NEE:ネクステラエナジーの株価·チャート
ネクステラエナジー(NextEra Energy, Inc.)の株価チャートの推移と主な指標(目標株価やPERなど)を確認します。
金利と株価:過去~現在
※チャート左目盛り:青線は株価推移、赤線は200日移動平均線
※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り
※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。
企業概要
ネクステラ・エナジーは、アメリカ・フロリダ州に本拠を置く北米最大級の電力会社です。
規制型電力事業と再生可能エネルギー事業の両軸で成長を続けており、特に風力発電および太陽光発電分野において世界をリードする企業の一つです。
同社は、フロリダ・パワー&ライト(FPL)とNextEra Energy Resources(NEER)の二つの主要子会社を通じて事業を展開し、安定した電力供給とクリーンエネルギーの推進を両立させています。
安定したキャッシュフローを活かし、毎年の増配を実施。連続増配企業としても評価されています。
主な事業領域は以下の通りです。
★規制型電力事業(FPL)
・フロリダ州最大の電力供給会社
・500万世帯以上に電力を提供
・天然ガス、原子力、太陽光など多様な電源を活用
★再生可能エネルギー事業(NEER)
・北米最大級の再生可能エネルギー事業者
・風力発電、太陽光発電、バッテリー貯蔵事業を展開
・米国33州およびカナダで事業を展開
★技術革新とスマートグリッド
・スマートメーター導入による電力供給の最適化
・AIやビッグデータ活用による需要予測
・電力貯蔵技術の研究開発
NEEの売上の約7割は規制型電力事業、約3割は再生可能エネルギー事業から構成されており、安定した収益基盤を確立しています。
社史をさかのぼると、NEEの起源は1925年に遡り、1978年に現在の企業名へと改称しました。
フロリダ州を中心に規制型電力事業を展開しながら、90年代以降は再生可能エネルギー分野への進出を加速させました。
風力・太陽光発電の拡大に伴い、電力貯蔵技術やスマートグリッドの開発にも注力。
これを通して、より安定的なエネルギー供給を実現し、持続可能な電力網の構築を進めています。
2018年、NEEはフロリダ州北西部の電力会社ガルフ・パワーを買収し、規制型電力市場での影響力をさらに強化。
再生可能エネルギー分野でも積極的な買収を進め、新興市場への参入を拡大しています。
環境対策としては、2050年までのカーボンニュートラル達成、再生可能エネルギー発電能力の拡大、送電網の電力効率改善などを掲げています。
今後の戦略としては風力・太陽光発電プロジェクトのさらなる拡充、エネルギー貯蔵技術の開発、グローバル市場への進出などを推進。
課題としては、各国・各地域での規制対応、エネルギー価格変動リスクへの対応、競争環境の激化などが挙げられています。
【出典】