HON(ハネウェルインターナショナル)今後の見通し
ハネウェルインターナショナル(Honeywell International Inc.)の今後の見通しを考えるために、まず、金利と株価チャートの推移を参照し、次に、直近の決算を確認します。
目標株価やPERなどの情報も踏まえて主な指標についても掲載します。
金利と株価:過去~現在
※チャート左目盛り:青線は株価推移、赤線は200日移動平均線
※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り
※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。
銘柄比較については関連記事(GEとHONを比較:ゼネラルエレクトリックとハネウェル)を参照
直近決算
2024年10月24日(米国時間)にハネウェルインターナショナルは決算を発表しました。
★業績
《四半期》
・EPS:予想2.5$→結果2.58$
・売上高:予想99.1億$→結果97.3億$(前年同期比+6%)
★ガイダンス
《通年》
・EPS:予想10.13$→結果10.15~10.25$
・売上高:予想392億$→結果386~388億$
★出所
・IRプレスリリース
・予想値はstreetinsiderを参照しました
企業概要
ハネウェルインターナショナルは航空機エンジンや交通システムなどに多角化を図るコングロマリット(複合企業体)です。
本社をニュージャージー州に置き、航空宇宙分野、ビルテクノロジー、機能材料テクノロジー、安全生産の4部門で製品・サービス事業を展開しています。
(具体的には、航空宇宙分野の製品およびサービス、ターボチャージャー、制御・感知・セキュリティ用テクノロジー、自動車用製品、電子・先端材料、特殊ケミカル、精製・石油化学用加工技術、省エネ製品など)
HONの歴史を振り返ると、1920年に創業し、1985年に上場。
1998年にアライドシグナルと合併し、現社名に変更。2016年にはUTX(ユナイテッドテクノロジー)に合併を提案したものの、実現には至らず、単独で事業基盤の強化を目指しました。
18年10月には、交通システムと家庭関連事業を分離。
21年3月には建物内通信システムを開発するフィブレックス社を傘下に収めました。
事業の構成は以下の通り(年次決算は12月)。
*航空=航空宇宙、材料=機能材料、S&P=Safety and Productivity Solutions、ビルテク=ビルテクノロジー
【事業構成】
【地域別売上高】