
【ご注意】県内総生産は2022年度、国別GDPは2022暦年です。対象期間は完全には一致しません。ドル換算額は比較のための参考値であり、為替変動によって大きく変わります。
| 順位 | 都道府県 | 県内総生産 (億円) |
ドル換算 (百万ドル) |
|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 1,202,199 | 887,887 |
| 2 | 大阪府 | 431,242 | 318,495 |
| 3 | 愛知県 | 430,831 | 318,191 |
| 4 | 神奈川県 | 351,594 | 259,671 |
| 5 | 埼玉県 | 246,656 | 182,168 |
| 6 | 兵庫県 | 234,626 | 173,284 |
| 7 | 千葉県 | 214,143 | 158,156 |
| 8 | 北海道 | 208,892 | 154,278 |
| 9 | 福岡県 | 201,872 | 149,093 |
| 10 | 静岡県 | 182,711 | 134,942 |
| 11 | 茨城県 | 145,856 | 107,722 |
| 12 | 広島県 | 124,761 | 92,143 |
| 13 | 京都府 | 111,076 | 82,035 |
| 14 | 群馬県 | 97,620 | 72,097 |
| 15 | 宮城県 | 96,147 | 71,010 |
| 16 | 栃木県 | 95,962 | 70,873 |
| 17 | 新潟県 | 90,429 | 66,787 |
| 18 | 長野県 | 89,182 | 65,866 |
| 19 | 三重県 | 84,906 | 62,708 |
| 20 | 岐阜県 | 82,252 | 60,747 |
| 21 | 福島県 | 78,650 | 58,087 |
| 22 | 岡山県 | 73,450 | 54,247 |
| 23 | 滋賀県 | 70,060 | 51,743 |
| 24 | 熊本県 | 65,651 | 48,487 |
| 25 | 山口県 | 63,062 | 46,575 |
| 26 | 鹿児島県 | 60,486 | 44,672 |
| 27 | 愛媛県 | 51,381 | 37,948 |
| 28 | 富山県 | 49,276 | 36,393 |
| 29 | 大分県 | 49,007 | 36,194 |
| 30 | 岩手県 | 47,970 | 35,428 |
| 31 | 石川県 | 47,173 | 34,840 |
| 32 | 長崎県 | 46,536 | 34,369 |
| 33 | 沖縄県 | 44,615 | 32,951 |
| 34 | 青森県 | 44,391 | 32,785 |
| 35 | 山形県 | 43,404 | 32,056 |
| 36 | 和歌山県 | 39,961 | 29,513 |
| 37 | 香川県 | 39,722 | 29,337 |
| 38 | 奈良県 | 39,210 | 28,959 |
| 39 | 宮崎県 | 37,669 | 27,821 |
| 40 | 山梨県 | 37,150 | 27,437 |
| 41 | 秋田県 | 36,293 | 26,804 |
| 42 | 福井県 | 34,943 | 25,807 |
| 43 | 佐賀県 | 32,798 | 24,223 |
| 44 | 徳島県 | 32,658 | 24,120 |
| 45 | 島根県 | 27,527 | 20,330 |
| 46 | 高知県 | 24,074 | 17,780 |
| 47 | 鳥取県 | 19,122 | 14,123 |
東京都の県内総生産は2022年度に約120兆2,199億円で、2位の大阪府、3位の愛知県を大きく上回っています。大阪府と愛知県は約43兆円でほぼ並び、4位は神奈川県、5位は埼玉県です。[1]
一方、このランキングは地域全体の経済規模を示すものであり、住民1人当たりの豊かさを示すものではありません。人口、物価、所得水準を比べる場合は、1人当たり県内総生産や県民所得などを別に確認する必要があります。
東京都と地域経済圏のGDPを世界各国と比較
まず、東京都と主な地域ブロックの名目経済規模を世界各国と比較します。国別GDPは世界銀行の2022年値を2026年9月16日時点で再確認しています。[2]
【ご注意】以下の数値は、都道府県側が2022年度、国別GDPが2022暦年の名目値です。金額は市場為替レートによる比較であり、物価水準を調整した購買力平価(PPP)による比較ではありません。
関東圏のGDPはブラジルとメキシコの間
内閣府の地域区分に合わせ、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、長野を合計した関東圏は、約1兆8,319億ドルです。2022年のブラジル約1兆9,519億ドルを下回る一方、メキシコ約1兆4,665億ドルを上回ります。[2][3]
東京都のGDPはいくら?トルコに近い経済規模
東京都だけでも約8,879億ドルあります。2022年のトルコは約9,071億ドル、スイスは約8,285億ドルで、東京都は両国の間に位置します。[2][3]
中部圏と近畿圏はポーランドに近い
中部圏は約6,736億ドル、近畿圏は約6,840億ドルです。2022年のポーランドは約6,956億ドルで、どちらも比較的近い規模です。[2]
北海道・東北圏はタイに近く、九州・沖縄圏は4,000億ドル弱
北海道・東北圏は約4,772億ドルで、タイの約4,956億ドルに近い規模です。九州・沖縄圏は約3,978億ドルで、デンマークの約4,019億ドル、フィリピンの約4,044億ドル、マレーシアの約4,076億ドルをやや下回る水準です。[2]
中国地方は約2,274億ドルで、カザフスタンの約2,255億ドルに近く、カタールの約2,357億ドルを下回ります。四国地方は約1,092億ドルです。
本記事の地域ブロックは、内閣府が2022年度県民経済計算の国際比較で用いた区分に合わせています。[3]
- 北海道・東北:北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、新潟
- 関東:茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、長野
- 中部:富山、石川、福井、岐阜、静岡、愛知、三重
- 近畿:滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山
- 中国:鳥取、島根、岡山、広島、山口
- 四国:徳島、香川、愛媛、高知
- 九州・沖縄:福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄
| 日本の地域 | GDP相当 (百万ドル) |
比較対象 | 比較対象のGDP (百万ドル) |
|---|---|---|---|
| 関東圏 | 1,831,877 | ブラジルより小さく、メキシコより大きい | 1,951,924/1,466,465 |
| 東京都 | 887,887 | トルコより小さく、スイスより大きい | 907,118/828,509 |
| 近畿圏 | 684,029 | ポーランドに近い | 695,608 |
| 中部圏 | 673,628 | ポーランドに近い | 695,608 |
| 北海道・東北圏 | 477,235 | タイに近い | 495,645 |
| 九州・沖縄圏 | 397,809 | デンマークをやや下回る | 401,946 |
| 中国地方 | 227,417 | カザフスタンに近い | 225,496 |
| 四国地方 | 109,184 | 単独で1,000億ドルを超える | ― |
主要都道府県のGDPを世界各国と比較
次に、主要な都道府県を世界各国と比較します。
大阪府と愛知県のGDPはほぼ同規模
大阪府は約3,185億ドル、愛知県は約3,182億ドルで、ほぼ同規模です。2022年のコロンビア約3,456億ドルを下回る一方、チェコ約3,018億ドル、チリ約3,012億ドルを上回ります。[2]
神奈川県はポルトガルを上回る
神奈川県は約2,597億ドルで、ポルトガルの約2,569億ドルを上回る一方、フィンランドの約2,803億ドルを下回ります。中国地方全体の約2,274億ドルは、カザフスタンの約2,255億ドルに近い規模です。
埼玉・兵庫・千葉・北海道・福岡も中規模国に匹敵
埼玉県は約1,822億ドルでハンガリーの約1,775億ドルを上回ります。兵庫県は約1,733億ドルでハンガリーをやや下回り、千葉県は約1,582億ドルでウクライナの約1,620億ドルに近い水準です。
| 都道府県・地域 | GDP相当 (百万ドル) |
上回る国 | 下回る国 |
|---|---|---|---|
| 大阪府 | 318,495 | チェコ(301,831) | コロンビア(345,632) |
| 愛知県 | 318,191 | チリ(301,227) | コロンビア(345,632) |
| 神奈川県 | 259,671 | ポルトガル(256,899) | フィンランド(280,253) |
| 中国地方 | 227,417 | カザフスタン(225,496) | カタール(235,709) |
| 埼玉県 | 182,168 | ハンガリー(177,537) | ― |
| 兵庫県 | 173,284 | ― | ハンガリー(177,537) |
| 千葉県 | 158,156 | ― | ウクライナ(161,990) |
| 北海道 | 154,278 | ― | 千葉県より小さい |
| 福岡県 | 149,093 | ― | 北海道より小さい |
| 静岡県 | 134,942 | モロッコ(130,952) | 福岡県より小さい |
こうして見ると、日本の各地域や主要な都道府県が、単独で一つの国に匹敵する、あるいはそれを上回る経済規模を持っていることが分かります。
比較を見る際の注意点
ドル建ての名目GDPは為替レートの影響を強く受けます。本記事では2022年度の県内総生産を換算するため、内閣府の国際比較と同じ2022年度平均の1ドル=135.4円を採用しています。[3]
前回版で使用していた2022暦年の年平均レート1ドル=131.49814円より円安の換算レートになるため、ドル換算した都道府県の経済規模は前回版より約3%小さくなります。これは県内総生産そのものが減ったことを意味しません。
また、都道府県GDPは年度、国別GDPは暦年です。人口規模も地域によって大きく異なるため、生活水準を比べる場合は、1人当たりGDPや物価水準などを別に確認する必要があります。
本記事の数字は、厳密な世界順位を決めるものではなく、日本の地域経済の大きさを世界各国と比較して実感するための目安として見るのが適切です。
都道府県GDPに関するよくある質問
都道府県のGDPとは何ですか?
正式には「県内総生産」と呼ばれ、都道府県内で一定期間に生み出された付加価値の合計を示します。
東京都のGDPは世界で何位相当ですか?
2022年度の東京都の県内総生産を2022年度平均レートでドル換算すると約8,879億ドルです。2022年の国別GDPと比べると、トルコを下回り、スイスを上回る規模です。[2]
関東地方のGDPはいくらですか?
本記事の関東圏は、内閣府の地域区分に合わせ、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、長野の合計です。2022年度のドル換算額は約1兆8,319億ドルです。[3]
都道府県GDPの最新年度はいつですか?
2026年9月16日時点で、47都道府県すべてを同じ年度で比較できる最新年度は2022年度です。2023年度については、内閣府の2026年8月7日更新ページで42都道府県・3政令指定都市分まで掲載されています。[1]
都道府県GDPと1人当たりGDPは同じですか?
異なります。都道府県GDPは地域全体の経済規模を示します。住民1人当たりの経済規模や所得水準を比べる場合は、人口で割った指標を確認する必要があります。
※日本の都道府県GDPは、内閣府「県民経済計算」の2022年度(令和4年度)県内総生産(生産側、名目)を使用しています。各国GDPは、世界銀行「GDP (current US$)」の2022年値を使用しています。ドル換算は、内閣府が2022年度県民経済計算の国際比較で採用した1ドル=135.4円を使用しました。金額は百万ドル単位で四捨五入しているため、合計と内訳が完全には一致しない場合があります。また、世界銀行の過去データは各国統計の改定などにより更新されることがあります。
【注】(出典リンク)
- 都道府県の県内総生産・最新公表状況・修正情報 → 内閣府「県民経済計算」/2022年度(47都道府県分)統計表/県民経済計算 正誤情報。2023年度統計表は2026年8月7日時点で42都道府県・3政令指定都市分。確認日:2026-09-16。↩
- 各国の名目GDP(2022年値) → World Bank「GDP (current US$)」。過去値は統計改定で更新される場合があるため2026年9月16日に再確認。確認日:2026-09-16。↩
- 2022年度県内総生産のドル換算レート・地域ブロック・国際比較 → 内閣府経済社会総合研究所「令和4(2022)年度県民経済計算について」(2026年1月)。2022年度の換算レートは1ドル=135.4円。確認日:2026-09-16。↩

