SNOW(スノーフレーク)今後の見通し

AI(人工知能),SaaS(クラウド+サブスク),情報技術

スノーフレーク(Snowflake Inc.)の今後の見通しを考えるために、まず、金利と株価チャートの推移を参照し、次に、直近の決算を確認します。

目標株価やPERなどの情報も踏まえて主な指標についても掲載します。

金利と株価:過去~現在

※チャート左目盛り:青線は株価推移赤線は200日移動平均線

※チャート右目盛り:緑線は10年国債利回り

※株価の成長率や前日比(前日始値~前日終値)、52週高値/安値のほか、PER(株価収益率)、時価総額、株式数、取引の出来高などの内容を更新。リアルタイムは無理ですが株価は最大20分ディレイでフォロー。

直近決算

スノーフレークは2月26日(米国時間)に決算を発表しました。
★業績
《四半期》
・EPS:予想0.17$→結果0.3$
・売上高:予想9.56億$→結果9.87億$(前年同期比+27%)
★ガイダンス
《四半期》
・製品売上高:予想9.43億$(前年同期比+28%)
★出所
IRプレスリリース
・予想値はstreet insiderを参照しました。

企業概要

スノーフレーク(Snowflake Inc.)は、クラウドベースのデータウェアハウスサービスを提供するアメリカの成長企業です(2012年設立。本社はモンタナ州ボーズマン)。

そのプラットフォームは、様々な場所に分散したデータを統合し、企業全体でデータを共有・活用できるようにします。

(顧客は、データレイクに非構造化データや半構造化データを格納し、それらを分析して結果をデータウェアハウスに保存し、組織内で共有する)

これにより、企業は蓄積されたデータをビジネス上の意思決定に役立てることができます。

このサービスはクラウド上でデータの保存と分析を行う「データウェアハウス・アズ・ア・サービス(Data Warehouse as a Service)」であり、この市場は、Amazon Web Services(AWS)、Google Cloud Platform(GCP)、Microsoft Azureといった大手クラウドベンダーが競合しています。

SNOWのプラットフォームは、以下の特徴を備えています:

★最適化されたストレージ:データの種類や規模に関係なく、ほぼ無限のスケールでデータにアクセス可能。

★伸縮性のあるマルチクラスターコンピュート:ユーザー数やデータ量に応じて、計算リソースを自動的に調整し、常に高いパフォーマンスを提供。

★クラウドサービス:自動化されたサービスにより、複雑なリソース管理を不要とし、コスト効率の高い運用を実現。

★Snowgrid:複数のリージョンやクラウド間でデータとアプリケーションを安全かつシームレスに接続します。

近年、SNOWはAI分野での取り組みを強化しており、SNOEはAnthropicとのパートナーシップを締結。

そのプラットフォーム上でAnthropicの大規模言語モデルを活用することで、顧客のAIアプリケーションを強化しています。

【出典】

Posted by 南 一矢